日常エッセイ−12

「スラムダンクについての一考察」

(1995年8月執筆/1999年8月加筆)



 私はよく漫画を読んでいた方だが(さすがに最近はあまり読んでいない)、「スラムダンク」は少年漫画の中で群を抜いて好きな作品だった。話良し、キャラクター良し、絵のレベル良し。すべてにおいてパーフェクトな漫画だと思っている。そう思っているのは別に私だけではないだろう。一時期の国民的なブームからも、「スラムダンク」が幅広い層から支持され、愛されていたのがよく分かる。

 さて、いきなり下世話な話になって申し訳ないが、好きな漫画(本でもそうだが)の作者が美人だったりハンサムだったりすると、なんだか単純に嬉しくなったりはしないだろうか。私はそういうしょうもないことを積極的に気にするタイプではないが、やはり人間心理として、作者が美男美女だと得した気分になることがある。
 基本的にブックカバーなどに作者の顔写真を載せる必要はないと思うが、そこに整った顔があれば、「ほほ〜う」と作品にプラスαの評価を与えてしまうのが人情ってものじゃなかろうか。

 話を「スラムダンク」に戻そう。と言うか、「スラムダンク」の作者、井上雄彦氏の話題に移りたい。
 私は井上雄彦はハンサムだな、と思っていた。(←既に過去形) 作品に惚れているのだから、作者の顔などどうでも良いのは理性では分かっている。が、井上雄彦は幸運にもハンサムだったのだ。手放しで喜んでも罰は当たるまい。そう思っていた矢先、私は店頭に平置きされた「スラムダンク」の新刊24巻を手に取り、なんとなく表紙を捲った。

 ──ここで、だ。「スラムダンク」24巻を買った(持っている)皆さんに一つ聞きたい。
 24巻の前表紙折り込みにある井上雄彦の写真……どう思われるだろうか? この写真は……ちょっと、どーゆーつもりィ?って感じがするのだが……。
(※注意:持っていない方は、是非機会があれば書店で確認して頂きたい。「スラムダンク」24巻の表紙を捲って頂ければきっと共感して頂けると思う)

 このようなブックカバー用の写真は通常何枚くらい撮るのか知らないが、仮にも初版で何百万部も刷るのだから、2〜3枚ってコトはナイと思うのだが……。なのに……確実に何十枚かある写真の中から選んだ写真がよりにもよって何故!あの写真なんだッッ?!
 編集者ァッ! 出て来ーいッッ!

 また井上雄彦もオアツラエ向きのポーズを取っているし……。髭もどうかと思っていたが、もうこの際髭はいい、許す(←オメーが許可を出すなッッ!って感じですね……) だが、その口許に中途半端に添えられている五本の指がキッチリ揃った右手にはどんな意味があるっていうのだ……?
 何が嬉しいのか知らんが、眼ェ瞑った挙げ句に歯を出して笑わないでくれッッッ!!! もぅ……11、12、13、17巻の写真なんかちゃんとカッコイイのに……普通にしていれば充分ハンサムなんだから、キをテラわないでほしい……。

 ――と、まぁ、24巻に対しては以上のような感想を抱いた。あの写真に動揺したのは、私だけではないと思うのだが、どうなのだろう。それとも、ヤッパリあの写真は別人なのだろうか……(←是が非でも井上雄彦とは認めたくないらしい)

 私のどうでもいい悩みは果てしなく続く……。



【デジカメ購入による資料追加】

★「11、12、13、17巻の写真なんかちゃんとカッコイイのに……」


★問題の24巻……



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