2005年9月の日常日記&コラム

[前の日記に戻る] [次の日記に進む]


ジム通いはついに2ヶ月を越え、いよいよ軌道に乗りました。……かな? とにかく、会社の方でも大したストレスもなく、平穏無事という言葉が似合う人生を送っちょります。こんな時間が訪れるなんて……。いつまで続くのかな……(←幸せ慣れしていない)

2005年9月の小見出し一覧
◆注目の日記にはセルに水色を付けています◆日付を押すとジャンプ出来ます◆
 02(金) 久し振りの更新  08(木) 馬鹿という現象(上)  12(月) ガッカリな投票結果
 15(木) 遅い夏期休暇  25(日) 普通に無事帰国  −




2005年9月2日(金)/久し振りの更新  晴/残業 0:45
 いや〜、余りにも長いこと日記を書かなかったので、危うく「日記をつける」という習慣そのものを忘れそうになっています。ってか、ここまで来ると「そう」なんて緩衝語はいらんがな。「忘れています、えっへん!」くらい堂々と言ってみよ!って勢いかも。
 日記をつける習慣はこのサイトを始める前からあったものですから、恐らく軽く10年は続いていた筈の習慣だったのですが、それがここに来て薄れ始めているというのは、歳を取ったからなのか、エネルギーの多くが他のことに注がれるようになったからなのか、ストレスがなくなったからなのか……微妙ですなぁ。

 今まで「書く」という作業に充てていた時間を楽器の練習やらエクササイズやらに注いでいるので……って、待て待てワタシ。我ながら書いててビックリしたぞ。何この一見健全っぽい物言いは。キャラが激しく違わね? 基本的性質は「爽やか」からかけ離れているハズなのですが、最近ウッカリ棲息域が「音楽」に「スポーツ」とジャンルの上で爽やか系に傾いているので、自分まで爽やかになったような錯覚が……。すみませんねぇ、勘違いが激しくて。
 まぁでも「生息域が爽やか」と言っても、よくよく考えればスポーツの方では通っている場所は公共施設のジム(1回200円)。猛者い常連さんで埋め尽くされたフロアには爽やかの「さ」の字も漂っていませんし、音楽の方ではこれまたマイナー中のマイナー路線で……。非常に楽しいしハッピーですが、棲息しているお仲間はやはり「爽やか」と言うのとはちょっと違っている辺り、所詮私は「爽やか」の枠組みではイキイキできない人種なんでしょうよ。どっちかってーと、どちらもタイプはオタクだわ。(しかしなぜか落ち着くあの空気)
 でもこれがかなり楽しい。ジムは身体が徐々に引き締まって行くのが単純に嬉しいし、楽器は徐々に上手くなって曲に近付いてゆくのが楽しいし。俄かに広がった人間関係も面白い。

 アタシャ思いましたね。人間……いや、勤勉の国育ちの人間は、所詮目標に向かって成長するのが好きなんだと。
 人生、20代前半で大学を出て社会人になった時点で「自動的・受動的な環境の変化」と「自分の時間」の多くは失われるわけですよ。3〜4年毎に全く新しい環境が用意されていた学生時代が終わり、後はもうぼーっとしてたら一生同じ環境にいるなんてこともある。仕事が生き甲斐になる人は別ですが、ほとんどの人にとって仕事は「生活費を得るための手段」であって、「仕方なく」やるものだと思うのです。これもね、拘束時間が絶対に1日8時間という保障があれば学校と同じで生活のリズムを作り出す良い効果を期待できたりもするのですが、日本では「仕事をする」と「残業をする」はほぼ同義語ですから。この辺りの呪縛を頑張って跳ね除けようと一生懸命残業の少ない仕事を探すのですが、これまた日本では「残業のない仕事=つまらない仕事」という大雑把な公式があるので、「自由か、遣り甲斐か」なんて選択を迫られちゃうわけです。遣り甲斐があって定時で帰って自由も満喫して何が悪いっつーのよ、と思っても、そんなこたぁ「寝言」に属しちゃうわけです。
 そして自由時間は多いけれど仕事がつまらない環境にいても、仕事は面白いけれど自分の時間が全くない環境にいても、どちらも人間生活として片輪な状態なので、長く同じ状態でいると不安になってしまうのです。普通の人は。これこそが現代人の慢性的な鬱の原因だとしたら、こりゃもう社会システムのせいですゼ。

 この現代日本の過度の残業に疑問を抱いている人は少なくないと思いますが、そもそも礼節を重んじ、輪を尊重し、挙句の果てには勤勉の血が脈々と流れているものですから、非人道的な環境に置かれても頑張ってしまう人が多く、結果疑問を抱えながらも目の前に提示される山のような仕事を黙々と(もしくは愚痴りながら)こなしてしまう。
 そんな中、能力的、精神的、性格的に「仕事に邁進する」というアクションに踏み込めなかった人はオロオロしてしまうんですね。で、「踏み外したカモ……」という根拠のない不安感・敗北感に苛まれ、人生を考えて鬱っぽくなってしまう。これはこれで別の意味での同じ根源の鬱状態です。
 最初からプライベートを華やかにする趣味などを持っている人はここで「趣味に没頭する」という方向に向かいますが、そういう自発的なエネルギーを持たない人たちで、それでもこの虚脱状態から抜け出そうと試みる人たちが、ある程度能動的そしてある程度受動的な必殺「習い事」を始めるのです。

 ――今まで私が長々と何を言ってきたか。己のことですよ、オ・ノ・レ。……自分の行動を冷静に分析すると切ないなぁ……。
 でもね、そんな分析は脇に置いておいて、楽しいのです。楽器の方は10年後までに人前で演奏できるようになるのが目標なので、先も長く楽しめそうです。せめて「習い事」から「趣味」、「趣味」から「生き甲斐」レベルに引き上げようっと。るんるん♪(……30過ぎて「るんるん♪」はイタイな……)


▲TOP
2005年9月8日(木)/「馬鹿」という現象(上)  晴/残業 1:00
 恐らく会社勤めをしている人のほとんどが、職場にいる「馬鹿」について、社内、社外の親しい人に熱く語ったことがあると思います。私も今までの職場――N社、Q社、T社、Z社での「馬鹿」を親しい人々に、加えてこのサイトで熱く語ってきました。だって馬鹿はネタになりますから。
 現在のA社においても勿論熱く語っていた訳ですが、7月25日に我がチームに転部してきた的場さん(30代半ば女性)の存在を前に、「馬鹿」という言葉の持つ本当の意味を考え直すようになりました。

 N社では、確か私は営業に配属されることになった新入社員全体を指して「馬鹿」呼ばわりしていましたが、それはあの自分と相容れない風潮に対する嫌悪感を示す言葉であり、必ずしも「頭が悪い」と同義語ではありませんでした。
 Q社では、確か私は社長を「馬鹿」呼ばわりしていましたが、それは滑稽なまでに芯のない宗教ちっくな言動、60代半ばにして自分賛歌を朗々と謳いあげる無邪気さを短く表現する言葉であり、やはり必ずしも「頭が悪い」と同義語ではありませんでした。Q社社長は頭が悪いのではなく、気味が悪いのです。
 T社では、確か私は社長を筆頭に経営者である3人を「3馬鹿」呼ばわりしていましたが、曲がりなりにも彼らは会社を運営しているのです。たとえ本来の「馬鹿」の意味にかなり近い馬鹿だとしても、まぁ馬鹿なだけではないのだろうと。社長の右腕であり、途中で会社を抜けてしまったY口氏などは絶対に馬鹿ではありませんし、社長も馬鹿というよりもむしろ小狡い感じが強かったと……。頭はそこそこに悪かったと思いますが、何と言うか、「言葉が通じない」レベルではなかったと。
 Z社では、確か私はパンダさんとヒロコを「馬鹿」呼ばわりしていましたが、パンダさんへの「馬鹿」は「のろま」「愚鈍」に近い意味合いであり、ヒロコへの「馬鹿」は空気が読めないことや人間とのコミュニケーションが困難なことを指す「馬鹿」でした。パンダさんはともかく、ヒロコはそこそこまともな大学を出ているわけで、お勉強は出来るのです。そういう意味では「馬鹿」とは言えません。

 要するに、馬鹿という言葉は本来の意味、
ばか【馬鹿・莫迦】
(梵語 moha(慕何)、すなわち無知の意からか。古くは僧侶の隠語。「馬鹿」は当て字)
(1)おろかなこと。社会的常識に欠けていること。また、その人。愚。愚人。あほう。〈文明本節用集〉。「専門―」
(2)取るに足りないつまらないこと。無益なこと。また、とんでもないこと。「―を言うな」「―なことをしたものだ」
(3)役に立たないこと。「ねじが―になる」
(4)馬鹿貝の略。
(5)(接頭語的に) 度はずれて、の意。「―ていねい」「―さわぎ」「―陽気」

から少々ズレていても、軽蔑が含まれた時点で広く使われる汎用性の高い単語なのであります。

 ――ここまで前振りで、いよいよ今回の主役である的場さんについてのお話が始まります。

 ………………疲れたので明日にします。最近気付いたのです。無理をして1日で完結させようとするととんでもなく時間がかかり、しばらく更新するのが面倒になる、という基本的な習性に。無理せずチョロチョロ書いて行こうかと。


▲TOP
2005年9月12日(月)/ガッカリな投票結果  晴/残業 2:30
 「『馬鹿』という現象(下)」を書く前に、時事ネタから……。

 やはり9・11と言うのは不吉な日付なのでしょうか……。一体どういうことなんですかね……自民党296議席ってのは……。いやね、自民が首位から転落するのは難しい……ってか、まぁ今の日本じゃありえんだろうとは思っていましたが、まさか「歴史的大勝」を治めるほど現状が狂っているとは微塵にも思っていませんでしたし、たとえ「だって他に入れるところ無いし」という理由があろうとも、まさか与党だけで法律を変えられる3分の2以上の議席数を獲得させてしまうとも思いませんでした。ってか、そこまで国民だって自虐趣味はないだろうと思っていました。っつーか思いたかった……。
 そりゃ郵政民営化問題も大問題かもしれませんが、ちょっと考えても御覧なさいよ、アナタ、もう奴らは何の反対もなく9条改正に乗り出せる手筈が整っちゃったんですぜ? 人権擁護法案だってワン・ツー・可決ですよ。サラリーマン増税にだって意気揚々と踏み切るだろうし……そんなことを目論んでいる相手を選んだのが未来の被害者サラリーマンが密集している都市部って……どゆこと??
 強い姿勢の小泉サン、有言実行素敵って……そりゃ正しいことを言って、それを頑として貫くなら素敵ですけど、別に間違っていることなら態度を改めてくれた方が素敵な訳で、「何が何でもやる」ことが素敵なのではなく、「正しいことをする」のが大事なんじゃないかと……。ちょっと前の日記にも書きましたが、「やる気のある馬鹿」は「やる気のない馬鹿」を抜いて一番手に負えないんですってば。

 しかし、私の周りは親しい人もそうでない人も、普通に「自民だけには入れない」という感じだったんですけどね……。身近な友人がこういうことを言うなら分かるんですよ、私の友達だし。でも、別に親しくない人も当たり前のようにアンチ自民だったんだけどなぁ……。約68%の投票率で、480議席の内296議席が自民ということは、1票の格差もあるので正確ではありませんが、ざっくり国民の約42%が自民スキーってことで。っつーと、とりあえずざっくり5人に意見を聞けば2人は「自民に入れる」という人がいてもおかしくないのですが、不思議なくらい周囲にはいないんですけどね……。蓋を開けたらどっから湧いて出てきたんだか……。

 恐いよ、この国。なんかまた妙な方向に足並み揃え始めてない? 2年後とかには普通に徴兵制開始してるかもよ? 選んだ人たちは自業自得だけど、選んでいない人は免除して欲しいわ、全く。ってか、孝太郎から送り込め。イラクにでもどこにでも。


▲TOP
2005年9月15日(木)/遅い夏期休暇  晴/残業 0:00
 はぁ……定時で帰るのは久し振りです。ここ最近会社の仕事が立て込んでいて昨日、一昨日と22時過ぎ帰社ですよ……。皆さん帰るのがとても早い会社なので、この私が戸締り担当になったのは1回や2回ではありません……不本意ながら。しかし昨日と一昨日の計10時間残業も明日からのパラダイスのための仕込み。――そう、遅ればせながら明日から24日までカナダですよ、カナダ。バンフ&ジャスパー国立公園。しかも久し振りのバックパック一人旅。大自然と戯れてきます。

 もー色々と忙しかったもので、下調べもそんなに出来ず、残暑とはいえ夏だし半袖Tシャツ荷物軽〜いイェイ!などと余裕をかましていたら、目的地の気温が最高16度・最低3度だと本日知り、真っ青になりました。冬服用意しなきゃ、あるっけ?という一方で、ここ最近残業のせいでジムにも通えず、明日から9日間も確実に行けないため、今日は無理をしてでも行こうと思ったのであります。周囲にこの揺れる思いを漏らすと、「そんなことより防寒具を揃えた方がいいんじゃないの?」という冷静な突っ込みも入りつつ、苦肉の策で見出した打開策が「なんとしてでも定時で上がりジム直行。20時までにジムを後にし、21時閉店のユニクロにてお買い物」という無理矢理な計画。体力も気力もないくせに、時々血迷ったかの如くこういうことをする自分と付き合うのってちょっと疲れます。

 ま……中途半端感は残りながらも一応予定通りにコトが進んだのは良いものの、天下のユニクロだってまだ秋物を並べ始めたばかり。冬物はなかなか揃いません。家に帰って箪笥をひっくり返すも、どうも丁度良い服は見付かりませんが、もうそんなこと言っていられる時間じゃない、ってか、ただいま16日午前4時ですが、まだ荷詰めが終わっていません。9時間後には出発しなくちゃならないのに……現在気持ち悪くなってきたので気分を紛らすために日記を……。

 てな訳で、遅い夏期休暇を満喫してきます。はひゅ〜。


【追記】
 昨日の記事ですが、やっぱり少なくない人が不安に思っているらしい。
内閣支持率61%、過半数が“勝ち過ぎ”…読売新聞 9月14日1時0分更新

 読売新聞社は12、13の両日、先の衆院選の結果を受けて、緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。自民党の圧勝を「よかった」と歓迎する人は半数を占め、小泉内閣の支持率も61・0%に急上昇した。
 その一方で、自民党の圧勝を“勝ち過ぎ”と見る人も過半数に達し、小泉首相が今後、より強引な手法をとるとの不安を感じる人も6割を超えるなど、首相の“独走”への警戒感もにじみ出ている。
 自民党圧勝の印象を聞いたところ、「よかった」49%が、「よくなかった」38%を11ポイント引き離した。自民党圧勝の原因(複数回答)については、「改革への姿勢」と「党首」がともに44%と際立ち、国民の「改革」への期待感と、改革を選挙戦の前面に押し出した首相の作戦が、歴史的大勝に結びついたと言えそうだ。
 ただ、自民党の獲得議席数については、「少ない方がよかった」が56%だったのに対し、「ちょうどよい」は33%。「少ない方が…」は比例選で自民党に投票した人でも36%に上った。また、首相が数を背景に、強引な手法をとる不安を「感じる」と答えた人は63%を占め、「感じない」30%を大きく上回った。
 同内閣の支持率は、選挙直前の前回調査より8・4ポイント増。支持率が60%台になったのは2003年9月以来2年ぶり。

 ◆調査方法=全国有権者1000人の回答獲得を目標に、RDD方式電話聴取。有権者世帯判明数1707件、有効回答獲得数989人。回答率58%。



▲TOP
2005年9月25日(日)/普通に無事帰国  台風目前
 昨日、普通に無事帰国しました。危険な国に行った訳ではないので「普通に」帰国したということです。
 カナダは……カルガリーからバスで2時間ほどの場所にあるバンフ国立公園、およびバンフから更にバスで6時間ほど北にあるカナディアン・ロッキー自然公園一広大なジャスパー国立公園の2ヶ所に4泊、3泊ずつ滞在しました。天気にも恵まれ、ほぼ全行程快晴という好条件。そりゃもう満足でしたが、「また来たい!」とは思いませんでした、不思議と。大自然、素晴らしいなー、雄大だなー、壮大だなーという月並みの感動は充分にあったのですが、そこを一歩踏み越えて「くぅ〜痺れる!」という高揚感は訪れなかったので、感性のアンテナが鈍っちゃったのかと少々心配してしまったほどです。しかしこのイマイチな感動のくすぶりの理由に心当たりがない訳でもなく、まぁ恐らく「7日間、変化がなかった」というのが最大の敗因のようです。(あれ? 結局負けたの? いつの間に?)

 険しい雪山――綺麗で壮大で雄大。それらの雪山に囲まれた湖――綺麗で壮大で雄大。湖が殊更美しいってんで、張り切って現地バスツアーで、個人徒歩で、様々なアプローチで湖に赴きました。バーミリオン湖、ミネワンカ湖、ジョンソン湖、ルイーズ湖、ボウ湖、ペイト湖、ボベール湖、アネッテ湖、エディス湖、メディスン湖、マリーン湖、パトリシア湖、ピラミッド湖――乱暴な言い方ではありますが、美しい湖も数日間に10ヶ所以上訪れるとどれも似たようなモンっつーか……ヨーロッパでカテドラル(教会)を見過ぎて最初は感動して様々な角度から写真を撮りまくったりしていたというのに最終的には「あーハイハイ、カテドラルね」というモチベーションになってしまったのと似た状態に……。
 また、メインが山歩きやハイキングのせいか、カナディアン・ロッキーは一人旅にはちょっと向いていないような気がしました。実際、観光客もキャンピング・レンタカーの家族(もしくは友人)単位か団体ツアーが圧倒的に多く、行動単位も最少で2名。観光名所中の観光名所のため物価も高く、そのせいか年配の団体が8割を占め、今まで旅をした中で最も一人旅のバックパッカーに出会う確率が少ない土地でした。
 バンフやジャスパーでは現地ツアーに参加する以外、町から近い山や湖周辺を個人でハイキングしましたが、シーズンも終わりに近付いていたためか全20kmの散歩道で出会ったのは2人だけ、なんて日もありました。森林や山道を4〜5時間黙々と独りで歩くってのは……良い経験ではありますが、数日続けると余り楽しいものでもなく、最後はハイキングの道中で出くわす鹿やエルクに語り掛けたほどですよ……。


 



 


 そんなわけで一人旅をしていて寂しさを感じたのも今回が初めてです。
 天気は基本的に良かったものの、山の天気は変わり易く、時々軽い吹雪に見舞われもしたのですが、そうなるとこう……寂寥感ってんですかね……うわ〜、32歳の女が雪山に独りかよ、みたいな……。遠く離れた目で自分を客観視してしまうわけです。その引いた目で見る自分がどうにも寒い。いや、この「寒い」は最近新しい意味で巷で使われている「サムイ」ではなく(まぁそれもあるが)、本当に、物理的に温度が寒いのです。吹雪いてるしね。雪が降ることを想定していない服装でふらふらしていたしね。
 じっとしていると耐えられないほど寒かったので、途中小走りになったりして。雪山、前後誰もいない中32歳の女が小走りってのはある意味どうかしている状況なんじゃないかとかまた考え始めたりして。そうするともう可笑しいを通り越して滑稽と言うか……サムイを通り越してイタイと言うか……でも変に極限状態なものだから走りながら笑っている自分がいるんですよ……って、今改めて自分のあの時の状況を鑑みると結構ヤバイことしてたんですねぇ……しみじみ。寂しい場所に行く時は今度は絶対誰かと一緒に行こうっと……。

 一応、持って行った服は過不足なくすべて重ね着して有効活用したので、今回荷物に関しては大成功だったなーと感心しています。綿の長袖の下着、綿の長袖、毛のカーディガン、厚手の綿のジャケット、薄手のレインコート、マフラーが持って行ったもののすべてで、これら5枚(+マフラー)を重ね着して大氷原にも臨んだのですが、とりあえずギリギリ寒さに耐えることができました。
 最も寒かった場所は、ジャスパーのウィスラーズ山(標高2464m)で、山頂までゴンドラで上ったのですが、一見秋仕様の服装で「ウィスラーズ山に行ってきま〜す」と呑気に報告したら宿の女将さんが慌てて「気でも狂ってるの?!」とダウンジャケットを貸してくれ、予定外の親切に救われて極寒を凌いだのであります。さすがにここは5枚の重ね着でも厳しかったかも。
 何にしても、こういう救いの手も旅の成功の一部なので、色々考えずに「良かった〜」と。
 お金に関してもカードがかなり通用する国なので、小額の現金とカードのみを持参したのですが、最終的にカナダドルを1セントも残さずに終了でき、かつてこんなに計画的に終わった旅があっただろうかと。インドの時なんて、最後空港までのバス代だけをルピーで取っておいたら、バスが遅れて時間通りに運行せず、タクシーに乗るにはお金が足りない、でも時間もない、諸事情により今更円をルピーに新たに換金する訳にも行かない、ってな窮地に立たされて、「帰国便に間に合わないかも」レベルで死ぬほどドキドキしましたから……。あの時はお金持ちのインド人にリクシャにバス代のみで相乗りさせてもらって搭乗に間に合ったんだったなぁ……楽しい思い出……。

 話はカナダに戻りますが。
 上記のような感じで、寂しい以外は結構何もかもが順調で、心臓が止まりそうになるハプニングも、泣きたくなるようなトラブルも、鼻息荒くなるような興奮もなく、平穏無事に終わってしまった7泊9日。良かったけれども刺激が足りなかったのも事実なのでした。
 帰国後も不摂生に慣れているせいかいつものように時差ボケもなく、翌日からは通常生活。本当に、何から何まで順調な旅でした。あーあ。


▲TOP


2005年9月の勤務表
 出勤日数 16日(うち休出 0日)/勤務時間 153:45  欠勤日数 4  有給休暇 0
 月残業時間 34:45  日平均残業時間 2:10  今月最高残業時間 5:00/14(水)
 【一言】 物凄い忙しい月だったにも関わらず以前から入れていた夏休み決行。結果残業数増える。


[前の日記に戻る] [次の日記に進む]