2004年4月の日常日記&コラム

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なんだか心底面白い会社に入っちまったみたいです。日々それを実感しています。ってか、世の中にまともな会社ってあるのかなぁ……というのが私の最近の基本スタンスです。世の中異常者ばかり……。A社物語を読み解く鍵、日記における登場人物もご用意しておりますのでどうぞご覧下さい。

2004年4月の小見出し一覧
◆注目の日記にはセルに水色を付けています◆日付を押すとジャンプ出来ます◆
 4/1(木) 渾身の四月馬鹿  4/2(金) 春爛漫  4/5(月) 優雅な1日で気付く現実
 4/6(火) 派遣の虚しさ  4/7(水) 尻拭いの1日  4/8(木) 皆虚しいらしい
 4/9(金) 武者修行の末  4/12(月) シーソーゲーム  4/13(火) 小休憩
 4/14(水) ネットサーフ解禁  4/15(木) どこでバレるか  4/16(金) イラク人質解放
 4/19(月) GW in the office  4/20(火) 体の良い集団リンチ  4/21(水) 「どこかの国の人質問題」
 4/22(木) 小休憩  4/23(金) 税金の無駄とは  4/26(月) 現在の日本の風潮
 4/27(火) イラク問題総括  4/28(水) 小休憩  4/30(金) 残業の源




2004年4月1日(木)/渾身の四月馬鹿  晴/残業 0:10
 いきなりですが、私はエイプリル・フールを思いっきり楽しむ人間です。もちろん意識して楽しむ訳ですから、騙される側としてではなく、騙す側として思う存分この日を満喫します。しかし、誰彼構わずにどーでもいーことを言って「なーんちゃって」というなおざりな楽しみ方に興味はなく、ターゲットを絞り、その相手を100%完全に騙しきることを目標にしています。自慢じゃありませんが、アタシャいつでも下らんコトには全力投球!
 その際には暗黙のルールもあります。とにかく相手が心底ビックリするような嘘でなければならず、死にネタや不幸ネタなど不快なものであってはならない。騙した後は速やかに嘘であることを提示する。ターゲットに「一瞬でも完全に信じた」という状態になってもらうことが目的なので、あくまでも「一瞬騙す」だけで「騙し続ける」ことはしてはいけない。ターゲットは信頼関係の強い人間で、ユーモアを解する人でなくてはならない。――そんな感じです。

 こう言った本格的なマイ・エイプリル・フールは去年から始まっており、去年作品は初年度であったため非常に時間をかけた凝ったものでした。アイルランドへの留学中、ターゲットはある意味当然の友人Z、手段はメールでした。
 結果見事に騙し果せ、非常に充実した2003年4月1日を送ったのですが、去年のエイプリル・フールが余りにも完璧だったため、同じ手法では今年はさすがに気付くかなぁ……と今年の4月1日は半ば挑戦じみた気持ちで決行したのであります。
 ――と言うことで、本日会社にて落ち着いたと同時に書いた私用メールが以下です。


----- Original Message -----
From: 鷹瀬@会社
To: 友人Z
Sent: Thursday, April 01, 2004 9:20 AM
Subject: アイリッシュ最高!


お前、家の方に返信を送れというのに……。
でもいいのだ、機嫌良いから許す!

聞いてよ!!! 今日の朝早くアイルランドから電話があってさ!
私もすっかり忘れてたんだけど、大家さんと一緒に共同購入した
宝くじの発表が昨日……っつか、今日なのか?あって、
合計1300万円程度(正確には10万ユーロ)当たったんだって!
でさ、大家さん「半分はトーコの分だから」ってわざわざ電話掛けて
くれたんだよ!!!!!!!!! 信じられる? 超良い人っ!
今日の朝7時!(多分あっちは夜の11時?) 凄い良い人じゃない?!
ってか、600万っつったら2年くらい仕事しなくていいかもっっっ!!
なんか手術はその代償なのかなーって。手術の頃、会社辞めちゃおうかなー。
あー、でも今日の朝はマジで会社に来る気がしなかったよーー。
速攻君に電話したかったけど、もう出社時間だったから出来なかった。

うおー、今でもどきどきしてるよー。神様っているなー。
そんでアイリッシュの大家さん、最高! もしかしたら調べたら分る事
だから言ってきたのかもしれないけど、それでも最高! 実際忘れてたし。

*********************
To-ko Takase



 前回同様、今回もアイルランド絡みだったので、どうかな〜気付くかな〜……と業務時間中、ドキドキしながら返信を待っていると、その後予想以上に面白いことになり、ああもう最高! 友人Z最高! 楽しかったー!……を通り越して、現在この家族同然の友人を失いつつあるのでした。
 その後の経緯はこちらから。

 あーでも楽しかった〜。こういうことって人を選ぶし、どう考えても友人Z以外にする気にはならないから、やっぱりコレって一種の愛情表現よね〜としみじみ実感中。ってことで、愛なのよ、愛! 歪んでいても! 一方通行でも! だから戻っておいで〜。もう来年はしないから〜。(っつか来年はさすがに騙されないだろうし)

【追記】
 ちなみに初年度2003年4月1日の入魂の作品はこちらです。アイルランド留学中のメールでした。熱の入れようが違います! もちろん友人Zは見事に騙されましたとも!
 ――え? 「馬鹿はお前だ」? 嫌だなぁ、知ってますよそんなコト。はっは!


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2004年4月2日(金)/春爛漫  晴/残業 0:50
 追って書きます。


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2004年4月5日(月)/優雅な1日で気付く現実  晴/残業 0:50
 上司Mさんが風邪でお休み。で優雅な1日。途中居眠りこくくらい。3年前のまさに今頃、Z社ではよく船を漕いでいましたが2001年4月9日参照)、A社で船を漕ぐのは初めてです。仕事に慣れ、余裕が出てきた……と言うよりは、単に仕事の源=上司Mさんがお休みだからでしょう。
 こうして初めて気付くのです。私の仕事の7割は上司Mさんから突然振ってくる予定外の仕事なのだと……。ルーチン・ワークなんか本当に3割程度で片付いちゃうのネ。ふぅ……。


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2004年4月6日(火)/派遣の虚しさ  晴/残業 2:00
 追って書きます。


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2004年4月7日(水)/尻拭いの1日  晴/残業 0:05
 追って書きます。


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2004年4月8日(木)/皆虚しいらしい  晴/残業 2:35
 追って書きます。


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2004年4月9日(金)/武者修行の末  晴/残業 0:40
 昨日に引き続き、嬉し恥ずかしの英訳に挑戦death。
 ――おっと! 中途半端に英語を使っちゃいましたね! もう頭は英語で一杯一杯。しかも驚くほど程度の低い英語で一杯一杯! 人間として敬愛する長嶋茂雄レベル。rubbishでoverflow in my head。そりゃもう大騒ぎさ!って感じdeath。あらやだ、抜け出せないワ。

 冷静になりましょう。――あ、いや、冷静さを失っているのは私だけなんですが。

 不得意言語を得意言語のフィールドに持って来て、適当に加工できる和訳と違って、不得意言語のフィールドで料理をしなければならない英訳は、和訳よりも数倍難しいと思うのですが、それに加えてビジネス英語となると、どう言ったニュアンス・文体で書くのが適当なのか、文法以前の常識・作法など、初歩の初歩レベルで混沌としています。
 今回の件は、具体的には社外で行われた大規模な集会の議事進行の詳細報告の英訳なのですが、日本語の体言止めや主語の欠落した文章をいざ英語にしようとするとこんなに難しいのかと、報告書1ページ目の3行を過ぎた辺りで早々に思い知りました。私が頭を使わずに英訳できたのは1行目のイベント名と2行目の日付くらいじゃないでしょーか……。それ以外は、それこそ話し手の名前すら調べずには書けません。外人の名前とか……ジョンとかマイケルならともかく、いちいち綴りに自信無し。ついでに言うなら経験値不足からファーストネームで性別すら判別できず、簡単な文章すら主語設定で躓き、会社の人間なら誰でも知っている用語にまつわる冠詞が the なのか a なのか不要なのかで躓き……文字通りヒィフゥ言いつつ、電子辞書とexciteの翻訳サイトに世話になりっぱなしの1日でした。

 既に1ヶ月以上前から和訳の方はぼちぼち任されていましたが、それだって大量にではありません。1枚ずつ徐々に徐々に、同じような言葉が使われている資料をスライドさせて行くような形で、遅々とした歩みでしたが私には「丁度良い」と思われる分量でした。
 最近コツも覚えてきたし、和訳もこんなレベルじゃ物足りない。1歩踏み出して次のレベルへの階段を上る頃かしら。私には荒修行が必要なのかも……なんて思い始めたうららかな昨日の15時過ぎ、いきなり30ページある資料(議事録のようなもの)を渡され
「明日までに英訳して」(※注:個人的インパクトをビジュアライズしてみました)
と、上司Mさんから仕事を丸投げされたことで、ワタクシいきなり願望が荒っぽい形で叶ってしまったことを知ったのです。神様こんな時だけ反応早過ぎ。翻訳が仕事のメインではない上にスキル不足の私にとって、和訳だって1度に2枚程度が限度だと言うのに、いきなり30ページの資料で期限1日、しかも英訳と言うのは……無茶と言うか無謀と言うか……。
 ここ1週間体調が優れず3日間もお休みしていた上司Mさん、頭にウイルスが回っちゃったのでしょうか。アナタのやってるコトって、昨日まで四則演算していた小学生にいきなり2次方程式をやってみろと言っているようなモンですよ!(涙) アナタ、私にイカダで大海原に漕ぎ出せと?!
 叶ったら叶ったでオタオタするのが人間ってモンです。でもこの場合、どう見ても叶い方に問題があるので私が悪い訳でもアルマーニ。ああ、もうリアルタイムの動揺が文章の端々からお伝えできれば幸いです。

 正直、英訳は以前からやってみたかったので任されたこと自体は嬉しいのですが、物事には手順というものがありまして……。無理なものは無理ですから、とりあえず1ページ訳してみてからどの程度かかりそうか報告しようと、粛々と英訳に取り掛かりました。
 しかし依頼を受けた昨日は他の緊急の仕事が横から舞い込み、結局定時を過ぎても自信の全くない2ページ半しか仕上がらず、本日に至ったのであります。
 そして本日の朝、上司Mさんへ進捗報告です。

 昨日はいくら横から仕事が舞い込んだとは言え、そういうことを差し引いて事実だけ鑑みても私の英訳速度は著しく遅く、時速1枚と言ってしまって良さそうです。ってか、1時間で済めば「私なかなかやるじゃん」レベル。私のメインの仕事を考えると横から緊急の用件が舞い込むのが日常なので、正直それ以上かかってしまうでしょう。
 私はこういう意味では見栄っ張りではありません。出来ないことを出来ないと明言することも仕事の実力のウチだと考える人間です。我が父の教えは「『3割打てる』と言って2割5分打つ打者よりも、『2割打てる』と言って2割打てる打者の方が偉い」――つまり、己の実力を正確に把握していることも能力の内だと、そういう環境で育てられてきたワタクシ、出来ないことを出来ないと告げることにストレスはありません。
 善は急げ、無理そうな仕事は断れ、ってことで上司Mさんにこの状況を正確に伝えると……
鷹瀬 「正直、時間が掛かっています。今の時点でまだ3ページしか終わっていません。本日中に30ページは完全に不可能です」
上司M 「今、鷹瀬さんは3日分ある内の1日目からやってるんだよね? 一応ね、私の方で3日目の10ページは終わらせたから。残りの2日目の10ページもこっちでやるよ」
鷹瀬 「! 助かりますっ! ありがとうございます!!」
上司M 「鷹瀬さんの1日目も10ページくらいだよね? 残りは……7ページくらいか。これは何時くらいに終わりそう?」
鷹瀬 「そうですね……横から仕事も入りますし、ギリギリ今日中で終わるかどうか……」
上司M 「うーん、それはちょっと遅いね。今日17時までに部長に見せないといけないから、もうちょっとスピードアップしよう。じゃ、頑張って」
 ひゃっほう! イッツアグレイトアイディア♪――じゃなくって! そんな解決策ってアリですか?! 言われて出来るものなら既にしてますってば!(涙) 今実力の122%で仕事してるんですヨ、私! ってか、部下の実力を見て、仕事の適切な配分をするのもマネージメントなんじゃないですか?
 なんか過去に似たような状況に陥っていた記憶があります……。最近設置したこのサイト内の検索機能を使って調べると、あったあった、ありました。「2001年3月12日(月)/本日帰り際の独白」にこんな怒りの記録が。
間に合わなかったらどうする? 責任感? ざけんな。まともな時間も確保しないでスケジュール組んでる奴が責任取れや。そんな杜撰なスケジュール、管理者の存在価値ねぇだろ。そんなんで良いなら私でも組めるぞ。毎日の業務時間欄に「終日」って書いて、アドバイス欄に「頑張れ!」って書くだけじゃねぇかっ!!
 いや〜、我ながら便利だな、このサイト内検索……じゃなくって!
 今、約3年前と同じ状況にいる自分の文章を読み直して決定的に思いましたよ、ワタクシ! 考え方変わったわ。いや、変わったのは考え方じゃないな。まず、今の私は怒ってない。トホホ感が強いものの、疑問視は同様に在る。しかし表現方法が丸い! トホホと苦笑する余裕がある! 少ない経験ながらも世の中見て来て、インドで決定的に「選択できる環境に生まれただけでも感謝しなくちゃな〜」とか思うようになって、確実にオトナ(?)になってますよ、私! それにやっぱPGの仕事嫌いだったんだな〜。今の仕事好きなんだな〜。いや〜このサイト内検索便利だな〜。(←ジョウチョフアンテイ)

 ま、少なくとも上司Mさんが結局3分の2を受け持って下さり、しかし残りに関しては全く助けが得られないという厳しい現実を早々に見せられ、死ぬ気で英訳しギリギリ間に合いましたから、これはこれで良い経験でした。短い期間で色々学べたし、色んな意味で物凄く充実感がありましたし。
 上司Mさんの方はほんの2〜3時間で10ページを訳し終えてしまったようですから、上司Mさんにとって私に英訳を任せると言うのは恐らく自分でやるよりも大変なことではないかと思うと、今回の件は私の方が感謝すべきなのかもしれません。
 最初は「無茶な任せ方をするなぁ……」と思いましたが、逆に考えれば、最終的には私の酷い英訳を更に直さなければならないのは上司Mさんですから、彼女にとっては二度手間で、しかも私は分不相応な仕事を任され鍛えさせてもらっているのですから、やはりチャンスを与えてもらったことに感謝しなくてはならないのかもしれません。
 いやあ……上司Mさん、良い人かも。

 ってかこんな殊勝な考え方をする私って偉いなぁ。(←ポイントそこかっ!)


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2004年4月12日(月)/シーソーゲーム  晴/残業 0:05
 職場なんて、言わばエゴとエゴのシーソーゲーム――そう唄ったのは小脳梗塞を克服したと思ったら肋骨を折って痛い目に遭っている桜井さんでしたか。人生って厳しいね。――え? 大事な部分が変わっている? どこ? どこだか分からんなぁ。だってこのままで完璧な1文なのに……。

 ハイ。静かに荒んでいるらしい鷹瀬です。世の中に愛が見付からず、目の前の職場の方が気になって仕方がないお年頃。職場と言うより上司Mさんですか。
 先週末9(金)の記述を見ていただいても分かるように、私が一生懸命上司Mさんと穏やかな関係を築こうと努力していると言うのに……立場が上の人間は遣りたい放題です、ったく。
 本日の所詮専制君主制なA社的会話を記録しておきます。
 内線での会話です。
上司M 「鷹瀬さん、先月くらいに出してもらったメルマガに載せたJ氏の手紙の件なんだけど、これさぁ」
鷹瀬 「すみません……J氏の手紙? J氏の手紙は担当したことがありませんが」
上司M 「やってもらったじゃん。覚えてないの?」(←不機嫌そう)
鷹瀬 「J氏の手紙……ですよね……。すみません、ちょっと覚えてないです」
上司M 「先月、鷹瀬さんに出してもらったの、私は覚えてるよ。覚えてないなら探して見てくれる?」
鷹瀬 「はぁ……。(発行済みのメルマガ・フォルダを探すが見当たらず) えーっと、いつ出したメルマガですか?」
上司M 「自分で探して
 ………………アナタ今その問題のメルマガを見ながら内線かけてきたんでしょ。そんなケチな意地悪しないで、発行日付を教えてくれたら直ぐ分かることなのに……。
 嫌な奴だなぁ……と思いつつ、一度内線を切り、過去発行したメルマガの内容を隈なく探して行きますが、J氏の手紙は見付かりませんでした。見落とすと「ここにあるじゃん。ちゃんと見てくれる?」とキツク言われてしまうのは経験済みのため、何度も何度も探しますが、やはり見付からないものは見付かりません。
 仕方がない、重い気持ちのまま上司Mさんに内線をかけ直します。
鷹瀬 「すみません。探してみましたが見付かりませんでした」
上司M 「ちゃんと探したの? 2月20日に出したメルマガだよ」
 私の入社日って2月23日なんですが……ッ!(怒)
鷹瀬 「私、2月23日に入社したので、それは私が出したものではありませんね」
上司M 「え? そうだっけ? じゃあ結論を言うと、鷹瀬さんはこの手紙のことは知らないってことね」
鷹瀬 「ええ、全く」
上司M 「そう。じゃあいいです」
ガチャ。ツーツーツー……。
 コノヤロウ謝れヨ! よくねぇよ! 「ガチャ。ツーツーツー……」じゃねぇよッ! 何が「鷹瀬さんに出してもらったの、私は覚えてるよ」だ! 一体何を覚えてるんだよッ! 結論は、私がその手紙を知らないかどうかじゃなくて、貴様の記憶が間違っていたってコトなんだよ! くっそムカツク〜! ダンダンダンッ!(←床を踏み鳴らしています)

 どんなにどんなにどんなにどんなに私がムカついたって、事態は何も変わりません。上司Mさんのオフィスに乗り込んで「謝れ!」と言ってみたところで事態は恐らく悪化するばかり。弱者のワタクシでは即行クビでしょう。
 そして何よりも、こちらが何か言うことで事態が改善するならともかく、私は気付いてしまったのです。A社には「改善」という言葉は存在しないのだと。今までに何人もの部下が辞めて行き、それでも態度が変わらない上司Mさん、東さん、その他諸々……と言うことは、もうこれは治るものではないのだと。上はそのままで、下だけが入れ替わって行くのだと……。そしてこの状態こそがA社的「改善」なのだと……。
 ああぁぁぁ〜でもむかちゅく〜〜〜〜!!!!!!!!!!! ダンダンダンッ!

 ふと、私がよく見に行く ABO WORLD の「血液型相性診断」の「仕事編」を調べてみます。私がAB型、上司MさんはA型……。

あなた(AB型)とA型の相手
キミが積極的にA型に合わせる努力をすると、お互いに良きパートナーになるよ。キミはA型の責任感の強さを頼もしく思い、日頃慎重すぎるA型も、キミがパートナーだとのびのび行動することができるんだ。ただ、キミがA型に積極的に合わせていく意欲がないと、この関係は成り立たないんだよ。仕事上では特にドライになるキミに、ウエットなA型はついていけなくなってしまうんだ。キミに合わせる意欲が薄い時は、仕事の分担を全く変え、心情的な面で接触している方が、よい関係が続くよ。

 うわ〜〜〜〜ん! 血液型的に見ても、やっぱ私が努力しないと駄目なんですか?! 上司Mさんのあの無礼で奔放な態度は「のびのび行動」している結果なんですか?! しかも、私がこの努力を止めたら、この関係は成り立たないそうっスよ! 私に合わせる意欲がないからと言って、仕事の分担を変えるのは不可能ですよ……。だって上司Mさんは上司で、私は部下の上に派遣社員ですもん……。もう、良い関係は築けないってことですね……。
 人生って厳しいゼ!


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2004年4月13日(火)/小休憩  曇/残業 1:45
 追って書きます。


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2004年4月14日(水)/ネットサーフ解禁  雨/残業 0:05
 追って書きます。


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2004年4月15日(木)/どこでばれるか  晴/残業 1:15
 追って書きます。


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2004年4月16日(金)/イラク人質解放  晴/残業 0:45
 正確には17(土)に書いています。
 イラクの人質が解放されひとまず良かったと普通に喜んでもいられないようです。今回の一連の出来事で、「日本こわ〜。洗脳が進んでないか? このまま軍国主義に突き進みそう……」と強く思ったからです。あと数年したら「天皇は神様だ」とか本気で言ってそうでコワイです。と言うか、今更「天皇=神様」も難しいでしょうから、「国家=絶対」という図式の定着ですかね、恐いのは。国民のために国家があるのではなく、国家のために国民がいるように感じられますし、当の国民がそれを受け入れている感じがするのですが……気のせいでしょうか。

 最近では政府の提示した「自己責任」という言葉が判で押されたように繰り返され、今回の人質3名への批判が上がっているということで、並々ならぬ正義感と行動力があったばかりにこういう批判を浴びることになった3名が気の毒でなりません。確かにやり方として不味かった面は多々あるのでしょうが、彼らの根底にある勇気と善意の行動力を伸ばす方向に物事を進めようとせず、「無謀」「傍迷惑」「足並みを乱した」という非難が噴出しているようで、命懸けで行動している人たちに対する評価を、日本で安穏とあーでもないこーでもないと机上で論じている人たちが下していることに胸が痛みます。彼らに同情的な意見を出しているのは何らかの形で実際にこの問題に関わってきた人たちが大半で、こういう事実からも、実際に現状を知っている人と世界から遮断された日本国内でニュースや新聞を見ているだけの人では、ものの考え方がこうも違うかと痛感します。

 そもそもこのような状況を作り出した原因はどこにあるのか、というと、アメリカの言いなりになって国民の理解と賛同を得ぬまま自衛隊をイラクに派兵した日本政府にあると思うのですが、その政府が自ら「イラクで人道活動だぁ? お前ら捕まって迷惑なんだよ。自業自得だろ」という態度をちらつかせており、更には救済費用を請求しようという動きまであり、真の問題点がうやむやになっている現状を非常に恐ろしく感じます。
 今回の彼らに全く責任が無かったとは思いませんから、「俺らの税金使いやがって、迷惑なんだよ!」と思う人がいるのは理解できるのですが、その方たちに言いたいのは、善意の弱者を攻撃する前に、もっと非難すべき相手がいるだろうということです。人質の救済費用を税金の無駄遣いと思うなら、今までも取り上げられてはうやむやにされて来た外務省の機密費、政治家の接待費、無駄な道路建設などに対して真剣に怒りを示して欲しいものです。
 表面に露見する突きやすい穴ばかりを突いて、本当の意味での問題点はいつだって難を逃れ、何度でも同じことを繰り返している――これが今の日本の現状だと思うのですが……。

救出費用の負担求める声も=自己責任を強調−閣僚発言 時事通信/4月16日13時4分

 イラクで武装グループに拘束されていた邦人3人が解放されたことについて、16日午前の閣僚懇談会などで一部閣僚は、「山岳遭難は遭難した人が費用負担する」(中川昭一経済産業相)などと、被害者側に救出費用の一部負担を求めるべきだとの考えを示した。
 中川経産相は閣僚懇談会で、「北海道東京事務所が人質家族の支援のために使われた。道庁が救出費用をどうするのか悩んでいる」と指摘。井上喜一防災担当相も閣議後の記者会見で、「(被害者側も)ある程度の負担はすべきだ。費用負担は責任との兼ね合いだ」と述べた。


 政治家が清廉潔白で、国民のために奔走しているような人たちであれば、己に厳しい人は他人にも厳しいのだな、という論理で、この要求に納得も行きます。しかしお前ら閣僚は、身内から出る金銭関係の不祥事からまず綺麗にしろと私は言いたい。
 私個人としては、私の税金が無駄な道路作りや官僚のポケットに入ることの方が我慢できず嫌なことであり、今回の救出費用に回されることよりも許せない気持ちになるのですが……。そういうツッコミをする人がメディアに上がってこないので、一体どの程度の人が本気で「あいつらは自己負担すべきだ」と思っているのか見当も付きませんが、少なくなさそう……という事実に憂鬱になります。

 また、自衛隊派遣賛成が遂に過半数を超えたようですが、その理由の1位が「平和のための派遣なのでOK」というのなら、当事者であるイラクが自衛隊を迷惑に思っているという現実を考えると、日本は独り善がりなことをしているのだと知るべきでしょう。イラク人にしてみれば、憎いアメリカの連合国という立場で国に踏み込んできた日本自衛隊よりも、地道な活動を通してイラク人を救おうとしている高遠さんに対し敬愛を抱いているのであり、日本政府や自衛隊がイラクに与えた脅威や日本に対する失望を、NGOや高遠さんが地道に回復しているという現実もあるのです。
我々は日本に対して好意を抱いていた。友人(日本人)を傷付けたくない。自衛隊はお願いだからさっさと撤退してくれ。
 今回の2度に渡る人質事件で、イラク側から繰り返し訴えられていることです。いくら日本人が平和派遣のつもりでも、アメリカの看板を背負っている以上、イラク人にとって連合国から派兵される自衛隊は脅威であり、敵としか見なされないのではないのでしょうか。
 命懸けで闘っている人々の国へ歪んだ形で誠意を示しても通用しません。恐らくはそういう政策へ賛同できない方たちが、何とかしよう、真実を伝えようという思いに駆られて身を危険に晒しながら避難勧告の出るイラクへ乗り込んだ訳ですが、日本政府が作り出したイラク人の日本に対する敵意によって人質になってしまったのです。第一、イラクは戦闘区域ではない、という建前で自衛隊を送った政府が、「非常に危険な場所であり、避難勧告も出したのに行くなんて……自己責任だ!」と言っているのは矛盾していると思うのですが。
 今回の政府の対応を見た派遣された自衛隊の家族は、「同じことが自衛隊員に起こった場合、政府はきっと見捨てるだろう」という感想を抱いたと聞きます。この件に関して「解放された。良かった」と安心してしまっているのは無知で平和な一般市民だけで、現地に残されている自衛隊や活動を続けているNGOにしてみれば、政府の腹づもりが明確になった恐ろしい幕開けに過ぎません。

 今回の件では、捕まったのはもちろん彼ら3人がイラクにいたからですが、解放されたのは彼ら自身の活動が評価されたからであり、小泉のしたことが功を奏したのかどうかは甚だ疑問です。途中緊張状態の中でアメリカと仲良しこよしの場面をイラク人に見せつけたのには「逆効果だろう!」とビビリましたが……。
 また、「テロ行為に屈しない」という発言にも人質3人の安否を本気で気遣っているのかとビックリさせて頂きました。
 テロ=悪とするのは簡単ですが、ではアメリカがイラクにしていることは本当に正義なのかという根本が解決されていません。民間人を無差別に殺すような行為はもちろん非難されるべきですが、イラク人はとにかく必死の思いで「自衛隊の撤退を望む」と要求し、結果、人質を解放しました。アメリカはどうか。アメリカこそが罪も無いイラクの民間人を無差別殺人している現実を考えれば、アメリカの攻撃もイラク人にとっては立派なテロでしょう。
 テロを「非人道的な卑劣な手段」と定義している人が多いようですが、現実問題、イラクのような小さな国がアメリカという大国に戦いを挑む場合、奇襲攻撃やテロ行為以外に道はないのだと思います。正々堂々と正面から、と言っても、アメリカとイラクではミサイルと鉄砲の打ち合い程度に結果は目に見えています。

 冷たく合理的な個人主義は欧米の気質で、日本の本質は人情にあるのだと勘違いしていた私は、「自業自得」「掛かった経費を本人たちに払わせろ」「無責任で無謀」という世論が決してマイナーではないことに愕然としました。私としては彼らの行動は勇気あるもので、こういう人が日本にもいること自体を誇りに思いますが、当然「軽率だ」という意見があるのは分かります。ただ、何も彼らを英雄視して優遇しろという訳ではなく、単にこういう善の芽を「馬鹿だ」「無謀だ」「自己責任だ」と頭ごなしに潰してしまう雰囲気が蔓延している事態が怖いと思うのです。
 この「自己責任」という言葉に対して、何か違うんじゃ……というモヤモヤした思いを抱えていましたが、新聞に私の感じていることに近い形でまとめてあるコラムがあったので、転載しておきます。

イラクとNGO 「自己責任」論でいいのか 小倉利丸 富山大学教授(経済学) 朝日新聞/4月17日

 イラクの日本人人質3人は解放されたが、非政府組織(NGO)にかかわる仕事をしている私にとっては、見過ごすことの出来ない問題が起きている。人質たちの「自己責任」を問う声が政府関係者や一部のマスコミからも噴出し、人質とその家族への風当たりが非常に強いことだ。
 この間、疲れきった様子で家族たちが「ご迷惑をお掛けして申し訳ない」と頭を下げる姿を見るにつけ、私は居たたまれなくなった。決して迷惑などかけていない、どうか頭を上げてください、と語り掛けたい気持ちで一杯だった。
 外務省の竹内行夫事務次官はNGO活動について「自己責任の原則を自覚して、自らの安全を自ら守ることを改めて考えてもらいたい」と延べた。この「自己責任」論は一見分かりやすい正論のように聞こえる。
 しかしこの発言は、政府がNGOの活動の安全に責任を負わないと述べたに等しい。人質の命が失われても政府には責任はないと言っているのである。
 私は日頃、開発援助や人権・平和に関するNGOのネットワークを作る仕事をしているのだが、戦争となると国家はこれほど過酷な仕打ちを国民に与えるものなのか、という思いを禁じえなかった。政府は、自己責任論によってNGOなどの活動に「無謀」との印象を与え、あたかも自身が「事件の尻拭いをさせられた」被害者であるような印象さえ与えている。
 さらに気をつけておくべき点は、こうした主張をしている日本政府がイラク戦争の一方の当事者である、という事実だろう。
 そこでは、戦争の当事国から独立したNGOならではの活動が正当に評価されていない。考えてみて欲しい。果たして自衛隊や政府が今、劣化ウラン弾の被害調査や貧しい子供への支援をできるだろうか。
 ファルージャでは差別的とも言える米軍の攻撃によって、多数の子供や市民が犠牲になっている。もし現地にジャーナリストがいなければ、こうした事実は隠されたままで終わるかもしれない。日本政府はイラクへの渡航を禁止したいようだが、それはイラクの密室化にも繋がるのだ。
 イラクに行く日本人には、武装抵抗勢力によって人質にされる危険があるかもしれない。しかしイラクで暮らす人々には、米軍とその連合軍によって生命を脅かされるという危険がある。日本政府の自己責任論では、イラクにある危険状態がまるで冬山登山や荒海の航海といった危険と同様にみなされていて、イラクが戦争状態になった責任が誰にあるのか、という政治・外交的な責任問題が見え難くなっている。
 紛争地域におけるNGO活動は、戦争状態におかれた人々の生命と生活を守る支援を、戦争の当時国(残念ながら日本もそのひとつだ)に加担することなく行うものである。戦争が市民に強いる計り知れない犠牲を知る者が、米国の戦争に加担する日本政府の方針に批判的であっても、決しておかしなことではない。
 国籍によって自らの行動や思想信条を縛られるということになれば、政府から独立したNGOジャーナリストとしての活動は誰一人行うことが出来なくなってしまう。NGOやジャーナリストは国家との間に一定の緊張関係を持ち続けるべき存在なのである。
 先進各国で今、NGOとの関係をめぐって政府の責任が問い直されている。政策に賛同しないNGOとその活動を、政府がどこまで手助けするのか――その国の政治や民主主義の成熟度を示すのである。日本の場合はどうだろう。


 また、国内では非難色の強い今回の件ですが、外からの温かい評価にちょっと救われる思いです。日本人はあらゆる面で自信がなさ過ぎるのかもしれません。

■日本首相の反応
首相、被害者の発言に不快感 「自覚持ってほしい」 共同通信/4月16日12時2分

 小泉純一郎首相は16日昼、イラク人質事件で保護された被害者側からイラクでの活動継続希望が示されたことに対し「いかに善意の気持ちであっても、これだけの目に遭っても、これだけ多くの政府の人たちが寝食忘れて努力して、なおかつそういうことを言うのか。自覚をもってもらいたい」と強い不快感を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 同時に自衛隊派遣による復興支援を継続する方針に「変わりない」と強調。バグダッド近郊で拉致されたとされる2人に関しては「まだ確認がとれていない」とした。



■パウエル米国務長官の反応
3人を「大いに誇りに」〜米国務長官、自己責任論で TBSインタビューにて

米国務長官 「日本の人々は(彼らを)大いに誇りに思うべきだ。大変心配していた。彼らが解放され、無事でいたことは大変うれしい」
日本人記者 「現代国家の歴史では、あらゆる政府が市民を保護する義務を持っていると言われる。日本では、人質となった人々が進んで危険を犯したのだから、自分の行動には責任を負うべきだと言う人がいる」
米国務長官 「これらの日本の市民が、より立派なこと、より良い目的のために自らの身を危険に晒したことは嬉しいことだ。日本の人々は、こうしたことを進んで行おうとする市民がいることに大いに誇りを持つべきだ。危険のために、彼らが捕らえられた場合であっても、『あなたたちが危険を犯した。あなたたちの過ちだ』と言うことは出来ない。私たちにはそれでも、彼らを安全に取り戻すために出来ることのすべてをやり、彼らを深く心配する義務がある」
(一方で、イラクに派兵された自衛隊についても「誇りに思うべきだ」と述べ、派兵継続の考えもあわせて強調した)


■フランス紙の反応
「日本にも新世代育つ」 仏紙が3邦人の行動を弁護 朝日新聞/4月17日11時9分

 17日付の仏紙ルモンドは評論欄の1ページを割き、イラクで3人の日本人が人質になった事件に関するフィリップ・ポンス東京支局長の論評を掲載した。「事件は、外国まで人助けに行こうという世代が日本に育っていることを世界に示した」として、「無謀で無責任」と批判されている元人質を弁護している。
 「日本、人道主義の勢い」と題した長文記事は「軽率で無邪気すぎるかもしれないが、ネクタイ・スーツ姿と夜遊びギャルの間に、激変する社会に積極的にかかわろうとする者がいることだけは分かった。彼らは自分なりに世界を変えたいと考えている」と、元人質の行動に理解を示す。
 また「親の世代のように企業社会に服従することを拒み、新たな感受性を見つけた若者たち」を束ねる「10万の非政府組織(NGO)」の活動にも注目。「阪神大震災以降、人道・奉仕活動に身を投じる子供たちが増えている。日本人の人質たちは一つの象徴だ」と結論づけている。



■日本人活動家からの反応
3人解放 NGOや記者ら、危機管理に課題――過剰な萎縮に懸念も 毎日新聞/4月16日

 日本人人質事件は幸い3人生還という結果となったが、危険地域でのNGOやジャーナリストの活動について課題を突きつけるものとなった。
 イラクに医療品支援を続ける「日本国際ボランティアセンター」(JVC)は、イラクにいる日本人スタッフ1人を近く一時退避させる。熊岡路矢代表は「活動の自発性、自己責任、危機管理のコンビネーションをしっかり考えなければならないということ」と指摘した。ただ、3人への批判については「何かあれば官民あげて助けるのは当たり前で、日本は基準がずれている」と話す。
 今井紀明さんが所属する市民団体「劣化ウラン廃絶キャンペーン」の呼びかけ人である伊藤和子弁護士は、3人の安全確保について「配慮が欠けていた面はある」としながらも、「危険地域での活動は現地人スタッフに任せて日本人は一切、入るべきではないというふうに議論が流れてしまうのは疑問だ」と話した。
 一方、フォトジャーナリスト、広河隆一さんは「危機管理の大切さを改めて認識した。やってもやりすぎることはないということだ」と感想を述べた。しかし「戦場取材などをしていると絶えず危険な場面に出会うが、それで萎縮(いしゅく)してしまったらいけない。爆弾を落とす側より、落とされる側からの取材は重要だ」と強調した。
 フリージャーナリスト集団「アジアプレス」の野中章弘代表は「NGOスタッフもフリージャーナリストも同じだ」としたうえで「安全上の手立てはきちんと考える必要はあるがリスクはゼロにはならない」と指摘した。


 世論では6〜7割の人が今回の人質となった3人に対して否定的な見方をしているようなので、当然割合の問題として、ここを読んだ方の過半数は上記の文章に苛々すると思います。政治・宗教の話題は揉め事になるので避けろというのがあらゆる場面での鉄則であり、こういうことを書くのは実はかなり気が重いのです。しかし、今回は書くことへの憂鬱よりも、この日本で生きていくことの方が更に憂鬱に感じたので、やはりまとめておこうと思いました。
 急いで書いているので、書き足りないところや文章がオカシイところもたくさんあると思いますが、勢いを逸するとずるずると書けなくなってしまうので……。書いている傍からあれも書かねばこれも書かねばという状態で、収拾が付かなくなっていますが、とりあえずここで終わりにします。
 人間、他人の文章を読んだくらいで考えが変わることは滅多にないと承知の上で何故こういうことを書くかというと、それが私がしなければならないことであり、私に出来ることだからです。出来ることをする人が増えればいいと思っている以上、自分もしなければ始まりませんからね。


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2004年4月19日(月)/GW in the office  曇/残業 0:00
 本日から上司MさんがGW明けまで長期休暇に入ります。土日祝日を合わせて19連休。日本で普通の会社員で19連休取得できる人って何%くらいいるんでしょうか……。恐らく10%も存在しないと思うのですが、幸か不幸かそういう稀少な存在が私の上司です。ブラボー!
 そしてその稀少な存在である上司Mさんは、部下には「休むな」と言うのです。アンビリーバボー!

 上司Mさんがいない間は、私もせめて会社でGWを満喫しようっと。


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2004年4月20日(火)/体のいい集団リンチ  晴/残業 0:15
 日本政府が責任転嫁のキーワードとして発した流行語「自己責任」について、オウム・ルポで著名な江川紹子さんのサイトに(私から見て)良いことが書かれていたので、ご紹介しておきます。

社会のこといろいろ〜いわゆる「自己責任論」について(2004/4/13)

 さて、最近純粋に日本人が恐いです。理解できない度合いがどんどん強くなって行って、数字で言うならば日本人の7割の人と解かり合えない人間なようです、私は。他の面で共感できることを言っている人でさえも、今回のイラク人質事件に関しての感想が余りにも私のものと掛け離れていて、しかも私が少数派。――今の日本はかなり生き難い国です、私にとって。
 今までは国(政治)に対して失望・絶望していましたが、今回の事件で最もガッカリした原因は国民です。極々普通の善良な一般市民が、被害者である人たち、しかも善意の気持ちを持った人たちに向かって平気で「俺らの税金使ってんじゃねーよ」「大ボケが」「いい迷惑なんだよ」「自業自得だろ」と悪意をぶつける……。どれもこれも私的に露ほどにも思い浮かばない考えのため、もはや日本国民の7割はイラク人よりも理解できない遠い存在になってしまいました。

 人それぞれですから、そう考える人も多いだろうなと思うし、納得行く面もあるのですが、日本の今の状況は鬱屈する苛々に応えてくれる完璧に攻撃できる獲物を見つけた人たちの集団リンチ状態のようで恐いのです。
 俺らの税金使ってんじゃねーよという怒りを向けるべき相手はもっと他にいると思うし、そここそが根底だと思うのですが、そういう根本に目が向かずに、表面に出てきた(と言うか、マスコミによって悪意の味付けで燻り出された)弱者を皆で安心してバッシング、というのは気味悪いと感じました。

 私は、私の税金が彼らの救出費用に使われることには何の異議もありませんが、政治家の接待費、機密費、使途不明金になるのは我慢できません。外務省の機密費なんて軽く30億を超えると言うのに、20億の救済費に総攻撃ですか。片や私利私欲、片や国民救済ですよ。普段から税金の使い道に関して神経を払って不正を訴え続けている人ならともかく、今まで散々垂れ流された税金には鈍感なままで、分かり易い今回の件だけ「自己責任だ! 実費で払え!」と息巻いている方たちが、私にはどうしても理解できません。
 どう考えても、善良な市民が準備足らずで危険区域であるイラクにボランティアをしに行くよりも、鈴木宗男が参院選に出馬する方がクレイジーだと思いますし、人質3人をあれほど執拗に攻撃しておきながら犯罪者の出馬を許している日本のマスコミにも怖気が走ります。鈴木宗男が作った無駄な道路の建設費っていくらですかね。こういう(私から見て)明らかに悪者が堂々とのさばり、しかも国を動かす立場にいる。そういうことに無関心な人々が、なぜ今回の救出費用20億に躍起になるのか。

 もちろん20億は大金です。約700兆の負債を抱えた日本にはもう無駄金なんぞ使っている暇はないのです。しかしだからこそ、人質3人に向ける悪意や攻撃を悪徳政治家にぶつけていたら、日本はもっと良い国になるだろうに、しょせん陰湿な弱い者イジメしか出来ないのかと思うと情けなくなります。
 無謀であったとか、軽率だったという意見は分かりますが、それは表面的なことに対する反応でしかなく、問題はもっと根本にあると思うのですが……。

 共感能力というものがあるのかと疑いたくなるほど、人質家族に対する世間の反応は厳しく冷たい。自分の家族が焼き殺されるかも……という局面に立たされて冷静でいられる人などどの程度いるのか。しかも彼らは(家族も含めて)良くも悪くも素人です。明らかに後から捕まった2人とは違う。
 後の2名の落ち着いた態度は非常に頼もしく、さすがプロ!と思いますが、それが前者素人3人の評価を落とす理由にはなりません。プロはプロとして、素人は素人として真摯に世界の平和を追求して心を痛め、行動しているからです。私から言わせれば、安全な場所で評論している人がこういう人々を批難できるってのがスゴイ。
 色々な意見を見聞きしていると、どうやら日本人の感覚では「良いことをする」よりも「人に迷惑を掛けない」ことの方が重要なようです。この理屈があるからこそ、身を危険に晒してイラクに赴いた人たちをTVの前でスナック菓子を食べながら「馬鹿かコイツら。迷惑なんだよ」と罵れるのでしょう。さすが事なかれ主義の国だな、と変に納得してしまいました。

 家族の態度が悪いだとか、まず謝れだとか、チョコレート食ってんじゃねぇよとか、訳が分かりません。解放されればそれは喜ぶでしょう。チョコレートを出されればそれは食べるでしょう。活動を続けるかと聞かれて「止めます」と言えますか、自分の解放に全力を尽くしてくれたイラクの人々がいる前で。恐らくは思いもよらなかった同国人からの壮絶な批難を前に、竦めば竦んだで「ノーコメントかよ!」。謝れば謝ったで「急にしおらしくなりやがって。やっぱり自作自演だな」。余りに批難されるのでイラクでの活動について言葉を控えるようになれば、「主張を変えやがって。情けないねえ」。どないせえっちゅうの。
 イラク人に「派手に恐がってくれ」と頼まれて、どうして抵抗できますか。相手はいつでも本当に殺せるだけの準備があった人たちです。それも悪意のあるマスコミに掛かれば「演出」という言葉に早変わり。私としては、要求は通したいが、無闇に民間人を傷付けるのをよしとしなかったイラク人ってば結構紳士じゃない、とちょっと見直してしまったのですが、まぁこれは余り一般的な意見にはならないでしょう。
 とにもかくにも、もう何をしたって攻撃の対象は定まっており、飽きるまで執拗に罵倒し続ける。それも絶対に自分が傷付かない安全な場所から。

 恐い……本当に恐いです、今の過半数の日本人の考え方は。同国の人々がこんなに思い遣りが無いなんて……。
 一応昭和48年生まれなので戦前の風景を見たことはありませんが、大戦ってこんな感じで幕を開けたのかなぁ……なんて思う今日この頃。天皇万歳と言って死んでいった人たちは、強制的に言わされたんだ……と思っていましたが、今の日本を見ていると、もしかしたら本気で言っていた人もたくさんいるのかも、と思えて来るのでした。


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2004年4月21日(水)/「どこかの国の人質問題」  晴/残業 0:15
 特に会社で変わったことはなかったので、昨日友人Zから「トーコが言ってたことがみんなまとまってたよ」と教えてもらった、まさに私がもやもやと思っていたことが非常に分かり易く書かれている記事を転載でもしておこうかと。19(月)の朝日新聞・夕刊コラムからです。

【どこかの国の人質問題】

≪人生相談≫

 私たちは、ついこの問、ある国へ行ってきました。
 そこで、劣化ウラン弾というものがどんなに大変な被害を与えているかを調べたり、見捨てられているストリートチルドレンの世話をしたり、「誤爆」で民衆がどんどん殺されていくのを止めるためにもカメラで現場を撮影したりしようと思いました。周りの人たちも、それはいいことだと言ってくれました。
 そしたら、ある日、私たちは誘拐され、人質にされてしまったのです。
 恐かった、死ぬかと思った。でも、やっと解放され、目の前に突き出されたマイクに「これからも同じ活動をしたいと思います」と言ったら、私たちの国の政府やマスコミやいろんな人たちに「反省しろ」とか「謝罪しろ」とか「迷惑をかけるな」とか「ふざけるな」とか言われています。
 いったい、どうなっているのでしょう。私たちは問違っているのでしょうか?

(匿名希望)

◆答える人=高橋源一郎(作家)

 「匿名希望」さんへ。
 お気の毒に。あなたの国では、どんなにいいことをするより、他人に(あるいは「お上」に)迷惑をかけないことの方が大事なのでしょう。家に閉じこもって、テレビを見ながら「戦争か、たいへんだなあ」と鼻毛でも抜いてる人が一番立派なのでしょう。
 実を言うと、私の国でも同じようなことが起こっています。そのことについて書きます。もしかしたら、あなたたちの役に立つことができるかもしれないから。

 その前に、一つ言っておきますが、私は、きわめて穏健な生活保守主義者です。私は、私の国の政府が信じられないぐらい無能で嘘つきの集団だと思っていますが、だからと言って革命を起こそうとは思いません。面倒くさいし。大変だし。
 それどころか、私は法律で規定された「国民の義務」を遵守しています。
 つまり、私は「寝食を忘れて」働いて得た収入から毎年何百万もの国税を政府に文句も言わずに納めています。そして、私は、私の払ったその金で、政府の役人や政治家たちを雇っているのです。
 私は、私の義務を完全に果たしました。それ以上の義務は何もありません。あとは、政府の役人や政治家たちに、彼らの義務を果たしてもらうだけです。つまり、彼らにはするべき仕事をしてもらわなきゃなんない。
 ところが、ですよ。信じられないことに、私の国の政府の役人や政治家たちは、義務を果たさない。――というか、仕事をしたくないって言ってるみたいなんですねえ。

 実は、私の国でもイラクでボランティア活動をしている人やジャーナリストが誘拐され、人質にされました。そして、やっと解放された。良かった良かった。
 そしたら、その後、政府のエラい人が「『寝食を忘れて』救出活動をした人」のことを考えろとか文句を言い出したんですよ。わけがわかんないとは、このことですよね。だって「国民の保護」は、彼らが一番先にやらなきゃならない仕事なんですから。やって当たり前。
 もしかしたら、政府の人たちは「人質の救済」は「サービス残業」みたいなもので、本当はやりたくないのに無理やりやらされたと思ってるんでしょうか。法律を知らないんじゃないですか。

 それから「迷惑をかけた」と怒ってる人もいました。ヘンですね。その人は一体どんな迷惑をかけられたんでしょう。わからない。少なくとも私はぜんぜん迷惑をかけられてません。
 でも、人質の人たちのしたことが「迷惑」なら、そういう「迷惑」はどんどんかけてもらいたい。私の「血税」はそのために是非使ってもらいたい。大歓迎です。

 それから、「金がかかったから払ってもらえ」と言ってる人もいましたが、この人もヘンですねえ。だったら、その前に為替差損で何兆円も国に損をさせた人や、誰も来ないホテルを年金基金の金で建てた人に請求書を回しなさいよーーって言ったら、自分たちのところにものすごい額の請求書が来るからイヤか。

 人質の人たちは、いいことをしようと思って個人で海外へ行ったんです。そしたら、彼らの力を超えたものに拉致された。あのね、そういう時のために、私たちは政府とか役人とかを雇っているわけです。「海外危険保険」を税金を出して買ってるわけ。まあ、ガードマンみたいなもんですよ。
 そしたら「保険は効きません」と言われちゃった。どうやら、私たちは詐欺にあったみたいなんですねえ。

 アメリカ軍はイラクでがんがん女子ども老人をぶち殺しています。日本政府はもちろん見て見ぬふりです。そんな国の「軍隊」がのこのこ出かけてイラクの人たちの反感を買い、日本へのテロ攻撃の危険を増やしてしまったのを、民間のボランティアが(政府の勧告に反して)民衆に向けて活動することでその危険を減らしてくれたのです。彼らは日本人の名誉を高め(その結果、日本の安全に寄与し)ました。
 ブッシュに気に入られることばかり考えているコイズミのような人間だけではなくいい人間もいることを、イラクの人たちに証明してくれたからです。つまり、バカな政府の犯した過ちを、人質の人たちが償ってくれたのです。
 10万人軍隊を送るより、彼らの果たした役割の方が大きかった。だったら、政府や一部マスコミは、まず彼らに感謝状を贈るべきではないでしょうか。それが非難の嵐とは。
 私は私の国の人質の人たちにこう言いたいです。こんな恩知らずの国のことなんかもう放っておきなさい。

(おわかりのことと思いますが、質問も筆者作です)


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2004年4月22日(木)/小休憩  晴/残業 0:00
 夏か?というくらい暑い日でしたねぇ……。
 今日はA社勤務初、17時31分帰社しました。上司Mさんがいないと私も楽だわ〜。


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2004年4月23日(金)/税金の無駄とは  晴/残業 0:20
 日本の政治家の金の使い道なんてこんなもんっスよ。

外交機密費で在外公館用に3890万円の日本画購入 読売新聞/4月23日10時36分

 外務省は22日、読売新聞社の情報公開請求に対し、2000年3月の外交機密費(報償費)の支出関連文書の一部を開示した。それによると、在外公館に飾る絵画や額縁の購入に3890万円を支出したことが分かった。最も高価なものは、狩野安信作の屏風(びょうぶ)「龍図」の315万円だった。
 3890万円の内訳は、日本画28点、額縁18点、屏風1点。
 外務省は、「日本文化の啓発と、理解を深めるため」(幹部)、と説明している。
 百貨店などで購入した絵画は画家や作品名を開示したが、画家に個別に発注した分は、「作家の評価に影響を及ぼす恐れがある」などとして、非開示とした
 外務省は2002年度以降、絵画購入は機密費でなく、一般調度品と同じ「庁費」から支出している。
 今回の文書開示は、外務省の不開示決定に対して読売新聞社が異議を申し立て、今年2月、内閣府の情報審査会が一部開示を答申したことによるもの。

 ◆外交機密費=外交上の情報収集活動を目的として使用される経費。外国の要人を招くレセプションや会食のために用意するワインなど酒類購入費なども認められている。他国との信頼関係が損なわれるなどの支障を来す場合は、支出先など詳細を非開示とすることが可能とされている



1か月の酒代850万円!仏の日本大使館、00年3月 読売新聞/4月25日3時3分

 在フランス日本大使館が2000年3月の1か月間に、外交機密費からワインやシャンパン代金、着任レセプション費用などで約990万円を支出していたことが24日、読売新聞社の情報公開請求で分かった。
 このうち酒購入費は約849万5700円に上っており、平均すると1日当たり約27万4100円払ったことになる。
 公開された文書によると、同大使館は「情報収集用公邸設宴」の名目で、ワイン代として計約784万4600円(当時の為替レートで換算)、日本酒代約2万9400円、シャンパン代約62万1700円を支出した。1999年12月に着任した当時の大使のレセプションを3月22日に行い、「関係工作費」「情報収集費」として計約139万2600円を支出した。
 同大使館以外では、〈1〉在中国大使館が約382万2100円〈2〉在フィリピン大使館が約324万4300円〈3〉在ホノルル総領事館が約56万2700円――をそれぞれ酒購入費として支出していた。
 外務省は「レセプションがあるとワイン代は、はね上がる。(年度末なので)3月以前の購入分も含まれる可能性があり、多額とは言えない」(会計課)と説明している。ワインの銘柄や本数は「外交儀礼上支障を引き起す可能性がある」(内閣府情報公開審査会)として非公開になっている


 非公開だー非開示だーって、要するに政府にとって国民にバレちゃあ都合悪いことは隠しちゃおってな単純明快なレベルの話でしょ。「他国との信頼関係が損なわれるなどの支障を来す場合は、支出先など詳細を非開示とすることが可能」っつーより、自国民からの突っ込みが恐くて隠してるだけに見えますが。
 こういう人たちで構成されている日本政府が「今回の救出費用に掛かった金額を公開して広く認識させるべきだ!」って息巻いているのだから、片腹痛いっす。そんで見せられたものだけに喰い付いて「まー! こんなに無駄遣い!」って騒いでる人が汗水たらして血税を納めている当の小市民なんだから、この自虐体質……目頭が熱くなりますゼ。自らの首をぎゅうぎゅう締めて不幸になるのは勝手だけど、巻き込まないで欲しいモンです。

 人命救出費用の20億円が税金の無駄遣いという人は、こういうことにも相応の強い怒りを感じて欲しいモノです。大体自衛隊派遣費用が約2000億円と言われていて、そのたったの1%で人命救出しているんですがね。予想できる事態に対する予算くらい組んでおけっつの。あっちのスーパーで買ったら卵が20円安い!と騒いでいる人が株で何千万も損しているような滑稽で虚しい雰囲気が漂うなぁ……。

 そう言えば、米パウエル国務長官、フランスのルモンド紙に引き続き、韓国の新聞でもN.Y.タイムズでも「日本国民ってばあの3人の人質を批難してるんだって! 金も取ろうとしてるみたい! 異常ちゃうん?!」という衝撃報道がされていますね。N.Y.タイムズに至っては「okami(お上)」なんて単語まで飛び出して……該当する英訳が無かったのね……そんな概念ないからねぇ彼らには。「karoshi(過労死)」と同じく新語として辞書に載っちゃうのかしらん。

Freed From Captivity in Iraq, Japanese Return to More Pain
――N.Y. Times 2004/4/23

  TOKYO, April 22 --The young Japanese civilians taken hostage in Iraq returned home this week, not to the warmth of a yellow-ribbon embrace but to a disapproving nation's cold stare.
  Three of them, including a woman who helped street children on the streets of Baghdad, appeared on television two weeks ago as their knife-brandishing kidnappers threatened to slit their throats. A few days after their release, they landed here on Sunday, in the eye of a peculiarly Japanese storm.
  "You got what you deserve!" read one hand-written sign at the airport where they landed. "You are Japan's shame," another wrote on the Web site of one of the former hostages. They had "caused trouble" for everybody. The government, not to be outdone, announced it would bill the former hostages $6,000 for air fare.
  Beneath the surface of Japan's ultra-sophisticated cities lie the hierarchical ties that have governed this island nation for centuries and that, at moments of crises, invariably reassert themselves. The former hostages' transgression was to ignore a government advisory against traveling to Iraq. But their sin, in a vertical society that likes to think of itself as classless, was to defy what people call here "okami," or, literally, "what is higher."
  Treated like criminals, the three former hostages have gone into hiding, effectively becoming prisoners inside their own homes. The kidnapped woman, Nahoko Takato, was last seen arriving at her parents' house, looking defeated and dazed from tranquilizers, flanked by relatives who helped her walk and bow deeply before reporters, as a final apology to the nation.
  Dr. Satoru Saito, a psychiatrist who examined the three former hostages twice since their return, said the stress they were enduring now was "much heavier" than what they experienced during their captivity in Iraq. Asked to name their three most stressful moments, the former hostages told him, in ascending order: the moment when they were kidnapped on their way to Baghdad, the knife-wielding incident, and the moment they watched a television show the morning after their return here and realized Japan's anger with them.
  "Let's say the knife incident, which lasted about 10 minutes, ranks 10 on a stress level," Dr. Saito said in an interview at his clinic on Thursday. "After they came back to Japan and saw the morning news show, their stress level ranked 12."
  To the angry Japanese, the first three hostages -- Nahoko Takato, 34, who started a nonprofit organization to help Iraqi street children; Soichiro Koriyama, 32, a freelance photographer; and Noriaki Imai, 18, a freelance writer interested in the issue of depleted uranium munitions -- had acted selfishly. Two others kidnapped and released in a separate incident -- Junpei Yasuda, 30, a freelance journalist, and Nobutaka Watanabe, 36, a member of an anti-war group -- were equally guilty.
  Pursuing individual goals by defying the government and causing trouble for Japan was simply unforgivable. But the freed hostages did get official praise from one government: the United States.
  "Well, everybody should understand the risk they are taking by going into dangerous areas," said Secretary of State Colin L. Powell. "But if nobody was willing to take a risk, then we would never move forward. We would never move our world forward.
  "And so I'm pleased that these Japanese citizens were willing to put themselves at risk for a greater good, for a better purpose. And the Japanese people should be very proud that they have citizens like this willing to do that."
  In contrast, Yasuo Fukuda, the Japanese government's spokesman offered this about the captives' ordeal: "They may have gone on their own but they must consider how many people they caused trouble to because of their action."
  The criticism began almost immediately after the first three civilians were kidnapped two weeks ago. The environment minister, Yuriko Koike, blamed them for being "reckless."

<長いので後半は省略。興味ある人は元リンクへ>

※全文の日本語訳のサイトはこちら (見付けて嬉しい! 反面、自分で訳せないのが情けない……)

 "You are Japan's shame,"なんてことを彼らのWebサイトに書き込んでいた馬鹿もいたんですね……。世界から見ればお前こそが日本の恥だっつーのに……。
 もいっちょコレも。

「不可解」な日本? 人質への非難に驚く米社会 【ロサンゼルス24日共同】

 イラク日本人人質事件で、解放された人質が日本国内で冷淡に扱われたり、非難の声を浴びていることに、米国で驚きが広がっている。善意を尊び、職務の使命感を重視する米国人の目には、日本での現象は「お上」(政府)が個人の信条を虐げていると見え、不可解、奇異に映っているようだ。
 米主要紙には22日から23日にかけ「OKAMI(お上)」や「JIKOSEKININ(自己責任)」という日本語が並んだ。
 ロサンゼルス・タイムズは「敵意の渦中への帰還」という見出しで人質への対応問題を特集。
 小泉純一郎首相が政府の退避勧告を無視しイラク入りした人質を、自己責任論を振りかざし非難したと伝えた。同紙は、対照的な例として、カナダの人道援助活動家の人質が地元モントリオールで温かい歓迎を受けた例を紹介、日本の例は「西側諸国とはまったく違った現象だ」と評した。


 諸悪の根源が未だに大統領をやってらっさるアメリカもよう解かりまへんが、それでも最低線、個人単位の善意に対する目があることは理解できます。
 日本の反応は上から下まで心底よう解かりまへん。


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2004年4月26日(月)/現在の日本の風潮  晴/残業 0:45
 並んだ2つの記事を前に、今の日本の風潮が浮き彫りにされていると感じました。

<柏村参院議員>イラク人質は「反日的分子」 参院決算委 毎日新聞/4月26日20時24分

 自民党の柏村武昭参院議員は26日の参院決算委員会で、イラクの日本人人質事件について「反日的分子のために数十億円もの血税を用いることに違和感、不快感を持たざるを得ない」と述べた。柏村氏は「それぞれの意思で危険な国に出かけて行って武装勢力に捕まった。これ自体が明らかに反国家的」と指摘した。


新入社員の倫理観が悪化 「良心よりも指示」優先 共同通信/4月26日21時30分

 社会経済生産性本部が26日発表した新入社員意識調査によると、良心に反する仕事を指示された場合に「上司の指示通りに行動する」と答えた新入社員は、前年比11・4ポイント増の43・4%と過去最高となり、新入社員の倫理観が悪化していることが分かった。
 良心に反する仕事は「できる限り避ける」との回答は5・5ポイント減の40・8%で、1999年以来5年ぶりに「指示通り」が上回った。
 企業のコンプライアンス(法令順守)への取り組みが重視される中、倫理観に欠ける新入社員が増加したことで、各企業の不祥事防止への取り組みが一段と必要といえそうだ。
 この質問は大蔵省接待疑惑後の1999年から開始。同年は「指示通り行動」が「できる限り避ける」を上回ったが、その後は企業不祥事への批判も強く、「避ける」との答えが上回っていた。



※角度を違えて上記と同じ内容の記事
<新入社員>「良心に反する仕事でも行動」 初めて4割超に 毎日新聞/4月26日19時38分

 社会経済生産性本部が26日まとめた04年度新入社員意識調査で、「自分の良心に反する仕事でも指示通り行動する」との回答が43.4%に上り、初めて4割を超えた。給与や昇格で年功序列を望む傾向も過去最高に達しており、同本部は「厳しい就職活動を背景に、滅私奉公的なムードが強まっているのではないか」と分析している。

 「良心に反しても指示通り」と回答した人は、設問を設定した99年度が39.1%で、「できる限り避ける」の33.3%を上回っていたが、翌年度以降は逆転し、指示を優先させる割合は3割前後に下がっていた。昨年度も32.0%だったが、今春入社組は一転、11.4ポイントも急上昇した。
 同様な傾向は他の回答にも表れた。例えば給与は「能力主義」が大勢を占めるものの、「年功主義」も33.3%で過去最高、昇格でも「年功主義」を望む割合が3年連続で増えた。
 アフター5や休日の過ごし方でも、「友人との先約がある日に職場の飲み会に出る」と答えた人は64.2%と過去最高、会社の運動会など親ぼく行事に参加したくない人は20.2%で過去最低だった。
 同本部主催の新入社員研修の受講者を対象に3〜4月にアンケートを実施、741人から回答を得た。


 まさにこれこそ「お上に逆らっちゃあいけねえ!」「お上が言うなら間違っていることだってやりまっせ!」という第1洗脳段階クリア、戦前の風潮カミングバック、ってヤツじゃあないですか? めちゃめちゃ薄気味悪いんですけど……。
 あの人質5名に対して「反日的分子」とか「反国家的」とか、どの口が言うかというほどトンチキなことを堂々と言う人間が政治家とは……。柏村武昭参院議員にとっては、国民のために国家があるのではなく、国家のために国民があるのであり、国家に逆らう者は反日的分子、反国家的という位置付けになるようです。ああ私の血税がコイツの給料になっていることに違和感、不快感を持たざるを得ないッス。

 海外では日に日に日本のこの薄気味悪い国家&国民の反応に批難が上がっていると言うのに……。国外からは賛同の声が挙がる人質たちの行動が「反国家的」というのであれば、日本の政治家の言うところの「国家的」とは、どうやらそのまま「反国際的」となりそうです。
 日本の常識は世界の非常識と自ら喧伝している日本ですが、心底嫌だわ同じ括りにされたくない。日本人A群と日本人B群に分けて欲しい今日この頃。


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2004年4月27日(火)/イラク問題総括  雨/残業 0:00
 イラク問題を追う上で、色々な掲示板などで多数の意見を読んでいるだけで憂鬱になってしまう私ですが、漸くほっと出来る情報ソースを見付けました。先日、N.Y.タイムズの和訳記事を見付けたときに偶然知ったサイトですが、トップを辿って全体を読んでみたらこれが大当たり。よーやく人間らしい意見が聞けた!という気がしました。
 世の中に蔓延する人質バッシングに恐怖心や違和感を感じている方は是非訪れてみて下さい。

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2004年4月28日(水)/小休憩  晴/残業 0:05
 1日まったりしていました。確か。


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2004年4月30日(金)/残業の源  残業 0:00
 上司Mさんが長期休暇を取り始めた19(月)から今日までの9日間の残業時間合計はたったの100分。1日平均11分ってコトですぜ。A社入社以来、こんなに楽だった期間ってばありません。
 嬉しい反面、業務時間が少なくなればなるほど月給が下がってしまうのが時間給で働く派遣の辛いトコロ。ノルマ制、出来高制にしてもらいたい気持ちムンムンですが、労働規準がしっかりしていない日本でノルマ制なんかにしちゃったら、きっと労働者側が一方的に苦しむことになるんだろうな、って。そう思うと、やはり正社員という立場は能率良く仕事をしようと思う人には有利なのかもしれません。


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2004年4月の勤務表
 出勤日数 21日(うち休出 0日)/勤務時間 171:00  欠勤日数 0  有給休暇 0
 月残業時間 13:30  日平均残業時間 0:39  今月最高残業時間 2:35/8(木)
 【一言】 既に結構良いペースになっています。先月だけが特別だったのか? それとも単に上司Mさんの不在が原因?


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