2011年10〜12月の日常日記&コラム
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先月9月から始めた感情グラフ記録は依然として続いております。月平均が「+1」くらいになったら最高なんですが、現在正確に出していませんがイメージ的に「-1」くらいなんじゃないかな……。
| 日記の小見出し一覧 | ||
| 10/18(火) 10月前半のまとめ | 11/4(金) 舌鋒鋭い櫻井よしこ | 11/12(土) 櫻井よしこの多面性 |
| 11/26(土) 必読の現状把握 | 11/27(日) カタログハウスの取り組み | 12/18(日) セミナー参加のススメ |
| 12/19(月) 南相馬市の現状 | 12/29(木)〜1/5(木) フランス旅行/パリ市内+モン・サン・ミッシェル | |
しばらく日記が滞っておりました。だって何か書こうと思っても、世の中暗い話題ばかりなんですもの……。
2011年10月18日(火) 10月前半のまとめ
ライブではニュースのトップを芸能ネタが占めるなど、作為的能天気ムードが立ち込めていますが、さすがにそれに流されるほど思考停止状態にもなれず、目や耳に飛び込んでくるのは「終息不可能な原発事故」「止まらない放射能汚染拡大」「公務員宿舎建設、中止ではなく凍結」「農業を殺すTPP」「ギリシャ破綻」「円高の歯止めはいつ?」「沖縄米軍基地問題」「タイの大洪水」「2020年オリンピック招致都議会で決定」などなど。
日々心に残ったニュースを書き留めているのですが、明るい話題なんてこの半月で片手もあったかどうか……。
書き留めたメモの良いニュースだけ抜粋すると↓こんな感じです。最後のは息抜きトピックス。
脱原発:東京で大規模集会 避難者も叫び 9月20日 朝日新聞
国民意見「脱原発」が98% 原子力委、大綱議論再開 9月27日 共同通信
東京電力福島第1原発事故後、原子力委に国民から寄せられた原発に関する意見のうち98%を「脱原発」が占めたと報告された。
「脱原発」飯田哲也氏を起用 経産省のエネルギー問題委 9月27日 共同通信
委員には菅直人前首相に近く「脱原発」を主張する飯田哲也環境エネルギー政策研究所長、電力会社の「発送電分離」論者の八田達夫大阪大招聘教授らを起用。
右翼による「脱原発デモ」周辺住民や参加者の声を聞く 9月27日 日刊SPA!
野田総理の地元である千葉県船橋市。この場所で、右派主導のデモを主催する団体「右から考える脱原発ネットワーク」による「新総理の膝元で脱原発を問う」と銘打たれた脱原発デモが開催された。
JCO臨界事故:国を痛烈批判 茨城・東海村で臨時の朝礼 9月30日 毎日新聞
村上達也村長は職員約100人を前に「人に冷たく無能な国に原発を持つ資格はない」と国を痛烈に批判。「脱原発」の姿勢を鮮明にした。
日本人こそ見直したい、世界が恋する日本の美徳 10月7日 ダイヤモンド・オンライン
家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 2010年7月17日 Yahoo!知恵袋
妻はどうして欲しいのか? そしてこの先どこに行きたいのか? 全く分かりません。誰か教えてください。
そして、悪いニュースはこの5倍くらいは軽くあった訳ですが……。
最もホットな悪いニュースはたった今報道された「オリンピック招致、都議会で可決」……いよいよ「石原の妄執再び」ですか……。
五輪招致決議 都議会が可決 10月18日 産経新聞
東京都議会は18日、2020年夏季五輪とパラリンピックの東京招致を求める決議案を、民主、自民、公明などの賛成多数で可決した。
2020年オリンピック招致 都に寄せられた「都民の声」について(PDF) 9月26日 日本共産党東京都議会議員団
寄せられた声の内訳……招致「反対」82%、「賛成」9%、「どちらとも言えない」9%
これだけ日本各地で地震が多発し、いつ東京に大震災がやってきてもおかしくないというところまで来て、防災に金をかけずにほぼ望みのないオリンピック招致なんぞに現を抜かす老害都知事・石原……。前回のオリンピック招致で既に150億円もの表面損失額を生み出しているってのに、懲りもせず同じことを繰り返す。石原都政の無駄遣いは1兆円以上と試算されていますが、まだまだその記録を更新し続ける気満々なご様子。しかし忘れちゃいけない、この人を選んだのは投票者の4割ですからね。本当に都民の8割が反対しているなら、選挙で正しい人を選びましょうよっての。
話は少し切り口を変えますが、今回の都議会、このオリンピック招致決議で明確な反対を表明したのは共産党(だけ? ニュースでは「反対は共産党」しか報道してなかった)。遡って、九州電力の原発賛成やらせの件↓も、揉み消されそうになった告発を国会で取り上げたのは共産党。
やらせ告発あるも詳細調べず 9月30日 NHKニュース都内の詳細放射能汚染マップを作って早い段階で公開したのも共産党。そもそも311以前から津波による原発事故の危険性について散々警鐘を鳴らしていたのも共産党。
佐賀県の九州電力玄海原子力発電所の運転再開を巡るメール問題で、枝野経済産業大臣は、30日、この説明会を中継した番組にいわゆる「やらせ」があることをすでに告発する意見が寄せられたにも関わらず、詳しく調べていなかったと明らかにしました。
色々言われ易いポジションにいながら、企業献金も受け取らず、地味に地道に頑張ってるよ、共産党は……。
書きたいことは多々あれど、まだ週初めなので最後に必読ニュースの転載で結びましょうか。
知恵と情報が詰まった農業を殺すTPP 10月14日 日刊ゲンダイ
ドイツ&フランス発、福島原発現場と作業員の報道 10月 すべては「気づき」
なぜ日本の出来事であり、一番重要なことでもあるのに、日本のメディアはまったく原発事故の続報について報じないのでしょうか。人々の目を大事なことから反らさせるようなくだらない報道ばかり、酷い情報統制ぶりです。この国のマスコミ機能はもはや北朝鮮以下。池上彰などを使って、安全デマ報道しているその実態は、外から見たら本当に酷いもの。今、真実を伝えてくれるのは海外メディアしかありません。
日本の食品基準は甘すぎ ベラルーシ専門家が批判 10月12日 共同通信
チェルノブイリ原発事故後の住民対策に取り組んできたベラルーシの民間の研究機関、ベルラド放射能安全研究所のウラジーミル・バベンコ副所長が12日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。東京電力福島第1原発事故を受け、日本政府が設定した食品や飲料水の放射性物質の基準値が甘すぎ、「まったく理解できない」と批判、早急に「現実的」な値に見直すべきだと述べた。
基準値が異なれば、見える世界が変わってくる 10月12日 DTNews
福島の米の放射線検査、安全宣言の1割以上が20ベクレル以上。つまり1割のコメは、基準を変えるだけで汚染米になってしまうわけです。
福島原発事故、遺伝子突然変異は人類にとっての問題 10月6日 swissinfo.ch
「低線量被曝でもDNAは損傷を受け、突然変異を起こす。その結果が現れるのは、さまざまな要因が絡み約10世代も後のことだ。だが、それは人類にとって大きな問題になる」と、スイスの内科医マルティン・ヴァルター氏は話す。
上杉隆氏 鉢呂前経産相の「死の町・放射能」発言の裏側明かす 10月28日号 週刊ポスト
鉢呂氏は福島第一原発周辺の放射線量を年間1ミリシーベルトへ下げる除染作業を提唱し、経産省の原子力行政改革にも意欲的だった。原子力ムラにしがみつく官僚とメディアは、情報操作によって鉢呂氏を「辞任」に追い込んだのだ。
本日放送の金曜スーパープライム「所&さんまの世の中を動かしているのは誰だ会議(2)」、全部は観ていないのですが、最後の15分くらい流し見していて、櫻井よしこの絶妙なコメント(というかツッコミ)に釘付けになりました。何だこの人、こんなに面白い人だったのか?!
2011年11月4日(金) 舌鋒鋭い櫻井よしこ
私が見始めた時の話題は、「少女時代、東方神起を育てた韓流ブームの仕掛人が緊急来日!韓流ブームの裏に隠された驚きの日本戦略とは?」というもので、この韓流ブームの仕掛人が「今に韓国・日本などという括りを取っ払ってアジア戦略として世界を相手に戦う時代が来る。それが私の夢だ」という主旨の発言をすると、さんまが実に下らないチャチャを入れたんですね。
さんま 「僕なんか『カレー食いたい』とかいう夢しかないですよ」私は主に「うるさいし面白くない」という理由から明石家さんまが好きではないのですが、「本当にこの人ってつまんないコト言うな〜」と冷めた気持ちでさんまのコメントを受け流していたら、思いもよらぬゲスト・櫻井よしこから絶妙なツッコミが!
櫻井 「日本の今っていうのは、仰るように、日本に充分なマーケットがあって、そこそこみんな経済力があるから、さんまさんもジョージさんも充分やって行ける訳ですよね。でもたった30年前の日本っていうのはもっと貧しかったし、その時に日本人はやっぱり外へ出て行こうと思ったんですよ。そのことに気が付けば、日本人だってこれから1億ダウンロードとか100億ダウンロードとか思えばいいだけの話」豊かさに負けた象徴!!! フレーズの美しさにも感動しましたが、かつてさんまの下らない発言を、こんなに端的に切り捨てた人がいたでしょうか?! 漢前すぎる櫻井よしこ!! かなり興奮して、思わずメモメモ。「豊かさに負けた象徴」――いつかどこかで使ってみたいフレーズ……。
さんま 「そうですよね」
櫻井 「さんまさん達が甘えたまんまで『カレーが食べたい』って言ってウケるのは、おそらく日本だけかもしれない」
さんま 「そんな事は無い! そんな事は無い! 世界に通用するジョークやからね!」
櫻井 「カレー食べたっていいんですけどね」
さんま 「いいんですか?」
櫻井 「いいんです、いいんです、豊かさに負けた象徴なんだから」
この感動を早速友人Zにメールすると、こんな返信が……。
櫻井よしこ、見てた。あの人、コメントいちいちおもしろかったよね?我が家でも櫻井よしこというと何となく国粋主義者のような印象がありましたが、母の知人も櫻井よしこ(の著作)を大絶賛していたようなので、今度何か読んでみようかな。
断片的な情報だけで、あの人は右寄りのちょっと偏った人なのかという
イメージがあったんだけど、ちょっと見直そうかと思った。
日本を俯瞰的に見てるコメントだなと。
先日の日記で、深く考えもせずに櫻井よしこの鋭いツッコミに称賛を送っていたら、こんな情報メールをいただきました。
2011年11月12日(土) 櫻井よしこの多面性
櫻井よしこさんについて、10月20日に彼女が「選ぶべきは脱原発ではない」と新聞各紙に
出した意見広告をご存知でしょうか。下記のサイトで意見広告全文が読めます。
http://jinf.jp/news/archives/6127
この意見広告に関して、ロゴデザインを使用された横尾忠則氏は正式に抗議、反原発を明示。
再生エネルギーでこの件に関わる飯田哲也氏はツイッターで櫻井氏に反論、説得を試みると明言。
紹介されているサイトを見ると、櫻井よしこの意見広告が……「選ぶべきは脱原発ではありません」ですと?! えええぇぇぇ?? あんなに鋭いコト言える人がコレ?
秀逸だった「豊かさに負けた象徴」発言に魅せられて、図書館で2000年発行の櫻井よしこ著書「大人たちの失敗」を読んだのですが、まともと言うか、ルポ的な側面の強い本なので、彼女の思想よりも現状が見えるだけなので、普通に読めます。身近な社会問題を扱った全9章からなる知的武装レポートなワケですが、第4章は環境問題で、その中の「ダイオキシン汚染大国」では、(概念的に)「ダイオキシン」をそのまま「放射能」に置き換えてもいいようなコトを言っているのですが……。こんなヒトが反脱原発?? ダイオキシン汚染は社会問題視しているのに、放射能汚染はOKなんですか?? 櫻井よしこの中の基準が分からん……。
ウィキペディアを読むとやはり当初の印象通り、筋金入りの国粋主義者なのは間違いないようです。……と言うか、結構問題言動多いようだな、この人……。面白いコトを言えるセンスと、主義主張はまったく別物ですが、一部の主義主張は同意できるが根底の主義主張には激しく反対ということもある、という良い例でした。
最後に、上記メールを下さった方から紹介された「福島の子供達を救おう」という主旨の署名サイトの紹介メールです。昨日11日に一旦締め切った後、引き続き集めているようですので、ご協力くださる方は是非。
日本在住の皆様へ
福島の勇気あるお母さん達が、自分の子供達を避難させる為に抗議行動を始めました。しかし 、日本政府はこれらの人々の避難に対して何らの援助も行っていません。福島の子供達を守る為に、大規模な国民の抗議が総理大臣を説得できる唯一の手段です。二日後に日本政府はこの問題について緊急会議を開催します。福島の子供たちを救おう!
今現在、福島市とその付近では、数千人の地元住民が、高レベル汚染地区に閉じ込められています。黒い雨が空から降り、地元の農作物は汚染され、津波によって住む場所をなくした家族やその子供達は避難することもできません。それでも政府は彼らを助けることを拒んでいます。
そこで福島の女性たちが動きだしました。日本中から数百人のサポーターが集まり福島の子供たちが避難するための支援を野田総理大臣に求めるため、東京の経済産業省前に座り込み、訴えています。私たちも彼女達と供に訴えることができます。
これは事実上、彼らの命をかけた行動です。放射能汚染の真只中にいる子供達には、時間がありません。 プレッシャーを感じ始め、日本政府は48時間後に緊急会議を開催する予定です。福島の母と子供たちをサポートしよう!トしよう!下記の緊急署名嘆願書に署名の上、このEメールを拡散してください。嘆願書は、会議前に、首相官邸に直接届けます。
http://www.avaaz.org/jp/save_the_fukushima_children_1
我が国は今、選択すべき時にある。家族の価値観を大切にし、全ての子供たちの未来のために国家を再建していくか、困難に直面する人々に対して、このまま見て見ぬ振りを続け見捨てるか。福島に住む家族には一刻の猶予もない。日々大量の放射能を浴び、深刻な健康被害のリスクを高めている。
長期的な放射線被曝は、今日の子供たちだけでなく、その子供たちの子供たちまで、何世代にもわたって悲惨な影響をもたらす。チェルノブイリの事故後、旧ソ連は現在日本で問題となっている地域よりもはるかに低い放射能汚染地区の住人も避難させた。放射能で汚染された地域に取り残された福島市の子供たちは、自主避難に対する政府の援助無しに、この健康を脅かす深刻な状況から抜け出すことはできない。それにもかかわらず、日本政府は汚染レベルが、25年前のチェルノブイリ事故後に旧ソビエト政府が強制避難地区に設定した基準の4倍に達するまで、避難地区の対象としない。
何万もの日本人が力を合わせてこの状況に警報を鳴らせば、情勢を変え多くの家族に希望をもたらすことができる。日本の皆で共に抗議の声を上げ、野田総理大臣に国の信用に関わる問題であることを示し、立ち上がって人々の命を救うよう説得しよう。 緊急会議は二日後に開催されます-- 今すぐ嘆願書にあなたの署名を!ご家族やお友人にこのメールを転送してください。
http://www.avaaz.org/jp/save_the_fukushima_children_1
3月11日、大地震に見舞われた日本は、今もまだその破壊の規模を受け入れようとしている。しかしこの荒廃の中に、国家再建のチャンスがある。私たちの国は今までにないほど団結し、日本のすべての人々のために、よりよい国にしていこうと行動し始めている。今こそ日本の子供たちとその子供たちの子供たちのために、健全な未来の土台を作っていこう。
希望を込めて
Kya, Luis, Dalia, Iain, Antonia, Carol, Emma, Ricken, Diego,その他Avaazチーム一同より
詳細情報:
女性達の反核デモ。
http://www.nipponnews.net/news/womens-anti-nuke-demonstration
フェースブックページ 福島女性たちの座り込み。
http://ja-jp.facebook.com/notes/namida-project/fukushima-womens-sit-in/214560515280077
特集ワイド:女たちの脱原発 座り込み集会ルポ (毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111102dde012040025000c.html
全国女たちの座り込み! (市民社会フォーラム)
http://civilesociety.jugem.jp/?eid=11124
色々書くより、とにかく読んでいただいた方が手っ取り早い。というサイトのご紹介。
2011年11月26日(土) 必読の現状把握
アーバンプレッパー 地震・放射能・パンデミック・経済崩壊・食料価格高騰に備える人々の暮らし方政府を筆頭に、マスコミも一丸となって現状を「なかったこと」にしようと躍起になっていることがよく分かります。分かり易い文章構成で、複雑な展開が非常に明快に記されています。このサイトを読んでいると、証拠が明確に提示されているので、「本当にこんなことが?」と疑う余地もなく、日本の情報統制が中国や北朝鮮を笑えないレベルであることを痛感せざるをえません。
事故直後、(当時の)菅首相、枝野官房長官を「自民党よりはマシでしょう。よくやってる」と評価していたことを恥ずかしく思います……。自民党が良いとは今でも思いませんが、だからと言って民主党もダメだ……。原発事故処理だけでなく、外交にしてもTPPにしても、悪い方向に進んでいるとしか思えない……。
お次は心を打つ熱い叫び。歌(と言うより魂の叫び)にしては17分と長いけれど、聴く価値がありますし、訴えとしてはむしろ凝縮されて上手くまとめられていることに感心しました。
語りたいことは山ほどあれど、取り急ぎはこの2点。FRYING DUTCHMAN humanERROR (約17分)
何かしてあげたいけどお金しか出せなくてモヤモヤしてる人、一杯いると思う。お金を出すことは善意で良いコトだけど、自分が出したお金がその出したところに、どういう風に使われて、どう人の役に立つのか、ってまで考えて義援金を出してる人は少ないね。ただモヤモヤした気持ちをお金でスッキリさせているだけで、無関心な人、多いね。その会社が儲かってるだけかもしれないよ。――11:51より抜粋
9月30日放送のTV番組「NHK首都圏スペシャル/首都圏 放射能汚染 〜不安にどう向き合うか〜」で知ったのですが、通販会社カタログハウスの取り組みが素晴らしいのです。昨日の日記で紹介しているアーバンプレッパーでも取り上げられているので、重ねてになりますがあえて……。
2011年11月27日(日) カタログハウスの取り組み
カタログハウスのアンテナショップ(東京店@新橋)では福島産の野菜を積極的に販売しています。しかも、ベクレル表示付きで!
今回販売する野菜類については、販売前に放射性セシウムの線量をしっかり測定して、安心できる野菜、根菜、果物類だけを陳列いたします。福島県の生産者たちを応援する思いと、安心できる野菜を買いたいという思いを一体化させる企画です。ぜひ、ご来店くださって、福島の生産者たちを応援してあげてくださいませんか。
カタログハウスが詳細のベクレル表示前提で福島産野菜の販売をしていると知って、これこそが私が求めていた対応だと感動しました。
東北を応援したい気持ちは誰にだってあるはずですが、その応援手段として、「身体に害があるかもしれない食品を積極的に食べる」というクレイジーな選択肢を押し付けられるのは「違うだろう」「勘弁してくれ」と思いますし、知識・情報があるが故にこれを拒絶をすれば「放射能恐怖症」のようなレッテルを貼られ、これではまるで魔女狩りです。政府や東電を筆頭に己の失態を隠そうとする原発ムラ勢が、危険を訴えようとする人をモンスターに仕立て上げる雰囲気が、マスゴミ総動員により地味に出来つつある気配を感じる今日この頃……。
広島・長崎、チェルノブイリで起こっている異常な健康被害を、いつまでも「放射能との因果関係は証明されていない」と言い逃れている原発ムラ勢ですが、逆に言えば「放射能と無関係であることも証明されていない」わけで、これでどうして安心できるのか、頭がオカシイとしか思えません。
以下、色々と頑張っていたにも関わらず、魔女狩りに遭って心が折れてしまった放送作家ちだい氏のブログ。Infoseekトップ画面にて紹介されたので、既読の方も多いかも。
福島は安全らしいので、僕にはどうでもよくなった話。 11月22日 チダイズム
これだけ深刻な状況であるにもかかわらず、当の(一部の)福島県民が福島の危険を訴える人々に「風評を広めるな!」と怒っている現実にクラクラしますし、「怒りの矛先が違うだろう」「風評ではなく現実なんですってば!」と苛立ちを感じます。
もちろんこんな人たちは一部でしょうし(……と願いたい)、世の中、皆が同じ意見なんて状態はむしろ不自然ですが、これだけ政府&東電に騙されてきた当事者たちが、たとえ一部であっても未だに「政府が安全って言ってるし」とこの状況下で安心しちゃおうとしていること自体が信じられないのです。騙されるにも程があるでしょうに。
そりゃあ、どうにもならない現実を前に、危険と思うより安全と思う方が精神衛生上、良いのかもしれない。経済的な事情で逃げたくても逃げられないのかもしれない。現実を受け入れるより他に道がないのかもしれない。でも、だからと言って危険な事態を「安全だ!」と他人に強要し、危険性を訴える人々を槍玉に挙げようとするってのは一体……。その元気があったら自分たちをこんな目に遭わせた政府や東電に賠償を求めるよう怒りの声を発する方が自然な流れではないのか。なんでだ。なんでそんなに権力者にとって扱い易いのだ。なんでそんなに踏みつけられても怒らないのだ。そして怒るべき相手には怒らないクセに、あなたたちのために頑張っている人に怒りをぶつけて排除しようとするのだ。訳わからん。
このように被害者同士が足の引っ張り合いのような泥仕合を繰り広げる横で、カタログハウスが「福島県の生産者たちを応援する思いと、安心できる野菜を買いたいという思いを一体化させる企画」を立ち上げ、実行に移しているのです。この企画がどんなにありがたいことか。
私個人の例で言えば、外食では防ぎきれないものの、自宅食だけでもと現時点では岩手以南・静岡以北の野菜はなるべく買わないようにしているし、申し訳ないとは思いますが、福島産・茨城産は絶対に買いません。だから美味しくて新鮮な野菜やキノコ類が全然食べられず、非常に苦しい思いをしています。魚も日本近海で獲れたものは避けているため、フィンランド沖のしょぼい冷凍シシャモを食べながら日本の魚を懐かしんでいます。
10月の時点で分かったことは、流通ラインに乗っている福島産の米の23.4%が「暫定基準値(500Bq)以下だが検出限界値(恐らく6Bq)以上」でした。少なくとも10月時点では76.6%の米が私には購入OKな米だったにも関わらず、23.4%の爆弾が紛れているために「念のため福島の米は買わない」という結果になっているのです。
現実の数値は「農林水産物モニタリング情報〜ふくしま新発売」というサイトで確認することが可能です。このサイトを活用して具体的な数字を追ってみましょう。
★農林水産物モニタリング情報〜ふくしま新発売 にて「米(本調査)」を調査した結果
日本で流通可能な暫定基準値500Bq/kg以下の米の内、
ベラルーシ基準値40Bq/kgで合格するのは 96.4%
かなり安心して食べられるのは 76.6%
【詳細】
2011年10月度の「米(本調査)」で検索すると……該当445件の内、セシウム134・137がどちらもND(検出限界値6Bq以下)だったのは約76.6%(341件)です。NDはゼロではないので、どちらもNDだとしても最大12Bqかもしれない危険性はあります。ここで、日本の穀類の暫定基準値は500Bqですが、ベラルーシでの主食(パン)の基準値は40Bqです。なので、個人的な判断基準としては、NDを最大の6Bqと設定してセシウム134・137の合計値が40Bq以下であれば購入しても良い米と考えます。(できればゼロBqが良いですが、そういう米は子供たちに譲りたいので……) すると、全445件中、40Bq以上は約3.6%(16件)でした。ベラルーシ基準で構わないならば、たった3.6%の基準値超えのために、96.4%の安全な米を敬遠しているのです。
私は、詳細情報さえ明らかになれば福島産だろうが茨城産だろうが、検出値によっては購入します。むしろ、検出値が低い福島産なら数値不明の関東産野菜よりも安心して買えます。加えて、積極的に応援したい気持ちもあるので、検出値さえ低ければ価格が多少高くても福島産・茨城産を買いたいくらいなのです。(西の野菜に比べて美味しいし……)
一部の「暫定基準値以下でも高濃度」の野菜が流通しているために、すべての福島産を敬遠せざる負えない状況は、私にとっては不本意なのです。事実を公開することで得られる販路があるハズなのに、隠蔽することでむしろ善意の購買層まで取りこぼしている馬鹿な現実を、カタログハウスの先駆的活動で覆して行って欲しい! 応援しています!
カタログハウスの公式サイトを見ると様々な画期的取り組みを行っているようで、全体的に応援したくなります。
――ということで、このままではイカンとモヤモヤしている方は是非、以下の署名にご協力ください。原発の反対を集めているものではありません。日本は原発に賛成なのか反対なのか、国民の総意を問う機会を作ろうという根本的なものです。
原発は安心だ心配ないと言ってメルトダウンを惹き起こした電力会社べったりの経産省、過去と現在の与党に、原発の将来を決定する権利なんてあるんだろうか。「今後の原発のありようをきめ権利者は、万一のときには子どもの命、ふるさとの喪失、農業牧畜漁業の崩壊を賭けなくてはならない国民一人一人です。どうか皆さんで決めてちょうだい」という声がどうして出てこないのだろうか。
市民グループ「みんなで決めよう『原発』国民投票」では、「原発国民投票」を実現するために、同会の主張に賛成してくれる方の署名を集めています。目標は、111万人(有権者総数の約1%)。ぜひご協力ください。
どうにかしたいという思いがあってもなかなか行動には移せない……そんな人はきっと山ほどいると思います。レベル0:何もしない、レベル1:お金だけ出す、レベル2:ボランティアに参加……となれば、レベル1→2のハードルは高すぎます。この1〜2の間でくすぶっている人たちのエネルギーを無駄にしないためにも、国民投票というのは一番地味で楽でしかし効率よく善意の国民のモヤモヤする気持ちをパワーに変換できるアクションだと思うのです。
1人で何かを変えるのは相当なエネルギーが必要で、そんなことは普通の人にはまず無理です。偉業を成し遂げることができないからと言って全部を諦める必要もありません。そんな高いポイントを目指さなくても、「どうせ無駄だよ」という諦めの気持ちを捨てて、普通の人は普通の人なりにできる範囲でアンテナを高くしておくだけで、叶うこともあるハズです。
基本的に幅広く(浅く)色々なことが知りたい!と思う(現実を言えば「脱線人生」、美しく言えば)好奇心旺盛な性質なので、セミナーやら講演会やら体験レッスンやらが大好きです。主には無料のものを狙いますが、どうしても興味があれば有料でも参加します。ここ最近、参加したものを振り返ってみると……
2011年12月18日(日) セミナー参加のススメ
「日本語教師養成講座 体験レッスン」…………この脈絡のないラインナップを見ると、我ながら支離滅裂に生きてるなぁとは思うんですけどね。とりあえず、すべて興味があることには間違いないのですが……。
「食で守ろう私たちのいのち〜放射能に負けない食事法/講師:橋本宙八」
「女性のための賢いマンション購入術セミナー/講師:小島ひろ美」
「いま、こどもたちを守るために 知っておきたい放射能のこと/講師:野呂美加」
「和太鼓体験レッスン」
「リプトン紅茶教室」
「心理カウンセリング講座・初級」
「私たちのがんフォーラム/講師:山田邦子」
「春季投資セミナー 日本のこれから/講師:藤原正彦」
セミナーの何が良いかと言うと、話の上手な人が2〜3時間程度でひとつのトピックスを素人相手にプレゼンするので、内容が非常に凝縮されていて、短時間で効率良くひとつのテーマについて入門エッセンスを拾うことができる効果的な情報収集の方法だということです。
物事を学ぶにあたって、「『何が分からないのか』が分からない」というのが導入部で起こりがちな事態であるように、どんな分野でも入口の情報を集めるのが一番大変だと思っているのですが、セミナーなどで基本知識のヒントさえ与えられれば、その後そのテーマを掘り下げるのは(興味さえあれば)比較的スムーズに行えます。
数年前から活用するようになった無料セミナーや体験レッスンは、個人的には最高の勉強法だと思っていますが、これらの形態は最近になってメジャーになった宣伝方法・マーケティング戦略なのかもしれません。
「只より高い物はない」と言われるように、無料セミナーへの参加をキッカケに、しつこい勧誘が展開されたりDMが大量に届く可能性もありますが、不要なものにNoと言える普通の強度の心を持っていれば大丈夫。無料セミナーや体験レッスンなどの活用は個人的にはオススメですよ〜。
自分の人生の本筋にまったく関係ないことでも、少しでも興味があれば、そして無料であれば、とりあえず参加してみるのですが、時々新しく得た知識が過去の知識に結び付いて、応用した考え方が生まれることがあり、それが異様に楽しかったりします。
本日参加した「日本語教師養成講座 体験レッスン」は、日本語と英語の歌詞をモチーフに、日本語の主語不在の文章を考察する、という内容の半ば座談会。日本語の文章は主語がなく作れてしまうので、日本語初級レベルの外人には文意を理解するのがとても難しいのだとか。
例えば、こんな文章を紹介されました。
毎日利用する電車は、日本人を知るのにちょうどよい教室のようなものです。日本に来たばかりのころは、朝の満員電車にどうして我慢できるのだろうかと不思議でたまらなかったし、夜は、お酒のにおいをさせて座席で眠っているサラリーマンを見て驚いたこともありました。日本人から見たらどうということのないこの文章、主語がまったく表に出てこないため、日本語初級の外人にとっては何が何だかさっぱり分からない文章なのだそうです。言われて見れば、確かに主語が次々と移り変わっており、隠れている主語を示すとこんなふうになります。
(日本人が)毎日利用する電車は、(私たち外国人が)日本人を知るのにちょうどよい教室のようなものです。(私が)日本に来たばかりのころは、(日本人が)朝の満員電車にどうして我慢できるのだろうかと不思議でたまらなかったし、夜は、お酒のにおいをさせて座席で眠っているサラリーマンを見て(私は)驚いたこともありました。なるほどねぇ。日本には「行間を読む」とか「察する」とか、そういう概念が普通にあるように、日本語文化もまたその概念を表現した形態を取っているのですね。日本人の文脈(コンテキスト)依存度は各国に比べて群を抜いて高く、主だった国を高コンテキスト文化→低コンテキスト文化の順に並べると、
高コンテキスト文化 → 日本 > アラブ > ギリシャ > スペイン > イタリア > イギリス > フランス > アメリカ > スカンジナビア > ドイツ > ドイツ系スイス → 低コンテキスト文化こんななんだそうです。くぅ〜〜〜これは楽しい!
こんな講義の合間に、最近の日本の歌謡曲の歌詞で、宇多田ヒカルや中島美嘉(作詞:秋元康)の「WILL」を例に取り、女性が「僕」という一人称で歌うことについて、「なぜだろう」という疑問が上がりました。「男女ともに中性化してるから」「最近は若い女性が『僕』という一人称を使うから」「『わたし』と『ぼく』で歌詞上の文字数の関係」というまぁ普通に考えられる意見から、「女性が女を前面に出すと嫌われるのでは?」といううがったもの、果ては「これはボーイズラブを歌っている」という斬新な切り口の意見まで飛び出して面白かったのですが、私の意見はこうでした。
「宇多田ヒカルはともかく、あの秋元康が『何となく』歌詞を作るハズがない。サザンの桑田佳祐も、世相や流行を充分に吟味して歌詞を組み立てていると聞いたことがあります。単なる推測ですが、一人称を『僕』にすることで、この曲をカバーにするときに男性歌手も視野に入れられるし、販路が2倍になる。加えて『僕』にしておけばカラオケでも男女ともに対象になり、歌われるチャンスも増える。恐らくこれは練りに練られたマーケティングに違いない」正直、話し始めながら思い付いたことをその場で適当に発展させた考察でしたが、講師を含めて「そんな視点は全然なかった!」「何かそういう仕事をしているんですか?」と大盛り上がりに。いや、テキトーに言ってることなので、正しいかどうかなんて知りません。私にとっては「もっともらしく聞こえる」ことはかなり重要なので、このときのメンバーたちの「なるほど!」という反応が何よりのご馳走。人を納得させたり説得できると幸せホルモンが分泌される体質なのですが、今日は楽しい上に幸せでした。
と、まぁこんなふうに、図らずもの収穫が得られるのもセミナー参加の良い点です。放っておいても学ぶことが身近にたくさんある人生ならともかく、最近新しいことをしていないな〜と思っているなら是非!
「福島原発事故収束」などというトンデモ宣言を放言し、一部の国民および海外メディアを呆れさせたドジョウ政権から、マスゴミは早くも金正日死亡にフォーカスを移しつつあります。確かにこれも国際社会の中で日本に間接的影響が大きく現れるであろうトピックスではあるけれど、目下日本は足元が大火事の状態で、本当は日本国民全員が知らなければならない事態が山ほど隠されているってのに……っ!
2011年12月19日(月) 南相馬市の現状
書こう書こうと思っていて時期を逸してしまった吉田所長の件にしても、酷いものです。「酷い」というのは東電の対応はもちろんのこと、申し訳程度の報道、マスコミの逃げ腰な取り上げ方、そして疑問も持たずに「そうなんだー」と受け止める国民すべてを指します。
当初プライバシーを盾に吉田所長の病名公開を拒否していた東電も、いよいよ隠し切れなくなると「食道がん」と発表し、挙げ句の果てに「被曝との因果関係はない」って……一体どこのフラワーちゃんがこんな話を信じるんだよ、と思っていたら、普通にゴロゴロいるんですね……信じる人が。
ネットサーフしていても「吉田所長って免震重要棟にいて現場にはほぼ出ないんでしょ、被曝してないと思うけどね」とかいう信じられないことを書いている人もいるし、私の周りにも「吉田所長は食道がんだから、今回の被曝とは無関係なんでしょ?」などと脳みそが備わっているとは思えない発言をする人がいます。
こういう呑気な人に限って、「情報が氾濫しているから何を信じていいか分からない」とか言うのですが、ニュースになった小さな記事を読み合わせて行くだけでも、日本政府と東電は大嘘つきという単純にして根底の事実が浮かび上がるでしょうに……。と言うか、福島原発事故が起こった事実が既に奴らの大嘘を実証しているってのに、いまだに信じてるって一体どういう神経しているの??
事実の報道は、まったくされていない訳ではありません。ただメジャーにならないだけ。権力を握っている奴らは、マイナーな記事で事実を暴かれたって屁とも思わないでしょう。だって少なくない国民がいまだに「政府が安全って言うんだから安全だよ」というスタンスなのですから。メジャーな報道機関を押さえていれば、馬鹿で呑気で考えようともしない国民なんて簡単に操れてしまうのです。
と言うことで、日本政府や東電は、この期に及んでこういうことを平気でする、という実例をいくつかご紹介。
ひとつめ。11月末にJ-CASTニュースの中に以下の記事を見つけましたが、リンクを取っておいたら別の記事に差し替えられていましたので、全文をベタ張りでご紹介。放射線量を低く見せるために国(文科省)が行った裏工作について。政府が発表する線量なんて、こんなものです。
文科省「放射線量低く見せろ」要求応じず解約になったオンライン線量計 11月29日 J-CASTニュース 著者:元木昌彦
ここで週刊誌の話題から外れることをお許し頂きたい。これを読んでいただいている読者の中には、11月19日(土曜日)の朝刊で以下のような記事を目にした方もいるのではないだろうか。
「文部科学省は18日、福島県内の学校や公園で放射線量を計測する『オンライン線量計』を発注した業者との契約を解除したと発表した。測定精度が低く、結果の送信ができないなどのトラブルで納期が守られなかったためと説明している」(朝日新聞より)
東京新聞などは1面トップだった。この業者というのは東京都中野区にある「アルファ通信」(豊田勝則社長)で、社長は私もよく知っている。
簡単に経緯を書くと、福島の学校などに600台の線量計を設置する工事を「アルファ通信」が落札し、工事を始めたのが9月からだった。線量計を入れるカプセルの仕様が突然変更されたり、台風などもあったことで10月中旬の納期は双方了解して11月に延期した。次の納期は11月14日。600台のうち480台までは設置が完了したが、100台と少しが残ったのは事実である。文科省の契約解除の理由は納期遅れだけである。
しかし、文科省は会見で、記事にもあるように「測定精度が低く」てと計数管にあたかも欠陥があったように話しているが、これは事実とは異なる。いちばん文科省が問題にしたのは、「アルファ通信」の使用している計数管がアメリカ製であることだった。これはアメリで校正(検定のようなもの)をした国際標準の計数管である。
文科省がモニタリングポストなどで使っているのは、国内の日立系の会社の製品である。いまでは知られるようになってきたが、文科省が発表している放射線量は、モニタリングポストを高いところに据えたりして、市町村が発表している数値より低い。
子どもの背丈のところを測らないのでは意味がないという批判が巻き起こり、今回は地上50センチに設置することになった。しかし数値がモニタリングポストより高く出ることに怯えた文科省は、「アルファ通信」の線量計の数値が低く出るよう仕様変更することを強硬に要求してきたのである。
聞くところ、期限ギリギリになっても「アルファ通信」の技術者を丸一日缶詰にして、アメリカ標準ではなくここは日本なのだから日本標準にせよとの一点張りで、聞く耳を持たず。その結果、設置の仕事にも影響が出てしまったというのだ。
このことが指し示している最大の問題点は、文科省が発表している放射能の線量は人為的に操作され、低く出るようにせよとメーカー側に要求し、それを飲まなければ切るという理不尽とも思えるやり方をしていることである。「アルファ通信」側はこうした問題を含めて、記者会見を開く意向である。また、こうした官僚たちのいい分を、少しも検証することなく垂れ流す新聞にも猛省を促すつもりである。
ふたつめ。東電の堂々たる無責任と、それを擁護する東京地裁について。
原発事故で損害 福島のゴルフ場7社、賠償仲介申し立て 12月5日 朝日新聞
東京電力福島第一原発事故の影響で来場者が減ったとして、福島県ゴルフ連盟に加盟するゴルフ場7社が「原子力損害賠償紛争解決センター」に損害賠償に関する仲介を申し立てた。8月までの7社の営業損害(逸失利益)は計2億4700万円と算定した。 ≫全文を読む
↓ 後日談
小出裕章が大批判、東電への福島ゴルフ場「除染・損害賠償」仮払い請求の仮処分申請を東京地裁が却下
<一部抜粋>
福島第一原発から45キロほど離れたゴルフ場がありまして。事故の翌日から営業停止してるんだそうです。で、東京電力に、この土壌の汚染が、あるので、営業できないから汚染の除去をしてくれと、除染してくれと、仮処分を東京地裁に8月に求めたんです。そうしたらですねえ……東電側から出てきた主張がこんな主張でございました。原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。ね、つまり東電の持ち物ではないということですね。東電のものではない。従って東電は除染に責任を持たないと。こういうふうに東電側が主張したということなんです。放射性物質飛んだのは東電のもんやないさかいに除染の責任はないっていうこの論理、科学者として小出先生、いかがでしょう?
みっつめ。国(経済産業省)が行っている海の汚染の詐欺報告について。
保安院 海への汚染水 ゼロ扱い 12月16日 東京新聞
福島第一原発事故で、何度も放射性物質を含む汚染水が海に漏出したが、経済産業省原子力安全・保安院は「緊急事態」を理由に、法的には流出量は「ゼロ」と扱ってきたことが本紙の取材で分かった。今後、漏出や意図的な放出があってもゼロ扱いするという。政府は十六日に「冷温停止状態」を宣言する予定だが、重要な条件である放射性物質の放出抑制をないがしろにするような姿勢は疑念を持たれる。
<略>
保安院は本紙の取材に対し、事故への対応が最優先で、福島第一は損傷で漏出を止められる状態にない「緊急事態」だった点を強調し、総量規制を適用せず、四七〇〇兆ベクレルの漏出をゼロ扱いする理由を説明した。
「緊急事態」に伴う特例扱いは「事故収束まで」続くとも説明したが、具体的な期間は「これからの議論」とあいまい。
今後、仮に放射性物質を含んだ処理水を放出したとしても、ゼロ扱いを続けるという。 ≫全文を読む
こんな記事は、テレビや新聞では小さくサラっと、もしくは圧倒的にマイナーな場でゴロゴロ発表されているのですが、耳を閉ざした人々には届かないのです。「だって本当かどうか分からないじゃん」? ならどうして政府や東電の発表は素直に信じてるんだよ!
調べる努力もしないでのんびりしている人が多過ぎます。その人たちだけが報いを受けるなら自業自得だねってんで構いませんが、原発問題はこの狭い日本で一蓮托生マターなんですよ。一部の人たちが一生懸命、それこそ生活を放り投げて署名やデモを繰り広げる横で、大多数の人たちがバラエティ観て頭カラッポにしてゲラゲラ笑っているようじゃ、明るい未来はないんです。
何も全国民が署名をしてデモをしろと言っている訳ではなく、危機感を持とうよと、もう少し真剣に考えようよと。誰の問題でもない、自分の問題なんですから。
以下、ようやく本日のタイトルに繋がります。
きっこのブログのきっこ氏が楽天 Social Newsで紹介した、南相馬市に住んでる女性のブログです。こういう現実があっても、報道の力ひとつで「なかったこと」にできるんです。
これが南相馬市の現状なのか?匿名女性のブログが話題に
元記事:日々、変わる 体調 ・・・ どうにもならない 南相馬市 ・・・
リンク先の女性のブログを読んでみてください。
めまいが酷くて立っていることもできない。
髪が束で抜け落ち、足の爪が剥がれる。
私は、最初に読んだ時、あまりの内容に、誰かが狂言で書いているブログなのかと疑いました。
しかし、ブログを書き始めたという8月まで遡り、ほとんどのエントリーに目を通した今では、この内容を狂言だとは言えなくなってしまいました。
身体の異常だけでなく、仮設住宅への物資のことや義捐金のこと、他にも様々なことが地名や日付など具体的に書かれており、事実としか思えません。
もちろん、これは、私個人の感想なので、他の見方もあると思います。
ただ、ひつだけお願いしたいのは、リンク先のエントリーだけでなく、できるだけ遡って複数のエントリーを読み、その上で総合的に判断してほしいということです。
いま日本は本当に一大事に瀕しているのです。
【追記】
沖縄の米軍基地新設問題について、多くの日本人がぼーっとしてるから外人からも手が差し伸べられています。有志の方、是非下記サイトをご確認ください。署名も受け付けています。
沖縄への暴行を阻止しよう。 12月15日 AVAAVZ.ORG
日本政府はいま、沖縄における米軍基地の新設を容認しようとしています。基地の新設は様々な危険性を孕んでいます。つまり、沖縄県民を更なる暴力の下にさらし、私たちの税金からなる膨大な予算を消費し、日本の最も尊ぶべき海洋宝庫に壊滅的な被害をもたらす可能性があります。
防衛大臣は、基地新設計画に関する環境影響評価(アセスメント)報告書の提出期限の明示を拒否しています。そればかりか、行政当局はこの基地新設問題を沖縄を侮蔑するものとして認識しています。これは見逃せない事態です。先日、米国議会でグアムへの基地移転の予算が削減された影響で、日本政府は苦境に立たされています。私たちの力で、このばかげた基地新設問題を阻止する絶好の機会です。 ≫全文を読む
自分の記録のために。わざわざ写真集作るのも面倒なので……。
2011年12月29日(木)〜1月5日(木) フランス旅行/パリ市内+モン・サン・ミッシェル
年末年始に久し振りにヨーロッパに行ってきました。物凄い逡巡の末に旅立ったのですが、結論から言えば「行って良かった! やっぱ旅はいい!」ってことで。最近暗い話題しかなかったし、どうあがいても今後もずーっと放射能汚染は続くわけだし、たまには気分転換しないとね……。
――ってことで、約4年ぶりのヨーロッパ、9年ぶりのフランス・パリ。選んで決めたと言うより、取れた航空券任せの渡航先決定でした……。
ここ最近、海外と言えばアジアくらいにしか足を延ばしておらず、その原因は1週間以上の連休が取れないから。「安く行ける場所に高く行くのは馬鹿」と思って今まで年間通じて最大の高騰シーズンである年末年始の旅行を避けてきましたが、サラリーマンとして生きる限り、この時期以外に1週間以上の連休を取得するのは至難の業で、金を取るか時間を取るかの選択を己に迫ったところ、「仕方ない……」と信念が折れた次第です。
年末年始に海外旅行に!と思い立ったのが11月中旬、本格的に航空券を探し始めたのが11月下旬だったので、本当の意味での「格安」航空券は軒並み完売。行きたい場所からではなく、手頃な価格で直行便で行ける場所から選んで、渡航先をパリに絞りました。でも11月末では12/29発の直行便はやはり完売。ようやく見付けたのが、英国航空のロンドン・ヒースロー乗り継ぎで航空券のみで往復16万円(燃油込)! パリなんて最安時には直行便で8万円くらいで行けるのに……くっ……。
時間を自由に操れたプー太郎時代に想いを馳せますが、待て待て、そうなると金がなかったハズ……と自分を納得させ、本来の年末年始休暇(12/29〜1/3)に有給を2日後付けし、12/29(木)〜1/5(木)を最大限利用した6泊8日。あと1日、1/6(金)も休めれば一気に10泊12日の旅に延長でき、航空券も恐らく数万円安くなったでしょうに……この1日、たった1日が休みにくいド・サラリーマン人生が憎い……。
行く前は、「たった6泊」「久し振りの長時間フライト」「ロンドン・ヒースロー乗り継ぎ」ということもあって、正直億劫でした。英語大丈夫かな……とか情けない心配もあり。最近はめっきり国内の2〜3泊しかしていなかったので、荷物もどれだけ持って行けば良いのか見当もつかず……。バックパックかスーツケースか、それだけで迷うほどに。結果、絞りに絞って小さなスーツケースの片面の3分の2くらいの少ない荷にまとまり、我ながら女の荷物量じゃないんだろうな、と。
世界の天気予報では年末年始のパリの降水確率90%なんて行く前からブルーになる情報も仕入れていましたが、実際は、確かに毎日何かしら小雨が降りましたが、ずっと降り続くような雨ではなく、降ったり止んだりで、降っても「誰も傘なんか差しゃしない」程度の小雨だったので、まぁまぁ天気には恵まれたようです。寒さも、東京の方が寒いくらい。実際大晦日と元旦は10℃以上で暖かいほどでした。
とりあえず自分の記憶のために、ざっくりと旅のスケジュールまとめ。
29
(木)パリ
19:45着成田空港11:10発→シャルル・ド・ゴール空港19:45着。
着くなり小雨だが、覚悟していたほどには寒くない。日本より暖かい?
ホテルに着いたのは家を出てから24時間後。12区のホテルに3連泊。30
(金)パリ フランス学士院、ルーブル界隈、パレ・ロワイヤル、パッサージュ巡り、
シャンゼリゼ大通りX'masマーケットほか散策。以後、終日曇り時々小雨。31
(土)パリ
昼頃13.3℃クリニャンクールの蚤の市とその周辺のマルシェ巡り、
装飾芸術美術館、マドレーヌ広場ほか散策。1
(日)モン・サン
・ミシェル1泊2日の現地ツアーで7時パリ発、途中ラ・ブイユ村を経由、
12:30にMSM着。比較的暖かいが風が強いので寒く感じる。
島内泊のため、日帰りのツアー客が去った後、島を散策。夜は強い雨。2
(月)モン・サン
・ミッシェル
→パリ
20:10着初めての晴天。朝一番9:30に修道院を見学、その後2km離れた島外まで
散歩、昼過ぎに島内に戻り、パリへのバス出発15:30まで島内散歩。
20:10パリ市内着、21:30開演LIDOナイトショー約2時間。
9区のホテルに2連泊。3
(火)パリ モンパルナスのスーパーで土産の買い出し、
サン・ジェルマン・デ・プレ界隈や6区辺りを散歩。4
(水)パリ
10:40発シャルル・ド・ゴール空港10:40発→成田空港(翌)9:15着。
そして旅の写真まとめ。久し振りにデジカメを使ったので嬉しくなって212枚も撮りましたが、残念ながら食事の写真は1枚も撮れませんでした……。大人になって周囲の目が……。
ちなみに、元旦のモン・サン・ミッシェルは日本人だらけでした。
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(左)フランス学士院 (右)芸術橋
「観光名所の金網に鍵で愛を表現」ってのは世界中どこでもある。一体どこ発祥のアイディアなんだろ。
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(左)ルーヴル宮 (右)ルーヴル美術館入口のピラミッド
10時半頃の写真ですが、9時開場ですから当然のように長蛇の列ができてます。
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(左)赤と黄色の世界基準を無視したパリのお洒落なマクドナルド (右)メトロの入口
マクドナルドとメトロ入口は9年前のパリ旅行でも全く同じポイントに注目。
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パレ・ロワイヤル
可愛い子供からイイ歳した大人まで誰しもが記念写真を撮りたくなる場所らしい。
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ルーヴル北側を適当に歩いていて見かけた金曜日の朝市
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パリの街中、(多分)クリスマス仕様
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Les Puces エリア
クリニャンクールの蚤の市から適当に歩いたアンティーク市場?
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何故かギャラリーに新世界の神が……。
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マルシェ内
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2011年12月31日12:26、13.3℃でした。東京より暖かかった証拠写真。
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装飾芸術美術館の家具フロアの椅子コーナー。
虎屋パリ支店のメニュー
1ユーロ≒102円ですから、お汁粉1300円、あんみつ1000円!
ちなみに店には入らず、店前に出ていたメニューだけを撮る哀しい貧乏人……。
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モン・サン・ミッシェル1泊2日ツアーの経由地、人口800人のラ・ブイユ村
9時頃着いたのですが、考えてみれば元旦の朝9時です。村人は数人しか見かけませんでした。
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2012年1月1日の12:30にいよいよ世界遺産モン・サン・ミッシェルに到着!
あいにくの小雨と強い風……でも気温はこの時期にしては暖かく、10℃以上ありました。
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(左)モン・サン・ミッシェル入口から見上げた修道院 (右)宿泊した島内ホテル Mere Poulard
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ホテルの室内
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ミン・サン・ミッシェル島内の様子
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サン・ピエール教会
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島内の高台から周囲を見た様子
どうやって降りたんだろ……という岸辺に遺された NICO から AMANDINE への熱いラブ・メッセージ!
世界遺産であるモン・サン・ミッシェル内の標識を埋め尽くす落書き
以前、日本の大学生がイタリアで落書きして停学処分を受け、当のイタリアが「そりゃ厳し過ぎだ」と
驚いたというニュースがありましたが、ホント、こんな中から日本語見付けだして馬鹿で無害な学生を
停学処分にする暇あったら、処刑レベルの悪事を働いても何の罪にも問われない政治家や
電力会社を社会的に抹殺しろっての。安心してバッシングできる弱い者にはトコトン厳しく、
権力には盲従ですか。基準がトンチンカンで矮小な国だよまったく。
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1月2日、朝9:30頃の風景。フランスに来てから初めての晴天。
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(左)9:30頃、日の出が遅い (右)修道院見学で待ち構えるツアー客
以下、修道院内見学より
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2012年1月2日 11時、晴天のモン・サン・ミッシェル
モン・サン・ミッシェルは、2012年4月28日から海洋環境の回復と保全、景観保護などを目的とした工事が進み、行けなくなる訳ではないけれど、島部へのアクセスに若干時間がかかるようになるそうで、丁度良い時期に行ったことになるようです。
――以下、今回の旅の特記事項。
■英語
今回何より嬉しかったのは、心配していた英語が結構使えたコト。いや〜母国語が英語じゃない人たちと英語で話すのは大丈夫っぽいわ。
■長時間フライト
逆に何よりショックだったのは、10時間以上のフライトを想像以上にしんどく感じたコト。実際、成田→ロンドン・ヒースローの約12時間は英国航空のプレミアム・エコノミーという席種で、普通のエコノミーよりも若干ゆとりある座席だったと言うのに、腰が痛くて痛くて……。コレ普通のエコノミーだったら……と思うと恐いデス。以前はエコノミーだろうか何だろうが飛行機なんか乗ればすぐに寝ていたのに、今回は寝ることもできず。寝ても身体が辛くてすぐ起きちゃう。寝るのも体力要りますからね……。
冬はコートやブーツの着脱のためチェックインに時間がかかると聞いていたので、離陸の2時間半前に成田空港に着いたのですが(いつもは1時間前ギリギリ)、ことのほかスムーズで待ち時間たっぷり。そして約12時間のフライト。更にロンドン・ヒースロー空港で3時間のトランジット。そしてパリまで2時間弱。パリの空港からホテルまでの送迎バスの出発が遅れに遅れて1時間待ち。バスに乗ること1時間。ホテルについたのが家を出てから実に24時間後ですわ。こいつは堪える……。
■食事
今回久々の長旅で歳を感じた場面は、長時間フライトのしんどさだけではありませんでした。食事! 意外にも食事が辛かった〜。
パンもチーズも好きなので、「毎日パン食だって構わない、でも健康のために無理矢理ご飯食にしてるの」的な位置付けの意識でいましたが、私の想定する「毎日パン食」というのは、「1日3食の内の1食(朝か昼)が毎日パン食でも構わない」レベルの「毎日」であり、毎日3食にパンが出てくると……うぷ……お米食べたい……となることがよーく分かりました。特に夜はパンなんかヤダ。お米って飽きないよねぇ……。米に対する執着はアジア人のDNAに刷り込まれていると思うな。
朝はホテルのビュッフェで、大抵「フランスパン、クロワッサン、ハム、チーズ、ヨーグルト、ジュース、コーヒー・紅茶」みたいなメニュー。昼はブラッスリー(大衆食堂)だと量が多く、とてもじゃないけど1人で「スープ、前菜、メイン、デザート、紅茶+パン」なんてバラエティに富んだ注文は無理で、実際にはスープとメイン各1皿を2人でシェアして丁度良い量となり、すると種類が少なくて飽きます。メインの付け合わせも、頼めども頼めどもフライドポテトかマッシュポテトでジャガイモばっか。適量を求めるとカフェ・ランチになりますが、するとサンドイッチ? どちらにしてもパン+ハム+チーズ……これは飽きる……。
日本人女性ならまず間違いなく野菜が恋しくなることでしょう。サラダとか頼むと葉ものにドレッシングの軽薄な野菜しか補給できず、ごろっと野菜の煮物が食いてぇ!みたいな。あなたたち油を使わずに料理できないの?!みたいな。小麦粉とバターが基本な上に量が多いので腹は膨れるのですが、満足感がないと言うか……。
入る店はカフェかブラッスリーだし、1皿の量が多いので価格的に馬鹿高い訳ではないけれど、安い訳でもなく。ランチで1800円も出したら日本なら丁度良い量の「前菜、メイン、デザート、飲み物」のコースがいただけるのになぁ、と。日本って箱庭文化が食文化にも反映されていて、大衆文化では居酒屋メニュー、レベル高けりゃ懐石料理で「ちょこちょこ色々たくさん」が基本姿勢だもの。どかっと1種類!とか、習慣として受け付けないのです……。
逆に言うと、ボリューム料理を毎日食べている欧米人が、日本に来て食事すると、さぞかし物足りなく感じることかと。知人が海外からのお客様を料亭・吉兆に連れて行きもてなしたところ、その外人は吉兆の帰りにマクドナルドに寄っていた、という話をきいたことがありますが、まぁそれが現実なんでしょう。
美食の国フランスってことで期待していましたが、日本の方が美味しい……というか口に合います。まぁ日本だと事前サーチでCP良い店を探すから、外しにくいということもあるでしょうが。9年前は一人旅だったので、市場で野菜や果物を買っていたし、若い上にアイルランド生活からの旅行だったのでそんなに食事で苦しんだ記憶はありませんが、今回は苦しかった。たった6泊なのに、2回も日本料理屋を訪れたほど。焼き鳥定食とうどん&餃子……中国人の作るなんちゃって和食でしたが、それでもブラッスリー食より美味しかった……。うどんなんか家で作る程度の味でしたが、それでも美味しかったのです……。
旅行中ほぼ毎日妙な膨満感があり、1日2食で済ませていたので、太ると覚悟していた年始明け、パリ旅行中の粗食のお陰で3kgも痩せました……。
■土産と物価
円高で1ユーロ≒102円というウキウキの時期です。
自分への土産は置いておいて、友人・知人への土産は無難にチョコレート。日本では買えないもので、フランス人に人気がある、日本人にとっての明治チョコやポッキーのような大衆的なお菓子を!ってんで、「品質が高くセンスもよいパリのスーパーと言えばモノプリ(Monoprix)」というモノプリへ。友人にはモノプリオリジナルのグルメ・シリーズ塩キャラメル入りチョコ(100g 1.88ユーロ=191円)、知人には廉価版ミルクチョコ(100g×3枚 1.79ユーロ=183円)で、どちらも非常に好評でした。シンプルな板チョコですが美味しいのに安くて、ようやく美食大国フランスの面目躍如。明治の板チョコが58g 100円なので、100g 61円と言うのは日本の約3分の1の価格、かなり安いです。
お菓子類はクッキー、ビスケット、ガレット、チョコレート、ムースなど、大体日本の1/2〜1/4の価格帯で、味も美味しいです。持ち運びも考えてお土産には最適かと。
母への土産はチーズですが、こちらは要冷蔵なのでなるべく直前に買わねばならず、しかも手荷物NGなので空港の免税店で買うことに。しかしスーパーで大体の価格帯を確認していて、母が時々買っているチーズがあったので写メで控えておいたのですが……。具体的にはクレーム・ド・サンタギュール(Creme de Saint Agur 150g)というクリーミーなプルーチーズ、日本ではデパートのチーズコーナーで1100〜1500円くらいですが、パリのスーパーでまったく同じものが2.39ユーロ=244円でした……。輸入品のチーズってこんなに違うのか……。
他にも、それぞれの種類で価格もピンキリでしょうが、それでもあえて言うならば、青カビチーズの王様ロックフォール(Roquedort)はパリの空港で300g 15ユーロ(1530円)でしたが、日本では100g 1000〜1500円程度。パリのスーパーで庶民にもっと手軽に食べられているAOP(高品質保証)のブルーチーズで125g 1.09ユーロ(111円)。山のチーズと言われるボーフォール(Beaufort)は空港で200g 9ユーロ(918円)、日本では300g 4000円。本場フランスでも人気のクセの少ないハードタイプのコンテ(Comte)は空港で200g 6.5ユーロ(663円)、日本では300g 2600円。
クレーム・ド・サンタギュール/Creme de Saint Agur 150g
(左)パリのスーパーMonoprixにて2.39ユーロ(約244円) (右)日本のとある楽天ショップにて1,180円
……チーズ好きには堪らないでしょうね。ま、醤油とか海苔とか、日本の調味料も大体2〜4倍の価格で売られているので、輸入品販売はそのくらいするものなのかもしれませんが。ちなみに日本でもお馴染みのkiriクリームチーズは18g×6個でパリのスーパーで1.95ユーロ(199円)、日本では315円なので、大量に流通が確立すると、当たり前ですがお値段は現地価格に近付くのですね……。
こだわりますが美食大国フランスの幻想は捨て切れず、スーパーではレトルトやパテ、粉スープの素、ディップ、パスタ用ペーストなどを買ってみました。
(左)ロックフォール 300g 15ユーロ (中)ブルーチーズAOP 125g 1.09ユーロ
(右)ボーフォール 200g 9ユーロ、コンテ 200g 6.5ユーロ
円高だからと言うこともありますが、日本のレトルトに比べて若干安くて量が多いので、お得はお得ですが、期待していたほどには美味しくないものが多かったです……。上の写真にはありませんが、ラザニアのレトルトは、香辛料が口に合わず1/4ほど捨てましたし、サーモンとバジルの粉スープは正直不味かったので半分くらい捨てました……。
パリのスーパーMonoprixにてレトルトやパテなど
色々リサーチすれば口に合うものがあると思うのですが、パッケージには頑ななまでにフランス語でしか表示がないので写真による推測しかできず……。
結論は、お菓子とチーズはハズレなし、安心してお得に購入できるのでオススメ! 食材はリサーチしてから買いましょう。
また、チョコレート、マカロン、チーズなどは「泥=液体」として扱われるため、手荷物として機内に持ち込むことができません。あらかじめスーツケースに入れておくか、空港の免税店で購入しましょう。
■9年前のパリ旅行
アイルランド留学中、2002年のX'masシーズンに訪れたパリの旅行記はこちら。いやはや、自分で言うのもなんだけど結構面白い。これだけ詳細に記録を付けておくと、かなり鮮明に思い出せるなぁ。