2001年10月の日常日記&コラム

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揺れる世界平和。揺れる個人の安息の地。

2001年10月の小見出し一覧
◆注目の日記にはセルに水色を付けています◆日付を押すとジャンプ出来ます◆
 01(月) 金曜日の夜に  02(火) 小休憩  03(水) 小休憩
 04(木) 小休憩  05(金) 「反則王」に見る韓国事情  09(火) 脳疲労のこと
 10(水) 冬到来の予感  11(木) 日印関係にヒビ  12(金) 日中関係にヒビ
 15(月) 小休憩  16(火) 小休憩  17(水) 有給累計27日(残7日)/
 18(木) 小休憩  19(金) 小休憩  22(月) 優しい人がイイ
 23(火) 爆弾処理班の夕食会  24(水) 幸せの青い鳥  25(木) 小休憩
 26(金) 小休憩  29(月) 狂牛病の余波  30(火) 延びる修羅場
 31(水) 20時間だった……  −  −




 2001年10月1日(月)/金曜日の夜に  雨/-2:30 
 Z社の秘蔵っ子、Yさん【人物紹介】Z社のNo.3参照)──徹夜も厭わず、休日出勤も厭わず、元来の才能に加えて努力家。そんな彼女に私から贈ることの出来るアドバイスなんて、こんなことくらいしかありません。
Y 「いや〜、昨日の日曜日さぁ……もー朝から普通に起きて、普通にスーツ着て、普通に電車乗って、普通に会社来ちゃったよ……
鷹瀬 「ええっ?! 月曜日だと勘違いしたの?!」
Y 「うん」
鷹瀬 「駅で気付かなかったのっ?!」
Y 「自分の家の近くの駅ではぼーっとしてたから気付かなかったけど、さすがにこっちの最寄駅に着いた時にはなーんか違和感があったかな……。『ん? 人少なくないか?』みたいな……」
鷹瀬 「ひえぇぇ〜。曜日感覚なくなるほど働くの、どうかと思うよ……。で? すぐに帰った?」
Y 「ううん。結局19時までいた
鷹瀬 「やーすーみーなーよー……。あのね、Yさん。自衛隊の海軍ではね」
Y 「な、何の話?!」
鷹瀬 「いや、単なるアドバイス。嘘か本当か知らないけど、自衛隊の海軍ではね、ずっと海に潜ってると曜日感覚がなくなるんだって。だからね、それを防ぐために、金曜日の夕食は必ずカレーなんだって」
Y 「ぶはっ! 毎週金曜日の夜にカレー食べろって?」
鷹瀬 「Yさんの場合は日曜日の夜がいいかもね。カレー食べたら、次の日は会社、みたいな。逆に、カレー食べるまではお休み、みたいな」
Y 「物凄いアドバイスをどうも……」
 お役に立てず、すみません。


 2001年10月2日(火)/小休憩  晴/1:15 (+0:30) 
 再び真夏日ですなぁ。


 2001年10月3日(水)/小休憩  晴/-2:30 
 本日も暑かったっすね……。
 最近……と言うか、ハッキリきっぱりクッキリ丁度1週間前から、我ながら自己嫌悪に陥るくらい自堕落な生活を続けています……。いやもう本当に……今週だけ……今週だけなので……。来週からはちゃんとしますので……。免疫ないことに手を出したもので、自己抑制が出来ないの……。
 何してるって……1日3時間ほどスコールになるだけ……。

 ……いいの、解からない人はそれで。っつーか、それが健康で健全だと思うし……。


 2001年10月4日(木)/小休憩  晴/0:30 (+0:30) 
 いやもう今週は駄目だ。


 2001年10月5日(金)/「反則王」に見る韓国事情  曇/1:00 (+0:30) 
 かねてから観たかった韓国映画「反則王」を、本日レイトショーにて観てまいりました。21時開始だから辛うじて観ることが出来たという残業具合。
 効率の悪い残業でした……。

 いくつかの質問を抱えた状態で、質問を投げ掛ける先のYさんが出向先から帰って来なかったため、延々と問題解決に挑む羽目に陥っていたのですが……。
 苛々と疑問に立ち向かうワタクシ。こんなんYさんが見ればすぐ解決するんだろうなぁ……まだかなぁ……と時計をチラリチラリ。
 夕方には帰ると言っていたのに、なかなか帰ってこないYさん。
 19時を過ぎても帰ってこないYさん。
 19時30分を過ぎても帰ってこないYさん。
 20時を過ぎても帰ってこないYさん。

 くっそ〜今日も遊べないよ……。
 そんな私の声が届いたのか、外出先のYさんからお電話が。
Yさん 『鷹瀬さん、ごめん。会社の戻るの21時頃になるわ』
鷹瀬 「あ……そうですか。えーっと、今抱えている作業に関しては、疑問点を数点残して他は完成してます」
Yさん 『あ、そうですか。じゃあ疑問点だけメモ書きにしておいてくれれば、後は私がやりますから。いいですよ、そのままで』
鷹瀬 「え……でも、これって週明け早々の提出ですよね?」
Yさん 『あ、うん。私、どうせ明日も出るから
 明日……土曜日ですか……くぅ……。
 私はさ、自分は勿論当然の休みを当然のように休みたいけど、出来れば周囲の人にも当然の休みを当然のように休んで欲しいんだよねぇ……。
 「好きでやってるんでしょ」と言えるほど、現場の空気は爽やかではありませんし、たとえこの仕事量の差が給料に反映がされていても、まぁ気まずいことは気まずいワケで。

 さて、そんな重苦しい状況の中、私がいても事態が好転する訳でもなし、とばかりに速攻で会社を後にして(いや、私もね……)飛び込んだ先が「反則王」という辺り、私も色々な問題を抱えていそうですが……。
 人にはさ、色んな生き方があって、皆が皆「仕事第一!」で生真面目に残業することないと思うんだ。思うんだ。責任感ないとか思われても、時間内は一生懸命やってるワケだし、時間内に終らない仕事の配分に問題があると思うわけよ。昼はダメダメ銀行マン、夜は覆面プロレスラーだっていいじゃん。いいじゃん。

 サブリミナル効果のような小さな文字は受け流すとしまして。
 しかしこの映画、非常に面白かったです。話の内容もさることながら、銀行員のサラリーマンが主人公なので、彼の日常を通して「今の韓国ってこんな感じなんだ……」という韓国事情ウォッチングが出来る点も、ポイント高いっす。
 この映画の韓国が現実の韓国とどの程度シンクロしているのかは知りませんが、まぁとにかく日本そっくりでした。山手線を思わせる朝の通勤ラッシュ、強制参加の飲み会、カラオケ。お酒を呑んで、下品に羽目を外す様子から、会社内のきゅうきゅうした雰囲気まで……。なまじ顔も日本人と同じなので、言葉さえ吹き替えにすれば、まるで日本を見ているようにも思えます。勿論違う点は多々ありますが、ある意味、日本以上に日本な韓国を見た、という感じです。

 面白い発見としては、会社の飲み会(カラオケ)のシーンで、酔っ払った社員がネクタイを頭に巻いていたことでしょうか。いや、私が以前観たインド映画の中にも、酔っ払いが頭にネクタイを巻いていたシーンがあって、「アレって酔っ払い共通の行動なのかな」と注目していたことなので……。韓国でもそうなのかー、と妙に感動。(あ、映画の観方、間違ってるのは承知しています)

 もうレイトショーでしか観られないようですが、オススメ!


 2001年10月9日(火)/脳疲労のこと  晴/0:45 (+0:30) 
 来週以降に軒並みイベントを控えているため、最近わたわたと忙しいのですが、仕事もタイミング悪く忙しくなってきまして、業務時間内は昼食の時間も資料片手にフル回転という日々が続いております。
 今回の仕事はちょっと頭を使うため、疲れていると能率が悪く、だからと言ってのんびり出来るほどの余裕もなく、しかし変に焦ると効率が落ちるという、月末の修羅場を今から予感させるような駆け出しが繰り広げられています。

 そんな業務レベルの話もさることながら、頭を使う仕事をすると、しみじみ自分が最近頭を使っていないと痛感しますねぇ。データベースのロジックを考えていると、何がなんだか分からなくなって、頭の中で色々なものが絡まり合うのが体感できます。
 頭が締め付けられるようなこの感覚、全くないよりもあった方が「脳への刺激」という意味で良いとは思いますが、その後に控える「問題解決後の爽快感」とのバランスが悪いと、手放しに良いとも言っていられません。

 昔はこういう絡まりがクリアに解けたのになぁ。
 受験数学ではありましたが、難問といわれる問題を解いて正解を導き出す過程での、頭の中で「カシャカシャカシャ、チーン!」という小気味良い終了音が鳴り響き、すべての靄が晴れ渡る際のあの爽快感は、ここ10年ほど味わっていないような気がします……。
 頭なんて使ってナンボのものですからねぇ……。そして、使い方にも色々ありますからねぇ……。

 文章を書く時に使う脳味噌と、問題を解く時に使う脳味噌は、さすがに左右は判別できませんが、場所が違うことは実感できます。
 人によって違うのかもしれませんが、私の場合に限って言いますと、問題を解く際の脳疲労は、少し筋肉疲労が入っているような物理的疲労感がするのに対し、文章を書く際の脳疲労はイコールニアリー精神的疲労な気がします。
 「疲労」というとネガティブな語感がありますが、スポーツをした後の肉体疲労が心地良いように、言葉にしにくい考えを文章で的確に表現しようとする際の精神的疲労も非常に心地良いものです。恐らく脳内モルヒネ出まくっているのでしょう。

 脳に物理的な疲労を与えて脳内モルヒネを分泌してみたい今日この頃。早く今抱えている仕事がクリアにならないかなぁ。


 2001年10月10日(水)/冬到来の予感  雷雨/0:00 (+0:30) 
 もう冬……? 今朝はめちゃめちゃ寒かったですね。布団からなかなか這い出ることが出来ませんでした。これから徐々に朝が辛くなるんだろうなぁ……。


 2001年10月11日(木)/日印関係にヒビ  晴/1:00 (+0:30) 
 私は他人によく道を尋ねられます。明確な平均値を知らないので何とも言えませんが、それでも人の経験談などを聞くと、私が道を聞かれる頻度は圧倒的に多いようなので、平均以上と考えても良さそうな感じです。

 自分が方向音痴で他人に助けを求めることが多々あるせいもあり、他人から道を聞かれた時の私の対応は、自信を持って「非常に丁寧です」と言えます。知っている場所であれば自らが詳細に、知らない場所であれば知っていそうな人に目星をつけるなりの知るべく手段を提示して、かなりの時間を割いてでも、とにかくその人が目的地に辿り着けるよう、本人的には懇切丁寧に教えているつもりです。

 以前は英語(というか、英語を話す外人)が苦手だったため、白人に道を聞かれるとヘドモドしていたものですが、アイルランド旅行以後、英語が上手くなった訳ではなく、「下手な英語でもどうにか通じる」という事実に気付いたため、英語での問い掛けにもビビることはなくなりました。要するに私は、アイルランド旅行にて「物事の解決のための根本原因の克服」を学んだのではなく、「物事の解決のための回避策」を学んだのであります。

 私が人に道を聞かれるのは「私が親切そうに見えるから?」(本人談)ではなく、「『ここはアタシの土地よ』って感じで歩いてるから」(友人談)という噂もありますが、私も見知らぬ土地でよく他人に道を聞くので、大きな流れがその帳尻合わせをさせているのかもしれません。
 よくよく考えてみれば、迷っている様子の人を見掛けると、我が身の災難と重なり、心配になってじっと行方を見守ることが多いので、それも理由のひとつなのでしょう。

 さて、低調な前置きは切り上げまして本日の出来事ですが……。

 本日、帰宅途中の駅の階段で、恐らくインド人であろう若者、ラージャ(仮名)に道を聞かれました。
ラージャ 「スミマセン」
鷹瀬 「はい?」
ラージャ 「ワタシ、渋谷ニ行キタイノデスガ、ドノ電車ニ……──Ahhh... Can you speak English ?」
 いや、君の日本語、充分綺麗で通じるってば。今時の若者よりも敬語も正確だし。早々に諦めるな。
 そうは思えど、ラージャは既に英語を話す体制に突入しています。一応私の「Yes, I can.」の返事を待っているようですが、合間合間の呻き声が「アー」とか「ウーン」ではなく、「Oh」とか「Ah」になっている模様……。切羽詰り度は早くもレベル4って感じでしょうか。(10段階評価)

 そう言えば、私が降りて来た階段、つまり、ラージャが上って来た階段は、渋谷とは反対方向に向かう電車のプラットフォームに続くものであります。階段を上って来る時のラージャの様子ときたら、目的地を探し求めて歩き回った者特有の当て所ない視線をさ迷わせ、「イイノカナ? コッチデイイノカナ?」という雰囲気をムンムンに発していたような……。要するに、ラージャは既に迷い子への第一歩を踏み出しかけている状態なのです。
 可哀相に。私みたいな奴。

 この後に及んで不自由な日本語で話させるのも気の毒です。
 まぁもう渋谷に行きたいらしいことは分かったのだから、英語で話したいなら話すがいいさ。
 しかし念のため、私がそれを聞き取れるかどうかは別の問題であることを告げておかなければなりません。私からの「Yes.」の返事を待ち侘びるラージャに向い、会話を再開させるべく、予防線を張りつつ切り出します。
鷹瀬 「Yes. But, a little.」
 「ちょっとならね」と言っているにも関わらず、水を得た魚のように自分の状況を英語で捲し立てるラージャ……。インド人は基本的に英語は話せるのですが、非常に早口で発音にもクセがあるのです……。
 とにかくラージャは渋谷に行きたい。ならばここではなくて、3番線か4番線にお乗り、と教えてやらねばなりません。
鷹瀬 「Your train is No.3 or 4. Both are O.K. Here is No.2. Down the stairs, and turn right.」
 ………………こういう咄嗟の会話で「The train for Shibuya leaves from Platform 3 or 4. This is Platform 2, so you have to go down the stairs, and turn to the right.」くらいの文章をサラリと言ってみたいものですが、生きた会話になると、元からたかが知れている英会話のレベルは幼子レベルにまで落ちます。「君の電車は3番か4番。どっちでもOK。ここは2番。階段降りて、右に曲がる」ですもん……我ながらちょっと悲しくなりますね……。
 しかも、「右に曲がる」と言うのが、私から見て右なのかラージャから見て右なのかで変わるため、「突き当りを向かって右」と正確に言えば良いのですが、当然そこまでの英語力はないものですから、最終手段はジェスチャーでした……。
 ──いいんだよ、通じりゃ。
ラージャ 「O.K. I can take a train from 3 or 4 ?」
 最終確認とばかりに、肯定文の語尾を上げることで疑問文にして再度問うインド人、ラージャ。
鷹瀬 「Yes !」
 質問さえ分かればハッキリと「Yes.」か「No.」が言える日本人、鷹瀬。
ラージャ 「Ohh ! Thank you very much !!」
鷹瀬 「Not at all. It's my pleasure.」
 私がアイルランドで迷子になった時に救ってくれたおじいちゃんとの遣り取りを、逆バージョンにて忠実に再現し、3分間基礎英会話も終了です。
 笑顔で立ち去るラージャ。3番線、4番線のフォームに向かうラージャの背中を暫く見守るワタクシ。
 うむ。個人的にもそうだが、日印友好関係的にも良いことをした。

 渋谷まで30分くらい掛かるって教えてあげれば良かったかなー……などとぼんやりと考えながら、ふと路線図を確認すると、なんとワタクシ、大きなミステイクを! 3番線と4番線、途中まで並列走行するけど、途中で分岐するんだった! 3番線は渋谷に行くけど、4番線は渋谷には行かないじゃん!! 「Both are O.K.」くない!! 全然OKじゃないよ〜っ!
 普段使ってる電車なのに……私ってば危険人物指定クラスの方向音痴なの?! 自分が迷う分には良いケド、いたいけな外国人を巻き込んじゃ駄目だよ〜……。
 慌てるワタクシ。急いで3番線と4番線のフォームへと向かいますが、時既に遅し。ラージャの姿はどこにも見付からず……。ラージャ……君、どっちに乗った?!

 ──ああ……せっかくの日印友好関係も、50%の確率でヒビが入ってしまったことでしょう。
 この件、本日寝るまで引き摺りました……。ごめんね……ラージャ……。


 2001年10月12日(金)/日中関係にヒビ  晴/0:30 (+0:30) 
 いや、だからですね、本当によく道聞かれるんです……。

 今度はバス停の辺りを明らかに迷い子の瞳でうろついていた、(多分)中国人の李さん(仮名)です……。
 さすか漢字の国のお友達。英語に切り替えて質問するような真似はせず、最後までたどたどしい日本語での遣り取りが、心を暖かいものにします。
李さん 「すみまセン。『××大学病院』に行きたいのデスが、このバスで正しいデスか?」
 おお、既に目星は付けており、最初から確認段階のご質問! 切羽詰り度はレベル1ってトコロでしょうか。
 指差す先にはバス停の看板が。そうか、漢字の国のお友達は、ひらがなを抜かして地名を確認できるのですね。
 私は普段バスを利用しないため、李さんが指し示すバス停を改めて見る事に。つい先日の失敗を埋め合わせるかのように、今度こそ李さんを正確に目的地に導くことが、私のなすべきことなのでしょう。
 「××大学行き」──うむ、確実。
鷹瀬 「そうです。えーっと、次のバスは……あ、もうすぐ来ますね。2〜3分後くらいに」
李さん 「そうデスか。ありがとうございます」
 うむ。今度こそ、個人的にも、日中友好関係的にも良いことをした。
 私がその場からゆっくりと立ち去り、暫く歩いていると、背後でバスが到着した模様。何となく李さんがバスに乗り込み、バスが走り出すまでを確認し、私は再び前を向いて歩き出します。

 そうかー、バスね。
 バスはほとんど利用しないため、自分の家の近所でさえ、どこ行きのバスが発着しているのかすら知りません。
 そんなことを考えながら駅を越えて、反対側の大通りに辿り着くと、こちらにもバス停がたくさんあるではありませんか。そう言えば毎日のようにバスを見かけてはいますが、こうして改めてバス停が何ヶ所あるかなどきちんと見たことはありませんでした。

 けっこうバス停ってあるんだー……などと思い、何気なくバス停の看板を見ていると、「××大学病院」という停留所に停まるバスがあるではありませんか!
 ──え? じゃ、じゃあ、さっきの「××大学行き」のバスって……。
 あれ? 李さん、確か「××大学病院」に行きたいって言ってなかったっけ? 「××大学」と「××大学病院」って別の場所にあるの??
 青くなるワタクシ。「××大学病院」を経由するバスの停留所に並んでいる人に確認すると……。
「『××大学』? ああ、それなら駅の反対側から出ているバスですよ。このバスは『××大学病院』行き。え? 違うのかって? 全然違いますよ。病院の方は、××大学の敷地外あるから。歩けない距離じゃないけど、歩くと結構遠いですよ
 ──ああ……せっかくの日中友好関係も、100%の確率でヒビが入ってしまったことでしょう。ただでさえ、日中関係ってば難しいのに……。
 この件、週末一杯引き摺りました……。ごめんね……李さん……。

 確実に自信を持って分かる場所以外は、周囲の人に聞いてから道を教えた方が、お互いのためにも国際関係のためにも良さそうです……。


 2001年10月15日(月)/小休憩  晴/1:10 (+0:30) 
 今週はかなり忙しいので更新もまばらになりそうです。


 2001年10月16日(火)/小休憩  晴/0:00 (+0:30) 
 早く明日が過ぎないかなぁ。


 2001年10月18日(木)/小休憩  雨/0:15 (+0:30) 
 イベント第1弾が無事過ぎて、ちょっとほっとしたものの、忙しさは加速するなり。


 2001年10月19日(金)/小休憩  晴/0:30 (+0:30) 
 明日、イベント第2弾……。


 2001年10月22日(月)/優しい人がイイ  曇後雨/0:15 (+0:30) 
 いやもう近年稀に見る忙しさに見舞われています……。一応山は越えたので、来週辺りから落ち着く予定なのですが、今回の一連のイベント群を乗り越えてしみじみ思ったことは、「優しい人がイイ」ってコトですかね……。ははは……はぁ……。
 ついつい性格が悪くても人格が破綻していても頭が良い人に目が向いてしまう、というのはサイアクですね……。「女の子はどんなに父親を嫌っていても、父親に似た人と一緒になる」というケースが本当に多いようですが、惑わされるなと自分に言いたい今日この頃。
 優しい人がイイ、優しい人が。いやもう本当に腹の底から。骨髄液から。


 2001年10月23日(火)/爆弾処理班の夕食会  晴/0:00 (+0:30) 
 昨日も書きましたが、今モーレツに忙しいっす。んでもって、こんなに忙しいのに、Z社の女子社員と6人でフカヒレを食べに行きました。
 10月23日がこんなに忙しくなると知らなかった頃に予約してしまっていた夕食会……楽しみにしていた筈なのに、本日中に客先に提出しなければならないレポートを抱えた状態で、モニターの右下の時間を確認する度に「ひえぇぇっ! 定時まであと72分しかないっ!」などと分刻みの制限時間を叫びながら、「緊張と動揺のあいだ」で仕事を続けました。

 「ド……ドタキャン……?」──そんな選択肢もチラリホラリと見え隠れするものの、今回のこのフカヒレ夕食会は、「12000円のコースを3000円で」というデタラメな割引を利用したため、「当日のキャンセルは4000円」という、やはりデタラメなキャンセル料が発生してしまい、引くに引けない状態だったのであります。

 普通の状態であれば大歓迎のフカヒレ夕食会……しかも、忙しいZ社で女子社員6人が揃うことも珍しいため、多少……いや、多々忙しくても参加しようではありませんか、というのが全員の意思でした。
 6人の内2人は事務職、4人が開発部隊。4人の開発部隊の内3人がテンパッてる今日この頃を送っているこのメンバー構成でフカヒレ夕食会に臨みます。

 出発20分前、主催者でもある事務の人からメールが舞い込みます。
「7時3分に1階で待ってますね〜(^^)」
 ……さすが忙しいZ社の社員の待ち合わせだけあります……。この3分という一見半端な時間内に、想像を絶する仕事量をこなさなくてはならないのでしょう……。
 あと10分。提出するレポートは……? そ、揃ってません。し、しかも……もしかして……あ……やっぱり……
Yさん 「鷹瀬さん、どう? レポート、出せそう?」
鷹瀬 「……すみません、最新の仕様書に対応してません、コレ全部……」
Yさん 「……え?」
鷹瀬 「だ……駄目だ……フカヒレ……間に合わない……」
Yさん 「……………………………よし、もういい。明日出そう。明日……。フカヒレが……。大至急お客さんにメール書くわ……」
 あと3分。夢現を行ったり来たりしながら、精神的にボロボロ状態で客先にメールを出すYさんと、他のプロジェクトメンバーに詫びまくるワタクシ……。
 あと1分。
Yさん 「うわ〜んっ! もう文章変だけど、これで送信しちゃうね! フカヒレ〜っ!」
鷹瀬 「もー、なんでもいい。明日提出するって分かればいい。フカヒレ、あと1分ですよっ!」
 ………………こうして爆弾処理班の如く時間との闘いを経て、フカヒレの待つレストランへと向かったのであります……。
 せっかくのフカヒレを食す機会だったというのに、レストランに辿り着く頃にはもはや燃え尽きてました……。爆弾処理班の夕食会なんて、しょせんこんなものです。


 2001年10月24日(水)/幸せの青い鳥  晴/1:20 (+0:30) 
 私は「最近」忙しいに過ぎませんが、Z社の社員は「常に」忙しい人達ばかり。基本的に「その月の稼ぎはその月で賄う」という狩猟生活がメインのZ社では、1人が2〜3社に勤務するのは珍しいことではありません。
 最近は私の帰りが遅いため、定時で帰っていた頃には見たこともなかった社員を目の当たりにする機会に恵まれ、謀らずも「20時過ぎのZ社」の雰囲気を満喫しております……。

 Z社は上の人間になればなるほど、営業的な仕事と開発的な仕事を1人で受け持つことが多く、Yさんに言わせると、このジレンマは相当なもののようです。
Yさん 「営業的な動きをしているときは『何がなんでもこの案件は取りたい!』って思うから、結構無理なスケジュールとかお客さんに提示しちゃったりするんだよね……。でも競合他社に勝った後の地獄は頭の片隅にチラチラ見えてはいるんだよ……いるんだけど、強気なプレゼントとかしちゃったりして……。プレゼンしながらも、『うわ〜、このスケジュールでコレやるの? マジで? 一体誰が?』みたいに自分で自分に突っ込み入れてるし」
 営業展開する人間と実際に開発する人間が常に対立するのは、お互いの希望が相反するからで、これらの役割を一手に担うのは、己の中で沸き起こる矛盾との闘いと言っても過言ではないのでしょう……。

 さて、こんなジレンマを抱えている社員がまた1人、青い鳥を探してZ社に舞い戻ってきたようです。
 本日、夕方まではほとんど別会社に常駐しているAさんが20時過ぎに会社に現れ、慌てた様子でマシンに電源を入れ、鞄から書類を取り出し、書類とモニターに忙しなく視線を走らせていました。
 そんなAさんに気付いたボスが、早速Aさんに話し掛けます。
ボス 「おー、お疲れ!」
Aさん 「あ。お疲れ様です」
ボス 「Aさんよー、あのテラデータの案件、どうなった? 引き受けることにしたの?」
Aさん 「ああ、今まさにその件で調べてる途中なんですよ。結論から言いますと、どうにか引き受けられそうかな、と……」
ボス 「マジ? テラデータと××と○○のデータの遣り取りとか、誰にやらせるつもり? メチャメチャ難しいシステムだって言ってなかった? Bさんとかが、『どこをどう探しても前例とかマニュアルが見付からない』って言ってたけど、解決したの?」
Aさん 「それがですね、調べまくってたら漸く手掛かりが見付かったんですよ! サーチエンジンで『テラデータ』と『××』と『○○』のキーワードで検索かけたら1社だけデータウェアハウス系の会社がヒットしまして。時間がなかったので、会社に戻ってきてからゆっくりそのHP見ようと思って、出先ではチラっとしか確認してないんですけど、なんか書いてあることが『そういうことを専門的に引き受けている会社です』みたいな感じだったんですよ。だから今回の案件の、この面倒な部分をその会社に外出しして、システム的な仕事をウチで請け負えば、次にも繋がるかな、ってことで、お客さんには『ちょっとまだ確定は出来ませんが、引き受けられそうです』みたいに言っておきました」
ボス 「へぇ〜、そんなん請け負ってる会社なんてあるんだ。凄ぇな。なんて会社?」
Aさん 「今、検索掛けてますから待って下さいね。なにせ1社しか見付からなかったですからねぇ……やっぱ仕事的にはマイナーなんでしょうね」
ボス 「まぁな〜、面倒だし、難しいもんなぁ……」
Aさん 「あ! あったあった。コレですよ」
 モニターに現れたリンクが張られた文字をクリックするAさん。覗き込むボス。
 ──そして現れた注目のウェブサイトを見てボスが一言。
ボス 「……コレ、ウチのHPじゃねぇかよ」
 ……大爆笑でした。
 Aさん、漸く見付けた幸せは自分の足元だったという……ちるちるみちる状態。
Aさん 「うわぁぁっ?! 結局俺がやるのかーっ?!?」
 いや、見付かったのは「幸せ」ではなかったみたいですね。Aさんの青い鳥探しはまだまだ続くようです。

 テンパっている人を見ると優しい気持ちになれる今日この頃。心温まる1日でした。(←……鬼)


 2001年10月25日(木)/小休憩  晴/1:45 (+0:30) 
 あと1日……。


 2001年10月26日(金)/小休憩  晴/1:45 (+0:30) 
 長かった……今週……。


 2001年10月29日(月)/狂牛病の余波  晴/1:30 (+0:30) 
 余波、と言うよりも本波な訳ですが、焼肉屋さんが大打撃を受けている、ということを本日目の当たりにしました……。
 「炭火焼肉トラジ」──ほんの数ヶ月前、プロジェクトPの打ち上げの際、「1人1万円の予算で宴会やるぞ〜!!」との意気込みの元、「普段では敷居も跨げないような高級店」として選びに選ばれた店でした。金曜日の夜ということもあり予約が取れず、数ある支店の中から漸く予約をゲットできたのが有楽町店でした。

 その敷居が高く、よだれを垂らしながら「うわぁい」とばかりに飛び込んだ店が、今や閑古鳥……。この焼肉業界にとっての厳しい冬の時代に生き残りをかけて、有名店(?)のトラジでも、お会計の50%(?)を飲食券にてキャッシュバックという捨て身のサービスに乗り出している模様です。
 その捨て身の飲食券が、本日私の元に舞い込みました。
Yさん 「ねぇねぇ、鷹瀬さん。もう牛肉食べたりしてる?」
鷹瀬 「いや、さすがにまだちょっと……。一応安全宣言は出たけど、日本政府が言う『安全』なんて信じてないし」
Yさん 「そうだよねぇ……。あーあ、どうしようかなぁ」
鷹瀬 「何が?」
Yさん 「いやさ、この前プロジェクトPの打ち上げで利用した焼肉トラジ、覚えてる? あそこの飲食券が1万円分あるんだよ」
鷹瀬 「1万円っ?!」
Yさん 「友達がこの前行ったらしいんだけど、客はその子達しかいなくて、どんなに長くいても騒いでも、店員、ニッコニコだったらしいよ。挙げ句の果てに、飲食券3万円分貰ったらしくてさ。『こんなに使わないから、会社の人で使う人がいたらあげて』って、1万円分くれたの」
鷹瀬 「ちょっと前は予約も取れないくらいだったのに……こうなると有り難味も薄れるねぇ……。でも、焼肉だったら2人で行けば1万円なんかすぐじゃない? 昼とかに利用すれば丸々タダで食べられるよね」
Yさん 「えーとね。『ランチタイムでの利用は不可』で、『2名以上での利用に限る』で、『1度に使える上限は3000円まで』だって」
鷹瀬 「なーんだ。ちゃんと予防策は張ってるか」
Yさん 「だから、1000円券が10枚で1万円分あるから、3〜4組くらいに分けられるかな、って」
鷹瀬 「あ! じゃあさ、じゃあさ、会社の人2人1組になって、6人3組がバラバラに同じ日の同じ時間に予約して、『やぁやぁ、偶然だねぇ!』とか言って勝手に机近付けちゃってさ、皆で夕食会するとか。ガラガラだったらそのくらい出来るよね! そんで、会計は別々にすれば物凄いお得じゃない?」
Yさん 「……そういう発想はどこから来るの……?」
鷹瀬 「えー。普通だよー」
Yさん 「でもそうすると1000円分中途半端に余るね」
鷹瀬 「あ! じゃあさ、じゃあさ、3100円くらい食べる毎に会計済ませて一旦店を出て、それでまた再度入店するとか! ガラガラだったらそのくらい出来るよね!」
Yさん 「……弱り切っている焼肉業界に焼きゴテを押すような真似を……。鷹瀬さんにこの券あげたら、1銭も懐痛めずに店を出てきそうで恐いな……。トラジが可哀相になってきた……」
 まー、前回「ちょっと高いんじゃ……」っていう会計だったし。3000円分ピッタリ食べて出て来たって……ホホホ。
 しかし、本当に焼肉業界は気の毒で仕方ありません。狂牛病については書きたいことが山ほどありますが、それはまた今度、時間が出来てからにします。


 2001年10月30日(火)/延びる修羅場  晴/0:35 (+0:30) 
 今月一杯だった筈の現プロジェクト……さすがに「そら無理」ということに気付いたようで、締め切がじりじり延びました。イコール、修羅場もずるずる延びてます。


 2001年10月31日(水)/20時間だった……  晴/2:00 (+0:30) 
 こんなにこんなにこんなにこんなに仕事をしたつもりでも、たった20時間/月なんですね……。と、言うことは、40時間とか、休日出勤とか、もう……もう……私の想像を絶しています。

 かなり以前に、夫から暴力を振るわれ続ける女性をテーマにしたドキュメンタリーを観たことがありますが、それによると、部外者から見ると「なんで別れないの? 家出ればいいじゃん」と思われる状況に陥っていても、慢性的な暴力に晒され続けると、危険回避能力が鈍くなり、逃げられるにも関わらず、逃げ出さないというケースが頻繁に起こるんですと。
 その番組では動物実験も併せて紹介していました。電流が流れる檻の中に犬を入れると、当然犬は逃げ出そうとし、檻に触れ電気ショックに遭い、「キャウンッ、キャウンッ」。また暫くして逃げ出そうとし、檻に触れると「キャウンッ、キャウンッ」。
 そういうことを何度も繰り返していると、電流を切って、檻の入口を開けておいても、犬は逃げ出さなくなるんですと……。そうして、犬は開いたままの檻の入口を視界に入れながらも、ただ無気力にずっと檻の中にいる……と……。

 慢性的な残業に晒されていても同じなんだろうなぁ……と思います。疑問を持つこと自体、余裕が必要ですからね。毎日22時、23時まで仕事してたら、家に帰って出来ることって、物凄く限られるでしょう。
 仕事して帰って寝るだけの毎日がずっと続くと、頑張れば定時で帰れる、という状態になっても、なんとなく残業してしまったり、残業することが込みの生活を送るようになったり……。

 中には本当に仕事が好きという人もいるのは分かるんですけどね。仕事は仕事で1日の内、最初に決められている8時間、それを週に5日でいいじゃないっすか。いや、好きな人はどんどんやればいいと思いますが。今そんな選択肢がある雰囲気ではないし。
 仕事が「嫌いじゃない」程度の人ならば、1日8時間の拘束で充分でしょう。残りの時間は与えられたことじゃなく、自分で見付けたことをすればいいのに。
 コレ、当たり前のことだと思うんだけどなぁ……。一向に当たり前にならないですねぇ。それどころかどんどん悪くなって行くし。
 「失業率5.3%はまだまだ序の口」って……それでその「痛みをビシバシ伴う構造改革」を断行している首相の息子がドラマに出演とかで、皆暖かく見守っちゃったりして……。どこまで人が好いんだか……。

 被害者である筈の当の国民から、余りにも不満が挙がらないので、私としてはそっちの方にガックリくることがしばしばなのでした。




2001年10月の勤務表
 出勤日数 21日(うち休出 0日)/勤務時間 178:05  欠勤日数 0  有給休暇 1
 月残業時間 20:35  日平均残業時間 0:59  今月最高残業時間 2:30/31(水)
 【一言】 先月の反動とでも言いましょうか。それでも日々平均たった1時間なのかぁ。こんなに疲れたのに。


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