2004年7月の日常日記&コラム

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 A社勤務は荒波状態になってきました。いや、もう荒波は経て、小康状態でしょうか。なんだか理由もなく周囲はどんどん辞めて行くし(……いえ、理由はあります明確に)、最近、会社なんてのはどこも一緒なんじゃないか……とかふと思ったりもします。「会社に勤めている」のではなく、「仕事をしている」のだと思って生きています。結構前から。

2004年7月の小見出し一覧
◆注目の日記にはセルに水色を付けています◆日付を押すとジャンプ出来ます◆
 7/1(木) 見過ごした人の情け  7/2(金) ジャニーズの壁  7/5(月) 手柄披露演出計画失敗
 7/6(火) 今日の良い記事  7/7(水) 芽生え育つ不満  7/8(木) チリ積もる苛立ち
 7/9(金) 徐々に見える現実  7/12(月) 伝書鳩な上司Mさん  7/13(火) ジャイアンな上司Mさん
 7/14(水) 知っておきましょう  7/15(木) トニー・ジャーです!  7/16(金) 引き摺るトニー熱
 7/20(火) 小休憩  7/21(水) トニー三昧  7/23(金) トニーと握手
 7/26(月) ノートPC臨終間近  7/27(火) 大ボスの登場  7/28(水) 欠勤
 7/29(木) そして誰もいなくなりそう  7/30(金) 日常茶飯事の一例  −




2004年7月1日(木)/見過ごした人の情け  晴/残業 1:10
 いつも行く韓国料理屋――というか、位置付けは焼肉屋――で、いつも頼むのは「大盛りカルビ定食(1000円)」。安月給で生きる私にとって700円を超える外食は天敵ですが、別フロアの仲良しさんと憩いの時間を持つためにはどこかにランチに行かねばならず、どうせ行くならガツンと食べたいという飛躍的に伸びる欲望により、結果的に4桁払って足繁く通っている店がこの焼肉屋です。

 本日大層ムカツクことが起こり、慢性的にストレスを抱えている別フロアの仲良しさんから来た「2919?(肉行く?)」という暗号めいたランチの誘いに速攻で乗り、向かった先はやはりこの焼肉屋で、注文したのもやはりいつもの「大盛りカルビ定食」でした。

 さー肉食うぞ!と待ち構えていた私たちに配膳された皿の上には、しかしいつもよりも数段白っぽい肉……そう、脂身が異様に多い肉でした。私たちってばここでも馬鹿にされているの……?と無性に悔しくなる約2名。数枚食べると味も違う。なんだか肉を食べていると言うより、脂を食べているみたい……。もしかしてこういう肉の方が高いんじゃ……とも思いますが、私も連れもいつもの赤い肉肉した肉の方が好きなので、箸が進みません。
 どうしようか? 言う? 止めとく? 言おうよ。じゃあ呼ぶから、あとは任せた。OK、任せられた――との短い会話を交わし、仲良しさんが店員を呼び、私が韓国人の店員さんに話を切り出します。
鷹瀬 「ねえ、いつもに比べてとっても脂身が多いのだけど……」
店員 「ソウナノ。今日ノハトッテモ良イ肉! サービスシタノ!」
鷹瀬 「え……そ、そうなの?」(仲良しさんも一緒になって激しく動揺)
店員 「ソウ! 和牛ヨ! コノ脂、見テ!」
 …………そう、その脂に引っ掛かっていたのですが……。これ、やっぱりこの白っぽい肉こそがかの有名な「霜降り肉」ってヤツなんですか? 何、もしかして私たち、安物しか受け付けない身体になっちゃってるの?! しかも人の好意も素直に受け止められないなんて……。
 そうなんだ、ありがとう……と困惑気味の笑顔を返し、再びジュージューと脂身を落とす2人……。
 駄目だわ。性根が腐っているわ。被害者妄想(……ってか本当に被害者ではある)に晒されて生きるウチに、周囲すべてを敵と見なしていたようだわ。親切はすぐそこにあったんだよ、ミチル。そうだったのね、チルチル。みたいな。ああ恥ずかしい。

 これからは、もっと素直な目で肉を……じゃない、人の好意を見て行こうと心に誓った昼下がりだったのであります。


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2004年7月2日(金)/ジャニーズの壁  晴/残業 1:10
 現実と折り合いの悪い夢見がちな人間の代表格ですもの、当然のように映画や小説が人並み以上に大好きです。(……先手突っ込みしてみました。しかも勝手に代表になってみました) しかし最近、その映画が見たい!という情熱を、ジャニーズ事務所によってことごとく妨害されており非常に不愉快です。

 まず、今年11月に公開予定の宮崎駿監督作品「ハウルの動く城」――作品を公開する度に「今回で最後」と言い続けている宮崎駿がこうして最新作の制作に取り掛かる度に膝を打って喜んでいる訳ですが、今回は微妙でした……。勿論物凄く見たいのですが、主役の声を木村拓哉が担当すると知った時点で魅力60%減。
 あの(私から見て)「木村拓哉」しか演じられない人がハウル役かぁ……。これ、宮崎駿の人選なのでしょうか。もしも作者である宮崎駿が納得して選んだのなら私も納得しますが……うーん……。出来ればプロの声優が良かった……。

 そして今年秋に公開予定の三谷幸喜脚本作品「笑の大学」――TVドラマもそこそこ良いけれど、やはり三谷の真骨頂は舞台。その舞台作品の映画化となれば大歓迎なのは勿論なのですが、主役の1人が稲垣吾郎と知った時点で魅力70%減。
 あの(私から見て)何を演じても稲垣吾郎にしか見えない人が主役かぁ……。これ、三谷幸喜の人選なのでしょうか。もしも脚本家である三谷幸喜が納得して選んだのなら私も納得しますが……うーん……。出来れば舞台同様の配役で臨んで欲しかった……。

 更には来年初夏に公開予定の私の愛する作家・金城一紀脚本作品「フライ,ダディ,フライ」――出てくる男子(オジサンも含む)が全員魅力的でカッコイイ金城一紀作品の中でも、かなりポイントの高い、喧嘩がめっぽう強くて境遇ゆえに日本社会を斜めに見ていて、それでいて青年特有の潔癖な正義感を持ち、知的でありながら不良である在日韓国人・朴舜臣(パク・スンシン)という恐らく作者の最強の理想形キャラクターを演じるのがV6の岡田クンと知った時点で魅力80%減っ(涙) 主人公である、娘を愛する平凡なサラリーマン・鈴木一役を堤真一が演じるのはかなり意外でクリティカル・ヒットだったのに、真の主人公である朴舜臣が岡田准一じゃ……挽回できないほどの致命傷な気がします。私にとって。
 岡田准一のことが嫌いと言う訳ではありません。どちらかと言うと好きです。(いや、正直詳しくは知りませんが、V6の中では一番好きです) ただ、彼はどう頑張っても、厳しくて優しくて大人で少年の正義感溢るる愛すべき不良、岩のようなイメージの朴舜臣にはなりえないのです。
 あの(私から見て)「俳優」というよりも「アイドル」の枠組みに鎮座している岡田准一がその朴舜臣役かぁ……。これ、金城一紀の人選なのでしょうか。もしも原作者である金城一紀が納得して選んだのなら私も納得しますが……うーん……。彼より適している人材はゴロゴロいそうなんだけどなぁ……。

 ――とまぁ期待している3本にちょろちょろとまとわりつくジャニーズ事務所の影……。本当に凄い威力なんですね。需要があってこその供給なのでしょうから、私ごときがガタガタ言っても何にもならないと承知していますが、それでも残念な気持ちが強いのでつい不満が……。

 まぁ女優としては全く期待していなかった深田恭子に「下妻物語」で150%楽しませてもらって以来、監督の腕次第で映画は面白くなると知ったし、映画鑑賞後、監督が「どうしても彼女に演じて欲しい」と入れ込んだ桃子役に、なるほど深田恭子以外の誰も思い浮かばなかったことからも、俳優としての上手い下手も然ることながら、作り手の意気込み次第でどうにかカバーできると思い直したので、上記3本は多大なる不安を抱えつつも観に行くつもりですが……。(余談ですが、「下妻物語」のヒットは深田恭子だけでなく、もう1人の主人公イチゴを演じた土屋アンナの力によるところも多いのではないかと思います)

 このように、いちいちこうるさい私が今どーしても観たい映画はコレ。タイトルからしてシビレル……ポ。
 何かの試写会で予告編を観たときからずーっとずーっと見たくて、公開日が今月24日と確定した今、何回通い詰めることになるかしら! 「ムトゥ踊るマハラジャ」の9回、「DDLJ」の5回鑑賞を超えるかしら!とウッキウキです! ネット配信の予告編を繰り返し観てはうっとりしています。この調子だとDVDも買うだろうな……。
 独り盛り上がりでは飽き足らず、母に2パターンの予告編を無理矢理見せ、いかに主役のトニー・ジャーがカッコイイか熱く語っていたら、「なんかヘンな子産んじゃったわ……」という物凄い突っ込みを入れられました……。もう1ヶ月以上も壊れたレコードのように「冬ソナ」のDVDを繰り返し観ているヨンフルエンザが一向に回復しない人に何を言われたって、痛くも痒くもないモン。ってか正しくバリバリ親子じゃないか!


【2008年1月27日の追記】
 上記日記から約3.5年が経過した今、重大な前言撤回があります。岡田准一についてです。
 金城一紀は「フライ,ダディ,フライ」で岡田准一とダックを組んで以来、余程彼を気に入ったのでしょう。その3年後に「SP」というドラマの脚本を岡田准一のために書き下ろす訳ですが、さすが彼のための脚本だけあってこの「SP」での岡田准一(役:井上薫)のカッコ良さは尋常ではありません。顔がカッコイイのは勿論のこと、瞳がカッコイイ。アクションがカッコイイ。所作振る舞いがカッコイイ。役者としてカッコイイ。
 3.5年前には「え〜岡田が朴舜臣?」とか思っていましたが、今では「おお〜! ピッタリ!!」って感じで、現在岡田准一よりカッコイイ人が思い浮かばないほどカッコイイな〜としみじみ。
 ――と、言うことで以下の以前の台詞を消してしまっても良いと思っていますが、
「喧嘩がめっぽう強くて境遇ゆえに日本社会を斜めに見ていて、それでいて青年特有の潔癖な正義感を持ち、知的でありながら不良である在日韓国人・朴舜臣(パク・スンシン)という恐らく作者の最強の理想形キャラクターを演じるのがV6の岡田クンと知った時点で魅力80%減っ(涙)」
これはこれで当時本当にそう思っていたことなので敢えて残しておき、改めて前言撤回しておきます。
 「青年特有の潔癖な正義感を持ち、知的でありながら不良である在日韓国人・朴舜臣」――岡田准一は充分に適役だと思います、ハイ。


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2004年7月5日(月)/手柄披露演出計画失敗  晴/残業 1:25
 後で書きます。


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2004年7月6日(火)/今日の良い記事  晴/残業 0:15
 最近、思わず微笑んでしまうような良いニュースなんぞ、滅多にお目に掛かれません。しかし本日、息抜きがてらにネットサーフをした際、ふと目に飛び込んできたニュースに心奪われました。
ネット恋愛:初対面、美しさに感激しショック性内出血 毎日新聞 2004年7月6日 10時05分

 中国・安徽省の大学生の男性、方さんはこのほどインターネット上で熱愛していた広東省のガールフレンドと初対面、感激のあまりショック性の胸腔(きょうくう)内出血を起こし、危うく命を落としかけた。
 中国の新華ネットによると、方さんは、2年間のネット交際の末、喫茶店で落ち合ったが、想像以上に美しいのに仰天、その場で気を失った。出血量は2000CCを超え、病院では気管を切開して除去したうえ輸血、9時間後にようやく意識を回復したという。

 もう、こういうニュース大好きっ!


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2004年7月7日(水)/芽生え育つ不満  晴/残業 0:30
 ほんの先々週、部長秘書さんが6年の刑期を経て娑婆に出……コホン。ええと、6年の勤続を経て、退職したばかりだと言うのに、2年半勤めた谷アナが追うように今週一杯で退職します。表向きは寿退社ですが、内心は勿論不満があるから辞めるのです。だって谷アナ、現時点で既に次の会社を探していますし……。現実の位置付けは「寿退社」ではなく「転職」です、どう見ても。
 しかし辞めるとカミングアウトしてから見る見るうちに輝きを増していった彼女に、思わず自分の立ち位置を確認してしまうのでした……。
 上の人たちは変わらずに、下だけがクルクル変わって行くA社の問題点は明らかに「我儘で無能な管理者たち」です。A社の営業部を見る限り、本当に恐ろしいほど上の人たちが無能なので、こういう状態で会社が成り立っている摩訶不思議にいっそ感嘆させられます。

 どんな会社にも悪い点はあります。欠点のない会社なんて、もしかしたら世の中に存在しないのでは、と思うくらい、どんな会社にも様々な形で「辞めたくなる理由」が存在すると、最近断言できるようになってしまいました。恐らく、人間とは常に満足しない生き物で、自分を取り巻く不満要因のトップに目が行くので、「トップ要因さえ解決されれば万事OKなのに」と思っていたにも関わらず、そのトップ要因が解決されれば次点がトップに踊り出て、かつて次点であった項目が「許せない要因」に繰り上がって行くのではないかと思うのです。前職で人間関係が嫌で辞めた人が、新しい会社の人間関係には満足しても、今度は仕事内容に不満を抱く。前の会社にいた頃は「人間関係さえ良ければどこでもいい」と思っていたのに……、ということはよくある話です。
 ですから、とりあえず明確な不満要因がない会社に勤めている人は、それがいかに幸運なことであるかを思い知らねばなりません。

 私は、職務内容、通勤時間、勤務時間、職場の物理的環境(机の広さなど)という点でA社を気に入っており、組織変更が行われるまでは強い不満はありませんでした。
 しかし、6月を過ぎる頃から……正確には組織変更をした辺りから、無視できない不満がチリ積もるようになってきました。
 今まで書きませんでしたが、本日ピリピリする私の背中を押すようにご立腹な出来事があったので、勢いついでにそろそろガス抜きとしてまとめておこうと思います。

 芽生える不満に最初に水をやったのは東さんです。東さん、と言うか、「東さんが上司という事態」ですが、頑なに「東さん嫌、東さん嫌」と念じていたら、「アナタ嫌い」オーラが功を奏したのか、東さんからの依頼は小東さんを通して来るようになり、思っていたほど東さんと関わらずに済んでほっとしていました。

 ほっとしたのも束の間、次に襲い掛かったのは、意外にも今まで我慢できていた筈の上司Mさんでした。
 組織変更による席替えのため、遠く離れた個室から、目に付く位置に移動してきたことが原因なので、組織変更が原因と言えないこともないのですが、席替えと忙しい時期が重なったのもそれに拍車を掛けます。この上司Mさん、私ともう1人の部下、鶴田さんに仕事を丸投げし、ご自分は全く仕事をしていないように見えるのです。
 今まで私1人だった部下が2人に増え、全体の仕事量は増えない……となれば、1人当たりの仕事量は減る筈です。現在ルーチン・ワークに加えて新しい大きな仕事が入っていますが、それは丸々私が引き受けており、私の仕事量はかなり増えましたが、上司Mさんが何をしているのかは不明です。
 私に来ない仕事は鶴田さんがしており、2人で「じゃあ一体上司Mさんは何をしているんだろうね?」と囁き合うのももはや日常です。

 このように、上司Mさんからじりじりと肥料を与えられることで不満の芽はすくすく育っています。

 さて、本日の「苛々する私にトドメを刺したご立腹事件簿」は、正確には私に降りかかったことではなく、ガク君に降りかかったことでした。しかし導入部で関わったため、他人事ではなくなってしまったのであります。
 事件を引き起こしたのはロボさんです。
 ロボさんという人は、営業部内で最も長く勤めている割には驚くほど仕事ができない人で、そのくせ(ってか、だからこそ?)人に面倒な仕事を押し付けようとするので、一時期真剣に嫌っていたのですが、東さんからのぞんざいな扱いを見ている内に気の毒になり、よくよく考えれば気分が盛り上がったり盛り下がったりと感情のアップダウンが激しい営業部において、変わらぬテンションを保ち続けているという意味では、尊敬に値すると思い直し、距離を保って付き合えば悪い人ではない、カモ、と、「苛立ち→嫌い→同情→憐憫→普通」という経緯で現在に至った人です。
 ロボさんと仲良しに見えた鶴田さんに「私、一時期ちょっとロボさんのこと真剣に嫌いだったんですよ」と上記の経緯をカミングアウトしたときに、鶴田さんは意外にも「それ、みんな通る道だよ。鷹瀬さんの前任者さんも谷アナも同じコト言ってたし」とアッサリ納得してくれたので、もう山を越えてしまった鶴田さんや谷アナを見て、平静に見える仮面の下でみんな色々思うことがあるんだな、と感慨深く思ったのです。

 さて、私がそんな「普通」の感情を抱いているロボさんですが、本日やってくれました。
 最近メチャメチャ忙しく、しかし仕事を振ってくる上司Mさんは何故か優雅で、慢性的に苛々が溜まっていた状態だったのは確かです。そういう素地がある状態で、ロボさんが「ねぇ鷹瀬ちゃん、去年の4月に出したメルマガなんだけど……」と声を掛けてきたことからご立腹事件は始まりました。導入部は至って穏やかなオフィスのワン・シーンですが、ご立腹はいきなり勃発するので注意深く行を進めて下さいネ。
鷹瀬 「去年4月ですか? 私、今年の3月に来たのでちょっとその頃のメルマガについては分からないですが……何かをお探しですか?」
ロボ 「去年4月に出したメルマガに掲載した社長の手紙の日本語訳を探しているんですよ」
鷹瀬 「そうですか……じゃあ、ちょっと心当たりがありそうなフォルダを探してみますね。タイトルとかファイル形式は分かりますか?」
ロボ 「手紙だから多分Word文書だと思うんだけど……タイトルは分からないな」
鷹瀬 「そうですか……。作成されたのは確実に4月なんですね?」
ロボ 「そう」
鷹瀬 「あ、じゃあ共有フォルダの中を条件検索したら見付かるんじゃないですか? 日付の条件を『2003年4月1日〜30日』にして、ファイル名を『*.doc』にすれば検索できるかもしれませんね」
ロボ 「何、それ、どうやるの?」
 口頭で簡単に説明しても解らなかったようなので、ロボさんの席まで行き、ロボさんのPCでファイルのオプション検索をしてあげます。事務的な仕事を含む会社員を10年以上やってきて、こんなことも知らないのか……と正直思いましたが、まぁ、このくらい。探せない人がいるならば探してあげればいいだけのことさ……と半ば諦めの気持ちも相俟って、黙々と検索を掛けると、数百あるファイルから68個のファイルが検出されました。
鷹瀬 「あ、ロボさん。68個に絞られましたよ。ここから探してみて下さい」
ロボ 「じゃあそれの中から探してよ。社長からの手紙なんだけど……」
鷹瀬 「嫌です
 たった4文字、脊髄反射並みの反応速度で拒絶してみました。自分でもちょっと驚いたくらいにハッキリと。そして、ロボさんに対する評価が「普通」から一気に「嫌い」に逆戻りした瞬間でした。
 本来ロボさんが自分でやらねばならないことをここまで手助けしてやったってのに、何調子こいてんのコイツ。探し方も分からない無能な人に検索機能の使い方を教え、数百あるファイルを68の対象ファイルにまで絞ってやったというのに、今度はそれをいちいち開いて確認しろだろ? お前の仕事だろ。ふざけるな。私は私にしかできない仕事で忙しいんじゃ。貴様は貴様の仕事をしろっつの! しかも中身を知っているのは貴様だろーがっ!
 一通り心の中で毒づいてから「何なの、この人っ!」というムカツク気持ちを抑えて席に戻って仕事をしていると、パーテーションの向こうで続くロボさんの声。
ロボ 「ガク君、今、私のPCの画面に検索で絞られた68個のファイルがあるんですが、ちょっと中身確認して、社長からの手紙を探してくれる?」
ガク 「あ、ハイ」
 ガク君も自分の資料作成の仕事で忙しそうにしていましたが、所詮雑用は断れない人間に集まってしまうようです……。自分のことではありませんが、パーテーションを隔てて聞こえたこの会話に、ロボさんに対する「貴様がヤレ」という怒りと、ガク君に対する「断れよ」という怒りでムカムカにも拍車が掛かります。
 本来自分がやるべきことを他人任せにしたロボさんは、じゃあ何をやってるのよ?と思うと、席を離れてふらふらと仕切りを越えてこちら側の島までやって来て、東さんや上司Mさんに「去年の4月頃に社長が手紙出しましたよね? あれって……」などと聞き周っています。まずは最も可能性の高い68個のファイルから調べればいいものを、そういう地味な作業は下に押し付け、調子のイイ奴……。

 ロボさんの質問が雑談に変わり、上司Mさんと東さんとロボさんでお喋りに興じていると、ややしばらくして私の席の近くのプリンターが唸りを上げ、それを拾い上げにガク君がやって来ました。吐き出された数枚の紙を確認しつつ、ガク君はお喋り中のロボさんにその紙を手渡します。
ガク 「あの、コレでしょうか?」
ロボ 「おー! あったあった。これこれ」
 そのままガク君からプリントアウトされた手紙を当然のように受け取って、ガク君に何の反応も見せずに自分の席に戻ろうとするロボさんに、ガク君ではなく私がキレました。私の席の前を通りかかったロボさんに、堪えきれずに言ってしまった一言。
鷹瀬 「『あった、これこれ』じゃなくて、まずはガク君に礼くらい言ったらどうです?」
ロボ 「はぁ? これ、会社の仕事であって、僕の私用じゃないんですよ」
 ……………………ココ最近の中で最高にムカつきました。
 このムカツキを行動で示すと、立ち上がって左手でロボさんのネクタイを掴み、右手を頭上より高い位置から振り上げてパーで振り下ろすくらいにムカつきました。私は肉体派ではないので、実際は眉間に深い縦皺を2本作っただけで、行動に移してはいませんが。
 ちなみにグーではなくパーだったのは、私も余計なことにまでムカついている自覚があるからです。ガク君が怒っていないなら、この件は私が口を挟むことではありません。分かっちゃいるけど止められない……。止められないんですよ……。

 しかし、「僕の私用じゃないんですよ」ってな……会社で人々がしていることは普通会社の仕事でしょうよ。そんなんあったりまえだろう。ミネラルオォーターを人に買いに行かせる部長が異常者なだけで、普通は皆さん会社の仕事をしていますよ。そういう中で割り振りや分担があって、出来る人が出来ない人を助けたり、頼んだり頼まれたりがあるんじゃないですか?
 本来礼を言うようなことではない、という根本概念には賛成ですが、お互い気持ち良く仕事をする上で、たった一言の「ありがとう」ぐらい何だってのよ! しかもロボさんが人から頼まれた仕事を素早くこなし、礼など求めぬという態度を自ら率先して行っているならともかく、アンタ、人から助けられたことはあっても人を助けたことなんてないじゃない。少なくとも私の知る限りではナイと言えます。私自身、ロボさんを助けたことやロボさんから足を引っ張られたことはあっても、助けられたことなんかただの1度もないですよ。そういう人が「会社の仕事であって、僕の私用じゃないですよ」だとぅ?! こんなんだからこの会社は下が辞めて上だけが居座り続けるのよっ!
 立場的にはロボさんの方がガク君より上かもしれませんが、仕事の実力という意味ではどうなんだか。ロボさんにはロボさんにしか出来ない仕事があると言うなら「雑用は下に任せる」という話も解りますが、ロボさんにしか出来ない仕事って何? 東さんから罵られても平気、変わらぬテンションという特性以外、見当たりませんが。

 尊敬できる上司とは非常に貴重なんだな、と腹の底から思った昼下がり。正社員で勤めるなら絶対に尊敬できる上司の下で働きたい……。


【追記】
 うっわ、今日って七夕じゃないですか! 織女と彦星が逢瀬してるのに、ロボさんなんかにムカついている私って……私って……最高に可哀想……。尊敬できる上司を求めるより、もっと大事なことがありそうですね……(涙)


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2004年7月8日(木)/チリ積もる苛立ち  晴/残業 1:25
 現在A社で行われている7月上旬に向けての新サイト立ち上げに全面的に関わっているのですが、本来すべてを把握していなければならない営業部の課長であるインターネット担当の上司Mさんが何も分かっておらず、派遣社員の私に任せっきりで、そのくせ横槍だけはしっかり入れてくるのでかなり苛々します。任せるなら任せるで100%自由に行動させてくれれば良いものを、仕事丸投げ状態であるにも関わらず、部長や他部署に対するアピールとして主導権を握りたがるので、気を抜くと殺意が芽生えてしまいそうになり、本当に困っています。
 一見何もしていないように見える上司Mさんですが、よく見ても何もしていないように見え、彼女のもう1人の部下である鶴田さんと「上司Mさんって終日何してるんだろうね。お喋りとミーティング以外、本当に何もしてないように見えるけど……」と囁き合っています。囁き合っても答えが出る訳もなく、上司Mさんの行動を注意深く観察しても、やはり何もしているようには見えません。そしてそれ自体が既に答えな気がするので悶々とした気持ちは膨れ上がる一方です。

 GW前までは個室を持っており、終日の行動が謎に包まれていた上司Mさんですが、組織変更に伴う席替えによって、個室から一般ピープル溢るるフロアの片隅に移ってきたため、彼女の行動が嫌がおうにも目に入り、その生態を思いっきり日の光の下で晒してくれています。私が新サイト関連の仕事でテンテコマイマイしているのをどこまで知っているのか、無邪気に他の仕事をこれまた丸投げして寄越し、私がテンパっている直ぐ傍で東さんや部長とお喋りに興じる上司Mさんに、何と言うか……怒りよりも虚しさを感じます。
 私も自分が現在どのような仕事を抱えているか上司Mさんにいちいち報告しないので、それがいけないのかもしれませんが、説明したところで理解されず、トンチンカンな突っ込みを入れられて時間の無駄になる上に、自分独りで片付けてしまった方が物事がスムーズに進むと気付いて以来、上司不在状態で仕事をする姿勢に慣れてしまい、今更報告魔に変身も出来ず、悪循環にはまってしまっているようです。
 そうこうしている内に、他部署の方たちが上司Mさんを通さずに直接に私に依頼をしてくるようになったので、上司Mさんもご自分のメンツを賭けての立ち回りに乗り出してきたという訳なのです。

 こんな私と上司Mさんの仲は表面的には良好です。私が一方的に我慢しているので。私が現状に対する正当な不満をぶちまけたら最後、私たちの関係は木っ端微塵にぶっ壊れるでしょう。確信があります。
 辛うじてまだ「ぶっ壊してみようかな……」と思うに至っておりませんが、いずれ思い始めるような気がしてなりません。A社で学べるスキルは既に吸収しており、この先ココにいても学ぶのは「ゴマスリ」や「忍耐」、「諦め」、「無我の境地」といった無駄なものだけな気がするのでした。
 ――あ、最後の「無我の境地」は習得できるものならしたいな……。キャラ変えないと無理そうだけど。


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2004年7月9日(金)/徐々に見える現実  晴/残業 1:45
 手っ取り早く結論から言うと、ストレスで憤死しそうです。でも死にません。所詮私の世界のストレスですから。
 ストレスを与えている相手(上司Mさん)を引っ叩こうとも思いません。余りにレベルが低くて単純にムカツクだけです。
 ムカついてムカついて面と向かって罵りたくはなるものの、法も秩序もない、ちなみに実力主義という訳でもないこのA社で下が上にたて突けば、はじき出される結果は「クビ」の2文字に集約されてしまうため、相手に怒りをぶつけることもできず、しかし未だに自分を偽れない正直者のため、笑顔を作ることも難しくなってきており、腹の中で渦巻くモヤモヤとした負の感情を抱えて日々を過ごさねばならず、本当に辛い思いをしています。(ストレス値を示すかのように長い1文……)
 でも一方で「こんなの大したコトじゃないわ」と承知しています。明日の食物の心配をしなくて良い生活を送っているんですもの。こんな小さな小さなマイクロthingsで「辛い」とか言っていたら罰が当たるってなもんです。

 ここまで分かっていても、黙れないのが人間。単なる言い訳ですが、私だって何も誰彼構わず愚痴っているわけではありません。とりあえず私のストレス発散相手は、会社では同じく上司Mさんの下で働く鶴田さんと別フロアの仲良しさんの2人だけ、そしてプライベートとこのサイト上だけです。最近愚痴が多いなって自分でも思いますがもー許してくださいよっ。私だって好き好んで愚痴ってるわけじゃないんですから。出来れば平穏に毎日を生きたいですよ。でももう吐かねばやってられないっつの。

 目下上司Mさんから被害を被っている別フロアの仲良しさんも、一時「上司Mさんって私の上司よりマシかも」などと言っておりましたが、今回の新サイト立ち上げに絡んで大概頭に来ているようです。ロンチ日の延期報告をした際、それまで実質的なことは何ひとつしてこなかった上司Mさんがいきなりこんなメールを彼女に送りつけてきたことが切っ掛けでした。
上司M 「US側は残業も辞さない決意で今日中にロンチの予定ですか?」
 US本社との折衝を独りで行っている彼女も今回の長引く新サイト立ち上げでほとほと疲れきっており、毎回見当ハズレの茶々を入れる上司Mさんに腹立たしさを感じており、しかし上司Mさん本人に苛立ちを返すわけにも行かないようで、私にこんなメールが舞い込みました。
××部の××さんはこんなメールをくれた

「大変ですね。昨日も遅かったと思います。頑張ってね。」

言っておくけど××さんだけじゃなくほかの部の人もこんな感じのメールをくれています
あなたの上司だけよ・・・このような挑発的なメールをおくってきたのは・・・
たえられない・・・

 …………私の上司がスマン……と言いたいところですが、私も充分迷惑を被っているので……。返す返事は慰めではなく、私側からの新たな鬱憤晴らしです。
 私ももう今日は本当に心底上司Mさんに頭に来たよ……。
 なんかさ、新サイトのロンチ後、旧サイトが完全に見られなくなる、って事実を知らない人が結構いて……と言うか、知ってる人が全然いなくて、私もメルマガの依頼表とか手順書とかを書き換えなくちゃならない、ってことで、上司Mさんとミーティングしたのね。ミーティングっつっても、私が現状を話して、彼女が「ふーん、そうなんだ。じゃあ分かるような説明書作って」と言うだけの虚しい遣り取りなわけだけど。
 ――で、色々説明文を書いていたんだけど、一度新サイトを見ながら「こんなふうに情報が掲載されるんですよ」って説明した方が早いし間違いもないかと思って、各部署の担当者を集めて説明会をしよう、ということになったの。私の案でね。
 そしたら上司Mさんは言ったよ。

「じゃあ、各部署の担当者……鷹瀬さん知ってるんでしょ? 彼らに連絡して、みんなの都合の良い時間を聞いて。それと、会議室も押えて。あと、IT部に連絡して決まった時間にプロジェクターとPCを設定してもらって。あと、お知らせのメール書いたら、私に送って。私から皆に出すから」

 ……………意味分からないんですけど。
 この説明会って、企画は私で喋るのも私で、更には新サイトのことを分かってるのも私なワケでしょ? なぜ上司Mさん名義でメールを出すの? しかもメールを書くのも私なのに。
 上司Mさんがこの説明会の指揮をとって連絡するならするで構わないけど、ならせめて自分でメール書いてよ……。メール書くのだって時間掛かるんだから……。

 定時間際だったから急がなきゃならない連絡がたくさんあったのに何ひとつ手伝ってくれないで、各担当者への連絡も、会議室の予約もIT部への依頼も全部私がやってるのに、上司Mさん、その横で部長と東さんとお喋りしてんの。殺意芽生えた。
 挙げ句の果てには私が書いたメールを寄越せ? 私が送るから、だと??? なんで上司Mさんが私の書いたメールを送るの?? 送るなら貴様が書け、と言いたかった……。
 返事を貰って日程の調整しなきゃならないのは私なんだから、私に返事が返ってこなきゃ意味ないじゃん。上司Mさんなんか、誰が担当かも分かってないんだから、宛先すら知らないクセに……。それに上司Mさんの所に返事が来たって、どうせ面倒なことは読みもしないうちから私に転送して自分は何もしないのに……タイムラグが出る分、仕事が滞るんですけど。
 すっごいムカツイタよ……。「CCに入れておいて」って言うなら全然許せるけど、私の書いたメールを彼女が出すってのはちょっと許せないレベルのことだわ……。

 この件だけではなく、そのミーティングで話し合った(?)ことと言えば、「メルマガ用のテンプレート、ちょっとレイアウト変更しようか。あとさ、ここにロゴ入れられる? 依頼票と手順書の改定もお願いね」 ………………本当に、あの人はじゃあ一体何やってるの???
 そんで私が書いたメールを他の部署に出して、あたかも自分が仕事をしているようなフリをするのかしら……だとしたらかなり最低じゃない?

 結局、最後バタバタしてて、「月曜日に新サイトの説明会やるよー」って報告メールを書き上げる頃には上司Mさんのことなんかスッカリ忘れていて、私が直接に各部署の担当者に出してしまったんだけど、そしたらすかさず「今度からまず私に送ってください」だってサ。仕事はしないが自己顕示欲だけは一人前。
 あー……月曜日が憂鬱……。


 私が「東さんに比べれば上司Mさんの方がマシですよ」と言う度に勤続年数の長い社員さんたちに驚かれていましたが、そして今でもその思いに変わりはありませんが、上司Mさんも過去に5〜6人の部下に団結して辞められた経歴を持つだけあって、相当なタマだということが今になって漸く分かってきました。私の前任者が吐き捨てるように「あの人は何にもしないからね」と言っていた意味も分かるようになってきました。色々なことが明らかになってきました。明らかにならないのは「ではどうすればいいのか」という私の今後だけです(涙)

 東さんと上司Mさんでは「嫌」の方向性が少々違います。東さんは会社の外でも付き合いたくない人間的に嫌、というか合わない人ですが、上司Mさんは上司として付き合うのが物凄く嫌な人です。会社の外で会う分には、友達には絶対になりませんが、普通に付き合える人だと思います。そういう意味で、上司Mさんは依然として東さんよりはマシな上司ですが、それでも最近どんどん臨界点が近付いてきているような気がします……私の。
 だって上司Mさん、給料は私の2倍、休暇は私の3倍、仕事量は私の半分以下なんですもん……耐えられない……。

 嗚呼、来週にはどんなストレスが待ち受けているのでしょうか……。時間を無駄にするのも何ですし、いっそA社勤務の目標を「無我の境地に足を踏み入れること」にしてみようかな……。


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2004年7月12日(月)/伝書鳩な上司Mさん  晴/残業 0:10
 いやあ、確か先週末に「上司Mさんは依然として東さんよりはマシな上司」とか言っていましたが、ここ最近の彼女の急成長には目を見張るものがありますねぇ……。なんかどーしちゃったの?というご乱心ぶりで……。日に日に異常数値が上がって行き、どこまで上り詰めるのか、ある意味注目株です。

 現在押し付けられるだけ押し付けられた仕事が溢れ返っており、あっぷあっぷしている状態だというのに、更に「水曜日締め切りね」と無闇に仕事を振ってくる上司Mさんに、「現在××と××と××と××と……を抱えているので、一杯一杯です。水曜日締め切りは厳しいと思います」とメールを送り返したら、「優先順位は私が決めます。今抱えているものは後回しにして、今日渡したものを優先的にやってください」という暴れん坊専制君主的なお返事が返ってきました。
 後回しにされた優先順位が低いと見なされた仕事の中には、今日や明日締め切りのものが含まれていて、上司Mさんの言い分に従っていたらルーチンワークが破綻をきたすため、結局指示を無視して正統な優先順位に基づいて仕事をせねばならず、しかしこの報告は専制君主の命令に反するものなので当の上司Mさんには報告できず、心底くたくたです。上司Mさんが全く私の仕事を理解&把握していないという点でも精神的なダメージを被ります。

 以上のように私も充分にくたくたですが、上司Mさんのもう1人の部下・鶴田さんもくたくたです。
「なんかさ……最近凄いんだよ。先週、上司Mさんから『ABCのプロモーション案について考えてきて』って言われて、今日その打ち合わせだったんだけど、考えてきただけで書類にはしてなかったの。そしたら『打ち合わせには書類ベースで持って来て』って言われて、今朝慌てて考えていた案を書類にして打ち合わせに持って行ったのね。そしたら上司Mさん、私が作った書類見て、『うん、いいね。じゃあコレを部長に見せましょう』って……自分の案は全然なくて、私の案をそのまま部長の所に持って行ってるんだよ」

「ちょっと彼女最近変なのよ。近頃の私への口癖は『メール送っておいて』なんだ。私が担当していることならともかく、な〜んにも知らないことなのに、わざわざ説明してくれて……。だったら自分でメールした方が早くない?って感じ」

 私もメールを書かせられるだけ書かせられて、そのメールを上司Mさん名義で送ってますからね……。鶴田さんは一応鶴田さん名義でメールを出せるだけ良いじゃないですか、と言ったらこんなお返事。
「でもさ、最初は私で出して、CCに上司Mさんを入れるじゃない? そうすると、他部署から返事が返ってくると勝手にそれに返信して、その返信に私をCCで入れてくれないんだよね。で、何往復もして話が決まった後にいきなり『こうなりましたから』ってそれまでの往復分のメールが一気に転送されてきて……疲れるよ」
 ………………それも嫌だな。
 しかし私の話と鶴田さんの話を総合すると、どう考えても上司Mさんという人は酷い上司なんじゃないか、という現実が見えてくるわけでして……。鶴田さんも今までに東さんの下で働いていた経歴があり、組織変更後の最初の2ヶ月は「上司が上司Mさんになってから楽〜。全然マシ」と言っていたのに、最近になって「一体あの人はナニ?」と言い始めていることからも、私の主観が変わったと言うよりも、上司Mさんの仕事の振り方が荒っぽくなったのだと思うのですが……。部下が2人になったことで気が大きくなっちゃったのかしら……。

 そしてよく分かったことは、上司Mさんは実力はないけれど派手な仕事が大好き、ということです。他部署との係わり合いやミーティングなど大好き。部長への報告など大好き。
 今までの上司Mさんの歴史をすべて見ていた6年勤めて先月辞職した社員さんは、上司Mさんのことを嫌いと言うよりはむしろ憎んでいると感じさせるほど嫌っていて、私が「上司Mさん、そんなに悪くないと思いますよ」と言う度に「今に分かるわよ」と予言めいた不吉な言葉を囁いていましたが、そうねぇ……今見えつつあるものがソレなのかも……。
 彼女が以前よく言っていました。
「上司Mはね、人の言ったことを他に伝えるだけだから、前の部長からも言われてるのよ。『君は伝書鳩か』って」
 ああ……私の書いたメールを自分名義で送信し、鶴田さんの作った案を「私たちの案」として部長に提出し……伝書鳩ねぇ……。ははは……上手いこと言うね。

 きっと上司Mさんみたいなタイプの上司は多くはないかもしれませんが(ってか、願いますが)、確立したある種のタイプとして確実に一定数存在するんだろうなぁ。部下に仕事を丸投げして、その成果をあたかも自分のもののように上に報告する……いそうだなぁ、ゴロゴロと。今まさに、そういう人の下で働いている人の気持ちが痛いほど分かります。こりゃ辛いわ。かなり辛い。無能な上司と無能な部下、持つならどっちが辛いのでしょう。どちらの立場にもなったことのある人にアンケートを取りたい気分です。
 今までは独立して仕事をするか、上司らしい上司がいない環境で働いてたので、今私が被っているストレスは今までになかった種類のものですねぇ。新しい感情を実地で教えて下さっている上司Mさんには感謝しなくちゃならんのでしょーか……。はぁ……くたくた……。


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2004年7月13日(火)/ジャイアンな上司Mさん  晴/残業 1:40
 上司Mさんという人は、こちらが「はい」、「はい」と言うことを聞いて手柄をすべて彼女に差し出しているうちは非常にニコヤカに付き合っていただけるようですが、自分の関与しないところで仕事をこなされ、その仕事がアピール度の高いものであるとお冠なようです……。誰も注目しないような地味な仕事の場合は何の突っ込みもないのですが、他部署と関わったりする仕事だと必ず「私が連絡するから!」と息巻くので、分かり易いと言えば分かり易い人なのデスが、疲れることには変わりありません。

 本日のご乱心も酷かった……。余りの酷さに未だに呆然として、私この先もこの人の部下としてやって行くの?の5百回ほど自問自答してしまいましたよ……。
 何があったかと言いますと、本日のメルマガで鶴田さんと私で相談しながら作った広告を掲載することになり、事前に上司Mさんに見せた際に「Great Work! とても良いと思います。これでいきましょう」(←メール原文そのまま)との返事を貰っていたものを送信しました。するとメルマガ送信後、複雑な事情があり、他部署から「これを使用するとは何たること!」というお叱りが来たのです。私も鶴田さんも「え? そんなに悪いことだったのかな?」と不思議な思いでしたが、それはともかく、上司Mさんの反応が凄かった。まず私のところに来て一言。
上司M 「私はいいね、とは言ったけど、どうしてもそれを使ってなんて言ってないからね」
 え? ええええええええ????? 何この人堂々と詐欺師みたいなこと言ってるの?!と動揺する私に、しばらく経ってから鶴田さんからこんなメールが舞い込みました。
上司Mさんからこんなメールが来た。

『今回、どういう経緯で××部の画像を使うことにしたかはわかりませんが、今後はその点気をつけましょう』

……どうなの、この言い分

 自分が上司という立場で最終決断を下しておいて、他部署から叱られると部下のせいにするというのは……。部下の功績は私の功績、部下の失敗は部下の失敗。お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの……ってジャイアンですか?! 私はジャイアンの部下だったんですかっ?!(愕然)
 「今後はその点に気をつけましょう」という一文が、「私は君たちの失敗の責任は絶対に取らないから」という宣戦布告に見えて仕方ありません……。

 鶴田さんとは組織変更の前から仲良しでしたが、今では被害者同士、特有の絆で結ばれ結束も固まり仲良し度はぐんと上がっています。最近ではストレス発散の一環として鶴田さんが彼女の身に起こっている悲劇を報告してくれるのですが、これがまた私の身に起こっているものに負けず劣らず酷い。ってか、源は一緒なので、同質同等なのは当然なのかもしれません……。
 本日の鶴田さんの被害報告の一例もトホホ度が高かった……。他部署での遣り取りを転送された上司Mさんが、そのメールを更に鶴田さんに転送して意見を求め、その意見をそのまま他部署に返す、という遣り取りなのですが……。
鶴田 「このメールのやりとりどう思う? 私、疲れたよ」

***************************************************************************
(具体的な内容が書いてあるのでメール内容を省略しています)
転送メール: from 他部署A 「××の件で部署間の遣り取りとして、同一ファイルの管理を行った方が良いと思います。以下略」
転送メール: from 他部署B 「その案に賛成です。更に○○という案も加えては如何でしょうか? 以下略」
(上司Mさんが上記2つのメールを鶴田さんに転送し……ここからはメール原文のままです)

上司M 「Tsuru-chan, What do you think?」
鶴田 「表での管理は非常に便利だと思いますので、使用していきたいと思います。そして、××さんがおしゃるように、特記事項欄を作り補足説明等入れていただけると助かります」
上司M  「鶴ちゃん、ありがとう。では、××さんからのメールにその旨返信願います」
 ……ご自分の意見は一切ナシ! いっそ見事ですね。いや、本当に。なかなか出来ないことだと思います。恥ずかしくて。

 いやぁでも困ったなぁ……今までどうにか決定的に「嫌い」と思わないように遣り過ごしてきたのに……。まあ今でも「嫌い」というより呆れる感情の方が強いのですが……。
 「上司が何もしない」という不満はよく聞きますが、聞きしに勝るストレスですねぇ……仕事をすべき人がこんなだと……。きっとこういうストレスを抱えている人は世の中に大勢いるんだろうな、私だけじゃないんだ、と思うことで今日もどうにか遣り過ごしています。

 頑張ろうぜ、無能ででしゃばりな上司を持つ世の中に散在する同士たち! 会社でのストレスなんて、小せぇ小せぇ! こんなクズに人生振り回されるのなんて止めようぜ! 辞めようぜ!
 ――は! 本音が……ッ!! ああああああああーーーーーーーー!!!!!!!!!(私もご乱心……)

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2004年7月14日(水)/知っておきましょう  晴/残業 1:00
 先の参議院選では自民党の議席数が注目されていましたが、本当に注目すべき点は1票の格差が約5倍という、現行の選挙における基本的インチキ構造です。この構造に伴い、低い得票数で当選するのは自民党が圧倒的に多く、高い得票数で落選するのは無所属や弱小野党が多いという事実も知っておかねばなりません。
(6/24)参院選、一票の格差は5.16倍に拡大
 総務省は24日、今回の参院選の有権者となる23日現在の選挙人名簿登録者数を発表した。国内有権者は前回参院選よりも101万2116人多い1億295万1229人で、男性は4987万7917人、女性は5307万3312人だった。選挙区で参院議員1人当たりの有権者数が最も多いのは東京都の254万6729人、最も少ないのは鳥取県の約49万3898人。いわゆる「一票の格差」は約5.16倍となり、前回(約5.06倍)に比べ約0.1ポイント拡大した。

一票の格差 4.73倍に 産経新聞7月12日
 参院選で選挙区当選者のうち得票が最も少なかったのは、鳥取選挙区の田村耕太郎氏(自民)の15万1737票だった。これに対し、大阪選挙区の辻元清美氏(無所属)は71万8125票を獲得しながら落選。「一票の重み」の格差は、前回参院選の3.99倍から4.73倍に拡大した。
 辻元氏に次ぐ大量得票落選者は、東京選挙区の青島幸男氏(無所属)の59万6272票だった。北海道選挙区では西川将人氏(民主)の55万2993票と、鈴木宗男氏(無所属)の48万5382票が3位、4位を占めた。
 逆に、田村氏に次いで得票数の少ない当選者は、高知選挙区の広田一氏(無所属)の15万9178票、徳島選挙区の小池正勝氏(自民)の16万6032票となっている。
 全国で最も得票が多かったのは、神奈川選挙区で当選した小泉昭男氏(自民)の121万7100票で、田村氏の8.02倍だった。小泉氏を含めて3人が100万票の大台にのせた。
 選挙区候補の得票について、当選者に投じられた票(生き票)の比率を各政党ごとに比較すると、自民党の80.5%に対し、民主党が80.6%で、ほぼ互角だった。選挙区で擁立した3人全員を当選させた公明党は、生き票比率100%だったが、全員落選の共産党(46人)と社民党(10人)は、落選者への票(死に票)比率100%となり明暗を分けた。

 議席数だけを見ると確かに自民党は与党かもしれませんが、国民各々の1票をあくまで1票として換算し、地区を無視して党への投票を全国的に実施した場合、果たして自民党はどれだけ得票できるのかと、当然思うワケです。
 選挙法がいかに既存のメジャー政党によって己に有利なように改悪されているかがこんなにも明白なのに、インチキで政治家になっている人々が国民の代表と言うのだから、そりゃ国民の意見は反映されない訳だわ、と目頭が熱くなります。国民の意見が反映、どころか、彼らにとって都合の良いように法律をどんどん変えて行くのでしょう。そうなって出来上がってしまった日本政府を変えるのは至難の業です。そして今、私たちはまさに「国民の過半数が反対しているのに止められない」「国民の意見が全く政治に反映されない」という危機的、末期的事態に直面しているのです。

 年金問題とイラク問題で苦戦を強いられた自民党ですが、「今回の議席数は国民の不信感を反映したもの。今後現在の主張を変える気はないのか?」という突っ込みに、「国の財政は非常に苦しいもので、今現在でも1秒ごとに60万円の借金が増え続けている。今後消費税を上げるなどしなくては国が立ち行かない」と返答されていましたが、こんな事実もあるのだと読者の方から某サイトを教えていただきました。
 私は初めてこの事実を知って愕然としましたよ……。どうせ現在の日本政府のやることですからインチキなんだろうな、とは思っていましたが、こんなにインチキが明白だなんて……。
1. 過去14年間の、法人税と消費税のうごき
 大企業と中企業を含めた法人税、23兆9千億円が15兆円に、(8兆9千億円減) 消費税、3%の5兆8千億円から5%の11兆8千億円に、(6兆円の増税) 15年間で徴収した消費税は148兆円。この間に減税された法人税は145兆円。
 消費税が上がれば上がるほど法人税の方は減っています。これでは年金目的税なんてのは信用できません。

論談目安箱>平成16年07月05日「これでもでしょうか?」)

 こういうことはなかなか大きく取り上げられない日本ですが、悪いのは政治ばかりではなく、マスコミもですね。


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2004年7月15日(木)/トニー・ジャーです!  晴/残業 0:15
 何と言われてもイイ、トニー・ジャーにメロメロです。「マッハ!!!!!!!!」の予告を観たときから既にヤバイという予感がありましたが、本編を観て案の定ノックアウトされました。既に試写会で2度観ましたがそれでは飽き足らず、DVD購入を早々に決意しました。

 10歳の時にジャッキー・チェンの初主演作「酔拳」を見て一目惚れしたワタクシ、その約10年後にインド映画の王者シャー・ルク・カーンによろめき、そして更に10年後の今、トニー・ジャーにくらくらです。見るからに偏った遍歴ですが、別にアクション俳優が好きという訳ではないですし(途中、アンチ肉体派の方も挟まっていることですし)、シュワちゃんやシルベスター・スタローンなどを見て出てくる感想は「うわ〜、栄養が全部筋肉に行っちゃってそう」という、どこか馬鹿にしたものなのですが、トニー・ジャーには根拠もなく「頭も良くて性格も良いに違いない」というかなり危険な思い込みが発動中です。
 何とでも言って下さい。これぞファン心理。正しくファン心理。
 芸能人や俳優など、「気に入っている」レベルで好きになることはあっても、特にファンになるということはありませんし、たとえファンになっても実際に会いたい、この目で見たいと思ったことは今までに1度もありませんでしたが、トニー・ジャーには会えるものなら会いたい、生トニーが観られるならタイに赴いてもいい、とまで思っています。
 でもその時にはトニーには是非、上半身裸でいて欲しいモノです。百歩譲ってタンクトップ。スーツとか却下。ムエタイのユニフォームをまとったトニーでなければ意味がないのです。(←好きは好きでもかなり偏った好きである模様)

 角度によっては自信がなくなることもありますが、大体においては「どうしてどうしてどうしてどうしてこんなにこんなにこんなにこんなにハンサムなの?!」と動揺するほどトニー・ジャーにハートを撃ち抜かれております。顔自体もさることながら、目が! 眼がっ! 瞳がっっ!! 悶えるほど素敵っ! そしてあの筋肉っ! これぞ肉体美の真骨頂っ! ギリシャ彫刻なんか比じゃない美しさにもう……もう……はぁ……。

 と、まぁ頭の中でパーフェクトなトニー・ジャーですが、ただ1点、声が……結構高めでがっくし……。映画の中ではあまり喋らない役なのですが、時々口を開くと何とも言えない複雑な思いが込み上げるのでした。今まで気にしたこともなかったのですが、声ってかなり重要なファクターになりうるんですね。ま、アクションシーンに言葉は要らないので、DVD入手後は恐らくトニーが無言で闘っているシーンを何度も何度もうっとり見続けるのでしょう。

【おまけ】
 トニーの血液型が知りたくて、Yahooで「トニー・ジャー 血液型」というキーワードで検索をかけたら……自分のサイトがトップに引っ掛かってしまいました……。いや、知りたいのはこんなページじゃなくて……ヨロヨロ……。


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2004年7月16日(金)/引き摺るトニー熱  晴/残業 1:05
 え? 会社? ムカツクことばっか起きてますよ〜。でも、そんな苛立ちもトニー・ジャーの笑顔で一蹴されます。ああ……シアワセ……。
 自宅のPCの壁紙は早速トニーの背中です。時々礼をしているトニーになったり、飛び蹴りをしているトニーになったり、肘鉄を食らわしているトニーになったり、私の気分に合わせて変えてはにんまりしています。
 ええ、ええ、何とでも言って下さい。病んでますよ、堂々と。腐敗もココまで進めば立派なんじゃないかと。ある意味、開き直りの境地にまで達しています。
 昨日なんか不覚にもトニーの夢見ましたよ。ついにここまで来たかと愕然としましたね。初めてですよ、会ったことも話したこともない人が良い意味で夢に出てくるなんて。(いや、化け物とか変なキャラが夢に出てきたことはたくさんあるけれど……)
 ヨンフルエンザをいまだに引き摺っている母を笑えませんよ。このトキメキ度は一体どうしたことでしょう。今、私ってそんなに人生つまんないのか?!

 ――コホン。現実から目を逸らして話を進めましょう。
 映画を観た時には「顔も身体も表情も仕種も完璧なのに声がな〜ちょっと高いな〜」と勝手にガッカリしていましたが、舞台挨拶の生声を聞いて、そんなに高く感じなかったことから「OK!」(……何が?)と喜び勇んでおります。気になっていた身長も172cmでギリギリOK!(……だから何が??) 歳も28歳、OK!(……だから何のつもり?!)
 あの真剣な時の厳しい顔つきからにこっと笑う時のギャップが堪らんのです。地顔がキツめの人が微笑むと、地顔が優しい人が微笑むより数千倍も幸せになれます。
 ああこの感動を人々に伝えたい〜とネットの世界を彷徨ったところ、公式サイトよりも動画が充実しているShowTimeという映画情報満載のサイトを見付けまして、その中の特集記事として取り上げられていた「マッハ!!!!!!!!」では、トニーの実技も含まれる舞台挨拶や映画の見せ場4種類、予告編、特報など、かなり多くの動画を配信し充実しております。是非、是非、ご覧になって下さい! そして一緒に目をハートにして「トニー……」と呟きましょうっ! いや、女性だけでなく、男性も!


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2004年7月20日(火)/小休憩  晴・猛暑/残業 0:05
 40度……気ぃ抜いたら死にますって。今、関東大震災に来られたら凄いことになりそうだ。


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2004年7月21日(水)/トニー三昧  晴・猛暑/残業 0:10
 うるせーよ。しつけーよ。もーいーよ。目ぇ覚ませ。
 そんな声が聞こえてきそうですが、気にしません。何とでも言って下さい。だって今、本当に毎日トニー三昧なんですもん。ふとした合間にトニーのこと考えているし。
 ちなみに今日の壁紙は決めポーズのトニーです。(誰も聞いてない)

 しかし人間ってのは勝手なモノですね。母が微笑みの貴公子ペ・ヨンジュンにくるくる回っているのを見て、アイドルに夢中な奴ってのはトコトンうざいな、と心底うんざりして馬鹿にしていたのですが……。スポーツや楽器などに熱中している人は素敵だと思いますが、アイドルや本など既製品に熱中している人は馬鹿っぽく見えますねぇ。(含む自分) 恐らくそこに自己の努力が見えないからなのでしょう。何も生み出さない、最悪のエネルギー消費形態ですな。(自覚はある)
 何はともあれ、今では母と娘、お互いに己の趣味に突っ走り、お互いの馬鹿っぷりを嘲笑するという、人としてどうしようもない母娘に成り下がっています。嫌だ嫌だ。

 事態がいかに低俗であるか、客観的には把握できていますが、主観的には目を瞑っている状態です。今日もまたトニーの新情報をゲットしてうふふと微笑んでいます。
 新情報ゲットに併せ、本日感慨深い事実を発見したので、ものはついでと紹介しておきましょう。
 15(木)の日記
角度によっては自信がなくなることもありますが、大体においては「どうしてどうしてどうしてどうしてこんなにこんなにこんなにこんなにハンサムなの?!」と動揺するほどトニー・ジャーにハートを撃ち抜かれております。
と書きましたが、本当に、人間って写真の撮り方や角度でこうも別人になるのねぇ……という例を自分のためにまとめておきます。暫く経ってトニー熱が冷めた頃に微笑ましくこの日記を読み直す時がきっと来るでしょうから。

トニー・ジャーです!
「マッハ!!!!!!!!」
世界一カッコイイ背中
1976年生まれ 28歳 172cm 62kg


プレス用に使われているトニー
身体が最高 目が最高
全身が写るとカッコ良さは百倍になる

映画「マッハ!!!!!!!!」の中のトニー
この凛々しさは尋常じゃない ちょっと香取慎吾入ってます
(左)現在の壁紙 (右)仄かに香取慎吾に似ていると思ったワン・シーン

来日してプロモに励むトニー(良しバージョン)
かなり好きな写真 本当はこういう表情を結構するんだろうなぁ
(左)文句ナシにカッコイイ (右)映画の中では見られなかったちょっとお茶目な笑顔がっ!

来日してプロモに励むトニー(悪しバージョン)
……え? 誰? ええ?! あなた誰?! トニーなの!?
……え? 上の方と同一人物??

 ……人間は、写真写りによってここまで変わるのです。感慨深い事実です。
 何はともあれ、トニー好きには揺らぎなく。
 産経新聞の CINEMA CLIP にトニー・ジャーのインタビューがありましたが、その中の
取材の前、控え室で大好物のバナナをほお張るジャー。スクリーンで見る隙のない“ティン”ではなく、そこには、タイのごく普通の青年がいた。
という一文で既にメロメロ。大好物のバナナを頬張るトニー……問答無用に似合いそう……。
 初めてトニーを見たときに何かこう……懐かしい気持ちになりましたが、そう、彼は私の想像の中の孫悟空にビジュアル・イメージが重なるのです。いや、だからどう、ということはまるでない、オチのない話なのですが……。性格は全然違うけど……って、私、トニーの性格も孫悟空の性格もよく知りませんが。どっちとも会ったことも話したこともないしね。

 ――とまあ、今回の日記はトニー・ジャーの写真写りを話題にしていますが、露見したのは私の頭の悪さだけだったようですね。いいんだ別に。


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2004年7月23日(金)/トニーと握手  晴/残業 0:55
 詳しくは後日書きますが、とりあえずこれだけ。
 24(土)の話です。
 「マッハ!!!!!!!!」公開初日、新宿東急ミラノ座にて、第1回終了後の舞台挨拶を見るためにわざわざ見たくもない吹き替え版を見に行きました。良い席を取るために開映の1時間半前に劇場へ赴きましたが、思ったほどは人が並んでおらず、私は前から20番目ほどでした。並んでいるのは私も含めオタクばかり。しかも格闘マニア系の人も多く、正直ちょいキショイ。
「トニー・ジャーなんてアクション取ったらただの妖怪人間ベムだっつーの」
と私の目の前の自称スタントマン(もどき)の男がほざいた時には本当に後ろから飛び蹴りを喰らわしてやりたいほどの怒りに駆られましたが、幸か不幸か私は飛び蹴りができないので諦めました。
 彼が言っているのは恐らく「妖怪人間ベム」に出てくるちびっ子のベロのことだと思うのですが、「名前が違うんだよ!」という突っ込みすら言うことが出来ませんでした。ごめんねトニー……あなたの名誉を守れなくて……。


トニーの良し・悪しバーションそれぞれで妖怪人間ベロを囲んでみました
……ま、似てると言えば似てるかな……ってか、ベロ可愛いじゃん!

 肌が黒くて目が大きくて、顔がちょっと横長なだけじゃないか。可愛いじゃないか。


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2004年7月26日(月)/ノートPC臨終間近?  晴/残業 0:40
 会社でもトニー関係でも色んなことがありましたが、目下のところの大問題は愛しのマイPC、ThinkPad X22 がいきなり意識不明になったことでしょうか。電源を入れても正常に起動しないなど恐い状況が続いています。どうやらハードの深刻な障害のようで、今までに聞いたこともない異様な音と見たこともない深刻そうなエラーのオンパレードです。だって何だかカツンカツン言うし、青地に白文字の物理エラーだけでは飽き足らず、黒地に白文字の意味不明なエラーが続出するんですけど……(涙)
 暴力的に頻出する物理エラーの末に、初めてお目にかかる「Operation system not found」という驚きのエラーメッセージが出たときには心底肝が冷えました。今、再起動が成功したのは20回以上のトライの末で、今もこうして文字を打ちながら、またいきなり奇声を発して息絶えるんじゃないかとビクビクしています。
 何が原因かよく分かりませんが、強制終了と再起動を乱暴に繰り返し、いよいよ電源を入れても立ち上がらなくなってから修理に持ち込むのはとても嫌。壁紙がトニー、デスクトップにはトニー写真館、マイドキュメントもちょっと階層を潜って行けば怪しいファイルの数々。このサイトのファイルや原稿まみれのPC……メールボックスには「脱サラ」フォルダやタイトルからしてマニアっぽいと分かるフォルダが何十個も並んでいて……絶対に修理になんか出したくない。私の目の前で直してもらわねば!って感じなのです。うう。
 とにかく虫の息がある間にさっさとアックアップを取って、見せたくないものを完全に削除してから持ち込まないと……。ああ〜面倒だ……。


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2004年7月27日(火)/大ボスの登場  晴/残業 0:55
 この日記は8月も立派に下旬、23日になった頃、8月上旬部の日記を書くための布石として振り返って書いています。本当は7月下旬には細々と色々なことが起こっており、早く書かないと旬を逃すわ〜と思いつつも、息も絶え絶えのノートPCと共にヨタヨタと毎日を過ごしていて、細かな記録をつける前にいたずらに月日が流れて行った……という背景があります。――長ぇよ前置! 多くを語らずに偉大な結果をポンポン出しているオリンピック日本人選手を見習え私!(※注:現在金13個)
 ――と、言うことで、のんびり日々を振り返ると随分長いコト大事なポイントを逃し続けていたことに愕然とします。本当は過去に戻って日記を書くのは通常の面倒の5倍くらい面倒なのですが、これらのことが重なって、8月に突入するので、やはりまとめておきます。メモ書きは付けているのでね……。

 ただでさえ上司Mさんとの遣り取りで慢性的な苛々を抱えていると言うのに、最近ではそれにアホの宴会部長が加わりました。あ、悪意に満ち満ちた形容詞で読み手の心を惑わせないよう、余計な情報は薄くしてみましたので。あはは、親切でしょ。
 さて、私は今まで部長とは直接に遣り取りしたことは余りないので、先月11日の「ミネ水買ってきて」事件以来、大きな怒りもなく、ただ漠然と何だこのアホ嫌な感じと思って距離を取って今日までやり過ごしてきました。しかし、先月末に6年勤めた部長秘書が退職したことにより、実質的にこの無能な部長のお守りをする人間がいなくなってしまい、そのお鉢が私に回ってくることになったのであります。
 私に回ってきた具体的なオシゴト内容は「出張申請書、請求書作成」です。素人考えで「こういうのって普通自分で書くんじゃないの?」と思いますが、上司Mさん経由での依頼でした。
 この頼まれ方が(も?)酷かった。いきなり何の予告もなく上司Mさんから申請書のExcelフォームが添付されたメールが舞い込み、本文には
添付されたファイルで部長の出張申請書を作成してください。分からない所があったら聞いてください。
の1行のみ。
 …………すみません、初めて作成する申請書類、逆に分かる項目が部長の名前と部署名しかないんですけど……。キーボードを使用して文字を打ち込むのが嫌ならやりますから……。せめてこの空欄の申請書用紙を渡しますので、鉛筆でも何でもいいですからご本人に書き込んで貰ってはいけませんかね。上司Mさんにそう告げると
上司M 「いいえ、聞き取って差し上げて
 ……聞き取って差し上げるんデスカ。はぁ……そこまで偉いお方なんですかぁ。あの間抜け面の部長は……。
 いやね、会社の一員としてそれそれ役割があり、部長は部長にしかできない事をしている、下っ端はその部長の心を煩わせないように雑務を一手に引き受ける……いや、いいですよ。賛成です。部長が認められるほどの仕事をしているならば、ね。でもねぇ、どう考えても雑談して社内をふらふら彷徨っているようにしか見えない部長、とりあえず手元にある仕事で一杯一杯のワタクシ……。しかも私が部長の元を訪れて聞き取る手間と、本人がこの空欄に文字を打ち込む手間と、どっちが短時間に済むのさ。という問題でもある訳でして。
 しかし私は所詮しがない派遣社員。物凄ーく嫌々ながらに部長の個室を訪れましたよ。
鷹瀬 「お忙しい中すみません、依頼された出張申請書の件ですが分からない部分はご本人に、と上司Mさんから指示されましたが、お名前と部署名以外分からないのですが」
部長 「ああ、広島だよ」
鷹瀬 「……広島への出張だったんですね。はい、ええと、こちらから順にお伺いさせていただきますね。まず、期間は? 目的は? 交通手段は? 飛行機ですね。では、便名と発着時間を教えてください」
部長 「ああ、それは分からないなぁ。え〜と、社長秘書さんに聞いて。手配したの彼女だから」
 実際に乗ったのは貴様だろう。――とりあえず、心の中で罵倒します。
鷹瀬 「では、宿泊ホテル名と代金を教えてください」
部長 「ええっとね〜、これはガク君に聞いて」
 …………何なのコイツ。本来自分で書くべき申請書を他人に書かせるというのなら、それ相応の準備くらいはしておくべきじゃないの? 飛行機チケットの半券を取っておくとか、泊まったホテルの名前くらい控えておくとか。しかもこういった手落ちに対して申し訳なさそうな素振りを見せるならともかく、態度は終始横柄。いちいち腹が立ちます。
 結局その後、社長秘書さんに部長の出張に利用した飛行機の便名を聞くと……
社長秘書 「確かに手配はしたけど、そんなことまで覚えていないわ。普通、ご本人がチケットの半券を保管しておく筈よ」
 ですよねぇ。仕方がない、出張に同行したらしいガク君の元に行き……
ガク 「え? 部長の飛行機と宿泊ホテル? ええ〜、いや、バラバラに行ったから知らないなぁ……。ホテルも同じクラスの部屋か分からないし……。あ、待って。今調べてみるよ」
 お手数お掛けします……。結局、多くの人の手を煩わせて、部長の申請書は完成したのでした。
 本当に、あの馬鹿が情報を控えておけば1分で済むものを、申請書を作ることが分かっていながらチケットを取っておかない、泊まったホテルも分からない、しかも他人に作成させる。本当に最悪です。

 話はまだ終わりません。
 作成した申請書は部長に提出され、部長の署名を加えた後に社長に提出し、社長の署名を得るのですが、部長の野郎、自分の署名済みの申請書を私に戻して来やがりました……。
部長 「はい、コレ。署名したから」
鷹瀬 「は? 私に渡されても……。社長に提出して下さい」
部長 「え? あ、そうなの? えーっと、直ぐそこじゃん。出しておいて」
 …………直ぐそこじゃん。自分で出せよっ!(怒) 何なのコイツは! 数歩歩くのも大変なのか。こっちが手一杯で仕事をしているこのクソ忙しいときにっ!! 本当に何様なんだっ! この馬鹿殿がぁ!
 ムカツキも治まらないまま社長に書類を提出し、ようやく手が離れたとホっとしたのも束の間。部長は再び自分の元に戻ってきた社長の署名済みの申請書を私の元に持って来て……
部長 「ハイ、これ。どーすんの?」
鷹瀬 「は? 承認された申請書をどうするのかは知りません。申請書を作成するまでが私の仕事ですから」
部長 「ちょっとさあ、これ、この後どーすんのか聞いてよ」
 貴様が聞けよ、自分で。部長から私に聞いて、私から誰かに聞いて、誰かから私に戻して、私から部長に戻す、なんて無駄な動作が多すぎるでしょ。アンタみたいに暇じゃないのよ、私は。何でこんなに無駄に他人の手を煩わせるワケ? 意味分からん!! ってか、お前、出張したの今回が初めてじゃないだろ。今まで何してたんだよ。そんなだから秘書も辞めるんだよ。アタシャあんたの秘書じゃないっつの! 契約業務内容に貴様のお守りなんぞ入ってないっちゅの!
 本当に頭に来つつ、それでも通りかかった貴公子に出張申請書の処理の流れを聞くと……
貴公子 「アレ? 鷹瀬さんが部長のやらされてるんだ。(思いっきりニヤニヤ) コレって普通、出張前に申請書を提出して承認を貰って、出張後に請求書を提出するときに承認済みの申請書を添付するんだよ」
鷹瀬 「私もうこの出張の請求書は出しちゃったんですけど」
貴公子 「じゃあもういいんじゃない? 本当は経理に出すときに請求書と申請書を併せて出すんだけどね。普通は承認済みの申請書は、出張後、請求書を書くまでの間、本人が保管しておくんだけど、これから先、部長の申請書関係は鷹瀬さんがやるなら鷹瀬さんが保管しておけばいいんじゃない?(ニヤニヤ)」
 冗談じゃありません。今回の申請書は不要だったようですが、今後のためにも書類の流れを教えておいた方が部長のためでもあると思い、とりあえず手元にある申請書を返す(本人保管させる)ために、嫌々ながら部長室を訪れます。
鷹瀬 「〜と言うわけで、今回はもう請求書を提出してしまっているため、この申請書は不要ですが、次回からは申請書は出張前に作成するのが手順ですので」
部長 「『不要』って、経理に出すんじゃないの?」
鷹瀬 「ええ、ですから、通常は経理に出すのがお作法ですが、」
部長 「『作法』じゃなくて『規則』だよね」
 殴るぞ、この野郎。揚げ足取ってないで、いい加減、大局を掴みやがれ。処理を人任せにするのはいいが、申請書の処理手順を未だに把握してないなんて駄目駄目もいいところなんだぞ。貴様は今、猛烈に恥ずかしい立場にいるってことをまず自覚しろ。
鷹瀬 「通常は出張後に請求書と共に経理に出すのがお作法ですが、今回は出張後に申請書を作成したので、順序が逆だったんですね。貴公子によると、『必要なら経理の方から連絡があるだろう』と……」
部長 「ちょっとさぁ!(怒り気味) 必要なら、じゃなくて本来出すものを出してないんだから、『すみませんでした』って謝って至急出すべきなんじゃないの?!」
 はぁ?! 出張後に申請書の作成を依頼してきたのは貴様だろう! なんで私がすみませんでした、なのさ?! お前が謝れ! まず私に!! 私は今日頼まれて今日作り終わってるんだから! そんなに出したきゃ貴様で出せっつの! 何だこの会社! 何でこんな馬鹿ちやほやしてんだ?! そこまで部長ごときが偉いのか?! 普通上司って「上司だからエライ」んじゃなくて「偉いから上司」なんだぞ。
 結局「遅くなって大変申し訳ございませんでした。from 鷹瀬」との一言を添えて経理に提出しましたが、怒り覚めやらぬワタクシ、速攻で他部署の仲良しさんたちにこの出来事を報告。すると……
A部署 「えー? 申請書まで人に書かせてるの? ありえない! ウチの馬鹿部長だって自分で書くよ! 書き方教えて、とか言って来るけど」
B部署 「この前、部長が申請書私に書かせようとしたら、課長が『そういうことはご自分で』ってブロックしてくれたよ」
C部署 「さすがに申請書レベルは自分で処理するよね、普通。営業部くらいじゃないの? 他人に書かせてるのって。たとえ人に書かせるとしても、普通はもっと腰低く頼むよ」

 ナニ、やっぱりこの会社の中でも営業部の部長って駄目度トップレベルなの? うわもう最悪っ! しかもB部に至っては課長がブロックしてくれたって……ウチなんか課長(上司M)自ら私を売ってるよ……自分の点数稼ぎのために……(涙)
 余りに腹が立ったので、元・部長秘書さんにも本日の出来事を報告すると、こんな返事が返って来ました。
わかってくれた?????
ほんっとむかつくのよ。自分のことすらわかってなくて・・・・
一から百まで無能な男だよ、全く。
どういう流れで何が動いてるかなんてぜんぜんわかってないんだよね。
まじでやばいでしょ?
本人がわからない事、こっちがわかるわけないよね。

鷹瀬さんの状況、すごく手に取るようにわかるわ〜。目に浮かぶ。
あのおっさん、ほんとどうにかしないと社会がこわれるよ。

 部長秘書さんが在社中は、彼女が部長の悪態を吐く度に「でも上司Mさんや東さんに比べたらマシでしょう〜」とか言っていましたが、こいつら営業部上から3人、それぞれ違った方向に嫌な奴らなので、比較するのは難しいですな。

 勤め始めて5ヶ月経ちましたが……目標の1年はまだまだ遠いです。

【教訓】
 有能な部下と無能な上司の組み合わせでは厳しいながらも会社は成り立ちます。有能な上司と無能な部下では、部下は首を切られてオシマイです。
 つまり、有能な部下の上に無能な上司を配置する会社は多くの社員を助けるヒトに優しい会社なのです。


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2004年7月29日(木)/そして誰もいなくなりそう  曇/残業 0:20
 部長は部長で上記のような腐りきった人間です。その部長をヨイショしまくる営業部の人間にも問題が大アリだと思います。しかし私は雇われ派遣社員。とにかく目標まであと7ヶ月、歯を食いしばってでも我慢……する必要あるのかなあ……とか迷いながら毎日出勤しています。仕事は好きなのに、環境によって苛々が募っている状況です。
 環境、と言うよりも具体的には営業部の上から3人、部長G、上司M、東の3馬鹿アミーゴです、会社が嫌なものになる原因は。営業部で起こっているややこしい、もしくは不合理な、無駄な、生産性のない出来事の大半が、この3馬鹿が巻き起こすことなので、コイツらさえ片付けば入れ替わりが激しい営業部も良くなるんじゃ……と思いますが、ま、普通に考えても辞めるのは下々で、上の3馬鹿が強固に彼らの立場にしがみつくので今のような事態が生まれているんだろうな、と思います。

 上司には恵まれていないA社ですが、同僚には恵まれています。私の仕事柄、他部署の人と関わることも多く、他部署に仲良しさんが点在しており、庶民レベルでは楽しく会社生活を送っています。特に同じ営業部の鶴田さんとは上司Mさんの元、ご乱心被害者仲間という要素も手伝って、お互い支え合って日々を過ごしています。鶴田さんの存在が私の毎日の細かい、しかし鬱積しやすいストレスの解消に一役買っているのは明白で、鶴田さんがお休みの日は正直かなり辛い、という所まで来ています。
 そんな本日、鶴田さんと一緒に昼食をとっていると……
鶴田 「私さぁ……会社辞めようと思うんだ。まだ誰にも言ってないから、これは内緒ね」
 入れ替わりが激しいA社の奇跡の生き残り、6年持った鶴田さんが、なぜ今?!
鶴田 「何だろう……6年間、ずっと大なり小なり嫌なことがあったけど、今が一番辛いかも……。上司Mさんの下ってのも疲れるし。東さんの方が人間的には嫌なんだけど、上司Mさんって、何を言っても言葉が通じないんだもん。最近会社来るの凄く嫌だったんだけど、辞めるって決めたら凄く楽になったの。何があっても『もう辞めるし』って」
 ! 鶴田さんの幸せを考えれば引き止めることなんか出来ないっ。でも辞めないで欲しいっ。せめて私がいる間は……っ!
鶴田 「今すぐ辞めるってワケじゃないから。でも年内は確実だと思うけど」
 私、ここに1年いようと思ったら来年の2月一杯までなのよね〜……。最短でも鶴田さんのいない会社に2ヶ月来なくちゃいけないのか……。はぁ……ブルーです。

【教訓】
 上が馬鹿な会社はずっと馬鹿なまま。会社改革をするにはまず上から変えましょう。


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2004年7月30日(金)/日常茶飯事の一例  晴/残業 0:10
 本日は、朝っぱらから色々なことが立て続けに起こりまして……とにかく疲れました。精神的に。
 本日起こったようなことはもはや日常茶飯事なのですが、こういうことが正しく日常茶飯事的に起こっていると紹介するにはコンパクトにまとまった出来事だったので、具体例として引用することで私の日常のほんの一幕をご紹介しましょう。

 まず、本日朝一番で他部署から下記緑文字部分の携帯ショート・メッセージ配信の依頼を受けました。(※下のメールを参照)
 メルマガであろうとショート・メッセージであろうと、私は基本的に私の判断で勝手に出すことを許されていません。どんなに下らない毎月発行しているルーチン情報でも、必ず上司MさんのGoサイン(許可)を貰います。以前、これはいくらなんでもいちいち報告しないでも出して良いだろう、と思ってルーチン情報を流した際に散々怒られ、もう2度とすまい、と思ったものです。自分が悪かったと納得したのではありません。「上司Mさんという人がそういう人なんだ」と納得したからです。何でもかんでも自分を通さないと気に入らない彼女をご満悦にさせておくには、とにかく彼女の言うことをハイハイと聞いていればいいのです。たとえそれがどんなに非効率で間違っていても……。

 話を戻しますが、朝一で他部署から舞い込んだ依頼メールには、CCに上司Mさんが入っているので、上司Mさんから「流してOK」との返事が来るのを待ちました。するとまもなくして、下記のように他部署からのメールが最下部についた状態で上司Mさんからメールが来ました。

-----Original Message-----
From: 上司M
Sent: Friday, July 30, 2004 9:10 AM
To: 鷹瀬
Subject: FW: 携帯ショート・メッセージ配信依頼

鷹瀬さん、以下でお願いします。1時前にセットしてください。

上司M

----------------------------------
配信日時: 本日 7/30(金)1:00PM 
タイトル: 7月分ご注文締め切りのお知らせ(16文字)
内容:
7月31日(土)は、7月分ご注文の締め切りです!
ご注文はフリーダイアル 0120-***-***、 **まで!
☆締め日当日はお電話が混み合いますので、ご注文はお早めにどうぞ ☆
(91文字)

----------------------------------


    -----Original Message-----
    From: 他部署担当者
    Sent: Friday, July 30, 2004 9:01 AM
    To: 鷹瀬
    Cc: 上司M
    Subject: 携帯ショート・メッセージ配信依頼

    鷹瀬さん、おはようございます。
    下記の内容で、携帯へのメッセージ配信の手配をお願いできますでしょうか。
    ---------------------------------
    配信日時: 本日 7/30(金)1:00PM 
    タイトル: 7月分ご注文締め切りのお知らせ!(16文字)
    内容:
    7月31日(土)は、7月分ご注文の締め切りです!
    ご注文はフリーダイアル 0120-***-***、 **まで!
    ☆締め日当日はお電話が混み合いますので、ご注文はお早めにどうぞ!! ☆
    (91文字)

    ---------------------------------
    以上、宜しくお願い致します。


 ハイ、迂闊なワタクシ、上司Mさんがわざわざ他部署の依頼内容を繰り返している(太青文字部分)のをなんとも思わずに、他部署から来たメールの依頼内容(太緑文字部分)をそのままコピー&ペーストし、携帯メッセージとして配信手配をしたのです。そうしたら上司Mさん、この携帯メッセージが配信されるや否や私の元にやって来て……
上司M 「鷹瀬さん! 内容をわざわざ変えてるんだから、私が送った方を使ってよ!(怒)」
鷹瀬 「……え? そ、そうだったんですか……? すみません、全く気付きませんでした。でも、それなら今後はメールに一言『修正があるので』と添えていただけると助かります……」
上司M 「マイナー・チェンジなんだから、いちいちここを直した、なんて書けないよ!」
鷹瀬 「あ、いえ、ただ一言『少々修正したので、下記を流して』と書いて頂くだけで結構なのですが……」
上司M 「……」(←「ったく」みたいな雰囲気)
 まぁわざわざ内容を繰り返しているところに意味を見出せなかった私が悪いんでしょうよ……でも、せめて一言でも「少々修正したので、下記を流してください」って本文に書くべきじゃ……。「鷹瀬さん、以下でお願いします」って、「以下」には元メールも添付されているんだし……。
 でもまぁそれはいい、そこまでは許すとしても、上司Mさんが去った後、「で、一体どこが変わったの??」とを比べると……分からないんです、修正部分が。そう、ぱっと見て分かるようなら上司Mさんの送ってきた内容を流しますよ。私から言わせて貰えば、何が変わっているのかぱっと見で分からなかったからこそ、他部署からの元メールをコピーしたのですが……。
 とにかくどこが変わったのか本当に分からなかったので、わざわざメモ帳に貼り付けてじっくり比べたところ……なんと2ヶ所もありましたよ! 上司Mさんの言葉を借りれば正しくマイナー・チェンジが!
<修正後> タイトル: 7月分ご注文締め切りのお知らせ(16文字)
<修正前> タイトル: 7月分ご注文締め切りのお知らせ(16文字)

<修正後> ……ご注文はお早めにどうぞ ☆
<修正前> ……ご注文はお早めにどうぞ!!

 そう、「!」が微妙に減ってるのだ!!! そりゃもう私もこの違いを発見した時には正しく「!」という気持ちだったわよ!! 参りましたっ!ってか?!
 ……間違い探しじゃないんだから……。しかも文字数表記も変えてないし……。
 このメールを転送した人たち、ほとんどが「どこが変わってるのか分からないんだけど……」と言ってきたわよっ! なんでこんなつまんない修正をするのでしょう……。もう本当に意味不明です……。これ、文字数を減らすことに意味があるならまだ理解もできるけど、タイトルの文字制限は20文字までだし、本文は180文字まで……。なのにこの程度の直しをした挙げ句、自分の思い通りにならないといちいち食って掛かってくるマネージャー(課長)……。言っておきますが、一時が万事この調子なのです。
 注意すべき基準が全く違う人と関わっているので、朝から疲れました……。


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2004年7月の勤務表
 出勤日数 20日(うち休出 0日)/勤務時間 176:15  欠勤日数 1  有給休暇 0
 月残業時間 16:15  日平均残業時間 0:49  今月最高残業時間 2:00/13(火)
 【一言】 5ヶ月目にして初めて欠勤しました。ズル休みという形で……。だってもうやってられん。


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