2001年11月の日常日記&コラム
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物凄い疲労と共に幕を明けてしまった11月。時が経つのは早いものです……。
月に1度のウキウキ帰社日……の筈だったのに、「うお〜帰社なんかしてる暇ねぇ!」状態でした……。
物凄く損した気分……。
当初の予定では、現在関わっているプロジェクトは本日が締め日で、心地良い週末を過ごし、ちょっと暇を持て余し気味な月曜日を迎える予定でした……が、修羅場ラバンバはまだまだ続きそうです……。
最近、モニターの見過ぎが、視力が低下しているようで恐いです……。ふらりと山奥にでも行って、自然の景観を眺めて眼を休めたい今日この頃。いやもうこうなったら荒野でも良いっ! いーや砂漠でも……っ!!
──と、言うくらい煮詰まっています……。
こんばんは。素直に「疲れている」と言えない鷹瀬です。更新が滞りまくりですみません。
さて。私の煮詰まり具合は置いておいて、毎度のことながら、社会の煮詰まり具合に慄いています。
以前、「小泉政権になって以来、ワイドショーの視聴率が上がっている。最近、ワイドショーに政治の話題を多く取り入れ、ワイドショーがニュース化していることも注目される」なんて記事を読んだことがありましたが、違うっしょ。「ワイドショーがニュース化」しているのではなく、「ニュースがワイドショー化」してるんでしょ。
最近のニュースの馬鹿馬鹿しいこと……国を挙げてのエンターテインメントですか、政治家の一挙手一投足は。
マスコミの田中真紀子叩きも、もはや裏があるとしか思えないフィーバーぶりで……。
アレは何ですか? どうでもいい枝葉のことで社会を引っ掻き回して、世間の注目が集まらないところで依然として機密費を乱用しようという外務省の方針に、金でも掴まされたマスコミが加担してるんですかね?
確かに田中真紀子には(その言動において)突っ込むべき配慮足らずな面が多々ありそうですが、それ以前の問題で、こんなにこんなにこんなに国民を馬鹿にしている外務省の人間(と言うか政治家と官僚たち)を白昼の下に引き摺り出すことの方が、比べものにならないほど重要なことだと思うのですが……。
この規模の一掃改革は、今までの外務大臣(と言うか政治家と官僚たち)が一切してこなかったことで、逆に言うなら、田中真紀子ほどの(ある意味では非常識と評される)エネルギーがない人間には、到底出来ないことだと思うのです。(私的には、小泉よりもよほど政治の世界を変えようという気迫を感じるんですがね。小泉に感じるのは特攻への並々ならぬ熱い想い……)
大体、国民が政治運営資金として支払っている税金を、やれパーティーだー、やれ十数万円のホテルに宿泊だー、などと役人が私用で使っている、と言うことが露見した今になっても、その馬鹿者たちが政治家生命を断たれずにのうのうと現職のまま仕事をしていること自体、クレイジーだと思うし、その人間を裁こうという動きに歯止めが掛かること自体、どこもかしこもオカシな話だと思うのですが……。
このリストラが蔓延する世の中で、どうしてこんな不公平が許されるのか……。被害者である国民は大激怒する権利があるにも関わらず、その権利を放棄しているし……。
マスコミは本来、社会悪や一部の特権階級が暴利を貪ることを阻止するために、ペンをもって国民に悪事を知らしめ、注意を呼びかけ、警鐘を鳴らし、世の中を良くすることがその存在意義だと思うのですが、今時そのような正義感に燃えたジャーナリストは、いないのか、いても潰されるのか……どちらかは分かりませんが、とにかくなかなかお目に掛かれません。
表面の派手なイベントばかりを面白可笑しく報道し、田中真紀子を叩き潰すことに力を入れているマスコミですが、本来なら、弱き立場の国民の代表として、現在中途半端に止められている機密費問題を徹底的に問い質し、田中真紀子が行おうとしている一連の一掃改革の実現に協力するのが筋でしょう。田中真紀子の政治家としての手腕を問い、結果如何によって扱き下ろすのは、それからだって遅くはない筈です。
「このまま田中真紀子が大臣を続けると、外務省がメチャクチャになり、国益に関わる」なんて陳腐な意見もありますが、日本の政治なんて今のままで充分に腐り切っていてメチャクチャなんですから、ザッツオーライ。どうせ、田中真紀子のやろうとしていることを行った際の「メチャクチャ」は、現在旨い汁を吸っている人間にとっての「メチャクチャ」なのでしょうから、ガタガタ騒げば騒ぐほど、彼らが裏で何をしてきたかが透けて見えそうではありませんか。
今まで露見しなかっただけで、私たちの税金が、クソ高い税金が、一部の政治家や官僚たちによって無駄に使われ、そんなことを延々繰り返してきて今に至るのです。そしてそれが報道され、周知の事実になっても、まるで変わる気配がないのです。
たかだか「指輪を無くして、盗んだ呼ばわり!」なんて些末なことで、その大きな改革を邪魔するマスコミにも腹が立ちますが、こんなに馬鹿にされていても変わろうとしない国民にも腹が立ちます。
ただこのように、国民を無気力に仕立て上げているのは今の社会システムで、この実に巧妙な社会システムを作っているのは政治家や官僚ですから、この悪循環の輪を断ち切らない限り、暗く淀んだ日本の政治は延々と続くのでしょう。
──と、言うことで、田中真紀子のエネルギーでこの悪循環の輪が断ち切れないものかと、依然として期待しているのであります。同時に、一個人に頼っていても自分から変わらなければ世の中は変わらないと思うので、小市民の私は小市民なりの遣り方で信念を持ち続けて行こうと、叩かれる田中真紀子を見ながら思いを新たにするのでした。
寒くなりましたね。もう冬の気配が……。
インターネットが普及した功罪は、功、罪、共に数多くあります。中でも、功、罪のどちらでもメインとして注目されるのが、コミュニケーションという分野においてではないでしょうか。
外出もままならない一人暮しのお年寄りが、難病に苦しむ人々が、インターネットを通じて、様々な世代や様々な環境下の人々と出会ったり、もしくは同じ境遇に生きる仲間を見つけ、悩みを打ち明けあったり……。支え合い、情報を交換し合い、幅広い人生を満喫する──とても素晴らしいことだと思います。
現代社会に多く見られる引き篭りという現象に対しても、顔の見えないコミュニケーションであるインターネットは、彼らヒッキーが社会に踏み出す、もしくは社会に舞い戻る架け橋になるのかもしれません。と、同時に、もうひとつの可能性も見過ごす訳にはいきません。
──顔の見えないコミュニケーションであるインターネットが普及したから、安心して引き篭る人が増えたのかも……。
ちょっとここら辺り微妙で複雑な問題なので、表層のことだけを追う訳にはいきませんが、私なりの総括を言うならば、「世の中、便利になればなるほど、本質部分での大事なものを失って行くんだね……」ということで落ち着きそうです。
さて、なんでこんな話がいきなり始まったのか。それは、極々普通に閲覧していた極々普通のサイト、YAHOOのトップページ中央に掲げられた燦然と輝くバナー広告に、ちょっと度胆を抜かれたからなのであります。

……………………「ポップな」という形容詞と「鬱病」って、連結できない組み合わせだと思っていたのに、世の中日進月歩で進化しているようです……。デジカメも当たっちゃうらしい……。
つい今し方、心打つお手紙を頂きました……。
ご本人にのみ返事を返そうと思いましたが、私へっぽこプログラマーから、これからこの世界に飛び込もうとしている夢多き若者に贈るメッセージとして、いつかこの話題に触れたいと思っていたので、渡りに船とばかりに、メールの一部抜粋と回答という名の私の見解をご紹介しましょう。
お聞きしたいことがあります。単刀直入に言うと、
「鷹瀬さんの会社はどうやって、未経験者の出向を可能にしているのでしょうか?」
という質問です。
僕は少し前に、派遣を専門でやっているソフト会社に転職しました。
僕は理系なんですが、この業界ははじめてでした。未経験者OKの会社です。
はじめは社内で勉強していたのですが、入って一週間で出向先に面接に行くことになりました。
そうなってから知らされたんですが、会社が僕の嘘の経歴書を作って、経験者ということにして面接に行くのです。経歴に書かれている仕事内容を営業の人に適当に教え込まれ、一緒に面接を受けます。ひやひやの面接です。
出向が決まれば、仮面をかぶったままの人間を通して仕事をすることになります。
営業の人達に、こんなことしていいんですかと聞くと、
「未経験なんだからしょうがないんだよねー」
「みんな通ってきた道だ、はっはっは」
と言います。
そんな会社でした。
………………………………ああもう……なんか他人事ではありません。状況が手に取るように解かります。だってまさしくワタクシ、この件に関して経験者ですもん。気分的には体験者って感じでしょうか。
さて、私の感想と共に、細かく質問に答えて行きましょうか……。
僕は理系なんですが、この業界ははじめてでした。未経験者OKの会社です。
いきなり事の顛末が暗示されるデッド・ワードの出現です。
「未経験者OKの会社」──こらもう既にヤバイです。なぜヤバイのか、以前に【過去の就職&職場体験記】(7)ソフトウェア業界への就職〜前準備「T社/会社概要」にも書いたことがありますが、改めてここで「未経験者OK」についての、当時の私の考察を紹介しておきましょう。
IT時代の流れを汲んで、世に氾濫するソフトウェア会社……数が多くなればなるだけ質の差も出てきます。質の良い会社は当然、質の良い経験豊富なPG・SEを雇います。中途採用の条件は、未経験者の私には手が届かないほど高いハードルでした。
職安にはPG・SEの求人案内が山ほど用意されていましたが、条件欄には「実務経験3年以上」「経験者のみ」「資格保持者のみ」というコメントが書かれているのが当たり前でした。「未経験者OK」などと書かれている会社は、書面上からだけでも胡散臭さが漂う始末でした。
探して探して探して……「未経験者OK」で、「残業が月20時間以内」、そして「最低線、書面上からまともそうに見える」会社はたった2社しか見付かりませんでした。その2社の内の1社がT社です。
今だから分かることですが、このご時世この業界で「未経験者OK」などと堂々と謳っている中小企業は、会社として意識も質も低いのではないでしょうか……。(一概にそうとも言い切れませんが、割合の問題として)
未経験でもなんでも人を雇うだけ雇って、未熟者でも充分対応できる単純作業を大量に押し付け、不要になれば切る。私が入社したT社が、まさにそんな会社でした。T社という会社は、ある意味でQ社に負けず劣らずいい加減な会社です。
約2年前の言葉ではありますが、当時よりも状況は深刻になり、ますます買い手市場になっている訳で、そんな中での「未経験者OK」はとてもデンジャラスです。
「1人の採用枠に78人が応募してきた」──そんなふうに放っておいても人が群がる会社がある一方で、「未経験者OK」とまで門戸を解放しなければ人が集められない、もしくは、集めても集めてもいなくなってしまう会社というのは……どう転んでもヤバさに加速が掛かるばかりです。
はじめは社内で勉強していたのですが、入って一週間で出向先に面接に行くことになりました。
Ohhhh! 懐かしいフレーズです! 「入って一週間で出向先に面接に行くことに」! う〜ん、よくある。少なくとも私はよく見てきました、こういう事実を。
私自身は1ヶ月の研修期間がありましたが、私がZ社の前に出向していたN**社には、「先週入社しました」という未経験者の新人が「研修を兼ねた出向」をするため、頻繁に送り込まれていました。そして、「お金を貰いながら勉強ができるんだよ〜」と満面の笑みでほざいていたのが、私の会社の犯罪者の社長です。ハイ。
ある意味では、PG・SEなんてものは、いや、もしかしたら全ての仕事とは、「習うより慣れろ」が真実かもしれません。実際、いくら社内で勉強をしていても、実務レベルでその勉強の知識が活かせるか、というと、これがなかなかどうして活かせません。
また、ある仕事をこなしたからといって、その経験が次の仕事に100%活かせるかというと、それさえもままならないケースが非常に多い。それぞれの仕事には特徴があり、次に繋がるスキルを効率良く磨ける王道ばかりを通っていられないのが現実です。
──では経験とは、スキルとは何を指すのか?
私が思うに、経験とは、「解からない問題にぶち当たった時に、それでも何とか独力で解決できた」経験であり、スキルとは、「どんなにテンパっていてもパニック状態に陥らずに、納期に間に合わせる根気と体力を持ち、どんな時でもそれを発揮できる」スキルなのではないでしょうか。
いや、勿論これだけではありません。ありませんが……イメージ的に……。
上記以外にも、この業界が経験者を求めるのにはそれなりの理由があります。
IT業界の人の出入りは非常に激しいのが現実です。一見華やかでクールに見えるSEの世界。将来不安なこの世の中で「手に職を……」と考えた時、最もメジャーな職業として目に映るのが、IT業界なのだと思います。
しかし実際にその世界に入ってみれば──余程上層部に食い込めば話は別ですが──8割方の下々の主な仕事は頭脳土方。1日中席に座ってモニターと睨めっこにも関わらず、体力勝負の壮絶な世界……。美しい夢に破れて「もう二度とここには戻らない……」と辞めて行く人間は、非常に多いのです。
逆に、常に常に「モノを作る」仕事ですし、ひとつの山を越えた暁にはそれなりの達成感も得られますから、楽しめる人にとっては、楽しい仕事だと思います。加えて言うなら、社会性に乏しくとも、人格に問題があっても、(他の職業に比べて)勤め易い職業だとも思います……。
どんな仕事でも向き不向きという問題はありますが、PG・SEといった職業は、不向きの場合、会社を辞めるほどの負のエネルギーを包括した職業だと思います。
──なぜか。簡単に言うと、ハードで薄給だからです。
先ほども書いたように、トップクラスのエンジニアになれば話は別です。職務内容はよりハードかもしれませんが、インテリジェントでクリエイティブでエキサイティングで、更には高給(雰囲気的にここだけ漢字)の特典付き。それこそ世の中の一般的な夢幻想に当てはまるクールでナイスなSEという奴です。
しかし、そろそろ多くの人が気付き始めていると思いますが、クールでナイスな職業に就くことが出来る人間は、いつだって、どんなジャンルでだって、少数なのです。
いきなりですが眠いです。続きはまた明日。後編にてお届けします。
間をおきまして、「IT業界で働くということ」の後編です。最近約束が守れない人間になりつつあります。良くない傾向です……。
さて、入社1週間で出向先に面接に行くことになったという、この方の動揺は続きます。
そうなってから知らされたんですが、会社が僕の嘘の経歴書を作って、経験者ということにして面接に行くのです。経歴に書かれている仕事内容を営業の人に適当に教え込まれ、一緒に面接を受けます。ひやひやの面接です。
さあここで、前編での雄叫びをもう一度。
Ohhhh! 懐かしいフレーズです! 「嘘の経歴書を作って、経験者ということにして面接に行く」! う〜ん、よくある。少なくとも私はよく見てきました、こういう事実を。そして今度は見てきただけではありません。これまた経験者です。おっと、前編に合わせてより重みのある言葉にしましょうかね。ええ、ええ、ワタクシ、体験者です。
私の場合はこの方よりも事態がちょい深刻……っつーか、単に酷でした。なぜなれば、「経歴に書かれている仕事内容を営業の人に適当に教え込まれ」のステップが抜かされていたからです……。
──そう、私が自分の履歴書が改ざんされていることを知ったのは、面接本番ジャストその時、面接官とT社の人間(社長とY下と私)の間に置かれた自分自身の履歴書を覗き込んだ時だったのです。
当時まだピュアだった私は、これだけでも相当会社に対して胡散臭さを感じてしまいましたが、T社の場合はこれだけに留まりませんでした。……そう、嘘の経歴書を作ったのが営業ではなく、社長自らだったというT社らしいオマケが付いていたのです。
社長お手製のこの改ざん履歴書によると、私はどうやら新卒と同時に入社したN社で、VB使ってプログラム開発をやっていたらしいのです! マジっすか? N社ほどの会社になれば、そういう土方的な開発は、外注したり、出向社員にやらせているんじゃ……。そんな突っ込みもないままに、嘘で塗り固められた私の履歴書は続きます。
ほーう、この履歴書によると、どうやら私ってば次のQ社でもプログラム開発やっていたらしいっすよ〜。よほどこの仕事が好きなんだね、ってなもんでしょう。結果的に、プログラム開発暦3年とかなってるし。事実の6倍ってのは、ちとやり過ぎなのでは……などと思う間もなく、虚実が交錯している履歴書は尤もらしく授与されています。
私の身売り交渉……もとい、出向先面接では、私以外にもう一人T社から出馬している人がいました。大嫌いなY下です。
たった半年しかT社に在籍していない私の履歴書が華やかに嘘塗れだとするならば、当然、T社古株のY下の履歴書は弾けんばかりでした。システムの構築から運営まで手掛けたことがあるわ、プロジェクトマネージャーだったことはあるわ、データベース構築もちょちょいのちょいだわ、オラクルマスターだわ……。
内部事情を知る者であれば、聞いているだけで恥ずかしさの余り居たたまれなくなるほどの職歴美辞麗句のオンパレード。……………………これ、詐欺罪に当たらないのでしょうか?
私が心の中で詐欺罪云々を心配している横で、渦中のY下は余裕シャクシャクです。PGとして歴が長いとかそういう問題以前に、さすがT社の古株だけあるY下は、こういった改ざん履歴書には慣れているようで、調子を合わせて「ああ、まあね」的な余裕すら垣間見せています。
劇画的に効果を表すならば、この時のY下には、TMRよろしく、何故か下から風が吹いてましたとも。
結局、私はそれほど期待されず、Y下は多大なる期待を寄せられて、Z社への出向が決まったのであります。
さあ、ここで、再びメールに戻りましょうか。
出向が決まれば、仮面をかぶったままの人間を通して仕事をすることになります。
営業の人達に、こんなことしていいんですかと聞くと、
「未経験なんだからしょうがないんだよねー」
「みんな通ってきた道だ、はっはっは」
と言います。
Ohhhh! 懐かしいフレーズです! 「こんなことしていいんですかと聞くと、『未経験なんだからしょうがないんだよねー』『みんな通ってきた道だ、はっはっは』と言います」! う〜ん、よくある。「ある」というか、やりました私も。ニアリーこの会話を。帰り道に。
私の場合は、「何かあっても社長が勝手にやったことだし、アタシャ知らんよ」という気持ちでZ社に出向していたのですが、どのみち最初に与えられたプロジェクトが大変で、1ヶ月で逃げおおせることばかり考えていたので、「仮面をかぶったままの」人間関係を長いこと続けていましたが……。
結論を言うならば、「みんな通ってきた道だ、はっはっは」というのは、中小企業においてはそう常識外れなことではないらしい、というのが事実のようです。
それまでも決して尊敬も好感も抱いていなかった会社であり、社長でしたが、この履歴書改ざん事件を通してほとほと嫌気が差したもの事実でした。しかし、その後、受け入れ先のZ社の社員と仲良くなり、「私の履歴書、アレ、嘘ばっかりなんですよ」と話すと、アッサリ言われたものです。
「ああ、うん。経歴書に嘘書くのはね、皆やってるよ。こっちもそれは承知で出向社員を招き入れてるから気にしないで。どうせ半月も雇ってれば使える人かどうかは分かるし」
──世の中は、こういうふうに成り立っているようです。
「汚っ!」とか「付いて行けん」とか思う方が、少なくとも日本社会においては常識知らずとされてしまうのかもしれませんが、私としては、こういう歪みを目の当たりにする度に愕然とする精神を持ち続けている人の方が正常だと思います。
暗黙の了解に慣れすぎると、暗黙の効かない世界で非常識になりかねません。ローカルな常識に縛られるよりは、グローバルな常識をわきまえて生きて行きたいものです。
そしてメールはこの一言に集約されていました。
そんな会社でした。
うん、ウチも。こんな会社です。…………現在形が哀しい今日この頃。過去形って素晴らしい。
──以上。これが私の総括です。
席替えしたずら。
仲良しスーとは遠く離れるし、「モニターが覗かれ易い嫌な席」から、「ボスからモニターが丸見えの更に嫌な席」に移ったずら。最悪。
残業時間を見ていただくと分かるかと思いますが、現在抱えているプロジェクトが収束に向かっています。
今週の金曜日が最終〆切のため、木曜日、金曜日はバタバタするかもしれませんが、明日は暇が約束されているエアポケットのような1日なのです。
次に放り込まれるプロジェクトは既に決まっており、下手をすると、明日が……明日こそが、有給を取るにふさわしい1日かもしれないのです。
しかし、体裁というのは厄介なもので、暇であろうと、〆切2日前に有給を取る、ということ自体、許される雰囲気ではありません。しかも、皆が暇ならまだ手立てはありますが、担当分を明日仕上げる人もいる中で、明日有給を取るというのは……。
もーこーなったら病気になるしかありませんっ!
思い立ったが休日……もとい、吉日。今の今まで元気だった人間がいきなり休むのもナンだよね、ということで、業務中暇を見付けていきなり布石を打ち出すワタクシ。
「ごほっごほっ。あ〜なんか喉痛いなぁ〜」
しょせん脳味噌リトルな私の布石なんてこんなものです。しかもこの布石、誰も受け止めてくれません。アタシャ自分がシカトされた瞬間を、しかと受け止めましたとも。
……………………あうっ! 言葉遊びなんかしている暇はなぁーいっ! もう一度チャレンジよ!
「なんか目の奥が痛いような……」
さっきまでは「風邪」という路線で休もうとしていたのですが、アッサリ黙殺されて動揺してしまい、俄かに作戦を変更し出すワタクシ。
しかし言いながら、ふと我に返って明日の欠勤通知メールの文言を吟味します。「眼球に激痛が走り、本日お休みさせて下さい」──変にリアルだけどしょせん滑稽。駄目だこれ。パス。次。
「胃が痛いよ〜」
これならどーだ! 普通でいいんだよね、普通で。普通は良いケド、普通過ぎて効果ないかなぁ。「胃が痛い」って病状というよりは、切羽詰った状況を表す比喩的表現の意味合いの方が強いもんなぁ。これも駄目か? パス? じゃあ、次……次かぁ……。
「う……頭が……」
「鷹瀬さん、さっきからなに病人のフリして遊んでんの?」
隣席の方からのスーパーナチュラルな突っ込みが炸裂しました……。
布石を打とうとして自ら首を締めてしまったらしい午後の調べ……。明日、「体調が悪いので休みます」のメールを打ったら、ある意味、今日の行動の意味がすべて布石となって分かるんだろうなぁ……。
本日耳にした、Z社を表す端的な会話。
社員 「すみません……休日出勤しますから、今日、定時で帰っていいですか……?」
Z社仕様の基本構文……私の世界の基本構文とかなり異なります。では、私の世界の基本構文とはどんなものか。
鷹瀬 「すみません……休日出勤しますから、明日、休んでいいですか……?」
もしくは、
鷹瀬 「すみません……休日出勤しますから、本日、もう帰っていいですか……?」(午前使用時に限る)
……こんなに違う意識の蔓延する中で仕事をするというのは、何と苦痛なことか。
大体、定時に帰る人が何故謝らねばならんのでしょう? 謝らせてしまう雰囲気も、謝ってしまう人も大っ嫌いです……。
このように、私の世界では既に間違っているこの第一声、やはり間違った返答を誘発するようです。
ボス 「お! ついに目覚めたか?」
社員 「いえ、あの、残業すれば終ると思うんですけど、ちょっと季節の変わり目にはいつもなんですが、調子が悪くて……。1日寝れば持ち直すと思いますので」
ボス 「ふーん。じゃ、まぁゆっくり休んでくれや。明日の朝まで」
終始間違ったまま、会話終了ーっ!
自発的な休日出勤で「ついに目覚めた」ことになるなら、私は一生眠ったままか。「明日の朝まで」って、フツーじゃん。
たとえ冗談でも、具合の悪い人に「大丈夫?」の一言もなく、「無理しなくていいよ」の一言もなく……というのは人としてちょっと……。言っているご本人が、かなりの無理をしてでも出勤しシャカリキに仕事をする方ですから、「無責任に言っている」とは思いませんが、こういう状況、こういう感覚に対する嫌悪感は拭えません。
──本当に、日常の端々に、意識の違いを感じます。直接被害がなくても、聞いているだけでも結構辛いです。
勿論CMなんて、不条理へ理屈矛盾に勢い当たり前。そんな基本は百も承知、という認識であっても、思わず常識と言う名の突っ込みが炸裂してしまったこのCM。私は完璧な失敗作だと思っているのですが……。
中山美穂出演のテレビが見られる省スペースPC、バリュースターのCM、移動が簡単楽々だということをアピールしたいがために、一般庶民生活の根底を見失った模様。
「彼女は大金持ち。召使は1000人。部屋もたくさんある。あっちこっちでバリュースター」
──とかナレーションが入りながら、中山美穂、色んな部屋で、このバリュースターでテレビを見ているけど………………大金持ちは1部屋に1台のテレビくらい買えるんじゃないか? それに大金持ちなんか働く必要ないんだから、そんなにちまちま時間を使う生活形態取ってないんじゃない? どうして省スペース型のPCが生まれたのかって、皆、PCのモニターが邪魔になるほど狭い家に住んでるからだよ? どうしてテレビとPCが一体化したって、やっぱり狭い家に住んでるからだよ? そもそも大金持ちはバリュースター買わないでしょ。マニアでもない限り。
疑問違和感溢れまくり。
基本的にはどうでもイイ話ですが。
昔々、確かハッシュドビーフのCMで、安田成美が
「アラ、こんな〜ところに牛肉が♪ 玉ね〜ぎ玉ねぎあったわね♪ ハッシュドビーフ、こんなに美味しく出来ちゃった♪」
と唄いながらハッシュドビーフを作るCMがあったのですが、当時、「牛肉は『アラ、こんなところ』には無い! 一般家庭の経済状況と冷蔵庫を全く把握していない!!」という主婦からの物凄い抗議の電話が掛かって来たとか来ないとかいう話を聞いたことがありますが……。
やはり日常生活に絡ませたCMを作るなら、庶民の生活を熟知したバランス感覚のある人が脚本に関わらないと……。ちょっとそう思いました。
「職業に貴賎なし」と言ったのは誰でしたか……。「職業には貴賎はないけれど、人間には貴賎があるでしょう」とズバリ本質を語ったのは塩野七生でしたが。
そう、職業に貴賎はない。でもね。つまる、つまらんはあると思うの。つーか、あるの。絶対。
──と、言う訳で、かつて無いほどつまらない仕事をしています。
私が正社員であれば、「これは自主退社への圧力か?!」とも思うのですが、いや、実際今まさにそう思いつつもあるのですが、出向なもので、こんな嫌がらせ(だと私は勘繰っているのですが)するくらいなら辞めさせればいいのに……と、心配してしまうほどつまらない仕事です……。
大袈裟に言えば「小学生でも出来るんちゃうん?」とヤサグレたくなるようなレベルの仕事なのですが、量は膨大、加えて精密さが要求されるので、まぁ誰にでも……という訳にはいかなかったのでしょう……。
でもクズみたいな仕事です。単純だけど面倒で、簡単だけど時間が掛かる……最悪のケースです。
自主退社に追い込む手段として、第一線で働いてきた社員に単調だかしかし膨大な作業をさせる……という話を以前テレビで見ましたが……。
約20年それなりに会社に貢献してきたプライドがあった分、新しい仕事は苦痛以外の何物でもなかった。彼に与えられた仕事は、タウンページに掲載されている医療関係の会社の住所や電話番号などを紙に書き写してリストを作る、と言うものだった。来る日も来る日もこの単純作業の繰り返し。意味の見えない仕事内容に、悶々とした日々が続いた。こんな仕事を毎日毎日1年間続け、結局彼は退職を決意した。彼が作成したリストは2万件にものぼった。当然のことながら、このリストが仕事上で使用されることはなかった。
退職金を少なくするために、イジメまがいのやり方で社員を自主退職に追い込む。それが会社側の狙いだ。その一つが、それまでの経歴に釣り合わない仕事を宛がい、自ら辞めるように仕向ける遣り口である。「自尊心をズタズタに切り裂こうという魂胆が見える」と、実際に嫌がらせを受けた社員は言う。
私の場合は、第一線で働いていた訳でもなく、「会社にそれなりに貢献してきた」訳でもなく、会社に特化したプライドは元よりなく、無意味なものを作っている訳ではないと知っている分、比較にならないほど気は楽なはずです。ですから、今の自分の心境を比較対象の手段として、会社のために働いてリストラされた人々の無念を思うと、本当に遣り切れない思いが込み上げて来ます。
色々書きたいことがありますが、それは明日にでも……。
仲良し社員のスーが新婚旅行のスペインから帰って来て、はや1週間以上が経ちます。彼女は今、ほぼ常駐で出向しているため、会社で会えるのは週に1回程度。
その点のような帰社日に、「鷹瀬さんにお土産があるの」と言って贈ってくれたのが、以下の小物入れ(5cm×5cm×5cm)でした。

スーからの贈り物
こ、これはかなり嬉しいっ! ありがとうスー!
うわぁいと喜びつつも、ふと「月か……」と手を止めるワタクシ。そう言えば、礼節を知るアメリカ人からの贈り物も「月」だったな……。

礼節を知るアメリカ人からの贈り物
(詳細は【本日のヒトコマ】vol.28参照)
別に月は嫌いではありませんし、いや、好きと言っても問題ないくらいの感情(?)を抱いていますが、しかしなぜこうも月なのでしょうか? 私の身の回りのモノに月を連想させるようなものはなく、月に特化した意見感想を述べたこともないのですが……。
実は、今回たまたま2回続けて、という訳でもないのです。私の(若かりし頃の)人生に、月は派手に関わっているのですが、心の傷になるほど恥ずかしい体験談なので、それはここでは割愛させて頂きます……。
さて、私が以上のような理由から、スーからの贈り物を両手に乗せたままの状態でじっと見入っていると、何を誤解したのか、スーが済まなそうに言うのです。
スー 「小物入れったって困っちゃうよねぇ、何入れるか。こんなに小さくちゃ、別に入れるモノなんかないもんねぇ」
鷹瀬 「いやいや、そんなことないよ」
指輪とか入れるから──そう続けようとした私に、清く明るく正しい笑顔で具体例を挙げるスー。
スー 「そうだな……痛み止めとか入れたら?」
い……痛み止めっすかっ?! 普通に女の子らしく指輪とか入れちゃ駄目っすかっ?!?! 何を入れるか無限の可能性を秘めた小物入れに入れるモノの筆頭に挙がった具体例が、なんで痛み止めなんですかっ?!?! それはスーのマニアックな趣味?! 信念?! それとも私のキャラのせい?!?! アクセサリーが似合わないなら似合わないなりに、「クリップ」とか「画鋲」とか、入れるモノはいくらでも候補が挙がるじゃないかーっ! なんでよりによって痛み止めなのっ?!
私には月を連想させる、太陽の似合わないアンニュイな雰囲気があるところまではいい、百歩譲って承知した。でも痛み止めを連想させるような雰囲気まで纏ってますか、私はっ?!(涙)
なんでこんなに可愛い小物入れに痛み止めを入れることを勧められるんだよーっ!!! 何なんだよーっ!!
明日。
来週。
私は占いを鼻で笑うくせに、血液型は気にするという、嫌な感じに独断入った人間です。自覚あります、120%。
しかしこの血液型での大雑把な人格分類の際、キーワードになるのは「B型か、そうでないか」であって、要するに私の「血液型を気にする」レベルは、イコールそのまま「B型を気にする」に置換えることが出来そうです。ちなみに次に気にするのは「A型かどうか」でしょうか。
ここで、「ではB型だとどうなのか」ということになる訳ですが、これまた導き出される結論は超個人的で、法則などなきに等しい状態です。すなわち、視界に入れることすら嫌悪を抱くような相手がB型だと判ると「やっぱり!」と思いますし、メチャメチャ良いっ!と膝を叩きたくなる相手がB型だと判ると「やっぱり!」と思うので、好悪感情は血液型で示される大雑把な性質には左右されていないのが実情です。
ただ強いて言うならば、B型は良し悪し問わずに大胆でやることのスケールがデカイ、自由気ままで悪く言えば自分勝手、エネルギッシュ、後先考えてなさそう、というのが私の中にあるぼんやりとしたB型像なのであります。これも、あくまでもぼんやりとしたイメージでしかなく、ゴロゴロと例外を産み出していますし、当てはまらなくても驚きもしませんが……。
※世界のイチローと浪花のプリンス新庄のパラドキシカルな具体例(2001年7月17日参照)を知って以来、血液型に対する信頼もちょっと鳴りを潜めているようです。
これはもはや一般的なイメージになりつつあるのかもしれませんが、ここで私の抱いている血液型のイメージと言えば、こんな感じです。
B型……大雑把、大胆、我が道を行く、協調性に欠ける、楽観的、天才気質
A型……神経質、デリケート、繊細、真面目、努力型、悲観的、秀才気質
AB型……変なところで神経質で変なところで大雑把、他人に理解され難い拘りを持つ、躁鬱激しい、変態気質
O型……大らか
………………だからどう、と言うことはまるでないのですが、何となく……。
さて、私が上記のようなことにしっとりと拘っていようとも、「じゃあ何か? 世の中4種類の人間しかいないんかい!」という非常に真っ当な感覚で生きている人は大勢いる訳で、私の親愛なる友人Cも、まさしくそんな感覚の持ち主でした。(ちなみに彼女はB型)
そんな友人Cからちょっと微笑ましいメールが届いたのでご紹介しましょう。
つい最近、衝撃の事実が!
我が家の女姉妹4人の血液型は、3人がA型でB型は1人。そう、私だけだった!
今まで知らなかったのも我ながらマヌケだったけど、根本的な違和感を感じていた大きな理由を見つけた気分。納得がいったね。
ちなみに、仲の悪い兄はA型。母親はAB型で、父親はA型。
血液型を気にするなんて、、、と笑ってたけど、考え直すべきかもしれないわ。
そしてワタクシ、こんな返事を送ったのであります。
──ね? 血液型って侮れないんだよ。
たった4種類だけで人間を測ること自体間違っているとは思うけど、でもね、侮れれないんだよ……。
しかしA3人、B1人ってのも壮絶な組み合わせだね……。私に言わせれば逆パターンよりはなんぼかマシだが……。(A1人、B3人だったら私は中学入学と同時に家を出る)
すると、こんなお返事が……。
A1人・B3人ケースで苦しむのは1人だけど、
A3人・B1人だと4人全員地獄だわね。
う、上手い……っ!
友人Cってば、謀らずも自らB型の破壊力を的確に表現して下さった。しかし、上手い言葉です。非常に上手い言葉です。友人名言録に載せておかないと……。
最高の環境で最低の仕事をしています。──すなわち、完全な個室で、1秒たりとも休むことの出来ない仕事をしています。
ネットサーフなどで気分転換を必要とするような高度な仕事ではなく、ただひたすら走り続ける単純精密作業。時折挟む申し訳程度の休憩は、目を瞑って苦悶の表情を浮かべることのみ。
クソつまらん仕事のクセに、量だけは膨大にあるので、定時で帰ろうと思うと、始業時間から終業時間までマシンと化してキーボードに向かわねばなりません。ノートとデスクトップを2台並べての作業ですが、モニターを凝視していると目が霞むので、モニターから少々離れ、背筋を伸ばし、目は疲れるので半開き、眉間にシワ、右手と左手のそれぞれにマウスを持って同時に黙々と作業をしているところを、電話の取り次ぎに現れた社員にウッカリ見られ、大変恐がられました。
つまらん仕事が来ると、「ああ、自分はこの程度の人間と思われているのね」と、外からの評価を知り、結構ガッカリするものです。たとえ「自分は無能な人間ではない」と信じていても、「出向だから育てるつもりはないんだろうな」やら「残業を拒否していればこういう扱いになるのかな」やらという言い訳を見付けても、正直な話、ヘコむものはヘコみます。
私は恐らく平均以上に、会社という環境を人生の中で軽視しているので、ダメージはそれほど大きくはないのかもしれませんが、それでもヘコんでいる自分を自覚するにつけ、「こりゃあ、会社以外に自分の時間を持っていない人がこういう扱いを受けたら、『残業しますからちゃんとした仕事下さい!』ってなるだろうなぁ……」と、社会の悪循環を容易に想像できます。
10の仕事があれば、10人に等分に1ずつ行き渡るのが理想ですが、現実はほぼ100%の確率で、そのような分配になりません。10の仕事があれば、一番有能な1人に4、次に有能な人に3、そして3の仕事を残りの8人で受け持つ……大袈裟に言えば、これが会社というものだと思います。
給料にもこれだけの差が表れれば文句はないのでしょうが、仕事量の差と、給料の差は、そこまで正比例するものでもありません。仕事量が4倍くらいで、給料は2倍がイイトコ……それが現実ではないでしょうか。
無能な人、働かない人に囲まれて、人の何倍も働く極一部の有能な人の原動力は、「俺(私)がいなくちゃこの仕事は回らない」という誇りと責任感でしょう。周囲の人間から「凄い」「あの人は有能だ」と認められることで、安い給料でも頑張れるのかもしれません。
有能な人は給料ではなく、自己実現の場を与えられることで満足し、会社はそういう人達を上手く使う……──お願いだから勘弁してくれ、と思います。使う会社と使われる社員の間で納得が行っているのだから、本来は戦線離脱している人間がとやかく言う筋合いではないのですが、こういう無償奉仕をする人間が多すぎるので、会社は益々いい気になり、そういう風潮が、「普通に人間らしい暮らしがしたいんですケド……」という当たり前の希望を非常に難しいものに仕立て上げているのです。
たくさん働く人はたくさんお金を貰う。そうでない人はそれなりに。──このラインを明確に引き、選択の自由を与えるくらいの余裕がなぜないのでしょうか。
有能も無能も一億総シャカリキ。一億総サービス残業。
サラリーマン社会にいると、生き方の幅が狭い狭い。20代後半で、その後の人生が見通せる……そんなのつまらないじゃないっすか。
何が言いたいかといいますと、安月給でコキ使われている有能な人が、まずは己の仕事量に相応しい対価を会社からもぎ取る。こんなことからでも、社会システムは変わるのではないか、ということです。
世の中は、日本の社会は、様々な理不尽が絡み合って構成されているのです。弱い立場なら弱い立場なりに、どんな立場にいる人でも、この絡み合う理不尽のどこかしらを解消できる力を持っているのです。
2000年12月11日の日記に、別の角度から似たようなことを書いています。お暇な人はどうぞ。
喉が痛いよ〜。風邪か? あんまりつまらない仕事してるから、風邪引いちゃったのか?(我ながら凄く荒業な理由……)
Webサイトを開設しているからなのか、ヨロシクないサイトの閲覧中にIPを抜かれてしまったからなのか、毎日のようにいかがわしいスバムメールが届き、いい加減イライラします。
携帯メールなどと違って、受信しただけ私に料金がかかる訳ではないので、どうにか受信する度に「送信者の禁止」設定をすることで、2度目のメールは受信しないよう消極的な対策は打ち立てておりますが、如何せん、アカウントを微妙に変えることで同じドメインの犯人は私の受信トレイにまんまともぐり込むので、これはもう完璧なイタチゴッコの世界です……。目の前に送り主がいたら横っ面を引っ叩いてやりたいくらい頭に来ているのですが、警察が動いてくれるほどの被害がないので、ただただ黙って受信するより手はありません。
以前、スバムメールに腹を立てた人が、送り主に「いい加減迷惑メールを送りつけるのは止めろ!」という攻撃的なメールを送り返したところ、1日に1000通もの嫌がらせのメールが届くようになった……との記事をどこかで読んだことがあり、それ以来、くっそう、と思っても行動に移さず、ひたすらに「送信者の禁止」「送信者の禁止」とせっせと処理していました。
友達のように語り掛けて来るメールあり、秘密を打ち明けるが如くにオイシイ話を持ちかけてくるメールあり、どどーんと用件を全面に押し出してくるメールあり、アプローチの仕方は様々ですが、迷惑度合いは均等です。
「今後このようなメールを拒否される場合は、お手数ですが
*****@*****.co.jp までご連絡下さい」
などという結び文句で、一見常識をわきまえたようなフリをしているスバムメールもありますが、「騙されねぇぞ」という疑心暗鬼のもと、やはりせっせと「送信者の禁止」設定をするのが関の山でした。
しかし、そんな中、とある方がこんなことをのたまったのであります。
「いやさぁ、毎日送り付けられるスバムメールが邪魔臭かったから、『受信拒否する方は返信メールを下さい』って書いてあるスバムメールには、面倒だけど返信するようにしたんだよね。そしたらちょっとはスバムメールが減ったよ」
え? そうなん?? 私が疑い深いだけ? 素直な態度には素直が返って来るの??
揺れる乙女心……。そんな私を試すかのように、早速届いたスバムメールには、こんな結び文句が添えられていました。
今後このようなメールの配信を希望しない場合はお手数ですが、このままご返信くだされば当方のリストからアドレスを削除致します。
希望しません。だからもう2度と来ないで頼むから──そんな思いの丈を伝えるつもりで、言われるままに返信ボタンを押してみました。
──結果、今までの3倍のスバムメールに悩まされることになりました。
………………………………嘘吐き……。
今週中には……。ちょ、ちょっとココ、12月9日までに書きますわ……。時機を逸したらズルズルと……。
| 2001年11月の勤務表 |
| 出勤日数 20日(うち休出 0日)/勤務時間
167:20/ |
欠勤日数 0日/ |
有給休暇 1日/ |
| 月残業時間 17:20/ |
日平均残業時間 0:52/ |
今月最高残業時間 2:50/9(金) |
| 【一言】 先月より楽になっているのに、そんな気がしないのはなぜ……? |
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