2002年4月の日常日記&コラム

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いや、もう退職した訳だし、ちょっとこう……模様変えをしたいんですけど……。

2002年4月の小見出し一覧
◆注目の日記にはセルに水色を付けています◆日付を押すとジャンプ出来ます◆
 01(月) ニアリー自由の身  02(火) IBM製品の魅力  03(水) ガイジンの感覚
 04(木) 休暇ボケ  05(金) 曜日感覚調整  08(月) お供決定
 09(火) 行く意味いちいち再確認  10(水) 逆ギレする人々  11(木) 増える姫様&王子様
 12(金) 久し振りの現実社会  15(月) 留学準備エトセトラ(1)  16(火) 留学準備エトセトラ(2)
 17(水) 留学準備エトセトラ(3)  18(木) 留学準備エトセトラ(4)  19(金) 小さな喜び、省エネ活動
 22(月) 大チョンボ  23(火) 小休憩  24(水) 小休憩
 25(木) 無料交換でも手数料  26(金) 殿、ご乱心  30(火) 今後の予定




 2002年4月1日(月)/ニアリー自由の身  晴 
 しばらく間が空いて、4月1日という新学期を連想させる区切りの良い日から更新を再開したにもかかわらず、相変わらずのこのくたびれた装丁は何なんでしょう……。いや、本当はもっと華々しく再登場する予定だったのですが、なんだか3月の最終週は毎日半分徹夜みたいな生活を強いられていたため、全然リニューアル出来ていません……。
 色々あってこの数日間でスタイルシートの概念や作り方など勉強して、漸くスタイルシートの利便性を理解したというのに、それを自分のサイトに反映するだけの気力とセンスがありません。しかもここまでページが増えてしまうと今更面倒で……。本来なら逆に、ここまでページが多いからこそ、スタイルシートとかでレイアウトの一括管理を行えば、季節に応じて文字色などを一発で変えちゃってみたり……背景などを手軽に変えちゃってみたり……と夢膨らむはずなのですが、どうにもこうにも生みの苦しみを超えられません。
 行く前までにはどうにかしたいなぁ。
 いい加減にこの素晴らしく素っ気無いダイヤルアップ対応のサイトを、時代の最先端ブロードバンド対応レベルに引き上げてみたいものです……。


 2002年4月2日(火)/IBM製品の魅力  晴 
 さて、アイルランドに持って行くノートPCを購入しようと色々調べているのですが、重さと性能が比例しているため、ジレンマに陥っています。
 そうは言っても早急に選定に入らねばならず、取り敢えず的を絞るための調査の結果、
「とにかくSONYは買うな(壊れ易いから)」
「長期滞在なら CD-ROM & FDD ドライブ内蔵が良い」
「海外サポートがあるIBMが良い」
「東芝も海外サポートあるけど、まあ止めとけ」
「DELLも良いぞ」
ということが見えてきて、無難にIBMの ThinkPad かな……という結論に落ち着きそうです。DELLは使ったことがあるので安心なのですが、「IBMはとにかく丈夫なんだよ〜」という力強い声が耳に届き、IBMにしようかと……。
 しかし、本日「一応現物を手に取って見てから」と思い立ち寄った店で、IBM製品の不思議な魅力を語られ、手を出すのがちょっと恐いようなキモチになりました。
店員 「IBM製品はねぇ、もうほとんどがダイレクトでネット通販とかしているので、店頭に製品を置いていないんですよ。あそこは固定のユーザーがいて、絶対に顧客が離れない自信があるから、今は店舗から撤退しつつあるみたいで。
 実際、一度IBM製品を使ったお客さんは、IBM製品じゃないとやってられない!って感じになるみたいなんですよ。
 ──え? そりゃ、良いからでしょ。何がって……ああ、あの赤いクリクリマウスも好評ですけど、そうじゃなくてキーボードが。IBM製品ってキーボードが他社製品と全然違うんですよ。1回手を出すと他は使えなくなるみたいですよ」

 一度手を出すと離れられなくなるキーボードタッチってどんなんよ? そんなに違うものなの?
 ってか、別に今ボロボロのキーボードとも上手く付き合っているのに、一度IBM製品に手を出したがために他社製品と付き合えなくなるのは嫌だなぁ……。せっかくSOTECとも付き合える心の広さを持っているのだから、このキリスト1歩手前の懐の広さは持ち続けていたいなぁ……。
 IBMって高いんだもん。下手すると同程度のスペックでSOTECが3台買えちゃう値段だし。まぁSOTECが3台あっても嫌がらせみたいな事態にしかならないんですが。

 そうそう、1年半も前から「別れてやる! 捨ててやる!」と騒いでいるマイ駄目マシンSOTEC246型ですが(【日常エッセイ】 No.30 「一人芝居 三行半」参照)、遂にと言うか何と言うか、最近では通常終了したことが1度もないという緊迫した状況に陥っております。毎回、必ず、青地に白文字の物理エラー画面になってから強制終了しているのです。
 しかもこの物理エラー、何かをどうにかすると引き起こる訳でもなく、ただいきなり真っ青になりやがります。真っ青になりたいのは貴様じゃなくて私の方だっちゅーのっ!

 とにもかくにも、長い付き合いになりそうなノートPCですので、じっくりと選んでみようかと思います。


 2002年4月3日(水)/ガイジンの感覚  晴(ニアリー真夏日・最高気温28度) 
 今やメールアドレスを持っていることは常識で、複数個持っていることすらも半分以上常識なのかもしれません。プロバイダから与えられるのプライベートアドレスと、いつ捨てても良いフリーメールアドレスなど、複数のアドレスを使い分けるのが常識になりつつある今、フリーメールアドレスに至っては、大抵望むアカウントの第1希望は通りません。
自分の名前@hotmail.com ──当然、使用済みです。
自分の苗字@hotmail.com ──当然、使用済みです。
自分のあだ名@hotmail.com ──同じあだ名がいるんです。
自分の誕生日_イニシャル@hotmail.com ──いる時はいます。
……

 多くの人が同じような道を通り、結局最初に望むアカウントはまず得られないというのが現状でしょう。
 変に拘りを持って何度も何度も自分の望みを申請し、何度も何度も断わられ続けている内に、気が緩んでヤケクソなアカウントを入力してしまい、それがウッカリ決定してしまう人も少なくないと思われます。
 私もフリーメールではさすがに望むアカウントを得られず、上記のような経緯で最終的に得たアカウントは、最初に希望していたものに似ても似つかぬものになってしまいましたが、プライベートアドレスに至っては、ご覧の通り「takase」というアカウントを得ることが出来ました。あまりにアッサリと第1希望が通った時には、逆に NetPlatz のマイナー具合を見せつけられたようで、プロバイダ選びのミステイクを早くも後悔したものですが、今となってはラッキーだったと素直にこのアカウントで満足しています。

 さて、このように、フリーメールではセンスを疑うアカウントがかなりの割合で氾濫していますが、「まぁフリーメールだし」「既存のアカウントと重ならないように思い切ったんだな」という善意の解釈の元に、大抵のアカウントには動揺しません。むしろ、簡単に捨てることの出来ないプライベートアドレスに思い切ったものを見かけると、計らずもその人の人となりが伺えるようで、センスや人間性を推し量ってしまいます……。

 これはあくまでも個人の好みの問題ですので、これを読んでいる方の中にドンピシャで該当する方がいらっしゃるかもしれませんが、あの、別に悪いと思っている訳ではありませんので……。ただ私は生まれ変わってもこういうアカウントは選ばないだろうな……と思うだけで……。
 ──と、言うコトで、今までに掲示板など様々な場面で実際に見かけたアカウントで、「うわ〜」と思ったものを列挙してみます。
例えば、「ミチコ」という名前の場合
  miumiu
  michiko_kiss
  mi-chan
  angel_michiko
  sweetmichiko

 ………………いや、別にいいんだけどネ……。私のセンスから言うと、ちょっと「うわ〜」って思うダケなの。

 さて、こんな経緯を踏まえつつ、本日少々お世話になっている外人さん(オージー?)からメールアドレスを教えて頂くことになりました。そして、日本人の恥じらいなんて世界にゃ通用しないということを、骨の髄から思い知ったのであります。
 衝撃のマイケル(仮名)のメールアドレスのアカウントとは……

godlovesmichael

 ……………………やっぱさ、適わないよ、肉が主食の外人には。日本人のスケールは一生外人のそれを超えることはないね。アタシャこのアカウントを見て確信したよ。
 中途半端に自分に「ちゃん」付けしてるアカウントとか見ると「……恥かし……」とか思っちゃうけど、「神様は俺を愛してるんだゼ!」まで来ると、「……うん。そっかも……」って気分になるから不思議です。
 それでも基本的にツッコミ体質の私が素直にこのアカウントを呑み込めた筈もなく、マイケルのアカウントを見た時、瞬間的に日本人として日本人らしさを全面に滲ませつつこのアカウントに対抗できるものを考えたのですが……

orochikilledme

 …………………………やっぱ一生勝てない気がします……。だってなんか暗いもん。しかも過去形。いや、違う違う。そういう問題ではなくて……。
 たまたまなのかもしれませんが、とにかく勝てない気がするのです……。


 2002年4月4日(木)/休暇ボケ  晴 
 会社を辞めて約2週間。早くも休暇ボケしています。それは、店の予約をする際に露見したのであります。
鷹瀬 「今週の金曜日の予約をお願いしたいのですが……。あ、大丈夫ですか? はい……はい……ええ。では、8時でお願いします。えーっと、ところで、金曜日って……明日でしたっけ?
 今や生活リズムが朝夜逆転しただけではなく、曜日感覚も危うくなっているようです。
 早く出発したい……。


 2002年4月5日(金)/曜日感覚調整  晴 
 もう毎日が日曜日だというのに、土日以外の平日は日記を書かなければと思っている自分が滑稽に思える今日この頃……。しかし、せめて曜日感覚を平常に戻すためにも、月〜金は日記を書いて、土日は休む、という習慣は細々と続けて行きたいものです……。


 2002年4月8日(月)/お供決定  晴(真夏日) 
 なんすか、この真夏日は……。なんだか本当に温暖化が進んでいるのね……と体感できる真夏日で。
 そんな真夏日の中、1日中秋葉原を練り歩き、これからの1年間、海外での心細い(←予定)日々を共にするノートPCを購入しました。結局様々な角度から強く勧められたIBM、ThinkPad X22-75J。今後彼女との仲睦まじい日々を繰り広げられたらな……って切実に思います。

 何故だか分かりませんが、SOTECが「彼」だったのに対し、なんとなく ThinkPad は「彼女」って感じがします。しかもちょっとキャリアウーマンっぽい感じです。何故か分かりませんが、眼鏡かけてるんです。私の中では。
 一見愛想が良くて、優しそうにも見えるのですが、そのクセ時折垣間見せる視線が厳しいの……みたいな。
 付き合うにも、常に常にこちらのレベルをその微笑みの仮面の下の冷めた目で観察されているような(注:観察しているのは ThinkPad、観察されているのは私)、そんな底冷えのする空気も流れているようなのですが、それでもやっぱり頼りになるよね!みたいな。
 心の底からの友達にはなれないけど、でもビジネスライクにならとっても上手くやって行けるよね!みたいな。
 同級生だったら厳しいけど、先輩だったら良い関係が築けるよね!みたいな。
 「部長、今度のプレゼン、こんな感じで如何でしょうか?」「アラ、いいんじゃない? 貴方の思うようにやってみなさいよ」──みたいな。(注:部長が ThinkPad で、ヒラ社員が私)

 はっ! ………………つい最近、友人から言われた台詞が頭を掠めました。
「鷹瀬のその無駄な想像力ってさー、どこから来るの? 発電とかに利用できたらいいのにね」
 人は独りで生きて行くものなんですね……。


 2002年4月9日(火)/行く意味いちいち再確認  曇 
 天気の奴も、昨日の狂ったような陽気からハタと冷静になって自分を見つめ直したようで、本日は分相応な寒さをアピールしていました。良いことです。夜19時過ぎに出掛けると肌寒く、外の気温は12度。そうか、これがアイルランドでの今の最高気温なんだ……と、最近では物事をすべてこんな調子で捉えています。

 先週末だったでしょうか……「SmaSTATION!」という深夜番組の中の、ベラベラステーションという英文即答対決コーナーで、香取慎吾が即答していたほとんどの問題の英訳を即答できず、丸1日落ち込んでしまいました……。挙げ句の果てには、翌日友人と遊んでいる最中に、断片的に脳裏にこびりついていた「get in touch with 〜」の意味が分かりそうで分からないことが気になってしまい、2度悔しい思いをしました……。(注:正解は「〜と連絡を取る」)
 香取慎吾からふと目を逸らせば、草g剛は韓国語がベラベラ……。「ああ、生き残りを賭けてるのネ」と思えなくもないような気もしないでもない訳ですが、外国語を操る人に極端に弱い私は、「スゲェ! 剛、スゲェよ!!」と傍迷惑な追っかけ気取りです。そして同時に、やはりとっても悔しいのです。胸が疼くのです。
 そして改めて、「ああ、こういう苦い想いをしないために、私は外国に行くんだ……」と間違った方向で決意を再確認するのでありました。

 さて、早いところ航空券を押さえなければ出発日が決まらない、学校の開始日が決まらない、ということで、長らく調べに調べていたのですが、結論を出さざるを得ない状況に追い詰められました。昨日まで6席残っていたKLMオランダ航空が、たった1日で残席0になってしまった時点で、「もうサーチしている場合じゃない」と青くなり、急遽手配に移らざるを得なくなったのです。
 成田から目的地コークまでは何通りもの行き方があり、ここで「価格を取るか、快適さを取るか」の厳しい決断に迫られます。
(A) 成田−ロンドン (トランジット2時間) ロンドン−コーク……101,000円
(B) 成田−ソウル (トランジット1時間) ソウル−ロンドン (トランジット2時間30分) 自力手配でロンドン−コーク……約58,000円
※自力手配とは、格安航空券を扱っている会社では扱っていないアイルランドの飛行機を使うため、英文Webサイトから自分でオンライン予約&チケット購入をする、ということ……。

 2時間30分のトランジットの苦痛もさることながら、(B)案ではロンドンで荷物が出てきてしまい、その荷物を持って次の飛行機に乗らねばならない、という苦痛も加算される訳ですが、4万円の差額はデカイっす。1万円までの開きなら(A)案によろめいてしまいそうですが、4万円は……。しかも、英文サイトにて自力で申し込みをしてみるってのも、まぁ経験?という気もしてきます。しかし同時に、英語が不自由な私にとって、「受渡しとかってどうなるんだろう……」とか「空港で迷ったらどうしよう……」とか、かなり基本レベルでのビビリは結構深刻なビビリでもあります。
 そして改めて思うのです。「ああ、こういうおどおどした思いをしないために、私は外国に行くんだ……」と。

 まぁ結果的に4万円の差額は大き過ぎ、とりあえず英文サイトにて自分の望む飛行機の空席状況を調べるに至りました。すると何のこたぁない、軒並み満席。悩むまでもなく、(A)案しか残されていなかったのであります……。
 まぁ安く行こうと思えば、この他にもフェリーを使い、バスを使い、鉄道を使い……乗り継ぎに乗り継ぎを重ねれば8万円程度で目的に辿り着けるのですが、さすがにそこまでしたら到着後丸2日は寝込みそうなので止めておきました。

 しかし、時代はインターネットですね。ノートPC購入にあたってもそうでしたが、航空券の差額はそれを上回りました。予定さえ早々に立てておけば、無理のないルートで本当に桁外れに安く海外に行くことが出来るのね……と実感しました。
 帰りこそ、万全のスケジュールで格安フライトに臨みたいものです。その頃には英文サイトでの申し込みにビビることもないだろうし……。てか、そうでないと困るし……。
 そう、私はより良いものを安く手に入れるために、何かにつけて得をするために、英語を学びに行くのです。

 ………………本当は、私が英語を勉強したいと思った直接的な目的は、日本で見かける迷子の外人に颯爽と「May I help you?」と話し掛けたいからです。──いや、本当に。「文化を知りたい」だとか色々理由はありますが、一番表層部にある目的はコレです。マジで。もう10年来の夢……。


 2002年4月10日(水)/逆ギレする人々  曇 
 逆ギレ──imidas辺りにならその正確な意味が記載されているのでしょうか……。まぁ、知りたくも無いですが。とにかくこの荒れ果てた昨今、あらゆる場面で逆ギレしている人に出会います。

 電車の中でギャアギャア騒いでいた小学生が、中年女性に「静かにしなさい」と注意され逆ギレ。「なんだよ、あのババァ。ムカツク」とヒソヒソ声で喋っている餓鬼どもを見て、心底恐くなったものです。
 もう最近では子供が大人を恐がりません。(てか、大人が子供を恐がってますね……) 私が小さい頃、同じように電車の中で大人に注意されたことがありましたが、今でもそれを鮮明に覚えているのは、その時の羞恥と萎縮と恐怖が強烈だったためです。でも今の子供の多くは違うようです。それは彼らが強いからではなく、怒られず、我慢を体験せず、無神経に生きてきたからでしょう。我慢をしたことがないので、他者から与えられる常識と言う名のルールから生まれるある程度のストレスに耐えられず、自己処理できず、その不快感をすべて相手にぶつけるのです。「ムカツク」という最も簡単な形で。
 周囲の迷惑など露ほどにも考えず、自分の思うように行動し、それを阻まれれば自分に非があろうと「ムカツク」のです。
 ……………………こっわ〜……。

 友人の職場に、大学生の男の子が研修という形で短期間勤務したときの話です。とにかくヤル気の見えない彼に周囲もいい加減呆れ果て、最終的にはカリキュラムの最後に行う実践演習を、「こんな態度の人間を客の前に出す訳にはいかない」という理由から急遽中止にしたと言います。
 結局、予定が変更になったことで手持ちぶさたになった彼は、「やることないなら早めに帰ってイイですか? バイトがあるんで……」というようなことをナチュラルに言ってしまいました。この台詞に、正当にキレたのが部長でした。今までの彼の態度への怒りも相俟って、「ふざけるな! このカリキュラムは前々から決まっていたもので、分かり切っているスケジュールにバイトを入れるなんてっ!」というような台詞を叩きつけたらしいのです。すると、部長と離れた彼は……
「ムカツク。ムカツク。何だよっ。『出来れば』って言ってるのに。頭ごなしに怒鳴りやがって。自分は予定を変えておいて。ムカツク。ムカツク。ムカツク……」
と、ずーっと言っていたそうです……。
 ……………………こっわ〜……。

 こういう人たちは、「自分が悪かった」と思う場面はあるのでしょうか……? 全く無いのかな? あるとしたらどの程度のレベルなのでしょう? どれだけのことをすれば、自分が悪かったと思うのでしょう? 興味あるわぁ。

 逆ギレほど訳の分からない怒り方もないものですが、そう言えば今年初めに起こった、中学生によるホームレス殺害もまさに逆ギレから起こった事件でしたね。「図書館で騒いでいたら注意され、ムカついた。謝らせたかった」──立派な逆ギレ思考回路ですね。堂に入ったものです。
 さて、このように「切れる若者」というのは既に病状として固有名詞化していますが、なんのなんの。逆ギレは若者だけの特権ではないようです。(いや、「特権」以前に誰も許しちゃいませんが)
■おにぎりなどに縫い針入れた疑い、68歳女性逮捕 東京

 JR東京駅構内の売店でおにぎりなどに縫い針を入れたとして、警視庁丸の内署は10日、住所不定、無職山崎年子容疑者(68)を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。「店で万引きをして注意され、腹いせにやった」と供述しているという。
 調べによると、山崎容疑者は3月17日午後2時ごろ、同駅構内のサンディーヌエクスプレス東京センター店で、おにぎりやサンドイッチなど計3個に3.4センチの縫い針を入れた疑い。
 山崎容疑者は同日午前、店でパンを万引きをしたところを店長に注意されていた。ビデオカメラから、よく同駅構内にいた山崎容疑者とみて捜査、東京都府中市内の駅に現れたところを、署に任意同行したという。

 ………………「死んでしまえ」と思うのは乱暴すぎますかね……?


 2002年4月11日(木)/増える姫様&王子様  曇時々雨 
 明日は、あの2年間勤めた、つい先月まで働いていた、猛烈に忙しいZ社の方々が、私の送別会を開いてくれるそうです。店の選定から予約まで、手配をしたのは私ですが。送別会を明日に控え、「もしや自腹……?」とまで不安がっている鷹瀬です。

 最近、舐められているのかと痛切に感じることが多々ありますが、Z社の場合はまぁいいんです……彼らは本当に心底忙しい人たちなので。ただ時々「……」という言葉に出来ない酸っぱい気持ちになるだけです。ええ、時々。
 「Z社の場合はまぁいい」と言うからには良くないケースだってある訳で。
 そうですね……例えば、ですが、メールなどで全然知らない人から私には何のメリットも無い話をぶちかまされ、「……ってことで、急いでますんで×日までにお返事くださいネ(^^)」と締め括り、その前後に「申し訳ありませんが」や「お願いします」や「ご都合宜しければ」などの常識的な礼儀系の言葉を探しても、どうにもこうにも見付からない、とかね……。(「例えば」にしては具体的ですが……)

 悪気がないことは伝わって来るのですが、だからと言って見ず知らずのお姫様のご要望にお答えしなければならない義務は、ワタクシにはないワケで……。アナタの国に税金納めてないし、年金を貰う予定もないし。
 ただ、こういうどこかの国のプリンス or プリンセスからメールを頂くと、「周囲の人の大らかさに守られて生きてきたのねー……」と、少々たそがれてしまいます。まぁ、見守られているのか見放されてるのかは大いに疑問ですがね。こういう常識的な作法は、早め早めに周囲からの冷たい突っ込みで修正して貰った方が絶対に本人のためだと私は思いますし……。

 私も大学生のときに印象に残る教育的指導をされたことがありました。あれは、卒論の参考文献を探しまくっていたときのことです。某企業に資料請求の電話をかけた際の遣り取りです。
鷹瀬 「では申し訳ありませんが、その資料を取りに伺いたいので、お時間作って頂けないでしょうか?」
担当者 「ああ、いつでもいいですよ。えーっとね、この他にも似たような資料があるけど、要りますか?」
鷹瀬 「あ、では、そちらに伺ったときに見せて頂いて、使えそうならその資料も一緒に……」
担当者 「あのねぇ、『使えそう』はないでしょ。失礼ですよ、そういう言い方は。『参考になりそう』とか、普通はそう言うべきじゃないですか? ちょっと言葉に気を付けなさいよ」
 いやもう、本当に……平謝りでした。恥かしかったし、動揺したし、恐いよぅ、とか思いましたが、かなり長い時間を経て落ち着いてから、こういう注意を面と向かってしてくれたこの方に感謝したものです。今ではこんな的確な注意をしてくれる親切な人はなかなかいませんから。
 それに昨日も書いた通り、今は逆ギレする人が多いので、この程度の注意でも命懸けですがね。だから放置に走るのかもしれません。そして放置されたお姫様や王子様が、目に映る下僕に向かって何の躊躇いもなくご自分の要求を押し付けるのかもしれませんね……。とほほ。


 2002年4月12日(金)/久し振りの現実社会  曇 
 本日は、3週間前に辞めたZ社での送別会でした。
 「店の選定から予約まで、手配をしたのは私」という点に少々ひっかかりを覚えていたものの、まぁ自分の行きたい店が選べるし……と気持ちの折り合いをつけていたのですが、昨日になって「ごめん、別の店に変更になった」というメールがスーから送られてきました。
 別の店──前回のプロジェクトの打ち上げの際に利用した、私はあまり好きでない焼肉屋です……。

 ……………………グレそう……。

 そんな思いを持て余していると、スーから「ボスからのメールを転送します」と、もう1通メールが来ているではありませんか。
----- Original Message -----
From: ボス
To: Z社メンバー
Sent: Thursday, April 11, 2002 6:43 PM
Subject: 12日の件

ボスです。

あす、12日(金)19:30〜
表向きにはプロジェクト打ち上げを行います。
・**社 **プロジェクト
・**社 **プロジェクト

場所は去年**社の打ち上げをおこなった、焼肉の「***」です。
またカルビを立てましょう。時間厳守でお願いします。
(遅れたら、額に「肉」とかかせてもらいます)

ホントの目的は、
・下記「某”T”女史」を送別
・**さん&**君を、何となく歓迎(ちゃんと歓迎会ってしてないよねぇ)
メンバー(特に管理職)の現実逃避、、、、肉の食いすぎで入院したい。

予算の都合上、飲み代分くらいはアシが出そうなので、協力おねがいします。
食事代金はなんとか確保。(適当なオーダーが無かったので)

参加者は、TO:あて先のほかに「某”T”女史」です。(”T”女史=サド?)
スーさん>
鷹瀬さんへ本メール転送願います。

 ………………あ、イイです、イイです。焼肉で……。いやもう本当に。太字にしたい個所は上記以外に下から3行目辺りにもありますが、それもイイです。なんと思われていようと、本当に、気にしませんから。送別会をして下さるというだけで、本当に、感動にむせび泣く勢いで……勢いで……どうしよっかな……うーん……勢いです。(※着地悪し)

 懐かしい……と言うよりも、つい3週間前までは毎日見ていた面々との久し振りの再会ですが、最初から勤めている感覚が希薄だったせいか、「辞めてしまったのねー」という感覚は余りありませんでした。──が、話の内容(取り巻く現実?)として、なんだか同じ国にいるとは思えないほどの距離は感じます。
Z社社員 「丁度、鷹瀬さんが辞めた頃からメチャメチャ忙しくなってさー」
鷹瀬 「へーそうなんだー。じゃあ私ってば良い時期に辞めたんだね」
Z社社員 「………………ナニ笑ってんの?(ふっと場の温度が下がる)
鷹瀬 「え? す、すみません……笑ったつもりは……。えーと……い、今どんなプロジェクトやってるの? 前に言ってたヤツ?」
Z社社員 「そう、それともう1本。2本プロジェクト抱えるのって地獄だよ……1日に2社に行ったりするの。目が回りそう……。でも**さんも凄いんだよ。毎日11時頃まで残ってるし」
鷹瀬 「ひえー、大変だねー。やっぱ4月だからかねぇ」
Z社社員 「……今の聞いた? 凄いよね、心篭もってなくて
Z社社員 「雨が降ってても『やっぱ雨だからかねぇ』とか言いそうだよね」
Z社社員 「感じ悪いよね

鷹瀬 「す、すみません……黙ってます……」
 仕事をしていない者と仕事に追われる者の現実が余りにも掛け離れているため、下手な合いの手どころか、相槌を打つことすらはばかられる緊張感でしたが、その内段々と「別に人生選択してるのは自分なんだし、気を遣うほどのことでも……」と思い始め、フツーに返事をし始めます。
Z社社員 「お金とか大丈夫なんか?」
鷹瀬 「バッチリ。不安がないよう、余裕をもってちゃんと貯めましたから」
Z社社員 「なんだよ……凄いなぁ……」
Z社社員 「……でも不安じゃない? 帰って来てからのこととか」

鷹瀬 「まぁ私の場合、日本で普通にサラリーマンやってても不安だし。最初はそこそこ不安だったけど、なんか吹っ切れちゃったら全然気持ちが軽くなっちゃって。今より良くなることはあっても、悪くなりようがないから。アハハ」
Z社社員 「……サッパリした顔しやがって。ムカツクなぁ……」
鷹瀬 「でへへ」
Z社社員 「ふーん……順調なんだぁ……」
鷹瀬 「うん。今の生活で不満って、花粉症で目が痒いことくらいしかないから」
Z社社員 「……ムカツク……」
 ま、いいじゃないですか。馬鹿が能天気に先行き考えずに言ってるだけなんだから。1年以上も働かずに、しかも物価の安くない国で学校に通うとなればお金はしこたま出て行く訳で、帰って来てからはそれ相応の苦しさが待ってるだろうしねーん。単に私が「毎日ちょっとずつ死ぬより、一気に逝っちゃった方がイエーイ!」って思ってるだけなんだし。

 恐らく、みんな心の中では「能天気だなぁ。どーせ後で痛い目見るに決まってるさ」と思っていると思うのですが、それでも「いいなぁ」と思ってしまうのは、やはり彼らが自分の今の生活に満足していないからだと思うんですよね。満足していない、と言うより、ただただ「忙しすぎる」とも言えますが。
 金曜日だというのに、ナチュラルに明日の出勤の話をしているZ社社員……。私も曜日感覚がなくなっていますが、それとはえらい違いです。毎日終電帰り、休日出勤当たり前という状況は健在なようで、あんなに自分の時間がなければ、外国に行くということに対する「いいなぁ」ではなく、単に呑気さ(上品に言えば「ゆとり」)に対する憧れを持つのは、人として当然だと思うのです。

 会社に勤めていようと、プライベートが守られ、好きなことを出来る時間が約束されていれば、本当に海外に行きたいと思っている人以外は、私に対して「いいなぁ」なんて思うはずがないのです。そして、会社に勤めていても自分の時間がある、というのは本来なら当然のことなのです。
「日本は資源がないのだから、労働力で補って国を回して行かないと」
というのも、ある程度までは事実だと思いますが、今の状況は無駄を無駄で補うような劣悪なシステムの上に成り立っており、国民ひとりひとりの立ち振る舞いが賢くなれば、かなりの勢いで改善される場面がたくさんあります。そういう努力を全くせず、今の政治のあり方に疑問を持たないから、悪い状況が当たり前の状況として定着しているだけです。

 首相が写真集を出して、バラエティ番組に出演するなんてのは、もう国としてはオシマイなんです。
 田中真紀子が更迭され、辻元清美が辞職し、加藤紘一まで辞職したと言うのに、鈴木宗男がまだ議員を続けているという事態は、もう「民意は全く政治に反映しませんから」と国から引導を渡されたようなものなんです。
 様々な切り口で、国は国民を馬鹿にしているんだよと自己申告しているにも関わらず、当の国民はおっとりしたものです。そういう日本人の気質の美点は、もっと他のところに発揮しないと……。


 2002年4月15日(月)/留学準備エトセトラ(1)  晴 
 日本人がアイルランドに渡航する場合、滞在期間・目的の如何にかかわらず、事前の査証(VISA)取得は必要ありません。しかし、特に長期の場合は、アイルランド大使館などにて事前に確認しておくのが望ましい──とのことで、出発が1ヶ月前に迫った本日うららかな13:30、アイルランド大使館に電話をしてみました。すると、電話口からこんなアナウンスが……。
「12:30から14:00までは、業務時間外となります」
 ……………………ふーん。さすがアイルランド大使館。日本にあってもアイルランドの空気が流れているようで……。
 まぁいいさ。そこまで言うならかけ直すよ。そんな思いを抱えつつ、今度は余裕をもって1時間後に再度チャレンジ。すると……。
「12:30から14:00までは、業務時間外となります」
 ………………今、14:30なんですけど……。ちょっとぉ……何その態度……。急いでるのに……。
 少々ムカッとしたものの、まぁそこはそれ、これから付き合う国の香りを嗅いだと思えば……。はは……。
 ──そして更に30分後。
「12:30から14:00までは、業務時間外となります」
 お前ら……もう15:00だぞ……。1日に何時間の昼休みを取れば気が済むんじゃい!

 アイルランド大使館に勤める方は電話に出る気がないようなので、仕方なくインターネットで調べてみると、本筋とはズレた恐ろしい事実が発覚しました。なんと、アイルランド大使館の受付時間は10:00〜16:00、もちろん平日のみ……。たった6時間しか開いていない大使館、しかも昼休みは1時間半……実労働4時間半ってコトなんですか? それとも受付時間が1日4時間半で、裏ではきちんと働いてるんですか??
 「これからアイルランドに1年もいるのに、こんなことくらいでカリカリしてちゃダメダメ」という妖精の囁きが聞こえるような聞こえないような微妙な感じですが、いかんせん、ココ日本ですし。残業してまで仕事をする必要はないけれど、普通のことを普通程度にする必要はあるんじゃないかと……。

 なんだか過労死する人が決して少なくない国で、かと思えばアイルランド大使館のような職場もある訳で……バランス悪いなぁ……。

 さて、査証取得はもういい、後回しだってんで、お次は保険です。
 大体1年という長期の保険がどの程度になるのかの見当すら付かなかったのですが、有名所の「AIU海外航空留学専用保険」で約10万2千円もするようで怯みました……。オランダの保険会社を使えば半額以下で同程度の保険をかけられるらしいのですが、すると今度は携行品の補償額が半分以下になってしまいます。どちらかというと、私は自分の身体よりも持参するPCの方が心配なので、携行品の補償額は譲れない……。
 保険料も結構侮れないものです。しかも、この10万2千円の保険を「かけといて良かった〜」と思える事態というのはなかなかの事態なワケで、この保険が活躍してもしなくても、どう転んでも気持ちは少々ブルーです。
 そんなブルーなワタクシが、つらつらと海外旅行保険のサービス内容を流していると、当たり前のようでいて、重い事実につまずいたのであります。
これらのセンターでは当社のご契約者の皆様に対して次のようなサービスを実施しています。

イ.保険内容、保険金支払いの対象となるかどうかのご照会
ロ.保険金請求に関するご照会、保険金請求書類の受付、保険金の支払
ハ.キャッシュレス医療サービスのご案内
ニ.病院・医師の紹介
ホ.自宅への移送
ヘ.遺体の移送
ト.親族の切符、ホテルの手配
チ.その他保険金支払いに関する事項のご照会等

 ……………………そ、そか……何が起こるか分からない海外だものね……。そら死んでしまったら遺体の移送はお願いしたいしな……。

 あらゆる角度でちょっと怯んだ昼下がり……。留学準備はまだまだ続きそうです。


 2002年4月16日(火)/留学準備エトセトラ(2)  晴 
 「査証取得問い合わせ」「海外留学保険申し込み」「VISAカード作成」「シティバンク口座開設」「ワールドキャッシュカード作成」「入学願書作成&送付」「外国送金手続き」「スケジュール調整」「ヨーロッパ旅行計画」「航空券入金手続き」「残高証明書発行」「電源プラグ調査」「モジュラープラグ調査」──現在頭の片隅に在籍中の、解決していない問題のキーワードです……。めんどくちゃいよぅ……。

 本日は願書作成と並行して、「とにかくアイルランドでネット環境だけは死守すること」というテーマの下、足場確認を行ったのですが、基本中の基本、モジュラープラグの形状を調べようとネットで検索すると……世界各国が対応プラグの形状と共に一覧表紹介されている、お役立ちのWebサイトを見付けました。やはりネットは便利です。便利すぎます。
 当然、隣国の「イギリス」はあります。「アメリカ」「カナダ」「オーストラリア」「イタリア」「ドイツ」……日本人が旅行する先や留学する先ですぐに思い浮かぶような国はほぼ網羅されています。どんな日本人が旅行するんだろうと、興味を持ってしまうような国、「ベネズエラ」「ナイジェリア」「アルジェリア」までありました。しかし……しかし……主だった国からそうでない国まで、52ヶ国分紹介されているにも関わらず、悔しいことに「アイランド」まであるにも関わらず……「アイランド」はないのですっ!!
 なんでーっ?! アイスランドよりはアイルランドの方が近いだろー。気持ち的に……。

 なんだかちょっとショック……。


 2002年4月17日(水)/留学準備エトセトラ(3)  晴(風が強い日) 
 気持ち的に忙しい今日この頃。
 本日東京三菱銀行での口座情報更新をして来たのですが……まぁ……この揺らぎまくっている銀行業界においてトップを誇る銀行だけあって、お高く止まってらっしゃる。行員の態度が、ではありません。利率や手数料等の設定値が、です。
 今、どこの銀行も利率は悪いのは承知していますが、利率0.01%ってなぁ……。100万円を1年間預けて、100円の利子ってコト?! 1年間100万円に手を出さずに耐え難きを耐えた暁に貰える金額で、缶ジュースも買えないって……コレどーよ。しかも、最低でも毎月10万円以上預けているとお得になるという「スーパー普通預金」に至っては、「スーパー」と「普通」という相反する単語が詰め込まれている混乱ぶりからもそのサービス内容がいかに貧弱であるか推して知るべしと言いましょうか……。
行員 「こちらの『スーパー普通預金』にしていただきますと、ATMの時間外手数料が無料、利率が0.03%など、様々な特典がございます」
鷹瀬 「0.01%から0.03%……3倍っつっても、言うなれば誤差ですね」
行員 「……申し訳ございません」
鷹瀬 「あ、いえ。あなたを責めている訳では……。えーと、10万円以上入れておけば、口座維持手数料は無料なんですよね? じゃあ、こちらに切り替えます」
行員 「ありがとうございます。それで、既存のキャッシュカードをスーパー普通預金キャッシュカードへ切り替える場合には、1050円の手数料を申し受けます」
鷹瀬 「………………100万円を3年預けても元が取れないシステムなんですか……」
行員 「……申し訳ございません」
鷹瀬 「あ、いえ。あなたを責めている訳では……」
 ………………この他にも、トラベラーズ・チェックの手数料、換金手数料、すべてが高いです。具体例で言うなら、円をユーロに換金する際、現在1ユーロ=約116円なんですが、1ユーロに対して6円の手数料ですと。利率で0.01%を設定しておきながら、換金手数料が5%ってなぁ……。JTBなどを利用すれば手数料は2円……このお高く止まり様は一体何事?!ってなレベルでしょう。

 今回色々手続きをする際に、どんな場面でも調べれば調べるほど安く上げる道が見付かって、今の時代はぼーっとしているのと、少々面倒でも調べるのとでは、同じサービスを受けているのに支払い金額が全く違ってきてしまうと痛感します。これを今回の留学費用で計算して行くと、様々な場面で多少の努力をして安く上げようと思うと、1年間で軽く50万円は節約できるのです。コレはデカいっす……。
 インターネットという個人が簡単に調べる手段を手に入れたものの、それを駆使し続けなければならないというのは、正直ちょっと大変ですね……。


 2002年4月18日(木)/留学準備エトセトラ(4)  晴(風が強い日) 
 様々な角度から調べることによって、「ちょっとした手間やちょっとした情報で、かなり節約できる」という事実をひしひしと目の当たりにする日々を送っていますが、調べるごとに掘り当てる「おお! こんな手段が!」というトレジャー情報に出会う喜びよりも、「あーもー、どーして分かり易く明記しておいてくれないんだよー」という調査疲れに偏りつつあります。マイライン選択のときの混乱を彷彿とする今日この頃……。
 銀行のWebサイトなど、まー、欲しい情報に行き着くのに迷路の如く……役所でたらい回しにされるのと、モニターの前でリンク先にたらい回しされるのと……事務手続きと言うものは、たらい回しされないと出来ないものなのかもしれません。一種の禊なのかも……。

 しかし、どこの銀行のWebサイトも痒いところに手が届かず、サイト作成の在り方を考えさせられました……。膨大な情報を抱え持つWebサイトは、サイト内検索機能をつけておいて欲しいものです。
 今のところ、UFJ銀行が一番分かり易かったかな? 対極にして、シティバンクとか「コンセプトは迷路?」って感じでした。

 とにかく調べれば調べるほどチャリン、チャリンと節約の音が聞こえて来るのが、海外でのライフラインとなる「お金の遣り取り」に関してですが、本当にぼーっとしていたら食い物にされるわー、と思い知る手数料の数々。またこれがどこの銀行もハッキリ書かないんだわ……。
 「手数料無料」と書いておきながら、「当行指定の換算レートが適用されます」と小さな文字で注意書きが添えられており、「? 『当行指定の換算レート』って?」と思って問い合わせてみると、その換算レートが手数料を含んでいるものであったり……。もう本当に勘弁して欲しいです……。
 マイラインの時にも思いましたが、A社料金表は「3分**円」という書き方なのに対し、B社料金表は「10円**分」だったり……。ああいう国民全員に関わるようなシステムの料金表示は、国でフォーマットを指定して欲しいものです。

 さて、話を戻しますが、銀行の利率は0.01%と小数点以下の熾烈な争いを展開しているというのに、手数料の方は反比例するかのように巻き上げられる訳でして。油断も隙もあったもんじゃない緊張の調査は絶えず続ける必要がありそうです。
 今日新たに判明した衝撃の事実は「残高証明書の発行」でした。
 留学などする際、空港の入国審査で、「私はこれだけお金を持っているので、不法労働するつもりはないですよー。本当に勉強しに行くんですってば」という意思表明のために使用される証明書ですが……
銀行で発行……手数料420円、作成期間1〜2週間
郵便局で発行……手数料無料、即日発行

 ………………なんすか、この凄まじい違いは……。手数料取るなら早く作れ、早く作れないなら手数料取るな。と思うのがフツーですよね……。420円っつったら、東京三菱銀行で言うならば「100万円を4年預けて得られる利子分」だぞっ!
 国際送金に関しても、小額の場合は郵便局の方が手数料が安かったり、郵便局もなかなかお役立ちだと気付かされます。下手に民営化してここら辺の手数料が跳ね上がるくらいなら、このまま頑張って欲しいものです……。


 2002年4月19日(金)/小さな喜び、省エネ活動  晴 
 卓上カレンダーごときにお金を払うのが嫌で、毎年Excelで9cm×9cmのカレンダーを作っていました。机の片隅に置かれた自慢の自作卓上カレンダーを指差して、友人がさも驚いたように言ったものです。
友人 「………………この白黒の卓上カレンダーはもしかして自作……?」
鷹瀬 「うん、そう。卓上カレンダーって高いじゃん?」
友人 「500円くらいのもあるよ」
鷹瀬 「だから、それが高いっつってんの」
友人 「…………え? ナニ、これ。しかも裏紙っ?!」
鷹瀬 「だって裏なんて関係ないし」
友人 「なんか小さな字で色々書き込んでるけど、どうせ自作ならメモ書き出来るようにもっと大きくしたら?」
鷹瀬 「いや、このサイズだとA4判の紙で丁度6ヶ月分作れるんだよ。そーすっと使う紙が2枚でいいじゃん? それにさ、9cm×9cmだとフロッピーディスクのケース使って丁度良い卓上カレンダーになるんだよね」
友人 「…………………………ご立派」
 アレ? なんか引かれた?? 吹き出しと目付きが合ってないんですけど……。
 Z社では他の企業から配られた卓上カレンダーをありがたく使わせて頂いておりましたが、今年に入って社員が増えたために、出向社員の私が「欲しいな〜」と言える雰囲気ではなくなっていました。仕方ないので、私は去年のカレンダーの中から、今年の1月と同じ曜日配置の5月を抜き出し、休日などは赤ペンで数字を○で囲うことで、問題なく使用していたのですが……。
社員 「アレ? 鷹瀬さんのカレンダー、休日が変じゃない? ってーか、なんで5月なの? 今1月だよ?」
鷹瀬 「卓上カレンダーがなかったから、去年の5月が丁度いい曜日配置だったもんで……」
社員 「え? 何コレ、去年のカレンダーなのっ?! あ、この赤丸は納期とかじゃなくて、もしかして休日?! 休日自分で作ってんのっ?!?! どわっはっはっ! ねぇちょっと〜××さん、見てよ、鷹瀬さんの卓上カレンダー!! なんかさー、ドラマの『平成夫婦茶碗』だっけ? アレみたいなことやってるよーっ!!」
 ………………ちょっと傷付きました。
 結局、見るに見かねた親切な社員が家に余っている卓上カレンダーを分け与えて下さり、1月下旬からは2002年のカレンダーを使うに至ったのですが、それまでの会社での色々な行動、つまり正式な文書以外は絶対に裏紙で印刷するとか、裏紙を束ねてマイノートを作るだとか、幅2cmのポストイットを5枚に切り分けて使用するだとか、そういうことを毎日の生活の中でごくごく自然にしていたことも相俟って、「もしかして貧乏なの?」と真顔で聞かれることもありました……。

 その後、退職の話から留学の話もセットで明らかになり、「ああ、鷹瀬さんはそのために節約してたんだ」と言われましたが、違います。私のこういう行動は、義務感や必要に迫られてしているというよりも、身に染みついた習慣、そして最近ではどうやら私の心情を一番近い言葉で表すならば「趣味と本能でしている」という傾向が強いように思うのです。

 会社には湯沸しポットがあり、インスタントコーヒー、緑茶、ティーバックが用意されているにも関わらず、缶ジュースを1日に2本も買う人が、私には分からないのです。ほかほか弁当では「おかずのみ」という販売形態も選べるため、家からお米を持ってくれば約150円お得です。220+150=370円、この金額を稼ぐために15分の残業をするくらいなら、会社でお茶を作って、家から米を持って行って15分早く帰りたいのです。

 こんなふうに、全部の行動をいちいち振り返ってみると、平均的な会社員が1ヶ月辺りに垂れ流している無駄金は結構バカになりません。留学資金の話になったときに、「自宅とは言えよく貯めたね……」と驚かれましたが、だってお金の遣い方が全然違うもん、と思いました。
 そして、お金の遣い方が違う、というのは、残業に対する嫌悪感が違う、ということに通ずるものがあるのです。
 私は日常的に、節約行動から得られる「得」を金額換算し、その金額を自分の労働時間に換算しています。「この航空券を使えば5万円安いのか。約1週間分の働きかぁ……」という感じです。
 収入が高くても、それゆえ自由時間がなく、ゴールデンウィークなどのツアー価格高騰時にしか休暇を取れない人。片や、収入が少なくても、自由時間が簡単に作れて、閑散期狙いで同内容の旅行を楽しむ人。具体的比較をすれば、アイルランドへの航空券は最安値で約6万円、最高値で約30万円です。これって約1ヶ月分の給料の差なんですよね……。

 もちろん、出費は調整することができますが収入は与えられるものがすべてですので、上記の比較は的を射ていない訳ですが、それでも自分がいくら稼いで、いくら使っているのか、そしてコストパフォーマンスを良くするためにどんな手段があるか、ということに対する意識を高めることは、無駄なエネルギーを節約する大いなる第1歩だと思います。
 これらの省エネ行動は出て行くものを抑えているだけで、得られる結果が目減りする訳ではありません。1000稼いで500使う、というのもまた一興かもしれませんが、一般的な小市民は500稼いで300使う、とかやってる訳です。これを、500稼いで100使う、にすればなかなか良い感じで生きて行けるのではないかと。挙げ句の果てには省資源にも繋がるのではないかと。地球温暖化防止に繋がるのではないかと。長い目で見れば人間的な生活に繋がるのではないかと。
 そんなふうに考える訳です。

 さて、上記のようなことと並行して、インターネット時代に突入したことを切っ掛けに、調べれば調べるほど自分に反応が返ってくるというこの事態に、私は思いの他シアワセを見出しているようです。調べるのにかかる時間は「労力」とも言えますが、こういう知識は2度目の出費がありませんから、初期費用が少々かかってもランニングコストの削減で、結局は元が取れます。
 調べること自体、結構スキ(はぁと)という性質の問題もあるのでしょうが、コンタクトの保存液オプティフリー(450ml)が870円で投売り販売されているのを発見したときの心のトキメキは、好意を寄せる余り笑わない人の笑顔を見たときに匹敵するほど強いものなのです。何かこう身体に良いホルモンが分泌されていそうな……

 今月8日にゲットした ThinkPad X22-75J ですが、「パソコンなんて待てば待つほど安くなるんだけどなぁ〜早く用意始めないと後々修羅場だしなぁ〜」という踏ん切りつかぬ気持ちのまま結局購入してしまった訳ですが、本日何気な〜く価格COMでその後の価格の動きを確認したら、何と現在では値が再び上昇しており、私の購入金額が底値だったのでありますっ!! うううううううううう嬉しいっ!!!!

 ──と、まぁこんな日常も悪くはないですが、やはり野に咲く花を見て、「あ、綺麗……」とか思う生活をしたい訳で、そういう側面を求めて、ちょっくら外を見てきます。


 2002年4月22日(月)/大チョンボ  曇 
 あれだけ気を付けようと思って下調べもバッチリだったと言うのに、国際送金で大チョンボしてしまいました……。
 東京三菱を使おうとシティバンクを使おうと、どちらも手数料は4000円と同じだったので安心して東京三菱を利用したら……1ユーロにつき為替変換レートが……東京三菱は+2円、シティバンクは+1円……あぁ……。5000ユーロ送金したら5000円の損ですよ……。
 立ち直るのに時間が掛かりそう……。


 2002年4月23日(火)/小休憩  晴 
 毎日銀行行ったり郵便局行ったり……。


 2002年4月24日(水)/小休憩  晴 
 考えてみれば、アイルランドに行く前までに、書き損ねている愛蘭滞在記を完成させなければならないんだった……。


 2002年4月25日(木)/無料交換でも手数料  曇後雨 
 出発前に、コンタクトレンズの無料交換システムを使おうと意気揚揚と眼鏡屋を訪ねると、受付からはこんなお返事が。
「コンタクトの交換は保証により無料ですが、コンタクト交換の際には必ず眼科検診を受けていただくことになっております。──え? 国民健康保険証をお持ちでないんですか? そうしますと、正規の料金で検査を受けていただくことになります。料金ですか? そうですね……7000円程度掛かると思いますが……」
 ……………………無料交換の恩恵を預かる前に、手痛い出費が待ち受けていました……。
 何をするにもお金が掛かるというこの社会のシステムを、現在満喫しております……。


 2002年4月26日(金)/殿、ご乱心  曇 
 ……という感じがします。まぁ今に始まったことではなく、かなり前からご乱心状態な訳ですが。
 有事法制にはじまって、個人情報保護法案の件ですが……個人情報取り扱い法(公務員に対しての守秘義務を求めた法案)という一見マトモな切り口で設立が叫ばれた法案が、その内容を大きく変え、処罰の対象を公務員からマスメディアを代表にする一般市民にしているという恐ろしさ……。この法案が通った暁には、未だに薄汚く議員を続けている鈴木宗男のような輩の個人情報が手厚く保護されるシナリオが透けて見えます。
 森喜朗で頭打ちかと思われた政治改悪ですが、なんだか物事はこれでもかとばかりにガラガラと悪い方向へ勢い良く進むので、本当に驚いています。むしろ「ボク馬鹿です」とタスキ掛けした状態でアピールしていた森よりも、今の方が深刻かもしれません。

 盗聴法のときもそうでしたが、「ええっそんなっ! マジで? マズイでしょ!」という世論に傾くことは傾くのですが、結局通ってしまっているってのは一体どういうことなんでしょうか? メディア規制法案だって通りましたし。
 着実に言論統制の布石が敷き詰められていて、世論的にも反対意見が多く上がるにもかかわらず、結局与党の望む法案が通るのです。この法案が通ると嬉しい人たち、この法案をフルに使いこなす人たちって……分かり易過ぎる仕組みだというのに、どうしてそれでも彼らは政治家を続けられるのでしょう。──と言うか、着実に、自分たちが利益を吸い尽くすのにより良い環境を整えている最中な訳ですが。

 今の流れって、今後大きな戦争など起こった際に、「日本はあの時から道を踏み外していた……」と言われる明確なターニングポイントだと思うのですが……。
 こういう重大な問題の決定時期をゴールデンウィークのドタバタにぶつけ、国民の関心が向かないうちにどうにかしてしまおうという姑息な遣り口も気に入りませんが、ゴールデンウィーク中でなくても通るときは通りそうな勢いなので気分は晴れません……。

 帰って来る頃、どれだけ変わっているのかなぁ……。


 2002年4月30日(火)/今後の予定  雨 
 さて、いよいよ来月5月16日にアイルランドに旅立ちます。そのため取り敢えずリアルタイム日記は更新を止め、空いた時間には【愛蘭滞在記】の工事中の部分を更新するようにし、アイルランドでのネット環境が整い次第、【リアルタイム留学日記&コラム】を再開する予定です。
 サーバの空き容量の都合で【愛蘭滞在記】だけを丸々別のサーバに移し、【脱サラ宣言!】の別館扱いにしようと計画していたのですが、もうどうなることやら……。



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