2005年1月の日常日記&コラム

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新年が明けてもう早くも1ヶ月が経ちます。――そう、本日は1月30日、そして時刻は20時を回っています。「今週末こそアップします」「します」「しますってば」と言い続けてきた1月分ですが、今の時点でメモ書きが存在する程度でまだ何も書き始めていません。今日は徹夜の覚悟で更新できるところまで更新するつもりです。(ちょっと嘘) だってもう、今気を抜いたら2月ですよっ(涙) 最近の傾向として、「会社で色々起こる→忙しくてアップできず→でも刻一刻と事態は変化してどんどん報告し甲斐のある状況に→これ以上放置しておくとマジ追いつかなくなる→押せ押せムードで大量アップ→疲労のためまたしばらくサボる→でも会社で色々なことが起こる」ということになっており、前回12月分をまとめて大量アップした元旦以降、今の今までそらもうジェットコースターのように事態は過激に変化していたのですが、ええ、ええ、ご存知の通り月末になる今の今まで何一つとして報告してきませんでした。――満を持してお届けしましょう。「昨日の台詞が今日覆る」、そんな激動の新年幕開け、1月のA社体験談です。

2005年1月の小見出し一覧
◆注目の日記にはセルに水色を付けています◆日付を押すとジャンプ出来ます◆
 04(火) 拍子抜けの初日  05(水) 動き始める梅さん  06(木) ささやかな改善?
 07(金) 梅さん的復讐法  11(火) 粘り勝ちの意外な展開  12(水) お決まりの展開
 13(木) 意外な味方  14(金) 人事部長とランチ  17(月) また少し動くのか?
 18(火) 人相悪化と褒美少々  19(水) 苛立つ鶴田さん  20(木) 踊らされる私たち
 21(金) いよいよ四面楚歌  24(月) 奈落の底の穴掘り  25(火) 「そんなに職が大事か」
 26(水) 出すぎた杭は打たれない  27(木) 一瞬の上司M vs 東  28(金) 怨みは忘れない
 31(月) 軽い鳩記録  −  −




2005年1月4日(火)/拍子抜けの初日  曇/残業 2:50
 前回、元旦に行った年末のバトルの結果報告から始めるのが、やはり筋ってものでしょう。とんと昔のことなので、まずは浅はかな私が立てた、浅はかな、しかし今までやろうとしたことすらない計画からおさらいしておきます。
 年始早々に上司Mさんと直球勝負で戦ったところで疲れるだけだし、立場が弱い派遣が負けるに決まっている。辞めるにしても1月の忙しい時期にコキ使われ、次が決まらない内にポイ捨てされてはこちらが一方的に損をするだけ。真の解決を求めるなら、まずは上司Mさんに(態度の悪さのみを)謝って、表面上服従して気分良く長期休暇に送り出す。上司Mさんが不在の間に新社長と仕事の話を出来る場を設け(他部署に協力者あり)、新社長とお近付きになり、徐々に現場の状況を訴えて行き……一気に追い落とす。
 ――と、まぁこんな計画を立ててみました。

2004年12月30日(木)の日記より抜粋
 もう、こんな過ぎ去った年始の話なんぞを長々とご紹介できるほどの余裕はありません。さくっと結果報告してゆきます。

 結論から言うと、私個人の本音を隠しに隠して、嘘と偽りの笑顔をもって頑張りました。辛かった〜……。
 まず、会社に到着し、PCの電源を入れるなり部長室を訪れ、新年の挨拶ですよ。普段、何の交流もないくせにこんなときだけ「部長、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」だって。うわもう私ってばおべっか使いのサラリーマンかよ!みたいな。
 少々ニュータイプの自分にうんざりしつつ、その足でいざ上司Mさんの元へ。そして気持ちと表情の裏腹率100%でしおらしい笑顔を作り(成功していたかどうかは不明)、部長の時同様にご挨拶。今書いていて気付きましたが、何だもしかして私、部長への挨拶は大ボスへのウォーミングアップだったのか? 部長を練習台に使うとは……我ながらやるなぁ……。

 ――コホン。とにかく。
 下手に出られるのが大好きな単細胞の上司Mさんは、へつらう私に満足したのかニッコリ笑って「こちらこそ、今年もよろしくー」ですと。そらそうだよな、お前1年で一番忙しい時期に2週間休むんだもんな。相性が悪かろうと個人的に嫌いだろうと、成果を出す働き者に「よろしく」もしたいだろうさ――という気持ちも当然ありましたが、人間って結構弱いものですね。上司Mさんの明るい「よろしくー」が正直、嬉しかったことを包み隠さず告白しておきましょう。しかし嬉しかったと言うのは、上司Mさんとの関係云々ではありません。「やった、怒ってない。謝らずにクビにならずに済みそう(ハート)」という結論に関してですから。(謝るのだけはどうしても嫌だったらしい……)
 でもね、冷静になった今でこそ思います。もうさ、私よ。お前どんだけこの職に縋り付いているんだと。そんなにこのクソ会社をクビになるのが恐いのかと。信念はどこへ行ったと。いつからそんなにプライドの低い人間に成り下がったんだと。「謝らずにクビにならずに……」って、なんだその卑屈な考え。どうしてきちんと働いている私がクビなんだと。どこをどう考えても上司Mをクビにして、私の年収を200万円くらい上げた方が会社のためだろうと。本人的にいくら強気でそう考えてみても、世の中というのは本当に正論が通ることの方が稀なんだなぁという事実に打ちひしがれるのでした。

 さて。後日の感想は山ほどあれど、リアルタイムでは「年始の話し合い」の一件を忘れているのか、自分の状況も不利であることに気付いた上司Mさんが下手に出てくる私の態度に乗って忘れたフリをしているのか、はたまた単に私の出方を窺っているのか、とにかく当面の嵐を逃れたことでほっとしていました。しかし年始の挨拶を表面上、無難に終えてイイ感じではありましたが、まだまだ気を緩める訳には行かず、その後11時15分から上司Mさんと鶴田さんと私の3人でミーティングと召集がかかり「いよいよか?!」と再び覚悟するも、これも仕事の話のみで終わり、この時になってようやく心の底からほっと一息吐くことが出来たのであります。
 ま、このミーティングも笑っちゃうんですがね。上司Mさん、「大変だろうとは思うけど、作業量的にそんなに多すぎることはないし、丁度良い位だと思うから」だってさ。1月の残業時間、軽く40時間超えたがな。テメェが2週間もバカンス取っている傍らで派遣に40時間も残業させんなよ。お前の目測はしょせんその程度なんだよ。
 これも後々出てくる感想であって、リアルタイムでは色々思うところはありますが、悪いと思ってもいないのに謝るということに対して相当な覚悟をしていたので、「詫びずに済んだ」という点に関してはめでたしめでたし、という気持ちでした。そんな訳で「拍子抜けの初日」となるのですが、現実は決してそんなに甘いものでもなく、話は続きます。

 ちなみに、12月29日の上司Mさんの居丈高な「話し合いましょう」発言の後、あんな奴の一存でクビにされて堪るかと思った私は、速攻で下記のようなメールを部長宛てに送っていました。上司Mさんと2人きりで話すのは私が一方的に不利になる可能性が高いため、そうなった場合に備えて部長を同席させようと根回しをしていたのであります。

----- Original Message -----
From: 鷹瀬
To: 部長
Sent: Wednesday, December 29, 2004 6:32 PM
Subject: 面接の申込について


部長Gさん

お疲れ様です、鷹瀬です。

ご相談したかったのですが年内はもういらっしゃらないということで、
年始のご都合宜しい時にまた面接をお願いしたいと思うのですが、
宜しいでしょうか?

前回も言いましたように、上司Mさんとの折り合いが非常に悪く、
業務上、上司Mさんの言動に疑問を抱く点が多いため、このまま
彼女のもとで勤務を続けて行くのは難しいかな、という感じです。

色々とご相談したいこともありますので、是非よろしくお願いします。

鷹瀬


 この根回し、早急には不要になりましたが、表面的に事態が落ち着いた午後に部長から「今は忙しいので11(火)に」との返事が来たので、恐らく部長も上司Mさんが長期休暇(8日〜23日)に入った際に色々動こうと考えているのかな、と好意的に解釈し、いつ状況が変化するとも限らないので11(火)に備えて資料集めに勤しむのでした。

 上司Mさんに対する絶望は順調に深刻になっているわけですが、一方で、鶴田さんに対するガッカリも急成長を遂げていました。実は年末に鶴田さんに対してかなりガッカリする1件があったのですが、上司Mさんに仕事を押し付けられ、忙しい中で彼女もピリピリしていたので私に八つ当たりするのも一時的なものだろうとココには書きませんでした。しかし1月中に周囲から同情されるほど相当酷い扱いを受け、最終的に落ち着いた1月末の現在では、鶴田さんに対する見方は「テンパると下に当たる人」というものに変わっていました。
 取り敢えず年末の1件をソフトな出だしとして記録しておきます。12月後半、ストレス性のアレルギーのためずっとお休みしていた梅さんに12月31日に宛てたメールが当時の気持ちをすべて吐き出しよくまとまっていたので、詳細を加筆して転載しておきまっす。かなり鬱々としとりますが……年末の正直な気持ちです。ってか、梅さんとどれだけ仲良いんだよ、ってくらい仲良しなんですよ。

----- Original Message -----
From: 鷹瀬
To: 梅田
Sent: Friday, December 31, 2004 2:51 AM
Subject: 最終日も疲れたよ……

梅田さん

 調子はどう? もう本当に、休めるだけ休んで、出てきても大丈夫になってからゆっくり仕事再開しなね。出たら最後、やっぱり定時で帰ります、って言えない雰囲気になっちゃうだろうし……。

 私の方は(も?)ボロボロです。上司Mがいなくなったと思ったら、今度は鶴田さんから重ね重ね言われたわ……。あの後、年始に上司Mと2人きりで面接するのは嫌なので、部長に年明けに面接をお願いします、とメールを打っておいたんだけど、それに対して
「そんなことをしても良くなるとは思えないし、ハッキリ言うと、もうこれ以上ゴタゴタ起こして雰囲気悪くして欲しくないの。仕事が大変、って言うなら定時で帰っていいから。それで回らなくなったら、その時は上司Mさんに相談して、人を入れてもらうなり、考えるから。鷹瀬さんには被害はないでしょ。上司Mさんのやり方云々を言うのは間違ってるよ。言っても仕方ないことじゃん。鷹瀬さんがそういう態度を続けるとこっちもやりづらくなるし、こんなに忙しい時に、そういう人とは一緒に仕事したくない」
 …………もうさ、被害者仲間であるはずの鶴田さんにこう言われちゃうと本当に逃げ道ないのよね……。っつか、人入れるったって明日から来てくれる人なんていない訳だし、今が一番忙しい上にメインの〆切が1月中旬なのに、私が定時で帰ったら仕事回らないの確実だろう……。でも言いたい放題。そしてなぜか上司Mさんを立てる……。
「上司Mさんが仕事しないのは今に始まったことじゃないし、上の人なんか皆そうじゃん。皆そういう立場になりたいから上になりたいんじゃないの?」
だってよ。引いた、ドン引き。
 それ違うだろ。A社とか薄汚い会社ではそうかもしれんが、普通の会社では能力があるから上に行くんじゃないの? 能力があるから昇進するのであって、サボりたいから上に行く訳じゃなかろう。鶴田さんもA社に長年勤めただけあってどんだけ腐りきった考えになってるんだか……。と言ってみたかったケド黙ってました。

> 上手くやっていける人は、あえて波風は立てないし
> 上手くやっていけるから、そういう気持ちにもならないのかな・・・


 本当に、そう思ったわ……。「そういう気持ち」にはなるのかもしれなけど、とりあえず我慢は出来るし、給料は入ってくるから、嫌な思いまでして事態を改善しようとは思っていないんだろうな……。むしろ鶴田さん的には「鷹瀬さんは派遣だし、関係ないじゃん。もう黙っててよ」って感じなんだと思う……。安い給料でコキ使われて「関係ない」ってことはないんだが、「なら辞めろよ」と。
 ま、自分でも派遣の分際でここまで言うのも異例だよな、という自覚はあるんだけど、どうにか良くなったら……と思って色々頑張っているつもりなんだが、そういう行動がもう「騒ぎ立てないで! 私は上手くやってるんだから!」ってムカつくんだろうね……。

> なにが最悪って、上司Mさんにしても東にしても
> 自分が人のモチベーションや気持ちをどれだけ害しているかを
> これっぽっちも分らないことだと思います。
> 絶対的に自分に非がないと思ってる所・・・。
> 仕事に関しても、自分よりできる仕事(例えばDTPとか、デザインとか)
> そういった所は上手く利用するだけして後は怒り放題やりたい放題
> 本当にたち悪い。


 まさに、そうなんだよね。でさ、最低線、そういう専門的な部分を認めてくれるならまだしも、なんかその場その場では「スゴイ」とか「素晴らしい」とかちゃちく誉めるんだけど、結局、最終的にはポンと出てきたもののように扱われるし、デザインとか制作的なことに対する苦労とか、スキルとかは認めてないんだよね。だから「やれるならやってよ」みたいに軽く言われて、それでなるべく良い物を作ろうとして残業してたりすると「早く帰って」とか無茶言われ、「これをやっているんです」と主張すると、「そんなに時間掛かるなら別にいいよ」みたいな扱い……うう……疲れる……。

 今度の**関係のトロフィーデザインとかワインラベルとか招待状とか色紙とか表彰状とか、デザイン全部私担当なんだけど、今日、鶴田さんに
「定時に帰りたければ帰っていいよ。それで文句ないでしょ。別にデザインとか、良いもの作ろうとしなければ、私だって出来ることなんだし。それで残業することに対して文句言われるよりマシ」
と言われて、ああ、なんか私の仕事も理解されていなければ、言い分も理解されていない、不満は全然別のところにあるんだけど……って感じだった。それも言ってみたんだけど、「それは分かっているけど、上司Mさんをどうこうしようというのは無理」と言い切られてしまった……。
 鶴田さんこそが動く切り札を一杯持っているのに、その彼女が今の現状に甘んじているから、もうどうしようも出来ないんだよね。根本解決(上司Mさんをどうにかする)ってことは最初から不可能事項として除外されているんだなーと……。上司Mさんをそこまで庇い立てする意味が分からんよ、私には。陰では散々なこと言ってるくせに。

 挙句、余りに酷い口の利き方するので、「私に対する物言いと上司Mさんに対する物言いに随分違いがあるんですね」と言ったらこれが癇に障ったようで
「上司に対してと同僚に対してじゃ、態度が変わるのは当たり前でしょ。同じ態度とってたら、それは単に馬鹿なだけじゃん。なんでそういうこと言ってくるの? ムカツク。もう話したくない」(ぷいっ)
だってさ。びっくらこいたよ……余りの子供っぽさに……。
 たとえ上と下に対して態度が変わるのがサラリーマン社会の常識であったとしても、それって全然正しいことではないわけだし、恥ずかしいことだという後ろめたさが伴う「でも仕方のない歪み」だと思うんだけど、こう堂々とされちゃうとね……引くな。かなり引いた。しかも社会人になって会社で他人に面と向かって「ムカツク」って……子供ですか。

 普段あんなに穏やかムードなのに……私が結構何でも言うから自分も言ってもいいと思っているんだろうか……。私、上に対しては色々言うけど、自分より立場の弱い人になんか絶対言わないぞ。そんなのただの弱い者イジメじゃないか……。上司Mさんをどうにかしようと色々動いたけど、鶴田さんには私の領分から出た仕事まで手伝ってかなり良く接してきたつもりなのに、当の鶴田さんからこの扱い……納得行かないっつの。

> 最近思うことは、ここに居ても精神的にも性格も悪くなりそうだし
> 仕事もたいして覚えられないし、割りに合わないから早く脱出したいな。


 私も。この会社に来て身に付けた新しいスキルなんてほんの僅かだな。(そしてそのほんの僅かの99%は梅さんから得たものばっかだ) 上司に対する諦めとか、とりあえず黙ってその場をやり過ごすとか、不満は言っても上司の前では笑顔とか、そんなことばっかり見てきた気がする……。どんどん物の見方が汚くなってきて……人に対してガッカリすることも多いし……。

 でも一番忙しい1月、2月とコキ使われて、その後ポイ捨てされるのかと思うと本当に悔しいよ……。私の契約2月末で切れるので、もうさすがにあっちも延長はしてこないだろうし、2末までに次の会社を今度はちゃんと正社員で探さないとな。派遣のこの理不尽な扱われ方にはもうこりごりだわ……。

 ああ! なんか長々と愚痴メールしてしまってごめんよ〜〜!! あなたも体調悪いのにっ!!!
 とにかく、辞めるにしても1月4日は体調を壊さない限り会社に行くので、梅さんも体調次第で会社で会いましょう! でも、体調が悪かったら自分優先で! 身体壊す価値もない会社なんだし。休職扱いにしてくれるんならそうさせてもらってでも一度ちゃんと完全に治した方がいいよ。あっちも散々利用しているんだから、こっちも持っている権利は使わないとね。

 んじゃ、短い休みですが、4日間、休みを満喫しましょう!

鷹瀬


 ――と、まぁ梅さんとこんなやりとりが年末にあったのですが、私は無事(?)呼び出しもなく、梅さんも無事、年始にはアレルギーが治って出社し、とりあえず表面的には落ち着いた形を取りました。鶴田さんとの関係も、彼女に対するガッカリは私の心の中だけに止めておき(いや、梅さんと別フロアの仲良しさんには吐露済み)、表面上はニコやかに接し続けています。
 行動の節目節目に「はぁ?」というコトも起こりますが、今本当に仕事量が半端ではないので、仕事に没頭し始めてしまえば小さなことは気にならなくなる状況ではあるのです。

 全然納得の行かない給料で働いているので腹立たしくもありますが、実は、仕事内容はとても楽しいので、出来ればまだ学ぶことがある内は辞めたくありません。今まで余り使わずに来たAdobeソフト(Photoshopt と Illustrator)をガシガシ使うため、新しいことがたくさん覚えられて楽しいことは楽しいので、ま、数ヶ月なら勉強と割り切ろうという気持ちでいます。辞めるにしても続けるにしても次回給料を上げるのに役立つスキル習得期間と思って1ヶ月くらいは我慢しよう……と言い聞かせています、短気な自分に。

 何はともあれ、本日は覚悟していたよりもアッサリと過ぎた1日でしたが、次回の山場は部長との面接11(火)辺りではないかと睨んでいます。


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2005年1月5日(水)/動き始める梅さん  晴/残業 0:15
 逃げるが勝ちを誓い合う仲間、梅さんに動きがありました。人事部長に呼ばれ、その直後に部長に呼ばれ……。梅さんに何が起こったのか?
梅 「今日、夜メールしますね。なんかちょっと面白いことになってきましたよ」
 なんだなんだ?! 良いことなのか? 悪いことなのか?! もう毎日のように状況が変化するのでさすがに疲れてきたぞ?!


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2005年1月6日(木)/ささやかな改善?  晴/残業 1:00
 昨晩わくわくしながら梅さんからのメールを待っていたと言うのに、報告メール来ず。朝一で顔を合わすなり「送ったのに返って来ちゃったよ。今日また送っておくね」とのお言葉。あぁん! 随分じらすじゃないのさ!
 東さんの目を盗みながら口頭で軽くしてもらった報告によると、何でも人事部長自ら少々キツめ説教を東さんにしたそうです。そう言えば今日の東さんは大人しめ……カモ。でもなあ、東さん、部長に叱られても11月29日態度の改善たった2日しか持たなかった12月1日からなぁ……。今度は何日持つんだか……。
 そして同時に持ち上がっている、梅さんの部署内異動の話もどうなったのか……。

 ――以下、次号を待て。


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2005年1月7日(金)/梅さん的復讐法  晴/残業 1:05
 ようやく梅さん本人から、5(水)に何が起こったのか、人事部長、部長との立て続けに起こなわれた2件の話し合いの簡易報告を受けました。詳細報告は後日メールで送られてくるのですが、この日、東さんの目や業務の合間を縫って、ささっと受けたコッソリ報告を記載しておきます。
梅 「いや、何だかちょっと面白いことになって来たんですよ。
 ―― 一昨日、人事部長と面談したじゃないですか。あの時、人事部長が言うには、人事部長から東さんに厳重注意をしたらしいんですよ。これって凄いことじゃないですか。東さん、以前部長からも注意されて、今度は人事部長から直々に注意されたんですよ? 普通コレって最後通告でしょ?
 でね、年末、部長から『このまま東チームに残るのが不可能なら、上司Mさんチームか営業チームに異動する?』って言われていて、その件は保留になっていたんですけど、一昨日の人事部長との面接の後で部長に呼ばれたので、正式に返事をしたんです。『東チームで頑張ります』って。だってもう私この会社に居残るつもりはないし、どうせ転職するなら今このチームに居残って、それで辞めた方が東さんの責任は重いじゃないですか

 窮鼠猫を噛む――弱者は弱者なりの攻撃方法があるのだと改めて思い知った週末でした……。

 しかし、部長から直接の注意を受けて2日間しかもたなかった東さんですが12月1日、今度は人事部長という決裁権を持った立場のお偉いさんからの注意、一体何日もつのでしょうか……。


【追記】
 世の中少しはマシになっているのでしょうか?
良心に反する仕事「避ける」が過半数に 新入社員調査  朝日新聞

 「上司から良心に反する仕事を指示されたらどうしますか」。この質問に対して「できる限り避ける」と答えた新入社員が、財団法人社会経済生産性本部の昨年秋の調査で初めて半数を超えた。欠陥車隠しや大手銀行の検査妨害、偽装牛肉事件など企業の不祥事が相次いだことが影響したとみられる。

 以前、2004年4月26日(月)に取り上げた記事では良心よりも指示を優先していましたから……。


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2005年1月11日(火)/粘り勝ちの意外な展開  晴/残業 1:55
 疲れております。3連休でしたが全然休んだ気がしません。ストレス性なのか腰痛も治りません。
 そんな中、いよいよ上司Mさんが2週間の長期休暇に入りました。上司Mさんのいない間に色々動こうと思っていましたが、鶴田さんとの関係悪化に伴い精神的にくたくただった上に、ああ私は人並み以上に働いたところで無能な上司Mさんのご機嫌ひとつでクビになってしまう薄っぺらな存在なのね……という虚しい事実をここ最近目の当たりにして、本日行われる部長との面談にも何の期待もせず、ヤケっぱちなステージへと突入していました。
 「良いコトなんか何も無い」というこの状況下でただひとつ良かったことは、2月末だと思い込んでいた契約終了時期が実は3月末だったこと。派遣社員側が契約を破ることが難しいように、雇用する側も契約期間を短縮することは難しい筈で、取り敢えず今日明日で放り出される心配はなく、3月一杯は職が確保されていると確信し、では、さてと4月からの職探しかぁ……という気持ちになっていたのです。

 この時の私はとにかく疲れ切っており、もはや争点は「上司Mさんをどうこうする」ではなく、「最低線、私の契約期間(3月末)は守られるのだろうか」ということに移行していました。部長との面接も、既に12月15日に駆け込み訴えは済ませているわけで――そして何も変わっていないわけで――本日の面接は元々何かを訴えるためではなく、上司Mさんとの年末の言い合いの結果、年始早々に上司Mさんの独断でクビにされる事態を免れるために依頼していたものであり、取り敢えず当面の難を逃れていた私には不要のものでした。

 こんな調子で幕を開けた部長との面接――「どうせ次回契約更新時には延長されることもないだろうしサヨナラか」とかなり諦めモードに傾いていた私は、前回の面接同様、部長は下々からの意見を聞くだけ聞いて、しかし事態は何も変わらないんだろうな、と、この面接自体に意義を見出せず、自分から諦めの姿勢を色濃く見せたのでした。
鷹瀬 「メールにも書きましたが、上司Mさんと色々ありまして。――ま、でも先月から事態を追ってよく分かったことは、結局、文句があるなら辞めろと、そういうことなんですよね」
部長 「それは上司Mさんの意見でしょ。上司Mさんが何を言ったか知りませんが、会社としては鷹瀬さんを辞めさせるなんてことは考えていませんから」
 ――ん? では上司Mさん個人が私をクビにしたいと思っても、彼女の一存では出来ないんですか? それ物凄く重要情報。
 俄かに元気になる現金なワタクシ……一瞬にして前傾姿勢になりましたよ。
部長 「今後どうなるか分からないけれど、鷹瀬さんが上司Mさんと一緒に仕事をするのがどうしても耐えられないこということであれば、今、メルマガ関連の仕事をインターネット部に移すという話も出ているんですよ。まだ具体的には決まってないけど、そうなった暁には異動する、ということも……。その辺りも含めて、明日にでも人事部長と3人で話しませんか?」
鷹瀬 「お願いします!」
 部長の台詞の語尾がいちいち曖昧なのが気になりますが、人事部長を交えて3人での話し合いを勧める辺り、そこには本当に部署移動の可能性が含まれていると考えて良いのでは……。(←まだ目が覚め切らない可哀想なタカセ……)
 実は以前からインターネット部から「ウチに来ればいいのに」と個人的に誘われており、そうは言っても「作業者同士でそんなこと言っても、私は営業部枠で採用されている派遣だしね……」と諦めていたのですが、部長自らが「メルマガ関連の仕事をインターネット部に移す」と言うのであれば、部署異動も夢ではないのカモ? 環境さえ変われば、仕事内容は気に入っているので当然続けたい……。
 上記の会話の他にも、「鶴田さんは現状をどう思っているのか」「正社員という働き方は考えていないのか」など聞かれました。鶴田さんに関しては「彼女にも不満はあるでしょうが、言ってどうなるものでもないと諦めている節はありますし、私のように自分から部長に聞いてくださいと面談を申し込むタイプでもないので、部長の方から働きかけない限りは何も言ってこないと思います」と答え、正社員に関しては「上司Mさんと長期的に一緒に仕事をするのは無理だと思います」と少々矛先をずらして答えておきました。他にも色々40分ほど話したのですが、微妙なニュアンスで成り立っている会話だったので割愛します。

 今日、部長との面談で分かったことは、どうやら部長は上司Mさんに対して余り良い印象を抱いていないということと、たとえ私が上司Mさんと不仲になっても上司Mさんの一存でクビになることはなさそうだということ、私が本気でストライキを起こしたら部署移動も可能カモ?ということです。一番の収穫は「そうそう簡単にクビにはならなそう」ということでありました。意味ナイと投げ出さずに、しつこくしつこく意思を発信し続けていて良かった……。
 我ながら派遣の分際で諦めずによく闘っていると思います、良い意味でも悪い意味でも。普通ここまでゴタゴタしたらクビか自ら辞めてるんじゃないでしょうか……。そういうこともあって、次々に辞めて行く派遣仲間から「偉いね。よく我慢しているよね」とよく言われております。ま、今まで辞め過ぎたからね……結構もう後がないのよなるべく長く勤めたいのよ、という気持ち40%、60%は仕事内容が好きなんですよ珍しく。
 読者の方からも「派遣なんて割に合わない職業形態、会社側にいいように使い捨てされてしまうような気がします」と心配していただき全くだよねぇと思う反面、現状にはそれなりに理由があり、丁度この方への返信に書いた文章が上手くまとまっているので、一部転載しておきます。(Aさん、その節は心配していただき本当にありがとうございました)

派遣は割に合わないというのは充分に承知しているのですが、これもあのクソ会社に貢献するためではなく、IT系に偏った職歴をどうにか自分の望むものに近づけるために、1年と期限付きで我慢しているトコロなのです。辞めるなら今、まさに1月に辞めてやりたかったのですが(今こそが一番忙しく、私しか出来ない仕事が多くあって迷惑度が一番高いため……←歪んでます)、その1月もそろそろ山越えとなり、仕事が落ち着いた頃辞めたら逆に辞め損、みたいな。(次回の契約終了が3月末なのです)
辞めるのであれば次の仕事を決めてから辞めてやる!と就職活動はしているのですが、やはり前職が派遣で給料も安いと、次に続く仕事でも年収が上がらないんですよね……。だからもう何を持って損得勘定をして良いのやら……悩み所なのです。今辞めることが上手い立ち回りなのか、今はひっそり我慢して、A社で給料を上げるだけ上げてから年収が上がる方向に動くのが上手い立ち回りなのか……。

A社のために働いているわけではないので、あくまでも自分のスキルが増える方向で仕事は何気に選んでしているので、A社勤務も上司と一部の同僚との最悪な人間関係を除けば派遣仲間を含む残りの人とは仲良くやっていますし、仕事は楽しいし、派遣にしては時給は悪くないし、家から近いし、比較的自由環境だし、と捨てがたい面があるのです。ただ最近はそれを上回る人間関係のストレスが物凄いので、結構真剣に考えてしまいますが、私も今まで散々好き勝手やってきているので、これはもしかしたら私に与えられた新境地(=我慢すること……)への挑戦の良い機会なのかなぁ……と。少なくとも日本においては、私は多分今までの人生でかなり好き勝手にやってきたのでしょうから、多くのサラリーマンが感じている「ぐっと堪える」とか「言いたくても言えない、言わない」「悔しい思いをする」という経験を、一時的にであれ、体験しておくのも悪くないのかもー、とか。これもずっと続くと諦めスパイラルにハマって「人生そういうもんだよ」とか疲れ切ってしまうのでしょうが、今のところはまだまだ戦う気があるようなので、精神的には元気なのかな?と。自己分析中です。

A社に関しては、上司Mさんを初めとして、そういう誰もが認める無能な人間を置いておく会社に対しても大概失望していますし、何の期待もしていないので、この会社自体に未練はないのですが、単に、何よりも、恥ずかしながら仕事が楽しいと思ったのは、実はこのA社勤務が初めてなのです。今までずっと仕事内容も「嫌い」か「嫌いじゃない」、「まぁ我慢できる」程度でしたから。「好き」とか「楽しい」という感情を仕事で得たのは今がはじめてなので、出来るならもうちょっと続けたいと。無茶を承知で言いますと、「上司Mさんがクビになればいいんだー」と。……あ、引かないで下さいね……。分かっています分かっています、勤務歴1年未満のしかも派遣が、勤務歴6〜7年の課長をつかまえて「アイツがクビになればいいんだ」とか言っていること自体、尋常じゃないと……。ただ憂さ晴らしに言っているだけなのです……。

でも、本当に派遣ってのは理不尽な勤務形態ですよね。まだ派遣がそんなに主流でなかった頃は、あくまでもお手伝い、自由度が高いというメリットもありましたが、社員の過半数が派遣、などという事態が珍しくなくなってきた昨今、派遣でありながら責任を取らされ、過度な業務を押し付けられるケースが多くなってきて、派遣の使い方を勘違いしている正社員も増え、本当にボロ雑巾のように使い捨てだな、としみじみ感じています。大体において、無能でも給料を貰える正社員よりもよほど厳しい環境に置かれ、仕事も出来る人が正社員より断然に少ない給料で働いているケースが多すぎて、私ももう二度と派遣という形態では働かないと思います。お互い、早いところ派遣という勤務形態を脱出したいですね……。

 ――私、色々言っていますけど、根本はいつだって同じコトを言っているつもりなんです。会社で欲しいものはただひとつ、正義だけなんです。「働き(成果)に見合った給料を得る」「働いた人間が報われる」「会社人間である前に社会人であれ」「人々は人間的な生活を営む義務がある」という正義が……。こんなシンプルな大原則がまかり通らないケースが多過ぎますよ、世の中。

 何はともあれ、明日が勝負。人事部長と部長と私で三者面談です。


【おまけ】
 上司Mチームで悶える西の幕下が私なら、対する東チームで悶え苦しむ東の幕下は梅さんです。5(水)に起こった梅さんと人事部長、部長との話し合いの詳細レポートが本日自宅のアドレスにひっそりと届きました。

----- Original Message -----
From: 梅田
To: 鷹瀬@自宅
Sent: Tuesday, January 11, 2005 5:52 PM
Subject: レポート>A社戦争の巻

鷹瀬さん

何か遅くなっちゃったけど、「ウメダ・A社営業部での戦争〜前編〜」を報告します。

まずまず、年末に東さんに部署移動も考えてと言われたのはご存知ですよね。
移動部署は、営業 or 上司Mさんチーム
とにかく自分を1番に無理のない方向で、辞めない事を第一に考えてと
でその後私はお休みバッカリだったので答えを出さないままに新年に至った訳です。

そして1/5 人事部長に呼ばれ、人事部長が東さんに注意を入れたと、また私をどう
思っているのか「いるの?」「いらないの?」みたいな話をしたそうです。その際、
東さんは私を課に置いておきたいし態度も改めるとのお返事をしたそうです。
かなり厳しいこと(たぶん東さん的には、人事部長に言われたくないよ!的な感じも
あるかと)を言われたと思うよ・・・人事部長も言い過ぎたかなって私に言うくらいだから。

で、私に部署移動とかではなくもう1度今の場所で考えろというのが1点と、ここはもう
一度頑張りたいですと私から東さんに言って欲しいと言う話でした。
(言ったら良い事あるとも言っていた。今の所は特にナシ)
私は自分のキャリアなどを考えるとやっぱりこの課だし、東さんが悪いのか私が悪いのか
会社が悪いのかイマイチ分からなくなってきたという事と、彼女の仕事は素晴らしいと思うけど、
やり方が厳しくて、私がついていけないのかもしれないとも一応言ってみました。
なぜなら人事部長を信用していないので・・・悪口みたいにしたくなかったのです。

で、もう1回頑張ろうと東さんに早くお返事するという方向でという事でミーティングを済ませ
人事部長とのミーティングは終了。
そして続いて部長のお部屋へ・・・
部長とは既にお話があの夜にしてあったので、主に人事部長とのミーティングのヒアリング。
一応今の課で頑張ると伝えたが、彼は彼女が直るとは思っていない様でいつでもまた
何かあったら言えっていうのと、人を雇うことの大変さみたいな話をしていました。
ただ、私は部長に私が移るだけで問題点は何も変わらないし小東さんも気持ち良く上手く
いっている訳ではないし、お仕事の量で東さんがピリピリしちゃうならそれは会社のせいでは?
みたいな話をしたら、ん〜ってなっちゃってました。
で、部長とも東さんに直接報告しますって感じで終了。

しかしその次の日はなんだか気分が乗らず、話す機会ナシ・・・しかも帰り際に話しようよと
東さんから言われる。
色々考えた末、まぁ本人の態度も改まったと言えば改まってるし
今回は丸く収まる方向にみせかけ下手に出る作戦を決行!!

そして1/7二人で話をし、私も大人だなぁというか女優だなぁと思ったが
「いたらない事が多いのですが、東さんさえ良かった今の部署で頑張りたいのですが良いですか?」
と切り出してみたら「ホント〜!!全然迷惑じゃないよ〜」ってな感じで
ホントに思ってんのかよっていうお褒めとかいただきまして今に至る訳です。
「私もマネージャートレーニングの最中だから、至らないけどヨロシクね」って言われた。
人事部長の東さんへの飴はこれか!!みたいなね。

でもご存知の通り、私は転職をする訳で
きっと彼女もそのうち元に戻ってしまう訳で
でも上手くいっている内に来る災害ほど怖いものはない訳で
私は次の後編に向かって動きますよ。

この騒動の最中、人事部長が何回も言った?とか良い事あった?とか聞いてきて
お前どんだけ暇なんだよ?とも思った。
鷹瀬さんも、大変だけど最後の傷を大きく残した方が楽しいから(怖っ)それを忘れないでね。
辛いことは多いが、今日の話し合いで少しでも鷹瀬さんの気持ちが楽になった事と
今後少しでも状況が改善される事を心底祈ってます。

何か本議事録に質問などあったら、いつでも聞いてください。
でもこう書くとツマンナイナ・・・かなりダメージあったと思ったんだけどな。


 くすんくすん……梅さん大好き。
 ってか、私も大概A社に味方は多いんですよ……。派遣とか他部署の人とか仲良いし。ただ私の味方になってくれる人は大抵権力を持っていない人だというだけで……。


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2005年1月12日(水)/お決まりの展開  晴/残業 1:20
 期待させておいて裏切る――1回目は裏切る方が悪い。2回目も裏切る方が悪い。しかし、3回目は裏切られる方が間抜けなのです。
 ………………ええ、ええ、私のことですよ、間抜けってのは。ったく、なぁにが「明日は人事部長と僕と鷹瀬さんの3人で面接ね」だ! 今日、行う予定だった面談、1日中期待しながらお声が掛かるのを待ったが呼ばれやしなかったさ! まぁ私が終日忙しかったせいもあるかもしれませんが……。でももう口約束なんか信じないのだ!

 一方、東の幕下、梅さんですが……ヨタヨタながらも新年以後順調に復帰していたのに、今日再び欠席……。最初は午前半休で「病院に寄ってから出社します」というメールが入っていましたが、午後になり「全休」との通達がありました。本当にもうボロボロだな私たち……。


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2005年1月13日(木)/意外な味方  晴/残業 5:05
 もうね、ゆっくり丁寧に書いていたらいつまで経っても現実に追いつかないので、サラっと記述を目指します。
 ってか、見てくださいよこの残業時間。アホか私は。なんでこんな安月給でここまで働いているんだか。ぷんぷん!――と、今でこそ怒っていますが、当時はもうヘロヘロで怒る気力もなかったです。家に帰ってバタンQで寝るだけ。残業月40時間以上している人が社会に対して無関心になるの、分かりますよ。そんな気力残ってないっつの。
 事態を良くしようなんてのは相当なエネルギーを要する気持ちですからね。余裕がなきゃ出来ないって。だから日本社会は国民が利口にならないように、政治について考えないように、腑抜けにさせるために、サービス残業という悪習を野放しにしているんだろうなぁ……。

 おっと、早速なんかくどくど始まりそうな気配。ヤバイ短くそれ行け!ってことで、本日のタイトル通り、意外な味方が潜んでいたというお話です。
 まだ部長との2回目の面談をする前、「上司Mさんにクビにされるかも……」という話を人事部の仲良しさんにしていたのですが、部長から「上司Mさんの一存でクビということはない」と言われたことの報告も兼ねて、11(火)の面談の報告をすると……。
「そうなんだー、良かったね。私も心配しててさ、今まで派遣の更新確認メールは上司Mさんだけに送っていたんだけど、今回から CC に部長を入れるようにしたんだ。でもね、凄かったんだよ。部長を CC に入れた途端に、上司Mさんが『こういうのって私に決裁権があるんじゃないの?!』って速攻で人事部に怒鳴り込んで来てさ。何にもしてないくせに、権威とかそういうことに関してはスッゴイ敏感なんだね。『鷹瀬さんが言ってたのってコレかー』とか思っちゃった」
 小さな気配りで救われる雇用がある――ビバ、一見ささやかな、しかし効果の大きな援助! ありがとうっ、人事部の××さんっ!!


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2005年1月14日(金)/人事部長とランチ  晴/残業 1:10
 よっこらしょーっと。ただいま2月13日の夕刻です。机に向かったのはおやつ時だったのに、PCの前でウッカリ居眠りこいちゃいましたよ。「後日書きます」「近日中に書きます」と言って3連休の、しかも最後の最後になるまで稼動できない己を愛しく思う今日この頃――自分の中の「駄目」を反省せずに生温かく見守るようになっちゃあ人間オシマイです。さー、手元に散在するメモや記録メールを元に、ちゃっちゃと日記を現実に追いつかせなくちゃだわ。現実はいよいよ面白いことになって来ているのだから!

 さて、そんなこんなで1ヶ月前の現実報告です。ちゃっちゃと行きます。ちゃっちゃと。先、長いんで。
 上司Mさんが長期休暇に入った初日11(火)に部長とひっそり面談を済ませ、その際に「明日にでも人事部長を交えて3人で面接を……」との言葉を真に受けて1日中お声が掛かるのを待ち侘びた12(水)。所詮お声が掛からず「また踊らされちゃったワ」と黄昏た13(木)。そして本日です。
 昼になり、そろそろランチにでも行こうかと時間を気にしつつ仕事をしていると、私の机の近辺を人事部長がうろうろし始めました。一瞬「お! いよいよ3者面談か?!」と思いましたが、肝心の部長が席におらず、冷静になればこの人事部長はランチの相手を求めてふらふらとフロアを彷徨うような人なのです。フロアには私と梅さんしかおらず、梅さんはとてもランチに行けるような状態ではありませんでした。残る私は、と言えば、人事部長として上司Mさん絡みで相談したいことはあれど個人的に交友を深めたい相手でもなかったので、さりげなくシカトしていましたが、遂にはあちらから「鷹瀬さん、ランチまだなら一緒に行かない?」と直接的に誘ってきました。過去にも数回誘われておりましたが、「あのオッサンは誰かと一緒にランチに行くと領収書を切って食事代を経費で落とす」との噂を聞いていたので、そういう人間に加担したくないことも手伝いその度ごとに断ってきました。しかし今回は微妙です。タイミング的に、このランチは面接を兼ねているのではないかと思い、更にこれを逃せば人事部長と話す機会もなくなるのではという危機感があったため、仕方ない、腹を括って人 事部長の誘いに乗ることにしました。

 人事部長の導くままに付いて行ってみれば昼間っぱらからフレンチですよ。ランチメニュー1000円前後と決して高くはないですが、サラリーマンの毎日のランチ代を考えれば安くもない。アンタこんなところに連れて来て奢ってくれるんでしょうね、と冷や冷やしながら早速本題です。
人事部長 「いやぁ、一度こうして鷹瀬さんとゆっくり話してみたいと思っていたんですよ」
 開口一番の「聞く体制」宣言――回りくどい言い回しではありますが、睨んだ通り、部長から話は行っているな、と。
 ま、ここから先は部長に話したよりは幾分ソフトに、現在上司Mさんの下でどんな目に遭っているのか、上司Mさんがいかに仕事をしないか、1年で一番忙しいこの時期に2週間の休みを取るという無責任さについてなど延々と訴えてみました。すると返って来る答えはなんだかピントの外れたモノばかり。
人事部長 「う〜ん、でもね、鷹瀬さん。下がした仕事を上に提出する際に、わざわざ『これは××さんがやりました』とは普通言わないよ。僕だって言わないよ?」
鷹瀬 「いえ、そういう細かいことを言っているのではなく、本来彼女はマネージャーという立場で仕事をマネージメントする必要があるにもかかわらず、そういうことを一切せずに部下に『やって』の一言で結果が出てくるのを待って、結果が出てたらそれだけさらって『コレやりました』と上に出すと。そんなのはマネージャーの仕事でも何でもないし、誰だって……私だって出来ることだし、言ってしまえば別にいなくてもいい存在だと、そういう話です。伝言ゲームじゃないんですから、マネージャーという立場にいるならば、それなりのことはしていただかないと」
人事部長 「それは鷹瀬さんが上司Mさんを嫌いだから否定的に見てしまうんじゃないかなぁ」
鷹瀬 「いえ、彼女個人を人間的にどうこうは思っていません。ただ、役職と仕事内容にギャップがあるので勘弁してくれと思っているだけです。給料に見合った仕事をしていただきたいと……」
人事部長 「まあ、もう上司Mさんのことは気にしない方がいいよ
 ……え? いや、気にしない方がイイと言われても、同じチームで、しかも私の直属の上司なんですけど……。シカトする訳にもいきませんしシカトしたら注意されちゃうし。なに言ってンだこのオッサン。
鷹瀬 「あのですね、上の人が作業しないことを怒っているんじゃないんです。本来、上司は何も下っ端と同じように作業なんかする必要はないと思っています。私は上司Mさんが作業ベースで何もしない、もしくは出来ないことをどうこう言っているんじゃないんです。マネージャーとしての責務を全うしていない点に問題があると言っているんですよ。
 能力レベルの話も然りですが、上司Mさんに関しては責任感という点においても問題アリだと思っています。例えば具体的には今回の2週間の休暇――こんなの考えられませんよ。そりゃ勿論、社員には休暇を取得できる権利はありますし、私も社員が一方的に会社の犠牲になる必要はないと思っています。ですが、彼女の場合、今回の休暇申請は1月が忙しくなると分かっている時点で出されたものなんですよ? 1年の中で今が一番忙しい2週間というこの時期に、派遣の私ですら休みもなく毎日残業しているのに、なんで給料をたくさん貰っている正社員の課長が2週間の休暇を取ってるんですか。ありえませんよ、こんなの」

人事部長 「う〜ん、まぁねぇ……」
鷹瀬 「まぁ上司Mさんがいたからと言って的確な指示を出すわけでもありませんから、いっそいなくて良かったという面もありますが」
人事部長 「そっか。じゃあ今回の上司Mさんのバケーションは、鷹瀬さんにとってもバケーションになった訳だね。良かったじゃない
 くっ……この狸オヤジめ……ッ!! 嫌味で吐き捨てた台詞にニコニコ返事してんじゃねぇよ! 正直、その場で絞め殺してやろうかと思いましたヨ……。あ、でも、表面にはこんな内面の嵐はおくびにも出しませんでしたよ(多分)。最近私も自分の感情を露骨に態度に出さないように頑張っているのです。ま、成功しているかどうかは自分では分かりませんがね……。
 とにかくもうね……私も派遣の立場で人事部長相手に凄いコト言ってンなー……という自覚はありましたが、これだけ的外れな回答しか返って来ないとね……「ここまで言ってみたらどうだ!」みたいな挑戦的な気持ちになっちゃって……。エスカレートしまくり。前述の「自分の感情を露骨に態度に出さないように頑張っている」に矛盾しているようですが、言うことは言うけれど、対する反応に「ちっ!」とか「けっ!」とか「ドアホがぁ!」という態度を出さないようにしている、という意味ですから。
 ともあれ、物凄い不満を滲ませて淡々と訴えている不満も、こう変化球で返されると虚しさも募ります。この人事部長、もしかして物凄く無能なのか、もしかして物凄くやり手で老獪なのか、何を言ってもこの調子のトンチンカンな返答しか返ってこないので、段々私も訴える気が殺がれ、無口になって行きました。すると人事部長からそれまでの話を聞いていたのか?という唐突さで全く別の話を振られたのであります。
人事部長 「鷹瀬さんさ、コンピューターとか得意なんでしょ? ITの仕事とかはどう思う?」
鷹瀬 「(異動の話かな、と思いつつ) ああ、まぁ、興味がない訳ではありませんが、今の仕事が気に入っているので……。サポートセンターのような仕事は今の仕事とは全く別の話になりますし……」
人事部長 「ふーん。鷹瀬さんももうそろそろ1年だっけ? どう? なかなか長く勤めてくれる派遣さんもいないんだけど、鷹瀬さんとしては会社に愛着を感じ始めているんじゃない?」
鷹瀬 「(正社員にするという話かな、と思いつつ) いえ。正直、会社にどうこう、ということではなく、仕事として今担当している仕事は好きですし、こんな状況でなければ長く続けて行きたいと思っています」
人事部長 「そっか。まぁ、そのうちイイコトあるかもよ
 「そのうち」っていつですか? ……にしても、何が「そのうちイイコトあるかもよ」だ。お前は占いを信じるロマンチックな乙女か!と突っ込んでやりたかったです……。

 約50分、全編に渡ってこの調子の会話が続き、しかも途中からは人事部長、あからさまに「この料理美味しいね」などと話題を逸らして私の話を聞かないようにし始めるし……。はぁ〜無駄な時間を費やしちゃったな〜……このランチ、自腹だたらどーしよ……などと考えつつ何も解決しなかったエセ・ミーティング・ランチの終了です。
 お会計の段になると「ここは僕が……。鷹瀬さんは先に出ていて」と人事部長。最低線、良かった〜とお礼をしつつ表で待っていると、聞こえちゃったもんね〜。人事部長が会社宛の領収書請求しているの。け。オメーのランチ代出すためのエセ面接かよ。どンだけ汚い連中なんだっつの! ぷんぷん!

 こうして人事部長との面接を終えたのでありました。


【後日談】
 当然この日のことは人事部の派遣仲間に報告。後日、仲間から「来たよ、あの日のランチの請求書。『これは鷹瀬さんと大事な話をしたから〜云々』とか言ってたー」との報告返しあり。営業部長の密談33275円しかり、この会社の上層部は遣りたい放題ですわ。上司Mさんをクビにしないのは、彼女をクビにしたら自分の身も危なくなるからかもなぁ……。

【後日談2】
 人事部長の下で働く社員さんが、人事部長のプレゼンを見て言いました。
「はぁ……。人に全部準備させて、自分は何にもしないくせに、こういう発表の段になるとさも自分で調べたみたいに話しちゃって。本当に何にもしないんですよ、あの人」
 ……あら〜……私、訴える人、間違えちゃったかもー。上司Mさんの所業の訴えを、上司Mさんもどきにしてしまったらしい……。ってか、やっぱりこの会社、上層部は軒並み無能なのかもー。


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2005年1月17日(月)/また少し動くのか?  晴/残業 1:35
 1日分の日記が無駄に長いので、書き終える度に続きを書くのが億劫になってしまいますが……1日ごとに億劫になっていたら1月分を書き終えるまでにあと10回は億劫になる計算ですので、余り深く考えず、さくさくと進めて行きたいと思います……。

 土日両日共に派手に遊んだため、全然休めていません。でもなんか幸せな週末でした……。やはり人間多少疲れていても外に出て発散した方が良いのかもしれない……とインドアを愛しつつも思うのでした。
 それはさておき、あっと言う間に上司Mさんの長期休暇の折り返し地点になってしまいました。来週には上司Mさんが帰ってきてしまいます。「上司Mさんがいない間に色々動いて社長とお近付きに……」なんて夢想しておりましたが、夢想はやはり夢想でしかないようで、実現には程遠いみたいです。
 事態をただ手をこまねいて傍観しているだけではなく、出来ることは多少無理をしてでも行動に移しているつもりなのですが……。振り返ってみると人事部の人に幾度となく訴え、部長には2度ほど訴え、遂には人事部長にも訴え、着実に訴えの階段を上っているのですが、その割にはこの成果のなさは一体どうしたことでしょう……。まぁ、お陰さまでと申しましょうか、「文句だけ言って何もしない」とは誰からも言われません。むしろ「仕事も残業までして頑張っているし、事態の改善を求めて上層部に訴えてもいる。やれるだけのことは全部やっているのに……」と同情票が集まりまくりです。同情よりも結果が欲しい今日この頃……。

 一方、部下が何をしようと私は課長、とでも言うように、上司Mさんは不在のクセに迷惑を振りまいております。内容は詳しく書きませんが、本日、上司Mさんがありえないレベルのミスを仕出かしたことが判明しました。休暇前にすべきことを、全くしていなかったのです。それに気付いた鶴田さんは東さんに事態を報告し、指示を仰ぎました。東さんも「ええっ?! 上司Mさん、コレやってないの?! それは……ありえなくない?!」と顔面蒼白です。
 東さんは上司Mさんのことを目の上のたんこぶと思っているので、正直、今回のことが起こったときも、「やった! これで東さんが動けば上司Mさんにトドメが刺せる!」と喜んだのですが、東さんときたら鶴田さんに言うのです。
東 「鶴ちゃん、これは私がやっておくから。このことはここだけの話にしておこう。ちょっと、コレやってなかったとなったら大問題だし……」
 ――そう、大問題だからこそ暴露して上司Mさんをクビにしちゃおーぜと横から願うわけですが、なぜかこんな時に上司Mさんを庇う東さん……意味が分かりません。そして酷い酷いと言いつつも事実隠蔽に大人しく加担している鶴田さんもです。私の身に起こったことならば部長に即刻チクるんだけどなぁ。たとえ部長を信用していなくても。
 上司Mさんを必要以上に庇い立てする東さんですが、東さんが上司Mさんを好きかと言うとそんなことは100%ないと言い切れます。これは私だけの思い込みではなく営業部全員の認識です。余りにも納得が行かず、つい色んな人に「なんで東さんは上司Mさんを庇うのかな?」と聞いたところ、鶴田さんからも小東さんからも梅さんからも他の人からも同じ答えが返ってきました。
「恩を売りたいんだよ」
 ……そうなのかなぁ。なんか釈然としないなぁ。だって上司Mさんって恩を売れる相手ですか? 東さんが「アナタの代わりに××をやっておきました」と報告したところで、「ああ、ありがと」とか軽く受け流しちゃいそうだよ? 自分が何を仕出かしたのか、己のミスの重みを理解できるかどうか……。
 上司Mさんと東さんの間には「実力は無いが肩書きを持つ課長」と「実力はあるが肩書きを持たない課長代理」という複雑な利害関係があり、お互いがお互いを利用しているのですが、今回のようなことがあった場合には、東さんが本気を出せば上司Mさんから肩書きを略奪することが出来そうなのにーと少し残念です。いえ、一営業部員として冷静になれば東さんが課長になった暁には今以上の地獄が待っていると思うのですが、こう……何でもいい、どこでもいいから何かひとつくらい明確な勧善懲悪がまかり通って欲しいのです。無能な奴は降格するとか、仕事量に見合った給与体系とか……。

 ――結局、1年で一番忙しいこの時期に2週間の休暇を取り、しかもありえないレベルでミスを仕出かした上司Mさんは、そのミスを部下に庇ってもらって依然として平穏無事……。一体どれだけ人望のある上司だよ、と思いきや、みんな陰では文句ぶーぶー非難ごーごー。なんだこの歪んだ会社は。

 さてこんなことがありつつも、営業部に少し動きがあったのであります。鶴田さんが部長に呼ばれました。上司Mさんチームで働くことについてのヒアリングです。恐らく11(火)の私との面接の時の言葉、
「鶴田さんにも不満はあるでしょうが、言ってどうなるものでもないと諦めている節はありますし、私のように自分から部長に聞いてくださいと面談を申し込むタイプでもないので、部長の方から働きかけない限りは何も言ってこないと思います」
を受けてのことだと思うのですが、自分では何ひとつ訴えるような行動を起こさず、しかも私に「言って良くなるとも思わない。鷹瀬さんもガタガタ騒がないで」とまで言っていたクセに12月29日参照)、「部長と話せる」と無邪気に喜んでいる鶴田さんに「なんだこの人、調子良いな」ともチラリと思いましたが結果オーライです。何でもいいからアナタの知る事実を部長に訴えてくれと。アナタこそが訴えるに相応しい立場にいるのだからと。そう言いたい。

 本日中に結果を聞きたかったのですが、定時後に部長室に呼ばれた鶴田さん、私が帰る頃になっても部長室の扉は固く閉ざされたまま、どんな話をしているのかな〜と後ろ髪を引かれつつ、この日は用事があったので鶴田さんの面接が終わるのを待たずに会社を後にしたのでありました。
 家に帰ってしばらくすると携帯にメッセージが入っていることに気付きました。鶴田さんからです。
「部長との面接を終えました。詳しいことは明日会社で話します。いきなり電話してごめんね」
 なななななんだ?! 明日を待てないほどの内容だったのかっ?!?! どどどどどうなったんだ?!?! きききき気になるぅっ!
 ――と言うことで、次号を待て。


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2005年1月18日(火)/人相悪化と褒美少々  晴/残業 5:20
 見てくださいよこの日の残業時間を。5時間20分……しかも昼休みは30分でしたよ……。上司が南国で2週間のバカンスを楽しんでいる傍らで、休暇3分の1、給料半分、仕事量3倍の部下(しかも派遣)は夜22時過ぎまで残業か……。
 ふ……ふふっ……ふふふ、あは、ははは、あーっはっはっはっは! なーんだこの残業時間はヨ! 時給1800円で仕事に命賭けてるキャリア・ウーマン気取りかっての! アホかおまいは! 目を覚ませ! 覚ますんだタカセ!
 ――ハイ。幸か不幸か目はばっちり覚めています、の鷹瀬です。お陰様で覚めている目は冷めていて、しかも三白眼っスよ。今週、って、昨日から始まったに過ぎない今週の内に会社の人から言われた台詞をコンパクトにまとめてみましょーか。
「鷹瀬さん、最近人相悪いよ」
「私、気付いたんです。朝の鷹瀬さん、めちゃめちゃ険しい顔してますよ」
「どーしたの、週初めなのにもう金曜日の顔だよ」
「眉間にシワができてるよ〜」
「大丈夫? 目が真っ赤だよ」
(内線電話で)「……どうしたの? 死にそうな声してるよ」

 ……よろよろ……何せ日本の非人道的なサラリーマン社会に耐性が無いものでね……。ま、平たく言うと KONJO-NASHI なんですが。でも今の私の状況は私の持つ本来の気質 KONJO-NASHI が原因というのとはまた少し違う気がする……。
STOP RIFUJIN ――【脱サラ宣言!】では死ぬまで理不尽と闘うサラリーマンを公式にサポートします。
 ま、公式なサポートってのは「頑張れ」と念を送り続けることなんですが。くそ、私も頑張れと励まして貰いたいっちゅーの。……あ、まぁ会社で結構励まされているか……力を持たない者たちから……。ふぅ……。

 こんな殺伐とした会社生活にも、少しだけ報われる瞬間と言うものがあるのかもしれません。禍福あざなえる縄の如し……信じていいのかこの格言。似て非なる「人間万事塞翁が馬」の方が私の状況には心情的に近い気がするなぁ……。
 話が逸れました。何を言いたかったのかと言うと、昨日の鶴田さんの面談の結果です。
鶴田 「なんかね、部長、鷹瀬さんのこと凄く評価してたよ。『彼女は他部署からも評判が良い』って言ってたの。びっくりしちゃった。ほら、部長って仕事してるとかしてないとか全然見てる気しないじゃない? でも良かったね」
 こんなにストレートにお褒めに預かり嬉しくない訳はありませんが、イマイチこう……信じていいのかなぁ、と言うか……。鶴田さんから私に伝わることを計算づくで言っているリップサービスなのかも……とか裏の裏まで読んでしまったり。
 それに鶴田さんの言う通り、部長は社員が仕事をしているかどうかなど全く知らないと思うのです。評価していただいているのにこんなことを言っては何ですが、社員の実力を正当に評価できるほど出来る人でもないと思っています。事実、営業部での部長のお気に入りは岡さんですが、岡さんの無能っぷりは営業部内だけだはなく他部署からも指摘されるほどなのです。それでも部長の評価が一番高いのは岡さん。なぜなら部長を持ち上げるから。私としては、岡さんを評価している部長に評価されてもね……みたいな。一体私の何を評価しているんだか……。私が部長に分かるようにとった行動と言えば12月15日1月11日の面談で「上司Mさんをどうにかして下さい」と訴えたことくらいな気がするのですが……。

 何はともあれ、他部署から評判が良いというのは単純に良いことです。それに誤解だろうとなんだろうとプラスのイメージ大歓迎、上司Mさんをどうにかしようと思った場合、部長にマイナスのイメージを持たれてしまっては面倒です。
 しかしこの件に関しては決して気を緩めずに様子見だな、と勝って兜の緒を締める気持ちで……って、全然勝ってないし。ささやか過ぎるよ、私ってば……。はぁ……。いかん、辛いことがありすぎて小さな幸せに敏感になりすぎとる……。

 さて一方で鶴田さんが部長に訴えた内容ですが、「作業が多く発生するチームで、作業をしない人は必要ない。すべきことを山のようにこなして行かねばならない中、私たちに監督(=上司Mさん)は要らない」というようなことを言ったようです。この言い方は非常に上手いなぁと感心しました。「作業をしない」や「仕事をしない」と上司Mさんを責めるのではなく、「監督は要らない」という切り口で攻めるのは個人への攻撃性がない分、当たりがまろやかでありながら、結果的には上司不要説を唱えている訳で、よりシャープな訴えとなっていると思います。

 さあ、最後の難関であった鶴田さんも訴えを済ませ、とりあえず現状でやれるだけのことはすべてやりました。札が出揃い、今後は事態がどう展開するのか――上司Mさんが帰ってくるまであと3営業日。少し面白くなってきました。


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2005年1月19日(水)/苛立つ鶴田さん  晴/残業 3:05
 昨日で状況は良い方向へ向いたのかと思いきや、本日思わぬところから攻撃を受けました。――鶴田さんです。
 残業時間を見ていただいても分かるように、今本当に日々全力疾走なのですが、鶴田さんはほぼ毎日私より遅くまで残業しており、疲れも相当溜まっているのはよく分かります。しかし、言わせていただければ私は派遣で彼女は正社員。給料だって扱いだって保障だってまるで違うのですから、同じだけの仕事量を求められても困ります。(明確に口頭で求められてはいませんが、結局仕事は大量に振られている訳で……)
 しかも彼女は昨日まで上司Mさんの傍若無人ぶりを訴えもせずに粛々と受け入れていたのですから、私から言わせればそれで上司Mさんから仕事を押し付けられて残業する羽目に陥っても自業自得です。事態を変えようという努力を一切してこなかったのですから。
 しかし昨日部長に訴えたことで、さあこれからいよいよ部長が動いてくれるのだろうか……という状況になったと言うのに、鶴田さんの苛々は治まらないどころか募っていったようです。そしてなぜか矛先には私が……。

 本日の出来事です。
 鶴田さんがサーバにアップするファイルを間違ったフォルダにアップしたので、別に注意という訳ではなく、単に間違っていることを教えるためだけに普通の感じで
「このファイルは通常ここに置くんですよ」
と言ったのですが、機嫌が悪かったのか、癇に障ったのか、疲れていたのか、
「聞いてないし、知らないよ」
とキレ気味に言われました。こんなにキリキリ言われることでもないと思っていたので多少ビックリしつつも、ああまた最近よくあるヒスかなぁ……と引きつつ、
「いえ、前にも教えましたし、前回は鶴田さんも自分でそこに置いてましたけど……」
と控え目に言ってみたら、ぞんざいな口調で
「あっそ。そんな前のこと覚えてないよ」
と軽く交わされ(絶対に謝らない)、挙句に席に戻ると同時に送ってきたメールが以下でした。

-----Original Message-----
From: 鶴田
Sent: Wednesday, January 19, 2005 12:40 PM
To: 鷹瀬
Subject:

ごめんね。素人で。
フォルダーに分ける意味を教えてくますか?


 ……ドン引き……。なんだコイツ。と思いましたネ。なんでこの会社の人は無意味な会話をしようとするのでしょう……。他人の細かさには敏感なクセにこんな下らないメールいちいち送って来るなよ、と……。こんなメールばっかり書いているから時間なくなるんじゃないの?と……。
 たとえ疲れて苛々していても、その原因は私ではないし、私だって疲れています。しかも、逆の立場で同じようなことが何度かありましたが、その時は「前に言ったでしょ。忘れないでくれる?」とか強い口調で言われているのですが……。
 私は鶴田さんのことは嫌いではなかったし、彼女が苛立つ背景は充分に見てきたので闘おうとも思っていませんが、そういう相手からこう突っ掛かられると非常に疲れます。
 取り敢えずもう話すもの嫌だったので私も1行メールで「管理簡易化のためです」と返信したら、今度は速攻で私の席までやって来ましたヨ。
鶴田 「大勢に影響はないんでしょ? もうこういう状況で忙しい時に、そんな小さなことをいちいち言わないでくれる? 今言われても忘れちゃうし、後で言えばいいじゃん」
 …………ドン引きパート2……。
 なんだソレ。「後」まで私が覚えていなきゃいけないんですか? 小さなことなんだからサラリと流してくださいよ。私だってアナタに余裕が出来たかどうかなんて見守っている余裕ないんですから。大勢に影響がなくても知っておかなくちゃならないことなんてゴロゴロあるでしょうに。しかも別に「ここに今すぐ入れなさいよ!」なんて言ってないでしょ。単なるアドバイスでしょうが。自分の時は「ちょっと私も忙しくて忘れちゃうかもしれないから今の内に言っておくね」とか、こっちの仕事の状況を考えずに「取り敢えず言っておく」攻撃するくせに……。忙しい時に言うだけ言って、私が後でそれを忘れようものなら「言ったじゃん!」とか言うくせに……なんだコイツ。
 なんだこのチーム。
 なんだこの部署。
 なんだこの会社。

 くっそ、本当にムカツク!とむきむきしながら後ろを振り向くと、梅さんも東さんからの攻撃でグッタリしている様子。そんな梅さんを慰めつつも東さんの悪態を吐く小東さんに「そういうことを東さん本人の前で言いなよ」と私が言うと、小東さんと梅さんが絶妙な掛け合い漫才を披露してくれました。
小東 「馬鹿だなあ、鷹瀬さん。そんな恐いことするわけないじゃん。♪よ〜く考えろ〜♪
小東&梅 「「♪自分が大事だぞ〜♪」」

 まるで示し合わせていたかのように綺麗にハモってお見事でした。いや〜和んだ一瞬でした。


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2005年1月20日(木)/踊らされる私たち  晴/残業 1:35
 こうね、立て続けに読むと「また同じコトを繰り返しているのか君は」と呆れちゃうかもしれませんがね、リアルタイムでこれらの現実に向かい合っていると、なかなかどうして毎度毎度神様の思惑通りに踊らされるわけですヨ。「ふ、馬鹿が」などと高見の見物を決め込まず、どうか同じ位置に立って現実を想定し、共感を持ってこの状況をリアルタイムで受け止める努力をして下さい。それが出来なきゃこんなサイト読む意味ないのよ!(A社風いきなり逆ギレ攻撃)

 鶴田さん……疲れてイライラしているのはよく分かりますが、それを諸悪の根源である上司Mさんにぶつけずに下の私に当たるってのはどーよ。という状況です。それとも私、何か鶴田さんの気に触るようなことをしましたか? 面と向かってそう聞いてみたかったです……。

 ここ数日の鶴田さんの八つ当たりは止まることを知りません。自分が送ったメールを私が忙しくて読んでいないときは「ちゃんと読んでよ。『読んでません』じゃ済まされないよ」とか言うくせに、私が送ったメールは読んでおらず「さっき送ったメールに書いてあるんですけど……」と言うと、「今忙しくて読む暇ないから、口頭で言ってくれないと!」とか言って来ます。……もうお前どんだけ思い通りに仕事すれば気が済むんだよ……と呟いてみた昼下がり。どうして恥ずかしくないんだろう……。
 この日も朝から鶴田さんにキツく当たられ、私の周囲の温度が下がりました。そんな私を心配して、少々離れた席に座る小東さんから気遣いメールが入りました。

-----Original Message-----
From: 小東
Sent: Thursday, January 20, 2005 10:51 AM

大丈夫?



-----Original Message-----
From: 鷹瀬
Sent: Thursday, January 20, 2005 11:01 AM

ってか、勝手にキレてる鶴田さんにキレそう……



-----Original Message-----
From: 小東
Sent: Thursday, January 20, 2005 11:08 AM

たとえあんなでも、やっぱり鳩(=上司M)はいた方がいいんかな。
鶴さんも仕事溜まってか(かどうかわからんが)いらいらモードだし、
うちチームの人も恐怖政治復活モードだし、原因は鳩不在による業務過多なんかな。



-----Original Message-----
From: 鷹瀬
Sent: Thursday, January 20, 2005 11:09 AM

いや、鳩はいない方がいいな。こんなんでも。いたら邪魔。
つうか、鶴さん気分屋さん過ぎて最近本当に疲れる……。
コイツよく言うな〜って最近しみじみ思うことが1日1回は必ずあるな。
要するに疲れているんだろうけど。人間、パニック時に本性見えるよね……。
そっちもアッサリ恐怖政治復活したわね……。
私たちも一体何度踊らされれば気が済むのかしら。



-----Original Message-----
From: 小東
Sent: Thursday, January 20, 2005 11:16 AM

そっか。鶴さん気分屋さん節は昔からあるらしいし。
噂によると、いろいろなスイッチの切り替わり方で、急にテンション変わるらしい。
例えば、トイレに入ったら新しい紙がセットされてなくて、
“いつも私が・・・”って思ってテンション下がるとか。
んー、こちらもそちらも、ねぇ。
いきなりスイッチ変えられても困るんだけど・・・しかも、スイッチがどこにあるのかわかんねーし。
踊りっぱなしだな。もんたよしのりばりに。



-----Original Message-----
From: 鷹瀬
Sent: Thursday, January 20, 2005 11:27 AM

ファイル置き場が違ったから「このファイルってここに置くんですよ」が昨日のスイッチよ。
わかりにく過ぎるっつの!
「あのさ、今忙しいんだから、そんな大勢に影響のないこといちいち言わないでくれる?!」
とキレられた……。席に戻ってから2行メールが送られてきて、こうよ。
「ごめんね。素人で。フォルダーに分ける意味を教えてくますか?」
………………なんでこの会社の人は意味のない会話をしようと思うのだろう……。
別に「置きなさいよ!」と言ったわけではなく、単に「ここに置くんですよ」って
今後のためにも教えただけなのに……。ちゅかれる……。

今日のスイッチは、昨日他部署から来たメルマガ掲載依頼、依頼主本人から口頭で取り消しに
なったんだけど、鶴さんもその場にいて聞いているからイイかと思って、「取り消すかも〜」みたいな
調子で私だけに届いた内々のメールを彼女に転送しなかったこと。そんで、そのメールを転送せずに
削除してしまったので、おかんむりらしい。「凄いムカツク」と面と向かって言われたよ。びっくらこいた。
別にいいじゃん、依頼者本人が「あの依頼は無かったことで」っつってんだからよ。オメーも聞いてただろ、って。
証拠、証拠、って、営業部じゃないんだからそんな責任の押し付け合いなんか普通しねぇよ。みたいな。

みんな隠しスイッチ多くて、いちいち言動にビビルよ。でもびびっても、想像もつかないところに
スイッチが散在しているから、普通にしててもウッカリ押しちゃうんだよな……。



-----Original Message-----
From: 小東
Sent: Thursday, January 20, 2005 11:35 AM

・・・爆笑です。この話。
面白いっ!面白すぎる・・・。
なぜみんな言う前に考えないんだろう?
上がそうだから、それがどんどん立場の弱い人に向かって伝染してくのかな。
ぶちきれた後に、“ごめんね”とか“ありがとう!”とか言われても・・・おためごかしにしか聞こえませんです。
あとから謝るくらいなら、あとからありがたがるくらいなら、いっそキレないっていう方向はいかがでしょうか。
お互い楽だと思うんだけどなぁ、その方が。
なんで、あえてあんなに疲れることするんだろう・・・。



-----Original Message-----
From: 鷹瀬
Sent: Thursday, January 20, 2005 11:39 AM

渦中にいると笑えないのよね……(涙)
本当にね、私とか、最低線、鶴さんと気まずくなると仕事しにくいので、鳩に対する態度とは
違ってかなり良く対応していると思うんだけど、鶴さん自身は鳩に愛想よくしてこっちに
苛苛100%をぶつけてくるから本当に理不尽だよ……。
そんで、落ち着いた頃に「上司Mさんってさー」とか鳩の悪口を持ちかけてくる……。
私の中ではアナタも同じ枠だよ、最近、と言ってやりたい……。



-----Original Message-----
From: 小東
Sent: Thursday, January 20, 2005 11:44 AM

・・・・・・思えば鳩もうちの金日成(=東)もそうじゃない?
そっか・・・それがここで生き残る術なのか?だったら死んでいいな、私は。



-----Original Message-----
From: 鷹瀬
Sent: Thursday, January 20, 2005 11:46 AM

部長>鳩>金正日>鶴……
なんだ、タイトル順じゃないか!
正直な人たちだ。



-----Original Message-----
From: 小東
Sent: Thursday, January 20, 2005 11:53 AM

言われてみれば・・・普通の会社でもよくある話なのに、
なんで、雰囲気がこんなに普通じゃなくなるんだろうか・・・。


 私もよくキレますが、下の人や自分より立場の弱い人にキレた事はないと思います。だって大抵の場合、下の人間が本当の意味で問題解決の鍵を握っていることは少ないですから。キレるのは理不尽な事態へのアレルギー反応であり、相手への攻撃は事態の改善を期待してのことであり、責任の所在を明確にする流れで怒っているので、常に諸悪の根源である上にキレているつもりですが、そういうことは関係なく「鷹瀬さんだって文句言うじゃん」みたいに同じにされているのがかなり心外です。
 なんだかこの会社の人は、自分が上からされていて陰で文句を言っている言動を、そのまま下にするようなので心底疲れます。

 上記のように、私もかなり辛いのですが、東チームの下々も相当辛いようです。
 A社の金正日こと東さんですが、その東さんに拉致られた2人の子羊(小東、梅)がげっそりした顔で会議室から出て来たその姿を見て、ああ苦しいのは自分だけじゃないんだと少し勇気付けられたのはまた別のお話……。
 話を戻して。その解放されたばかりの子羊からこんなメールがそっと舞い込みました。お前らいちいちメールで愚痴かよ!と思われるかもしれませんが、A社営業部内で上司→部下という図式で日々発生するストレスは本当に凄いのです。今まで色々な会社を見てきましたが、本当に考えられない低レベルな暴言や言動が目立ち、そら普通の人は辞めて行くがな、という感じなんです。こんな環境で5年以上も勤めている人たちは、すべてを諦めきった不感症の人か己が既にストレスの原因という人かのどちらかなのでしょう。このような社員で構成されている会社(営業部がダントツで酷いという噂アリ)で生き延びるためには、マトモな神経を保つためにもリアルタイムで愚痴らないと本当にストレスで身体を悪くしてしまうレベルにまで来ているのです。

-----Original Message-----
From: 小東
Sent: Thursday, January 20, 2005 5:54 PM
To: 鷹瀬; 梅田

自分で抱えきれなくなって人になげるっていうのが得意だな、ここの人。
突然いろいろ降ってくることなんて分かってるんだろうから、少し余力残しときゃいいのにさ。
いろいろ自分で抱えてて、いろいろ降ってきて、ほんでもって出来なくなって、
締切明日、みたいな時に下に降るの。いい加減学習してほしい。まじで。
きれそうだった。すごいあからさまにムっとしたもの私。



-----Original Message-----
From: 鷹瀬
Sent: Thursday, January 20, 2005 5:56 PM
To: 小東; 梅田

小東さんが切れるなんてもう最終段階だね。結局人間なんて変わらないんだよね……。
踊らされるもんか、と思っているんだが、まだまだ修行が足りないらしく、つい期待しちゃったりして。
ああ……もういい加減、誰も信じないし期待しないぞ〜〜〜!!!!
…………って覚悟したところで疲れるものは疲れるのよね……。



-----Original Message-----
From: 小東
Sent: Thursday, January 20, 2005 6:03 PM
To: 鷹瀬; 梅田

私さ、実は昨日夢みたんだよね〜、キムに向かって直接キレる夢。
ファイルとか机に叩きつけて、“こんなのできません!”みたいにたんかきっちゃうの。
で、キムも当然キレるわけなんだけど、そんなのおかまいなしに、
私が淡々となぜ納得がいかないかみたいな話すると、
しまいには、泣きながらキムがキレるという夢。
正夢だろうか・・・そんな日がくるかな・・・いいや、きっと私の願望の表れだな。
夢だったけど、ちょっとすっきりしたもの。今晩もあの夢見ないかなぁ。



-----Original Message-----
From: 梅田
Sent: Thursday, January 20, 2005 6:18 PM
To: 小東; 鷹瀬

も〜さ〜自分の仕事回ってないのに人の仕事ばっかり気にしてるから
余計自分の仕事が遅くなってんじゃないの?
私だってバカじゃないし、恐怖政治の元3ヶ月やってるんだからさ・・・古い資料だけ
スキャンする訳ないじゃん。
鷹瀬さん、私東に「頼んだ仕事はムッとしないでやれ」って言われたよ・・・
今こんなにへーコラやってるのに、まだムッとするなと言われる私・・・一体どこまでへりくだればいいのだ。
あ〜引いたなぁホント自分のやってない事には寛大だよな〜
で、人の締切ばかりケツ叩きやがって。
死んでくんないかなぁ・・・あっ言っちゃった・・・


 ……ほんの1ヶ月ほど前に私が「くそ、上司M、死なないかな」と荒んでいたとき、梅さんは「め! トーコ、そんなこと言っちゃダメ!」と人道を踏み外しそうになる私を諌めてくれていたのですが……。人間、環境によって良くも悪くもなるのです。梅さんが生き証人。本来心の綺麗な梅さんがどんどん荒んで行くのはひとえにA社営業部の環境の悪さです。最後の「あっ言っちゃった」にはそんな経緯が含まれているのだと思います……。


▲TOP
2005年1月21日(金)/いよいよ四面楚歌  晴/残業 1:35
 朝から鶴田さんにキレられました。どうでもない事ですが、書くには少々長い説明の要る小事件だったので割愛します……。
 しかしその朝の出来事を切っ掛けに、その後いよいよ言い合いが始まったのであります。一方的にムカつかれ、ちょっとそれは無いんじゃない?と思ったので、とりあえず昨日大概ビックリさせていただいた件について食い下がってみることにしました。
鷹瀬 「会社で人に面と向かって『ムカツク』とか言う方も大概おかしいと思いますよ」
鶴田 「私そんなこと言ってないよ」
鷹瀬 「言いましたよ……昨日」
鶴田 「そんなこと言ったっけ?  じゃあ無意識に出ちゃったんじゃない? たとえ言ったとしても、それの何が悪いの?
 ……居直り強盗発見。もうね、どう考えても君が悪いでしょ、って点を指摘しても、恥じるでもなく、謝るでもなく、「それの何が悪いの?」と返ってきたらこちらはぐぅの音も出ませんよ……。会話終了だから……。
鶴田 「大体言わせて貰うけど、鷹瀬さんがしたことって責任問題だよ。部長交えて話し合ってもいいと思ったもん」
鷹瀬 「? 何の話ですか?」
鶴田 「メール削除しちゃったでしょ」
鷹瀬 「依頼主が口頭で『この依頼はなかったことに』って言ってましたし、それも聞いてましたよね? しかもそもそもの依頼が仮依頼で、依頼表も受けていない状態ですから、白紙に戻す意味で仮依頼のメールと依頼取り消しのメールを削除したんですけど」
鶴田 「それは鷹瀬さんの言い分でしょ」
鷹瀬 「そんなに依頼取り消しのメールが重要なら、また依頼主から再送してもらえば良いだけのことなんじゃないですか? 私が頼んでもいいですよ」
 その後はシカトでした……。いや、喉元まで「じゃあ部長交えて話しましょうか」と言ってやりたかったのですが、何だかもう鶴田さんと話をすること自体に疲れてしまって……。部長の元に駆け込むならそれで結構ですが、他部署間との遣り取りで、たかだか1本の定期情報をメルマガで出すか出さないかで「責任問題」とか言われても……なんだコイツ、って感じで……。
 私の仕事の仕方としては、何かミスや問題が起こった場合、とにかくそれを解決もしくは挽回できる方法を探すことから始めるのですが、今回の場合「メールを再送してもらう」という明確かつ簡単な解決策があるにもかかわらず、それをしますという私の発言に耳を貸さずに、こんな一介の派遣社員をしつこく責め続ける鶴田さんの遣り方に、正直「頭悪いなぁ」と思ってしまう訳で。しかも百万が一私の責任だとしても、普通、会社として派遣社員に責任を負わそうとするその考え方自体、終わってるな……と冷めた目で評価してしまいました。
 鶴田さんがイライラしているのはもう充分すぎるほど分かりますが、私に当たったところで問題は解決しないし、諸悪の根源は過度の仕事を押し付けて自分はバカンスを満喫している上司Mさんであって、その上司Mさんには何一つ文句を言わずに、私のしたこんな些細なことでキィキィ絡むってのは……価値観が大きく違う人と仕事をするのはかなり大変です……。

 その後も鶴田さんの言いたいことだけ「ちょっと言わせて」とどんどん話し出し、私が「いや、でも……」と口を挟もうとすると「まず聞いてくれる?」と私の言葉を制し、ひとまず言い終わるのを待ってから私が口を開こうとすると
「お互い価値観が違うみたいだから言っても無駄だよ。嫌な気分になるだけだからもう止めよう」
と話を聞こうともしてくれず、ちょっとこの攻撃ってば新鮮!と憤りを通り越してかなり受けてしまいました。いや〜、鶴田さん、最強だわ。ある意味、上司Mさんより遣り難い……。
 私に口を挟ませずに自分の言いたいことをどんどん言って大分落ち着いたらしい鶴田さん。最後の爆弾をこのように投げて話し合い(……打ちっぱなし?)は幕を閉じたのであります。
鶴田 「鷹瀬さん、あの名前確認の時も『他のチームに頼めないんですか?』とか言ってきたじゃん。私だって頼めるものなら頼みたいけど、色々事情があって出来ないことなんだよね。こっちだってそのくらいの調整はしてるのに、事情も知らないくせに簡単に言わないでくれる?」
鷹瀬 「ああ、そうだったんですか……それはすみませんでした。でも、だったら『頼めない事情がある』ってちょっと教えてくだされば、こちらも納得しますし」
鶴田 「じゃあ何? 私はいちいち鷹瀬さんに『こういう事情がある』『ああいう事情がある』って確認を取らなくちゃいけないワケ?!」
鷹瀬 「そんなこと言ってませんけど……」
鶴田 「本当、気分悪いよ
 ……偶然ですね、私もです……。
 そう言えばなんか前にもありましたよ、こんな虚しい会話が。――そう、年末だ。年末。
鷹瀬 「なんか鶴田さんって私に対する物言いと上司Mさんに対する物言いに随分違いがあるんですね」
鶴田 「上司に対してと同僚に対してじゃ、態度が変わるのは当たり前でしょ。同じ態度とってたら、それは単に馬鹿なだけじゃん。なんでそういうこと言ってくるの? ムカツク。もう話したくない」(ぷいっ)
 あの時も引いたな〜。
 なんだかなぁ、鶴田さん。こんなキャラじゃなかったのになぁ……。忙しさが彼女をこんな風に変えてしまったのでしょうか。だとしたらやはり、過剰労働っていけませんよ、深刻に。人の精神を壊しますもん。仕事がこんなに無い時は普通に穏やかな人だったんですから……。
 このように、私は時々鶴田さんのサンドバックと化す日々を送っていたのでした……。

 はぁ……こんなに悶々としているのに、いよいよ来週からは2週間の休みを経てエネルギー充填率120%を超えた馬鹿上司Mさんが職場復帰しますよ……。こっちが2週間働き詰めてぐったり疲れていても、イキイキ「頑張ろう!」とかトンチンカンなこと言うんだろうなぁ……。アイツのハリキリを想像するだけで疲れる……。


【おまけ】
 こんな荒んだ私を癒してくれたこの日の感動的なニュース。

<警察不正>「負けたら死ぬ覚悟」現職警官が手口証言 毎日新聞 1月21日

 愛媛県警の捜査費不正支出問題で、ついに現職警察官が全国で初めてカメラとマイクの前に立った。会見した県警鉄道警察隊の仙波敏郎巡査部長(55)は“不正の手口”や“公表への圧力”を詳細に証言した。これに対し、県警は会見内容を聞いていないとしてコメントを避けたが、大洲署だけとしてきた不正支出問題は、新しい局面を迎える可能性が出てきた。会見の主な一問一答は次の通り。【津久井達】

 ◇「君は昇進試験に受からん」
 今回証言しようと思ったのはなぜか。
 ――正義感からだ。特別監査で何かが明らかになるかと期待したが、そうならなかった。最後のチャンスだと思った。
 県警からの圧力はあったか。
 ――昨日もそうだし、何度も引き止められた。県警幹部から「お前が会見したら、県警は1年間は立ち上がれなくなる」と言われた。だが、問題にフタをしたら、一生立ち上がれないと思った。
 95年以降も偽造領収書は作られているのか。
 ――私は(偽造領収書にかかわることを)要求されなくなったので、確認できないが、その後もあったと思う。
 今後の身の振り方は。
 ――あと4年たてば定年を迎える。「圧力に負けたら死ぬ」くらいの覚悟で臨まないと、この席にはいられない。
 捜査協力者は実際に存在するのか。
 ――存在しない。組織の情報を告発する人が金をせびるはずがない。
 偽造領収書作りを拒否したことで、差別を受けたことはなかったか。
 ――警部補への昇進試験を受けた際、当時の署長に「偽造領収書を書いていないので、君は受からんよ」と言われた。
 偽造領収書は警察官全員が書いているのか。
 ――95年までは、私以外に一人、偽造領収書作りを拒否している人間がいた。偽造領収書作りにかかわらないと、昇進できないので、ほとんどがやっていたと思う。
 他にも裏金作りの方法はあったのか。
 ――各署の会計課が署員の印鑑を保管し、口座を作り、架空の旅費を請求・ねん出して裏金を作っていた。


 ……仙波巡査部長、独身だったら奥さんになりたい……と真剣に思いました。
 こういうことを真面目に書くとシラけられてしまうかもしれませんが、私は正義漢が好きです。そして、「そんなのは当たり前だけどさ」と自分で思う傍ら、もう世の中は「そんなの当たり前じゃん」という声が実は主流ではないと感じています。
 いきなり俗っぽい例え話になりますが、「白い巨塔」が放送されていたとき、多くの掲示板で唐沢扮する財前側に人気が集まり、江口扮する里見には「ああいう人間がいるとウザイ。協調性もなく、組織のことを考えていない」「里見は子供」「あんな男に振り回される奥さんが気の毒」というシビアな見解が多く寄せられていて、最初から最後まで里見先生に目がハートだった私は心底驚いたものです。寂しいことですが、今の世の中では自分の犠牲を省みずに正義を追い求めるような頑固者は、「正義漢」ではなく、「馬鹿」で「子供」で「協調性を乱す」「社会不適合者」扱いされる傾向があるのだと思います。
 私は、普通に、正義漢が尊敬される正論のまかり通る世界で生きたいと思っていますし、たとえ正論がまかり通らなくても、取り敢えず正論を「善」と捉える共通意識のコミュニティに属していたいと思っているのですが、日本にいるとそれが物凄く難しいことであると毎度毎度驚かされます。正義や正論を唱える人をどこか小馬鹿にし、見下すことが大人であるという意識の方がむしろ主流なのでは、とさえ感じます。

 正義という概念が薄れる昨今にも勿論、「そんなことは普通のこと」として行動する方だっていらっしゃいます。マスコミは良い話を取り上げない傾向にあるので、良い話を思い出そうとすると4ヶ月も遡らなくてはならないのですが、このニュースにも目がハートになったものです。

携帯注意し逆ギレされる 電磁波研究の東北大助手 2004年9月1日 共同通信社

 仙台市宮城野区のJR仙石線の車内で先月、優先席で携帯電話を使っていた男を注意した東北大理学部の男性助手が「逆ギレ」した男に服を破られていたことが1日、分かった。男性にけがはなかったが、仙台東署が暴行容疑で捜査している。男性は理論物理学が専門で、携帯が出す電磁波の影響を研究しており、これまでも数回、車内で携帯使用を注意して逆上された経験があるという。

 男性によると、帰宅途中、優先席で携帯電話を操作している50歳ぐらいの男に気付き、電源を切るよう注意した。男が「通話してないからいいだろう」と居直ったため、男性は「通話しなくても電波は出る」と説明したが、男に胸ぐらをつかまれ、シャツが破れたという。


 1回目の注意もさることながら、恐い目に遭った後にも信念に基づいて淡々と注意できる、こんな立派な人もいるんだなーと。まだまだ日本も捨てたもんじゃないよなーと。東北大学理学部まで花束を届けに行きたいと思ったほど、私的にほのぼのするニュースだったのであります。


▲TOP
2005年1月24日(月)/奈落の底の穴掘り  晴/残業 0:55
 上司Mさんが帰ってきても、存在感は全くありません。よくまあ恥ずかしげも無くフラフラ出来るよな、というくらい社内を彷徨っていますが。仕事をしてくれる訳でもなし、指示を出せるほど事情を把握している訳でもなし、本当に意味の無い存在に成り下がっております。そういう上司Mさんに軽蔑と憎しみを注げるほどの余裕が今の私にはありません。――そう、意外にも今や鶴田さんとの緊張関係でぐったりなのであります。私もまさか2週間前には、上司Mさんが帰ってきた後にこんなことになっているとは思いもしませんでしたよ……。
 鶴田さんとの虚しい議論……もとい、鶴田さんからの一方的なストレス発散、言葉の暴力を受けた週末は、それはもう寝ても覚めても鶴田さんに対するムカツキに苛まれて大変でした。そんな中、たまたま読んだ太宰治の作品の中に、今の私の気持ちをニアリー的確に表しているものがあったのでご紹介しておきます。

 ヤケ酒というのは、自分の思っていることを主張できない、もどっかしさ、いまいましさで飲む酒の事である。いつでも、自分の思っていることをハッキリ主張できるひとは、ヤケ酒なんか飲まない。(女に酒飲みの少いのは、この理由からである)
 私は議論をして、勝ったためしが無い。必ず負けるのである。相手の確信の強さ、自己肯定のすさまじさに圧倒せられるのである。そうして私は沈黙する。しかし、だんだん考えてみると、相手の身勝手に気がつき、ただこっちばかりが悪いのではないのが確信せられて来るのだが、いちど言い負けたくせに、またしつこく戦闘開始するのも陰惨だし、それに私には言い争いは殴(なぐ)り合いと同じくらいにいつまでも不快な憎しみとして残るので、怒りにふるえながらも笑い、沈黙し、それから、いろいろさまざま考え、ついヤケ酒という事になるのである。
<略>
 それが導火線であった。この夫婦は既に述べたとおり、手荒なことはもちろん、口汚(くちぎたな)く罵(ののし)り合った事さえないすこぶるおとなしい一組ではあるが、しかし、それだけまた一触即発の危険におののいているところもあった。両方が無言で、相手の悪さの証拠固めをしているような危険、一枚の札(ふだ)をちらと見ては伏せ、また一枚ちらと見ては伏せ、いつか、出し抜けに、さあ出来ましたと札をそろえて眼前にひろげられるような危険、それが夫婦を互いに遠慮深くさせていたと言って言えないところが無いでも無かった。
<略>
 母も、いったい、無口なほうである。しかし、言うことに、いつも、つめたい自信を持っていた。


――太宰治 著 「桜桃」より抜粋

 私は酒を嗜みませんし、大抵においては「自分の思っていることをハッキリ主張できる」ので、太宰の本当の辛さは理解できませんが、今回の鶴田さんとの虚しい言い合いを経て、こういう悔しい気持ちを毎回のように味わっている人がいるのだという事実を深く受け止めました。私はどちらかというとこういう悔しい思いを他人にさせる側に立つ可能性が高い人間なので、単に言葉を上手く吐き出すことが出来ないだけで、色々な思いが人の中には渦巻いているのだということを肝に銘じようと今更ながらに誓ったのでした。
 上司Mさんは無能で小狡い人間として、鶴田さんは日和見で常識と共感能力のない人として、両人にはかなり引き気味の負の感情を抱いていますが、それにしたってキリキリしていると自分自身が辛いし、物の見方が汚くなりそうで嫌なので、もうこうなったら考え方を変えるしかありません。上司Mさんも鶴田さんも我が振りを省みるために与えられた試練だと。そう思うことにしました。

 ――とまあ、上記のように思いも新たに心に潜む「この野郎」という感情を押し殺して出勤したと言うのに……本日は今までで最高にムカついた日でした。
 鶴田さん、先週末にどう考えても酷い態度を取っていて、少しは反省なんぞしているのかな〜なんて期待していたのですが、事態はそんなに甘くない……どころか、想像を絶していたのであります。つまり、臍を曲げていました……。もう、もう、なんでお前が臍曲げんねん!って感じですよ……。逆ギレのモデルケースかよ……。
 詳細の背景を説明するには仕事内容から記載しなくてはならないため、適当に雰囲気の伝わりそうな会話をピックアップして記録しておきます。
鷹瀬 「招待客のリストは今日の夜遅くに来るようですので、名前入りの招待状は明日の朝に出しますね」
鶴田 「(背を向けたままこちらを見ずに) 『出しますね』って勝手に言われても
鷹瀬 「あの、『出す』って言うのはプリントアウトする、ってことですけど……」
鶴田 「(チラリと私を一瞥して) あっそ」
 感じ悪ぅ〜!と胸糞悪くなりながら席に戻る私の背中に追い討ちの鶴田さん。
鶴田 「あのさ、私が『出して』って言ったら出してくんない?」
鷹瀬 「では、基本的にすべて待ちの姿勢でいいんですね?」
鶴田 「そう」
 ほお〜、なんだか以前は「忘れちゃうから突付いてね」とか言っていたと記憶しているんですがね……。この調子だと、突付かずに何かの期限を忘れてしまった場合、「鷹瀬さんの仕事でしょ!」とか言い兼ねないので恐いです……。
 っつかもう一事が万事この調子で突っ掛かって来るので、仕事上で聞かなくてはならないことを聞くにもかなり覚悟をして聞き、そして予想以上の嫌味な対応を受けるという1日でした。基本的に気分屋さんなようなので明日は普通に戻っているかもしれませんが、もう私の心の中では「大嫌い」確定です。
 先にキレられている上に、彼女からの指示で動くので、問い合わせることが多く、常に潜在的立場は鶴田>鷹瀬なので私までキレる訳にも行かず、言いたい放題、当たりたい放題の彼女の言動を私が大人しく受け止めている、という状況です。この私がっ!(血涙)
 すっごいね! すっごい辛いね!! 今分かった、ようやく真に理解した! 言いたいことも言えず、どう考えても相手が悪いのに、反撃に出た際に予想される壮絶な負の感情を前に、結局黙る方向で苛々しながらも事態をやり過ごす……って状況を! 主張が苦手な人って本当に辛い思いをしているんですね、きっと……。良くないなぁ……こんな理不尽な目に遭わされていたら精神歪むって。

 さて、こんな鬱々とした気持ちを抱えて日々を過ごすワタクシ、家に帰ると同時に母を捕まえてマシンガン愚痴トークですよ。娘の一人芝居の観劇を問答無用にさせられる母も気の毒と言えば気の毒ですが、母上ったら私からの愚痴を聞き飽きたらしく、1日の報告の最後にトドメとばかりに言いました。
母 「わら人形作って、みんなが見える位置に置いたらいいじゃない。それで、嫌なことを言われる度にその人形に画鋲を刺すのよ。――作ってあげようか?」
 ………………ばりばり血の繋がりを感じましたネ。「優しそう」「仏のよう」「似てない」と散々評されている母ですが、いいえ正真正銘、私の母です。いやぁ、こんなこと言うキャラじゃなかったのですが……むしろこんなことを言う娘を諌める方だったのですが……。私のせいかしら……。


▲TOP
2005年1月25日(火)/「そんなに職が大事か」  晴/残業 2:50
 鶴田さんの態度は昨日に比べて仄かに改善されたものの、依然として尋常じゃない態度レベルを高マークで維持し続けております。
 声を掛けようとするだけで胃が痛くなるほど嫌味な反応が確実に予想されるので、なるべくメールで仕事の確認をするようにしているのですが、そうは言っても限度があります。昨日の件からも分かるように、自分と上司のミスには大らかなのに、地位の低い人のミスには敏感で、「おいおい、言ってること筋通ってないじゃん」と思っても、それさえも恐くて言えません。恐くて、と言うのは正確な感情描写ではありません。正確にこの気持ちを表そうとするならば、鶴田さんに話し掛けることを想像するだけで胸の辺りがぎゅっと締めつけられ、湿った重い塊が胸をつかえつかえ喉元までせり上がってくるような感覚に囚われるのです。恐らく、これがストレスというものなのでしょう。

 私がどれだけ緊張状態の中で仕事をしているか如実に表しているメールの遣り取りがありましたので、ここに転載しておきます。

-----Original Message-----
From: 鶴田
Sent: Monday, January 24, 2005 8:24 PM
To: 鷹瀬
Subject: アップデイト

★Aの招待状
営業の方が顧客のスケジュール確認をとっているところなので、確認出来次第**トラベルにチケットを手配し、届き次第郵送。ご案内はつけません。

★Bの招待状
(社長の)サインがもらえたら郵送しましょう。今後サインを頼むときは一声かけてください。(私からも以前依頼をしていたので・・・)
私がチケットを持っているので、出す時に声をかけてください。

★Cの招待状
最終確認を上司Mさんにしてください。参加者リストは後程送ります。

★小さな盾?
2004年2位ー5位にも何かあげる可能性が高いので、小さな盾(?)を探してください。1位よりランクが低いもの。あまり大きくないもの(1位の盾が小さいので)。 文字が入れられるもの。盾にこだわっている訳ではありませんが、ちょっとした記念品のような感じであげられるようなものを考えています。また、表彰状も追加があるかもしれません。わかり次第お知らせします。

★プロモーションD
優秀者発表のメルマガを2月1日に予定しています。リストは少々お待ちください。

鶴田



----- Original Message -----
From: 鷹瀬
To: 鶴田
Sent: Tuesday, January 25, 2005 10:12 AM
Subject: RE: アップデイト

お疲れ様です。

★Aの招待状
了解しました。では、**トラベルからのチケットが届きましたらお知らせ
いただき、発送のGOサインをください。佐川宅急便(?)で発送します。

★Bの招待状
サインの件は申し訳ありませんでした。前に「通りかかったら頼んで」と言われて
いたので、何回か通りかかられてチャンスがありながら毎回頼める雰囲気では
なかったので、秘書さんに社長のスケジュールを確認してあのような形に
なってしまいました。
社長のサインが戻り次第、チケットの受渡も含めこちらから声をかけさせて
いただきますが、発送はA招待状、C招待状分も含め、すべて鶴田さんからの
GOサインをいただいてから発送しますので、お手数ですが、昨日鶴田さんが
「私が出してと言ったら出して」と言われた通り、「出して」の一言をよろしく
お願いします。
サインの件のようにご迷惑をお掛けしてしまうといけないので、
基本的に待ちの姿勢で待機します。

★Cの招待状
現在上司Mさんに確認してもらっています。

★2〜5位の小さな楯
1位と価格差、品質差をつけようと思うとガラス製で4種類、アクリル製では9種類
ほどあります。おおよその目安として、価格帯はガラスで彫刻加工込・版代別途で
10,500〜6,300円、アクリルで9,450〜6,300円。通常納期はサンド彫刻で10営業日、
レーザー彫刻で7営業日です。交渉次第で多少は急げるとのことでした。
実際にカタログを見ていただきたいので、鶴田さんのご都合の宜しい時に声をかけて
下さい。
表彰状に関しては即時対応できます。

★プロモーションD
了解しました。

鷹瀬


 読む人が読んだら伝わると思うんですね、この怯えっぷりが。言葉尻でいちゃもんを付けられないよう、突っ込まれないよう、細心の注意を払った返信……。なんで部署内、しかも同じチーム内でココまで気を遣わなくちゃならんのか。お互い歩いて5歩の席に座っているんですよ?! もうただでさえ忙しいのに、仕事以外の馬鹿馬鹿しいことにエネルギーを使うので嫌になります。
 グッタリして後ろを振り向くと、やはりグッタリしている梅さんが……。私が鶴田さんからの攻撃をかわしている傍ら、梅さんは東さんからの攻撃をかわしていたようです。いや、双方かわしきれずボロボロでした……。

 長い1日を終え、堪らなくなった私たちは2人で帰りにお茶としけこみました。こういうとき本来であれば「ヤケ酒だ! 呑みに行くべ!」となるのでしょうが、私が下戸のため近くのロッテリアで健全な愚痴大会です。本当にね、吐き出さないと私たち、その内ストレスで死にますよ。だってもうかつてないほど理不尽な環境に身を置いて、しかも言い返さずに頑張って(?)るんですもん。
 2人でロッテリアの閉店まで語り合っていたのですが、その中の会話でちょっとハッとする梅さんの台詞があったのでご紹介しておきます。
梅田 「もう本当に自分で『そんなに職が大事か?』ってびっくりしますよね」
鷹瀬 「ああ、そうか……結局言い返さないのって、クビになるのが恐いからだもんねぇ……。それって、こんなクソ会社なのに辞めたくないって思っているからなんだよね……。改めて事態を突き詰めると虚しくなるなぁ……。人間って弱い生き物だね」
 言われて初めて現状のストレスの根本的な原因に気が付きました。理不尽な事を言われても黙っているのは、やはりクビになりたくないからなんですよね……。当たり前のことですが、なんだか目から鱗が落ちたよう……。そんなにこの職が大事か? ねぇ? そんな気はしないのに、不思議だなぁ……。生きるって大変なことなんですね……。


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2005年1月26日(水)/出すぎた杭は打たれない  曇/残業 2:50
 岡さんのお話。
 梅さんと愚痴。居酒屋行かずにVELOCEで健全な愚痴吐き大会。
 もう皆腐ってる。


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2005年1月27日(木)/一瞬の上司M vs 東  晴/残業 0:50
 A社の伝書鳩こと上司Mさん。そしてA社の金正日こと東さん。どちらも別の意味で手に負えない人たちですが、お互いがお互いを利用し、彼らの間では諍いはない……と思っていたのですが、私が知らないだけで小さなバトルは結構あるようです。余り表面化しないだけで。
 小さなバトルと言っても、上司Mさんの無茶な言動に東さんがぐっと堪えて陰で上司Mさんの悪口を言う、というケースが多いようで、本日まさしく 鳩 vs キム の戦いをリアルタイムで見てしまいました。そして、上司Mさんの真の強さ、つまり「天然」という武器が発動される様をしかとこの目で確認したのであります。

 そもそもコトの起こりは上司Mさんが何もせずに休暇を取ってしまったことで、東さんが上司Mさんの不手際の後始末に奔走したという経緯から始まっているのですが1月17日参照)、東さんも上司Mさんに直接キレれば良いものを、肩書きが上というだけで上司Mさんには当たらず、その分彼女の部下に当り散らすので困ったものです。ま、A社営業部ではよく見られる光景ですがね。
 たとえ直接的に上司Mさんに当たらずとも、東さんの心の内では当然上司Mさんに対して苛立ちがあると思います。だって、仕事を肩代わりしているばかりか、それを有難いとも思って貰えず、むしろ当然といった態度とる何もしないし出来ない明らかに無能な人が自分より肩書きも給料も高いのですから。
 そして、本日のささやかな戦いは、鶴田さん、小東さん、私が見守る中、いきなり起こったのであります。
東 「(チケットAを見せながら) これがチケットで、これがパンフレットの引換券で……」
上司M 「(パンフレットの引換券をさしながら) それは何?」
東 「(むっ!) だから、パンフの……」
上司M 「ねぇ、なんでそんなにムッとしてんの?
東 「いや……」
上司M 「あのさぁ、忙しいのは分かるけど、そんなムッとしないでくれる?」
東 「(むっとしたまま) いや、さっきも説明したんですけど……」
上司M 「私、何か悪いことした? そういう態度はないんじゃないの?」
東 「(納得は行っていないような声で) はい、どうもすみませんでした!!」
だって!!! やっぱすげぇよ! 上司Mさん!! このささやかな言い合いには興奮したね! 「何かした?」ってよりも「何もしてない」んだけどな! そもそも仕事してないし! 派遣の私が20時半までいる日にも「体調悪い」とか言って18時に帰っちゃうし! オメー17日間休んでおいて体調悪いだぁ?!って感じ。それで言うに事欠いて「なんでそんなにムッとしてんの?」「私、何か悪いことした?」だって! 会社で耳にする台詞とは思えん!
 あ〜でも私も言いたかったなぁ〜この台詞! 鶴田さんに! 「なんでそんなにムッとしてんの?」「私、何か悪いことした?」――本当に、まさにここ数日の鶴田さんに言いたかったコトだわ〜。カー、さすが上司Mさん! もう「ぐっと堪える」なんて状況になったこと無いんだろうなぁ。最強だね、やっぱり!

 ――ってことで、もう小東さんと盛り上がりっ放しでした。梅さんがいたらさぞかし喜んだであろうに……タイミングの悪いやっちゃ。
 さすがタイトル重視の東さんと言うか、梅さんが席に戻ってくる頃には(ココロの中は嵐と予想されますが)何事も無かったかのように振る舞い、表面上は上司Mさんに対してもニコやかに接していました。
 しかし1週間ほど前に梅さんに「頼んだ仕事はムッとしないでやれ」と言った東さんですから、梅さん的には上司Mさんが仇を取ってくれたようなもの。私たちから報告を受けると「上司Mさんの方が全然いいよ〜」と梅さん。こうして上司Mさんは思わぬ味方を手に入れたのでした。敵の敵は味方みたいな。社内の複雑な人間関係が育まれる瞬間を目の当たりにした1日でもありました。


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2005年1月28日(金)/怨みは忘れない  晴/残業 5:00
 まずはいきなりこの寒いメールを公開記録。

-----Original Message-----
From: 鶴田
Sent: Friday, January 28, 2005 9:11 AM
To: 鷹瀬
Subject: RE: デコレーション案

赤字が確定です。
至急●●の作成をお願いします。
■■は予算5万円以内で、前に使ったようなものを作ってもらいましょう。
見積もり&納期の確認お願いします。



-----Original Message-----
From: 鷹瀬
Sent: Friday, January 28, 2005 9:22 AM
To: 鶴田

××のお店は、ロボさんが以前使ったというお店を利用するのでしょうか?
また、下記の情報をお願いします。

・●●に入れる文字
・前に使った■■の資料(以前のものを知らないので)



-----Original Message-----
From: 鶴田
Sent: Friday, January 28, 2005 9:25 AM
To: 鷹瀬

*****************(←●●に入れる文字)

同じベンダーでなくて結構です。



-----Original Message-----
From: 鷹瀬
Sent: Friday, January 28, 2005 9:29 AM
To: 鶴田

すみません、■■の飾りの例も見たいので
以前ロボさんが使ったお店の資料を見せていただけますか?



-----Original Message-----
From: 鶴田
Sent: Friday, January 28, 2005 9:30 AM
To: 鷹瀬

取りに来てください


 歩いて10歩もしない距離でこの冷たいメールの遣り取り……。
 上司Mさんが帰ってきた今、鶴田さんも色々なことで苛々しているものの、当たる相手である私が会話をしようとせずに避けまくっているため、いよいよ夜にはあちらから(恐らく愚痴を聞いてもらうために)歩み寄ってきました。
 鶴田さんはやっぱり上司Mさんがいれば上司Mさんの方が滅茶苦茶だから、上司Mさんに対しての不満が膨れ上がるらしく、しかもその愚痴を吐けるのは今の上司Mチームの状況を把握している私ってことで、私に愚痴を言ってくるのですが、よく私に今更こんな「仲間」みたいな態度取れるな〜と、いっそ感心しちゃいますよ。しかもその日の朝に「取りに来てください」なんてメールを送っておいて……。
鶴田 「聞いてよ、上司Mさんさぁ……(略)……とか言うんだよ〜」
と言われても、お前が自ら招いたんだろ、その状況。って感じで「へー、そりゃ酷いですねー」とか軽く相槌打ちながら聞き流していますが。よっぽど喉元まで「そういうとき、私には散々当たるのに、上司Mさんには黙ってるんですか。へー」という言葉がせり上がって来ます。ま、どうせ言ったところでこっちが嫌な思いをして終わるので黙っていますが……。くそ、辞める時にすべて言ってやりたい……。

 今日はビルでの最終退社に。なんで正社員より遅くまで残ってるの?!


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2005年1月31日(月)/軽い鳩記録  晴/残業 2:00
 仕事量も先週に比べて大分減ったような気がしましたが、残業は軽く2時間になっていて、「あれ?」ってなもんです。
 そんな中、鶴さん、午前半休。ふーん。梅さんも午前半休。

 上司Mさん、自分が休暇になるからと言って押し付けてきたお仕事、オリジナルワインの発注。
 結局25本発注して12本足りなかった(どーゆー計算したんだか)ので、追加注文することになりましたが、そしたら今までずっと私が遣り取りしてきた担当に勝手に横から連絡して追加できるかどうかの確認してまして。そんなの私にやらせりゃいいのに。
 ま、仕事してる気分を満喫したいんだろうな、やりたいなら勝手にやれよ、でもオンライン注文でラベル画像とかアップしなきゃならないのに、コイツそこまでやるのかよ、と思っていたら案の定、電話で「後は鷹瀬から連絡させますので」ですと。
 その後私がワイン会社の担当さんに連絡したら、「これからも鷹瀬さんが窓口でいいんですよね?」だって。困っちゃってんの。そらそうだ。だったら追加注文が出来るかどうかも私にさせろっての。こんなんで仕事した気になる鳩……殺意が……。


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2005年1月の勤務表
 出勤日数 19日(うち休出 0日)/勤務時間 186:15  欠勤日数 0  有給休暇 0
 月残業時間 42:45  日平均残業時間 2:15  今月最高残業時間 5:20/18(火)
 【一言】 人生初の月40時間残業。これだけ働いて成果物も出して、なのに感謝されない自分に驚くっちゅうねん!


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