2000年10月の日常日記&コラム
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プロバイダも新たになる(予定の)10月……。別に望んでいる訳でもないのに、否応無く状況は変化するようです。
でもなぁ……MTCIもなぁ……。「信頼を築くのには何年もかかるが、失うのは一瞬である」という格言は、どこの業界でも共通して言えることですね……。
勤務(残業)時間がメチャメチャなことになっておりますが、本日は帰社日のため〜省略〜こういうことに。ムフ。平日の昼間に自由な時間ができると色々事務作業がはかどって良いですな。逆に言うと、平日昼間が拘束時間にあたる普通の勤め人は、何するのも不便ですね。Z社なんか定時が19時だから、心底不便です。
さて、プロバイダMTCIが潰れたために(←アッサリ語られることではナイ)HPの引越をせねばならんのですが、移転先のプロバイダNetPlatzにオンラインサインアップをしたのが9月29日、費用を振り込んだのが9月30日……NetPlatzのHP上には「代金を振り込んだ翌々日から使用できます」との注意書きがあったのですが、その「翌々日」に当たる本日になってもまだ繋がりません……。いきなり不安です。
そもそもMTCIの件で「今度こそ大手で絶対に潰れないプロバイダにしよう」と心に決めた筈なのに、色々調べてみると「HP10MB&メールアドレス3個」という条件を満たそうとすると、年間費用が今の倍程度になる事実が発覚し、どんどん気持ちが萎えて行き……そんな折、ネット上のプロバイダ比較サイトにて評判が良かったNetPlatzを見付けたのでした。
いや〜このプロバイダ、私の希望を全て満たしてもかなりの低価格なもので……喜び勇んで即契約しちゃったんですけどね。早まったのかなぁ。画期的な安さと盛りだくさんな特典……揺らぐのよねぇ……。っちゅーか、もう契約したんだから、揺らぐどころかバッチリ倒れたんだけどさ。
しかし「振込日から翌々日」になっても繋がらないという事実が私を冷静にさせたのか、いきなりとある事実に気付いちゃいました……。この「盛りだくさん」具合は、かつてのMTCIを彷彿とさせる勢いなんだよねぇ。
MTCIって当時(1998年)のプロバイダにしては破格だったんですよ……。入会金無料、接続時間無制限で年額25,000円、メルアド2個まで無料、HP容量10MBまで無料、ISDN対応ってカンジで……。今度のNetPlatzも凄いぞ〜。入会金1800円、接続時間無制限で年額24,000円、メルアド2個まで無料、HP容量20MB(CGI利用オプション付)まで無料、しかもメールアカウントは3個とも100%希望通り! しかしマイナー!
なんかもしかして私、また同じ轍を踏もうとしてる?! 学習能力なさ過ぎっ?!?!
どう足掻いても契約してしまったものは覆せないので、繋がることが確認され次第、速攻で引越をします。
例によって例のごとく馬鹿なことばかり考えて時を過ごしている鷹瀬です。
……あ、この書き出し……「ハズした」っちゅーより、痛いわぁ……。ハマり過ぎてて……。イタタタ……。
気を取り直して。
本日Z社に新人さんが3名入って来ました。私は自分自身が「あまり構われたくない」というタイプのためか、会社での人の出入りには鈍感です。人が出入りしているという事実には敏感なのですが(←我ながらサイテイ)、入ってくる人、出て行く人に対して「嬉しい」とか「寂しい」とかいう感情は余り沸かないタイプです。(※よほど仲が良くなってしまった人が辞める時には陰で涙したりもしますが……)
このように、歓送迎会なんてものがあるだけでもウンザリしてしまう私にとって、Z社は非常に有り難い気質の会社と言えます。Z社は比較的人の出入りが多い会社なので、社員たちも人の出入りには鈍感なのです。
「来月××さんが辞めるらしいよ」「ふーん、そうなんだ」
「あの人、誰?」「先週から入った人だって」
「え? あの人って社員じゃなくて出向なんですか?」「うん。……多分」
こんな会話も珍しくありません。こういう気質もどうかと思いますが、まぁ取り敢えず私は部外者なので……。
──そう、私は部外者なのです。なんだか出向当初は「今月一杯で辞めるんだ!」と息巻いていたのに、いつの間にか半年が経ち、なんだかんだとZ社に馴染んでいる自分が恐い……。
話が逸れました。こんなことが今日の主題ではないのです。新人が3人ほど入って来た。これこそが主題に近付くための第一歩なのです。
本来であれば、新人さんが入って来ようが、古株さんが出て行こうが、私には余り関係ありません。だって、私はZ社の人間ではないですし。(←しつこい) しかし、この新人さんがどこに座るか……このことによって、私は天国から地獄に突き落とされたのであります……。
私の今までの席っつったら、そらもうパラダイスでして……。4つ机があるにも関わらず、開発マシンの諸事情からその島を独り占め! おまけに私の前には誰もいないという配置で、麗らかな午後に着の身着のまま睡眠の世界に
Let’s Go しても誰にも気付かれない!(いや、誰かしらは気付いているかもしれませんが、取り敢えず……)
別に居眠りするからこの座席配置を愛していたのではありません。そうではなくて、仕事中に疲れて顔を上げたとき、人が視界に入るとなんとなく気分が乗らないというか……人が近くにいるだけで集中力が格段に落ちるんですよね……。独りっきりの方が作業がはかどるのです。
近くに仲良しが側にいれば、日中につい喋って手が滞り、ずるずると残業する羽目に陥ってしまいそうですし、近くに仲の良くない人がいれば単純に嫌ですし、どうでもいい人がいてもそれなりに圧迫感がありますし……。
まぁ我儘な言い分なのは百も承知なんですが、今まで暫くの間、良い環境を満喫してしまったもので、なかなか本来の状況に心が慣れなくて……。
──と、言うことで、今までの座席配置と本日からの座席配置です。
何も3方向から攻めなくても……隣の島だって空き席あるじゃん……。もしかして私を監視したいのか?
いや、しかしつくづく思ったね……。四方八方に人がいる状況で働くのと、周囲に誰もいない状況で働くのでは、精神的なストレスが全く違うわ。四方八方人に囲まれている人には「配置手当」とかいう月3000円くらいの心のケアを給料に上乗せしてあげればいいのに……。
ああ……昨日までの自由な環境に戻りたいよう……。
【追記】
マウスで字を書くのって難しいんですね……。
【追記2】
そうなんです。まだMTCIなんです。いつになったら次期プロバイダと繋がるのやら……。
本日になっても次期プロバイダに繋がらないものだから、ついに堪らん!とばかりに昼休みを利用して自分からNetPlatzに連絡を入れてみれば、澄ました声でこんな返事が。
「申し訳ございませんでした。本日の15時よりご利用開始とさせて頂きます」
……………………15時っつったら2時間後かい……。素早く対応してくれたと喜ぶ前に、「こんなにアッサリと利用開始できるクセに今まで何やってたのさ……」と先行き不安になっちゃったよ……。やはりミスったかなぁ……この選択は。
現在、深夜になって接続テストやら、HP移行のテストなんぞをしているんですがね……これまた……色々不具合が……。来週頭になっても現在のトップページが引越しのお知らせページに変化していなければ、ま、そゆことですので。
ちょっと今週は移行作業でバタバタしそうです。
本日、代々木ゼミナールの前を通りかかった時に、ちょっと目に止まった「冬期直前講習・受付中」のポスター……このキャッチコピーがなんとも……。色々言う前に、忠実に再現しますね。
とどめの一撃。
冬期直前講習 受付中/代々木ゼミナール
志望校が、母校になる。
…………………………いくらなんでもヘンだよねぇ……。恐らく「とどめ」という単語の持つインパクトだけに注目して、「受験に勝つ!」とか「直前に飛躍的な伸びが!」とかいう意味を篭めたコピーなんだろうけどさぁ……なんかコレは間違ってないか? 大体、何に「とどめ」を刺すのさ。「とどめ」の正確な意味って
とどめ【止め・留め】(名詞) 人を殺したとき、その喉を刺して息を完全に止めること。
──を刺す @刀で喉を刺して完全に息をとめる。 A二度と立ち上がれないように、徹底的な打撃を与える。
だよ? 受験前に「とどめの一撃」をかますにしても食らうにしてもマズくないか?
別にどうでもいいことかもしれないが、私が浪人生なら、このポスターを見ただけで代ゼミに世話になるのは止めておくな……。何だっけなぁ……私が浪人生だった頃、「教師の河合、生徒の駿台、机の代ゼミ」とかいうコメントがまことしやかに流れていたっけ。
いや、ちょっとどうにもこうにも気になったもので。
【追記】
HPの移行作業が滞っているので、更新に身が入らないみたいです。しかし今週末には確実に引越します。
NetPlatzぅぅぅ〜〜〜〜〜っ! いやさ、アンタを選んだ私が悪いのかもしれない……。でもさ、でもだよ? HP上に「振込日の翌々日から使えます」っつっときながら、今日になってもまだメールが使えないってどゆこと?! 振り込んだのは先月末だっちゅーの! 2回も電話で催促したっつーのに。しかもブチブチ切れるし……。諸悪の根源である筈のMTCIを見直しちゃってる始末だよ……。
取り敢えず、HPの移行はどうにか済みました……。あーあ。この調子だとまーた引越しする羽目に陥るかもね……。
ちょっといきなり始めさせてもらいます。
ぶっちゃけた話、本日は目が覚めた瞬間からサボる気満々でした。プロバイダ移行作業のせいで、ダルイわ寝不足だわ……。しかしそんなこたぁ私の超身勝手な事情であって、Z社にしてみりゃ知ったこっちゃないでしょう。こんな理由で休もうなんてぇのは、社会人として最っ低!なのは百も承知の心意気!(←少々混乱気味)
ここで自己弁護に走りますが、私だって忙しい最中、気の向くままに無責任に休むつもりはありません。明日から忙しくなることは分かっていましたが、本日は同プロジェクトメンバーかつ上司のI田さん(【人物紹介】Z社のNo.6参照)がある程度の作業をして下準備をした後でないと、私のすることはないのです。そして、I田さんの作業には丸1日掛かるであろうことが予想されています。加えて有給だって余ってる。
ならさぁ…………………………うん、サボってもOK。(←自信はないらしい)
これが私が寝ながら出した結論です。
実はI田さん、先週金曜日に40度の熱を伴う風邪のためお休みし、本日朝からR社にて先週末に行う筈だった下準備に臨む予定でした。ですから私はそこへ電話を掛けて、「ゴホゴホ……すみません。私もなんだか風邪を引いたみたいで……」と演じる予定だったのです。
正直者という訳でもないのですが、私は悪いことをする時も「アタシャやりますよ」と宣言してからヤるのが常なもので、たまに周囲に内緒で悪いことをしようと思うと、ちょっとドキドキしてしまいます。上手く嘘を吐けるタイプではない私は、サボろうと決意を固めた瞬間から気を高め(←?)、精神力で物理的に身体の具合を悪くして行きます。
──そう、嘘を吐くのが苦手なら、事実にしてしまえば良い。それがこの行動の根本理念です。
あるとしても年に1度か2度ですが、風邪や腹痛を装ってサボる時、昔から私はいつも本当に具合を悪くしてから電話をしています。そうでないと、電話越しとは言え、妙に元気な声で私の薄っぺらな嘘がバレてしまうような気がしてならないからです。そうでなくても私は本当に具合が悪いときから既に「元気じゃん」と誤解されてしまう損な体質(?)ですし……。
「気は強いクセに腰が低い。居丈高なのに小心者」
……以前知り合いから言われたフレーズが頭を掠めました……。でもね、人間ってそう簡単に白黒割り切れるものじゃないのよ……。
誰に言い訳しているのか分からなくなる頃、私の具合は本当に悪くなっています。
一通り具合が悪くなって、真剣にダルイ声を出せる頃になると、今度は別のことが気に掛かります。
もし、今日になって急なトラブルが発生したら、私は直ぐにでもR社に向かうつもりでした。しかし「40度の熱が……」とか「具合が悪くて……」と布石を打ってからそのような事態に陥ってしまったら……R社に颯爽と現れるのは、ぐっすり睡眠を取った色艶の良い私です……。そんな私を迎え撃つのは、先週末本当に40度の熱を出していた病み上がりのI田さん……。
これはイカン。これはマズイ。これは何か人として、吐いてはイケナイ部類に入る嘘だわ……。駄目だ。本当に熱で苦しんでいた人に、同じジャンルで攻めるのは良くない。
そんな訳で、私はサボりの理由を「自分の不調」から「家族の不調」に変更することにしました。
「すみません……本日ちょっと家族全員が熱でダウンしてしまいまして……。もしトラブルがあるようでしたら出社しますが、なければお休みさせて頂きたいのですが……」
これなら良い。様々な難点を全て解決した素晴らしい言い訳だ。よし、これで行こう。
……こういうことを言うと、友達とかに時々「鷹瀬の中の常識のラインがよく分からない」と言われちゃうのですが、私の中には私の中だけで筋が通った確固たる常識のラインがあるのです。そっとしておいて下さい……。
さて、準備も整ったところでR社に連絡です。今度は「家族が心配で心配で堪らないっ!」という気を高めます。(……一生やってろってカンジですね)
電話に出たのは障害対応でたまたまR社に来ていた、同じプロジェクトメンバーのN田パパさん(【人物紹介】Z社のNo.5参照)でした。
N田 「I田さん? こっちにはいないよ。連絡もないし、来た形跡もないな。週末から具合悪いって言ってたから、まだ治ってないのかな。S社の方にもZ社の方にも行ってないと思うけど……」
鷹瀬 「そうですか……。実は〜(略)〜と言う訳で、現在の進行状況によってはお休みさせて頂こうと思っていたんですよ。でも一応I田さんと話して確認したいこともあるので、携帯に電話してみますね」
N田 「うん、そうしてくれる?」
「もしもR社にI田さんが見えたら私のPHSに連絡を……」と言い掛けて、私はぐっと言葉を飲み込みました。
そう、先週末買ったばかりのPHS──今までの27年間、「あんなん持ったら首に鈴つけられてるみたいで嫌」と頑なに持つことを拒んでいたというのに、ついに諸事情から持つ羽目に……。あんなものを月2000円も払って持つこと自体かなりの抵抗があったというのに、この上Z社の人たちに番号を知られて活用されたら……地獄っス。
余計なことは一切言わずに、私は電話を切りました。
電話を切っても何も解決していません。「家族が心配で堪らない」という気を高めているものだから、私ときたら本当にソワソワしています。その前に高めた「具合が悪いの……」という気も微かに残っているものですから、具合は悪いわ、家族は心配だわ……早くI田さんに連絡を取って落ち着きたいという気持ちで一杯一杯です。
何もしていない内から既にぐったりしている私は、早速I田さんの携帯に連絡を入れました。──が、呼び出し音はするものの、I田さんは出てくれません。以後5分おきに掛けてみても以下同文。
仕方ない、もう一度R社にいるN田パパさんに連絡を入れます。
N田 「そうか……じゃあさ、I田さんからこっち(R社)に連絡があったら、鷹瀬さんに連絡するよ。携帯の番号教えてくれる?」
鷹瀬 「あ、私、携帯持ってないんですよ」
N田 「えぇっ?! そうなの?」
鷹瀬 「はい。スミマセン……」
N田 「そうか……今って自宅だよね? 自宅の番号教えて貰ってもいい?」
駄目です。元気な母と活き活きした父が徘徊しているこんな危険な自宅に電話を掛けられたら……駄目ですったら駄目です。
瞬間、それまでの計算ずくの理性が吹っ飛びました。所詮、底の浅い人間のすることはこの程度です。
鷹瀬 「携帯は持っていないんですけど、PHSを昨日買ったので。ちょっとまだ使い方がよく分からないんですけど(←これは辛うじて本当)、取り敢えずこちらに連絡を頂ければ……」
小生意気な小学生がしそうな揚げ足取りちっくな言い訳に、我ながら眩暈がしました……。N田パパさんは深く追求もせず、私のPHSの番号を書き取っていました……。
その後、直ぐにI田さんから連絡があり、「今日はお休みして良いですよ」との許可を貰いました。PHSって素晴らしい。
そう思ったのも束の間、その3時間後に連絡が……。
I田 「鷹瀬さん、そちらの具合はどうですか? いやね、トラブルが起きちゃって。今日、これから来れないかな」
40度の熱が引けたばかりで、しかも依然として具合が悪いにも関わらず出社しているI田さんに、どうして私が逆らえましょう。私に言えた台詞はたったコレだけです。
鷹瀬 「今直ぐそちらに向かいます」
ふふ……PHSか……安易に連絡が取れるって、やっぱ間違ってるよね……。ま、そもそも今日の私のサボろうという態度が間違ってるんだけどさ……。
アンニュイな気持ちで電車に揺られていると、消音機能をオンにした小さな小さな鈴がポケットの中でブルブルと震えます……。電車の中で携帯電話を使っている人を見ると「マナーがなっちゃないなぁ」と心底軽蔑していたというのに……うう……。
はいはい、そんなに震えんでも今出ますよ……。相手は出る前から分かっています。なんてったって、私の電話番号を知っているのは、今のところN田パパさんとI田さんしかいないのですから。
I田 「鷹瀬さん? 今どこ?」
鷹瀬 「いっ、今××駅を出たトコロですっ。あと2駅で着きますっっ」
PHSを持っていなければ発生しなかった会話です……。あと2駅くらい……10分我慢してくれれば着くってば……。
便利ってのは時として無駄なこと(もの)も大量に生み出すねぇ……。その大量の無駄なこと(もの)を行えるようになるから便利だと勘違いしてしまうことだけはないように気を付けないとなぁ。
「携帯を一度持ったら今度は手放せなくなるよ」と言われたことがあります。それは充分にあり得る話だなぁ、と思いますが、やはり当面の目標としては、「こんなもの、あっても無くてもどうでもいい」というスタンスを保てる限り保ちたいものです。
しかし、このいつでも連絡が入る状態でいるというのは、今までそういうことが一切なかったせいか、思いの他疲れますね。だって今日から使い始めたっちゅーのに、いつI田さんから掛かってくるかと思って、ずっと心の片隅で緊張してるんだもん。慣れたらそうでもなくなるんだろうか……。
万が一携帯(PHS)を持つことになったら、これだけは守ろうと決めていた項目があります。
(1)会社の人には番号を教えないこと。
(2)自分から掛ける時は、5分以上探しても公衆電話が見付からない時だけにすること。相手が携帯電話の場合には10分以上探すこと。
(3)公共施設や電車の中では出来るだけ電源を切っておくこと。やむをえない場合は消音機能をオンにしておくこと。
(4)用件以外の無駄話は一切しないこと。
(5)基本料込みで、月額使用料は2500円を越さないこと。
(6)手に持って歩かないこと。
初日から(1)の項目が破られ、先行きが不安です。このことを話したら、会社の人に「(2)と(5)は絶対に無理だよ」と言われました……。私も(2)はヤバイかもな……と思っていますが……くすん……頑張るもん……。
【追記】
【日常エッセイ】の投票にご協力下さっている方、ありがとうございます。CGIが使えるようになったので色々試してみたかった、ということもあるのですが、それ以前に、自分で面白いと思うものと他人が面白いと思うものが結構違うので、その辺りを知りたいがために設置しました。とても参考になります。本当に有り難うございます。コメントが妙に面白いです。「禁じられた遊び」仲間がいると分かっただけでも、物凄い収穫です。
自分でもつくづく思いますが、「会社の人にPHSの番号教えちゃった……」と言うと、誰も彼もが口を揃えてこう言います。
「えーっ?! 馬鹿だねぇ。プライベートな番号を会社の人に教えちゃ駄目だよ〜。仕事の件で掛かってきちゃうよ〜」
──と、言うことで、昨日教えたばかりだと言うのに、本日N田パパさん、I田さんから計5回ほど掛かってきました……。「使うかどうかも分からない」筈だったPHSが、望まぬ形で大活躍しています……。まだ友人にさえロクに番号を教えていないっちゅーに……。会社のために買ったみたいになっちゃって物凄く嫌……。番号変えちゃおうかな……。
うおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!! 電話掛かりまくりっ! 繋がりまくりっ!! チェック入りまくりっ!!! 鎖に繋がれているようでメチャメチャブルー……。私の馬鹿ぁぁぁ〜〜〜っ!!
ええ、ええ。元はと言えばプライベートのPHSの番号を会社の人間にウッカリ漏らした(10日参照)私が悪いんですよ。間抜けもイイトコ。自業自得、身から出た錆。何とでも言えるよ。分かってますよ……。でもさ……そんな寄って集って私のミステイクを思い知らせなくたっていいじゃないか……。
今日なんか、途中で電源切ったよ……。そしたら出向先に電話が掛かってきて、「電源入れておいて下さい」だってさ……。通り魔に襲われて、逃げても逃げてもナタ持って追い掛けられてるカンジ……。
今ちょっとトラブル発生していて忙しいのは分かる。私が一番楽してるのも分かってる。でも私が口を割らなければこのPHSは存在しないのと同じだったんだよ? そんなあやふやな存在は、いっそ無いものとして扱ってくれ……。
家に置いてこようと思ったけど、今はまだ私用で活用してないからいいけど、コレ一応私用で使うために買ったものだし……持ち歩かせてくれよ……。
しかし、興味ないものにはトコトン疎いので、買った当初は「使うかな……使いこなせるかな……」と不安だったってのに、今やどうやったら上手く逃げられるか調べるために、マニュアル読みまくってかなりマスターになったよ……。人は目的があって初めて成長するんだね……。私の今のこの状態が「成長」かどうかは甚だ疑問だけどさ。
とにかく真っ先に思い浮かんだのが「着信拒否」機能。I田さんの携帯番号を電話帳に記録して、早速着信拒否の手続きを踏もうと思ったんだけど、ふと我に返ってね。
着信拒否って、相手にはどんなメッセージが流れるのさ。事と次第によっちゃあ、私が着信拒否してるって事実が相手にバレるわけ? そりゃ相手がストーカーとかだったらそのくらい露骨でもOKだと思うけど、婉曲に着信拒否したい相手だって世の中には五万といるだろう。その辺の小市民の機微は配慮してくれてるんだろうな。どうなのさ、PHSさんよぉ。
問いかけても返事はないし。仕方ない、調べたよ。
知りたいのは
・圏外にいるとき
・電源をオフにしているとき
・着信拒否に設定しているとき
の3パターンで違いがあるのかどうか。自宅の番号を着信拒否にして、自宅の電話から自分のPHSに掛ければすべて分かるよね。
まずは「圏外」……これはもう……私のPHSって、かの有名な「繋がり易いH"」なんだけどさ……これがもう涙が出るくらい、よ〜く繋がってくれちゃってね……。迷惑だっちゅーの。社内の奥まったところまで持って行って圏外を探し回っているんだけど、見付からないのよ……。
身近な圏外を求めて、ダウジングよろしくPHS片手に社内をウロウロウロウロ……。皆親切でね、「ここが電波の良い場所だよ」なんて教えてくれちゃって。すまんね、その逆探してんのよ。
とにかく今日一日で圏外は見付からなかったので、先に分かるものからってことで。まずは電源をオフにしている時のメッセージ。
「お掛けになった電話は、ただいま留守番電話サービスでメッセージを受け賜ります。発信音の後に60秒以内でメッセージを録音して下さい」
ふーん、「電源を切っている」とは露骨には言わないのね。しかし「電波が繋がらない」とも言ってくれないのか……。電源が入っていないのか、それとも圏外なのか……どちらとも取れるように曖昧に言ってくれると助かるんだけどな。これはやはり圏外のときのメッセージと比較してみないと。
で、本日のメイン。着信拒否のメッセージは……?と言うと。
「電話に出ることが出来ません。プツ。ツーツーツー……」
オー・マイ・ガッ! 素っ気無さすぎっ! 心なしかアナウンスのお姉さんの声も冷たいっ! 着信拒否だってバレるってば!! うおぉぉ〜〜〜〜使えねぇ! 着信拒否は使えねぇっ!! どうしよう〜〜〜っっ。
どうしてよ〜〜繊細で気配りの国民が用意するメッセージじゃないでしょ〜こんなの〜。着信拒否にも「ソフト」「ノーマル」「ハード」とかタイプがあればいいのに〜〜。
ソフト 「お掛けになった電話は、ただいま電波の届かないところにいるか、電源が入っておりません」
ノーマル 「電話に出ることが出来ません」
ハード 「貴方からの電話には出ることが出来ません」
こんなふうに。
どうでもいい細かい機能はいいから、こういう社会生活を営む者に必要な機能を用意してくれよ……。多くの人に必要とされる機能だと思うんだけどなぁ。
先週末に買ったばかりのPHS……着信履歴は、私がテストで掛けたもの以外はすべて会社の人から……。今ではコイツがブルブル震えると、私も一緒になって震えています……。気が合うったら。
はぁ〜あ、玩具みたいな小憎たらしいコンチクショウを見ていると、地面に叩きつけて壊してやりたくなるんだな……。とにかく私は思い知ったよ。「PHSの番号は、何があっても会社の人には教えるな」ってことをさ。
各界の一流どころを招いて、益子直美と大江千里が淡々と話を聞く(←ポイント)NHKの「トップランナー」という番組がある。この手のトーク番組は黒柳徹子の「徹子の部屋」、古館伊知郎の「おしゃれカンケイ」など多数あるが、司会者が邪魔にならないという点において、このNHKの「トップランナー」は群を抜いて秀でていると思う。毎回欠かさず観ている訳ではないが、私は「トップランナー」の比較的熱心な視聴者であると言って良いかもしれない。
認知度の高い芸能人をゲストに迎えるトーク番組は数あれど、「一般的に知られていなくても、ある分野で一流の人間であれば呼ぶ」という姿勢のトーク番組はなかなかない。マイナーになろうがなんだろうが、視聴率を気にせずに質の良いものを作るのがNHKの特権であり、良いところだ。低レベルな民意に迎合せず、澄ました顔をしてこれからも頑張って欲しい。
話を「トップランナー」に戻そう。
この番組、ゲストが興味ある分野の一流どころであれば業界裏話も相俟って非常に面白いが、興味ない分野の一流どころであってもそれなりに面白い。その人の個性や属す業界によって表現方法は違ってくるものの、何の分野でもトップを走る人たちには共通した何かがあるからだ。
そんな訳で、木曜23時から50分に渡って放送される「トップランナー」の昨日のゲストは、ヘア&メイクアップアーティストの藤原美智子さん(42)。活力に満ち、それでいて落ち着いた雰囲気の女性で、話自体が面白おかしいということはなかったけれど、淡々と語られる言葉が良かった。
「例えば、顔が四角い人って大人っぽく見られるんだけど、そういう人から『可愛い感じのメイクにして下さい』って言われることがよくあるんです。私、それって勿体無いと思う。元々持っていない素質をメイクに頼って出そうとすれば、不自然になる。そうじゃなくて、四角い顔ならそれを隠さないで、本来持っているものを引き出すような大人っぽいメイクにすれば、もっと魅力的になるし、簡単に綺麗になれるのに」
父親が薬局、母親が美容院で働いていたこともあり、小さい頃から化粧品に触れ、メイクが身近にある環境にいた彼女は、何の疑問も無く親の勧めるままに美容関係の専門学校に入学。しかし卒業する頃には「このまま家業を継いで……それでいいのかな」と思うようになり、急遽その頃ヘアメイク界で活躍していた人の元に弟子入り。そこで3年修行し、23歳の時にフリーに。独立後、仕事は順調に舞い込み、定評のあるヘアメイクアーティストの地位を確立して行く。
「端から見れば『そんなに順調なのに、なんで?』と思われるかもしれないけど、20代後半になる頃には『このままこの道で行くのかな……』と随分悩みましたね。不規則でキツイ仕事だし、30代になったら続けるのは無理だろうと。色々やりましたよ。陶芸教室に通ってみたり。もっと自分に合った何かがあるんじゃないかと思って」
「そんなことをしている内に30代になって、まだ仕事を続けている自分に気付いて。『なんだ、出来るじゃない』って。それに、20代の頃はもうすべてを知った気になっていたけど、それを超えて一段上ると自分が『まだまだだ』ってことに気付くんですよね。上に行けば行くほど、上が見えてくる。自分のこともよく分るようになる。それで、『この道で行こう!』と迷いがなくなりました。迷いがなくなったせいか、30代は20代よりも楽になったくらいです」
「何でもそうだと思うんです。持っていないものを補おうと努力するより、元から持っている能力を磨いて伸ばしてやれば、そうすることでいつの間にか無かったものも補われていたりするんですよ。若い頃は自分を分っていないから、『あれもやってみたい。これも出来るかもしれない』って色々手を出して痛い目をみてね。それも大切なことかもしれないけど、私はそういうことをしてきて『もっと早くに自分の道にのめり込めば良かったなぁ』って思います」
なんかね、じーんと来た。そうだよね……無いものを追う前に、あるものを大事にしようっと。いや、それだけ。
先週の体育の日に仕出かした、社会人として致命的なミステイク……「PHSの番号を会社の人に教えてしまった」という件ですが……その翌日、翌々日と事態は深刻になって行き……とうとう軌道修正を必要とするまでに陥りました。
短絡的な人間の軌道修正は簡単です。だって、「社会人トシテノ立場」だとか「人ノ目」だとか気にせず、軌道修正が完了するまで力ずくでコトを押し進めますもん。
まず、13(金)──本当はこの諸悪の根源を持ち歩くことすら止めてしまおうかとも思いましたが、この日は友人と会う予定があり、相手も携帯の類を持っていないので、「もしも遅くなったら私のPHSに連絡してね」という現代人らしい約束を前日に交わしておりました。そう、そもそもあのPHSは、このような私用に使うために買ったものです。
このPHS、もしかしたら初めて私用で使うことが出来るかもしれない……。ちょっと嬉しかったりして。
しかしどんなに浮かれても基本的にはこの鈴を疎ましく思っている私は、その時から既に布石を打つことを忘れちゃあいません。
鷹瀬 「PHSの電源は待ち合わせの10分前から入れておくね。それまでは切っておくから、何かあったら留守電サービスにメッセージ入れておいて。そんで、予定から10分経っても私が現れなかったら、悪いけど連絡ちょうだい。あと、そっちが大幅に予定に遅れそうだったら連絡ちょうだい。20分以内の遅刻なら連絡は要らないから」
友人 「OK。多分、掛けないよ」
今まで文明の利器を持ったことのない人間と、未だに持っていない人間の待ち合わせなんてこんなものです。それでいいのです。なんでもかんでも繋がって、分刻みで確認し合うなんて、面倒だったらありゃしない。いずれ便利に慣れればその分刻みの確認が安心に変わるのかもしれませんが、取り敢えず私はまだPHSをフル活用するには原始人色が強いようです……。
さて。そんな密約と共に迎えた金曜日。息の根を止められているPHSは、当然バッグの奥底でひっそりと横たわっています。私は終日R社での作業でしたが、I田さんは午後遅くからR社に来る予定。いつもなら電話連絡が入る時間になっても、I田さんからR社に連絡が入りません。
…………………………PHSの方に掛けてるんだろうなぁ……。
少しの罪悪感と、試みの成功を祝う気持ちが相俟って、心境は複雑です。
バッグからPHSを取り出し、何も映し出されていない液晶モニターを眺めます。電源ボタンの上に親指を置き、爪が白くなるかならないかのトコロでふと離す。そんなことを繰り返し、ちょっとしたドキドキを楽しんだりして。電源を入れた途端にI田さんからの連絡が入りそうで、何やらとってもスリリング……。ふふふ。うふふふふ。うふふふふふふ。ぐへへ。
変態ちっくな楽しみを少し味わっては仕事をし、仕事をしてはPHSを取り出す──そんなことを数回繰り返した時に、いよいよI田さんからR社に電話が入りました。「Z社の鷹瀬さーん。御社のI田さんからお電話でーす」という普通の取り次ぎがあり、「もしもし。鷹瀬です」という普通の第一声を私が発すると、I田さんからは普通ではない第一声が返ってきました。
I田 「………………鷹瀬さん、電源切ってるでしょ」
ぐはぁっ!! まあそうなんだけどー。確かに切ってるけどー。いきなりそー来るか。
鷹瀬 「あっ! すみません。今日、家に忘れてきちゃって……」
バレバレなのを承知で、こんな円満解決への嘘を吐いてみました。てへ。
I田 「ああ、そうなんだ。いや〜着信履歴に10回くらい僕からの電話が入ってるけど、気にしないでね」
10回っっ?! きききき気にするわいっ! 10回……10回って……。恐いよ〜……。
気を取り直して。
先週末にこんな恐いことがあったにも関わらず、アタシャ今日もムチャのゴリ押しをしました。だってまだ軌道修正されてないし……。
──と、言うことでムチャな軌道修正。本日はPHSをちゃんと家に置いてきたのであります。
I田さんからチェックが入ったってもう慣れました。電源を切っておけば着信履歴も付かないコトも学習しました。準備は万端です。
I田 「…………鷹瀬さん……今日も忘れてきたの……?」
鷹瀬 「電磁波って身体に良くないんですよね。だから用がない時は持ち歩くのを止めようと思って。R社にいれば連絡が取れない訳じゃないので、PHSがなくても平気ですよね? どうにもこうにも連絡が取れない所での作業の時には、必ず持って来るようにしますね」
I田 「………………………………」
言い訳だって、取り繕うことを止めた途端にブッチギリです。中途半端な嘘よりも、ダイナマイトな本音で攻めてみることにしました。「使えない奴」と思われても、「なんなんだこの石器時代から来た馬鹿女は」と思われても、もういいのです。
必要があれば私からI田さんに連絡をすればいいことですし、緊急の場合はR社に電話を掛けてもらえれば済むことです。先々週まではそうやって何の問題もなくやって来たじゃないですか。
監視の目がなくたってちゃんとやってますってば。PHSは私用で使うために買ったものであって、会社に貢献するために買ったものではないのです。
今週1週間電源を入れずにおけば、軌道修正は完了することでしょう。
昨日の今日だというのに(っちゅーか、だからこそ?)、I田さんから仕返しされました。「鷹瀬サンがダイナマイトな本音で攻めるなら、僕も」ってか?(16日参照)
本日のほぼ朝一番に飛び出たI田さんのお言葉。
I田 「あのさ、鷹瀬さん。本当に申し訳ないとは思うんだけど、やっぱり携帯持ってきてくれない? プライベートのものなのに、本当に悪いとは思うんだけどさ……。ここって直通電話がないからね、取り次ぎにR社の人を通すと、3回掛けようと思ってるところ1回くらいに抑えることになってるし……」
………………ふーん。ってことはPHSを持ってきたら今までの3倍量の連絡が入るようになるのか……。まさに首に鈴っっ!! 嫌だぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!
マヨ&カイヤじゃないんだから……そんなに1日に何回も連絡してこなくたっていいよ……。
微妙に右に傾くことで抗議の意を示した私に、I田さんは見当外れのフォローを入れます。
I田 「鷹瀬さんからは掛けなくていいから。受信用に」
当ったり前でしょっ! その受信すらも嫌だから「電磁波恐い」とかうわ言のように呻いてるんじゃないのさ。
――と言う訳で、今日は朝から俄かにブルーになりました……。
さて、本来7月末で終了する筈だったプロジェクトが現在進行形で大いにトラブっているため、最近の私の仕事の90%は「待機(結果待ち)状態でいること」になっちょります。メインの処理が今月に入ってからコケるようになってしまい、何が原因か皆目検討も付かないので、あらゆるパターンでテストをしている訳ですが、そこはもうナイル川も真っ青の悠久の世界……。処理を走らせてから(開始ボタン押下後から)結果が分るのが7〜8時間後、上手く行けば30時間後なのです。
幸い(?)何を何度やっても処理がコケるので、7〜8時間おきに私の作業には地味な変化が訪れていますが……。
私の最近のタイムスケジュールはこうです。
出社早々、前日の処理結果を確認。失敗していれば別パターンで処理を走らせ、あとはひたすら待つ。7時間経つ頃には退社時刻も差し迫り、帰り際に結果確認。ここでも失敗していれば再度挑戦し、開始ボタンを押してから退社。翌日その確認……以下エンドレス。
以上のような≒(ニアリーイコール)1種類の作業をして、私の毎日は過ぎて行きます。こんな凪のような日々がかれこれ7日間も続いているのです。ブルーにもなるでしょう。
こういった空き時間に勉強でもすれば、この業界に向いている人種に属すことも出来ましょうが、それが出来ないところが「私はこの業界に向いていない」という第一の要因でもあります。
いっそ忙しいと真面目に仕事に取り組むんだけどねぇ……。こう暇だと……。
待ち時間を無駄に過ごせるほど鷹揚ではなく、だからと言って無理矢理(VBやDB関係の)参考書の類を開けばあっと言う間に昏睡状態です。マジ、どっかに連動スイッチでも入ってるんじゃないかと言うくらい、本を開いたと同時に意識が飛びます。
「これはイカン!」と思って席を立ち、気分転換と称して非常階段に躍り出ると、先ほどまでの睡魔は嘘のように消えています。そして目的をバッチリ果たした私は席に戻り、気を取り直して参考書を開くのですが、以下同文。
…………ホント、どっかに連動スイッチでも入ってるんじゃないかと……。それともなんか悪い病気か?
「勉強するか内職するか」という二者択一であれば、殊勝にも「勉強すっかな……」という気にもなりますが、「居眠りするか内職するか」という二者択一になれば、私の心はさほどの罪悪感も伴わずに内職を選ぶことが出来ます。いや、そもそもは「勉強しろ」って感じなんですけどね。でももうこれは生理現象だから……。眠いのよ。マジで。(←居直るな馬鹿モノ) 寝不足が原因とかじゃないのよ。どんな状態にあろうとも、参考書を開くと私の中の連動スイッチが勝手にONされてしまうのよ〜〜〜。
他人がしていたら力強く馬鹿にしそうな言い訳ですが、本人的には真剣です。いや、マジで悪い病気なんじゃないかと……。
──はいはい。もう黙ります。
そんな訳で内職です。内職の内容は、座席や周囲の環境によって大きく異なります。例えば、ネットに繋がっているかどうか、マウスのクリックの音が聞こえるほど近くに人はいないかどうか、他人にモニターを覗かれない座席配置かどうか、キーボードを打つ手元を覗かれる心配がないかどうか……。
希望を聞かれれば、なんと言っても「ネットに繋がっているといいな」と言うでしょう。いや、内職の希望なんて聞かれる心配ナッシングだけどさ……。それは百も承知で、インターネット常時接続が実現されていればこんな良い暇潰しはありません。
しかし悲しいかな、現在の作業場所R社は閉ざされた世界にあるようです……。R社ってば、情報システム部の人間ですらメール持ってないんだもん……。代わりに完璧な社内WANが組まれているので、大阪支社とも北海道支社ともメールの遣り取りが出来ます……。ただネットの世界に繋がっていないだけなんだよね……。
Z社に戻ればネットには繋がっていますが、同時に人の目という鎖にも繋がれているからね……。3方向に新人が配置された今となっては(3日参照)、ネットサーフィンなんて物理的に可能でも立場的に不可能ってなもんでしょう。
話を閉ざされた世界R社に戻しますが、こんなR社にも利点はあります。私の作業場所はR社情報システム部の隅の隅、と言うより、部屋にも入れてもらえない廊下のコピー置き場の横の、半・荷物置き場! 最初は「…………小公女? 苛められてる?」と黄昏ましたが、ほぼ完全個室状態のこの作業場所は、内職にはもってこいの環境なのです!!
ネットサーフィンも魅力的だけど、私はPCとエディタさえあれば有意義に時間を潰せるお得な体質なのです。あ、勿論この文章も会社で打ってます。てへ。
心行くまで文章を打ったら、後は読書の時間です。ここ最近あまりにもつまらなかったので、昨日初めて「まさか本気じゃないよね……?」と自問自答しつつ本を持って来てしまったら……いや〜、充実しまくり。会社にいれば1日に1冊読めるわ。(←クズの自覚ありますから……)
今日も味をしめて読み捨てるつもりの期待度の低い本を持ち込んだら……これが思いの外ヒットで……。おやつの時間に差し掛かる頃、会社の片隅で泣いてたよ……。
──と言う訳で久々のヒット。期待していなかったのが功を奏したか、思いの外のヒット。まぁ第123回直木賞受賞作なので折り紙付きではあるんだけどね。でも受賞作って必ずしも自分の好みに合っているとは限らないし、私から見て駄作もあるし、何よりも本屋で数ページ立ち読みしたら「けっ! つまんなそー」って思うような雰囲気だったんだもんなぁ。それが当たるとは……。まぁ3分の1読み進める頃には引き込まれていたけどね。
「GO」 著者:金城一紀 講談社
以上、最近のオススメでした。
意地とプライド、我儘と信念のぶつかり合い。そんな昼下がりのワン・シーンより。
I田 「………………鷹瀬さん、今日……携帯は持ってきてる?」
鷹瀬 「え? アレ? バッグに入れたと思ってたんですけど、おっかしいなぁ……。てへ。忘れちゃったみたいです」
I田 「…………………………ははは。そうですか」
推測してみせましょうか。I田さんの心の内を。
ざけんなよ、このアマッ! バレバレの嘘吐いてンじゃねーよっ!! 貴様が「お先に失礼しま〜す」なんて言ってる後、俺がどれだけ残ってると思ってんだこの馬鹿女っ!! これだから嫌なんだよっ! 責任感のない奴と組むのはっ!!!
今週だってなぁ、俺は土日出るんだぞっ! 貴様が遊び呆けている土日によっ! クソっ! こうなったら毎日持ってきたか聞いてやるっ! そんで毎日電源切ってるか確認してやるっ!!!
──ま、I田さんは非常に紳士なので、こんな酷いことは思ってないと思うんですけどね……と思うこと自体が既に私の願望なんですけどね……。
そりゃアタシだってね、「残業してでも間に合わせにゃならん仕事がある」ってぇのは解かりますよ。特にIT業界なんて……というか、納期のある仕事に関わっていたらそんな場面はゴロゴロあるでしょうさ。
この経済大国で、お天道様が微笑んでるから仕事をしようか、さよならするならアタシもさよなら──なーんて調子のイイコト言ったって、誰も聞いちゃあくれないって解かってますよ。こんな道理が通用するのはラテン系の国か、南国だけだと踏んでますよ。偏見だけど。
アタシャね、常日頃から「残業なんかしませんよ」って言ってますけどね、これはあくまでも「付き合い残業や無駄な残業はしませんよ」ってことであって、どんな状況であろうと定時になったら何が何でも仕事を放棄してでも退社する!なんてことを言ってるんじゃありません。誤解している人、たまにいるようだけど。
「じゃあ、どうしても必要な残業ならやるのか」って聞かれたら、そりゃまぁ責任の範囲内において渋々ではあるけれど、「……やりますよ」ってな返答だってするんですわ。ある面では、「それも仕事のうち」だと思うからね。
ただね、これはもっと根深い問題でね。アタシが言いたいコトってのは、「そんな勤務状況が蔓延しているこの社会ってのは如何なモンですかね」ってなことなんですよ。だってね、あーた、そんな切羽詰った急務がたまにあるなら納得も行くけど、いっつも人手不足、いっつも残業、いっつも休日出勤……そんなんばっかじゃ、そらヤッパリそもそもの勤務計画に大きな歪みと無理があるんじゃないのかと、アタシなんかは思っちゃう訳だ。
それなのに世の中を見渡すと、どうも表面の問題に捕われる傾向が強いようで。
「残業しないだって? 甘えるなよ。それはプロ意識に欠けてるだけだね」
「私は絶対に残業しません。規定時間内にキッチリ働いて定時で帰ります」
どっちも一部正論だけど、どっちも極論だと思うのね。色んな状況があるにも関わらず、片方の意見だけで突き進むということは、今の日本の会社社会に属すことを前提とするならば、片や人間らしくなく、片や社会人らしくないと、アタシはそう思うのさ。(ま、こんなこと言ってる私は、かなりの勢いで「社会人らしくない」派に傾いてしまう訳ですが……)
じゃあここでどの程度の残業なら「仕事のうち」で、どの程度からは「仕事の振り分けに問題あり」になるのか……という話に当然なる訳ですが、これはもう個人個人の感覚で全く違うので、なんとも言えないのが正直なトコロ。
しかし最低線言えるのは、規則として勤務時間がある以上、過半数以上の日常がその勤務時間内に仕事が終わるのが「本来の適度な仕事量」だと思うけど。ただ、これも業界によって仕事の進め方というのはまるで違うし、勤務時間はあくまでも目安に過ぎないというのも承知してます。
だからまぁ、理想は「1年間の勤務時間を設定し、超過しないように調整する」ことかな、と。もちろん世の中には本当に仕事が好きな人もいる訳で、その人達からわざわざ仕事を奪って「休め!」という必要はないと思いますが……。
結局、人々がストレスなく、自分の人生をエンジョイできればどんな形でもOKだと思っていると、そゆこと。
ただ現実問題として世の中的には、「残業してくれないなら重要な仕事は任せられない」という意識が強いと思うのね。Z社もそうなんだけど。そうなると悲劇だよなぁ。
仕事は時間内ならしっかりやりたいさ。でも既に会社が要求している基本仕事量って、残業込みの仕事量だから。いくら時間内に仕事をしても、定時後に会議があったり、土日にデモをやったりとなると、「それに参加できなければ、重要な仕事は任せられない」ということになるケースが多いのです。そして、えてして「重要な仕事」=「面白味のある仕事」なのです。
「休日返上。自分の時間を完全放棄」で仕事に臨まないと深みのある仕事に参加できない。──こうなると、自分の時間を死守しようとする人間は、仕事上での満足感や達成感を諦めなくてはならない……。
毎日残業、休日返上までする気はない。しかし1日8時間も関わるのだから、お客様状態のつまらないものにはしたくない。出来ることなら時間内に密度濃く、責任のある仕事をしたい。そしてプライベートは全く別の、本当に自分の好きなことで充実させたい。
しかし、月100時間の残業をするくらいなら、仕方ない、責任のある仕事を放棄する方を選ぶ……。
こんなふうに思っている人って、結構いるんじゃないかなぁ。
どうして労働基準法で週40時間と決められているのに、会社は All or Nothing
で社員に迫るのか。ここら辺のバランス感覚がもうちょっと養われれば、皆が豊かに暮らせるのになぁ……としみじみ思います。
なんてったって、月数100時間の残業に追われて過労死寸前の人がいる一方で、延々と職を探して彷徨っている人がいるんだから……。
こういうことを「こりゃオカシイよ」と思う人が増えて、「これじゃいけないよ」と思う人が増えて、「じゃあ変えて行かなきゃ」ってな流れになると最高なんですけどね。こういう変革の力が発生するほど、今の社会人にはエネルギーがない気がしちゃうんだよね、哀しいことに。それこそ毎日の残業でくたびれ果てて、そんな余力はないって感じだ。
疲れて淀んでゆく社会人が増える一方で、賢くて行動力のある人はどんどん海外へ流出しちゃうし。
一致団結が得意なクセに、耐えることも得意だからなぁ……。21世紀はどうなるんだろう……。
10日ほど前の体育の日に勃発したPHS地獄が、依然として秘めやかに続いております。
多くの人に言われます。「PHS、解約しちゃえば?」と。
私も思います。「解約しちゃおうかな……」と。
しかし同時に思うのです。「I田さんがそれで納得してくれるかなぁ……」と。
まぁ今までの私の行いを振り返ると、相手が納得している・していないなんてコトとは無縁と言っても過言ではないような行動をアッサリ仕出かしている訳ですが、ホラ、私、分類上は「小心者」だから。見え見えの嘘を言うのにも「口に手をあて目を軽く見開いて驚く」とか「はっと顔を上げる」とか、一応演技までしてみせるほど健気な少女(……)だし。
そんな少女がだよ、「実はあのPHS、解約しちゃって……」って言うには、どれ程のオーバーアクション&ボディランゲージで攻めればいいのやら途方に暮れちゃう訳よ。「不慮の事故で溝に落としちゃって……」とか言いながら、「わっと泣き伏す」くらいの勢いが必要になっちゃいそうで恐いんだよね……。
──いや、本当にやったら最後、クビになっちゃうような気もするんだけどさ。だってこんな奴、絶対ヤバイもん……。(←いちいち自覚があるのが辛いトコロ)
そんな訳で(どんな訳で?)、我が愛しのPHS=H"クン。今日は友人と遊ぶので、一応待ち合わせの10分前から電源を入れることにして、日中はいつものように魂を抜いた状態でバッグの底で出番が来るまで眠っていてもらうことにしました。
一方仕事は……といいますと、10月17日の日記にも書きましたが、依然として悠久の世界から抜け出せません。そう、依然として処理が上手く行かず、植物の成長を見守るような気持ちでマシンと対峙する日々が続いています……。昨日の残業時間が(私にしては)破格に長いのは、この処理の行方をI田さんと肩を並べて見守っていたからです。
途中、「こんなん1人いれば充分なんだから、『後は僕がやりますから、鷹瀬さんは帰っていいですよ』って言ってくれないかな〜……」とI田さんに恨めしそうな視線を何度か投げましたが、もうI田さんもこの虚しい作業を独りで黙々とこなすのが嫌だったんでしょうね……。最後まで私の望む台詞を吐き出してはくれませんでした……。
じりじりと時を過ごして大きな処理を終え、21時には解放されましたが、I田さんは私が帰った後にも残っていました。
以上のような昨日を踏まえ、本日です。
今日は(先程も書きましたが)友人と約束があるので、何が何でも19時半までには会社を出たい。しかし、その意志をいつ、どのようにI田さんに伝えたら良いのだろう……。
昨日も結局私は1人で先に帰っちゃった訳だし、PHSは持ってこない電源入れないの一点張りだし、I田さんだって大概私に対して呆れているだろう。よくよく考えれば「こんなに頼りにならない馬鹿女よりも、もっと頼りになって残業も厭わない人材が欲しい……」とI田さんが思わない方がオカシイのです。
いつもは始業時間の数分前に出社する私ですが、せめて今日くらい早く出社して、残業しないことに対する無言の言い訳をしようとばかりに、始業30分前(しょせんコレが限界……)に着くよう家を出ました。これなら1時間残業しても約束の時間には間に合うし。
そんなこんなで浅はかな企みを夢想しながら会社への道程を急いでいたら、出社途中でI田さんと会っちゃってね……。朝からいきなり重苦しい空気を吸う羽目に……。
以下、R社の玄関から作業場に到着するまでの間に繰り広げられた会話と、それに付随する私の心の揺れを記録しておきます。
I田 「アレ? 今日は早いね」
〈うわ〜「今日は」だって。やっぱいつも遅いと思ってるんだ……〉
鷹瀬 「あ、はい。ちょっと処理が心配で……」
I田 「そうですか。──いやぁ、昨日、あの後23時まで残って色々調べてみたんだけど、やっぱり原因が判らなくてね……。取り敢えず鷹瀬さんが最後に仕掛けてくれた処理は、僕が退社した時点では落ちずに走っていたけどね」
〈にににに23時ィ?! ひょえ〜〜〜そんなに残ってたんだ……〉
鷹瀬 「そうですか……。昨日の最後に仕掛けた処理が上手く終わっていると良いですね……」
I田 「えーとね……昨日、考えたんだけどね……いや、ちょっと嫌な話なんですけど……。あ、落ち着いてから話しましょうね」
〈……なによ「嫌な話」って……〉
暗い声でそう言ったI田さんが、作業場の扉を押し開けます。じんわりとI田さんの台詞を解析した私は、I田さんの後を追い、席に着いてマシンの電源を入れながらこう思いました。
〈……こりゃクビだわ……〉
そこまで行かなくても、このプロジェクトから外される確率は高そうです。
まぁ仕方ないよね……。本気でそう思います。「悔しい!」とか「どうして?」なんて気持ちはコレっぽっちもありません。全然残業してないし、I田さん独り残してさっさと帰っちゃうし……。
大体この1週間で会社で読んだ本は4冊に上ります。「朗読者」「GO」「夢に力を!」「柔らかな頬」……イキイキしている場合じゃありません。当然っちゃあ当然ではないですか……。
自分で撒いた種だからOK。何度チャンスを与えられても同じことを繰り返すだろうからOK。──そうは思っていても、ショックなものはショックなのです。
……はぁ……。次のプロジェクト……いや、次の会社かぁ……。
メランコリックな気持ちになった私をどう受け止めているのか、I田さんは大きく溜息を吐き、「さっきの話の続きだけど……」と切り出します。どうやら落ち着いたらしいです。
I田 「あのさ……鷹瀬さん……本当に申し訳ないんだけど……」
〈「辞めてもらいます」か? 「スキル的に問題が……」か? 「やはり残業が出来ないというのはちょっと……」って来るか? さぁさぁ。何て切り出すのさ! アタシャ覚悟を決めたよ。何と言われてもクールに「はい、分かりました」って言ってやろうじゃないのさ! 女らしく、しかと受け止めてやろうじゃないのさ! さぁ、I田よ、思う存分心のままに言うがいい!!!←「料理の鉄人」風に〉
I田 「明日の土曜日、13時から夕方頃……17時頃まで、出てくれない?」
鷹瀬 「は?」
I田 「いや、急な話で本当に申し訳ないと思うんだけど……」
鷹瀬 「すみません、明日は小旅行に行く予定で……」
凄いね私! 筋金入りだねっ! 考える前に出てきた休日出勤回避の言い訳が「小旅行」! この中途半端さが妙なリアリティを醸し出してないかっ?! はたまた、ここまで魂抜けるような大嘘を吐いてくれたら、いっそスッキリするって、I田さん、そう思ってくれないかなっ!?
いやもう一瞬前まで「クビかぁ……。覚悟していたとは言え、ショック……」とか思っていたクセに、それが取り越し苦労だと知るや否や「小旅行に行く」だもんな……。我ながら己の人間性にたまげたよ……。
あ、これは友人Zから教えてもらったんだけどね、「たまげた」って「魂消た」って書くんだよ。魂が消えるの! いやもう、ブラボー日本語! ビバ漢字!!って感じだ。(※混乱中。でも韻を踏んでみた)
I田さんは「そうかぁ……旅行かぁ……そうかぁ……」とひたすら困っていて、1日くらい出るか……と心揺らいでいたのですが、この後事態が好転し、明日の休日出勤はなくなったのです。
結果的には休日出勤がなくなったのだから、私の返答もどうでもよかったことになりますが、I田さんの脳裏には「鷹瀬さんは土曜出勤を『小旅行に行く』と言って断った」という記憶がまざまざと焼き付けられたことでしょう……。
あーあ。こんなことなら「出ます」って言っとけば良かったか?
これぞまさに実体験版「後悔先に立たず」。小旅行発言を朝もハヨから投下してしまったせいで、「今日は19時半には帰りたいんですけど……」という台詞が一気に言い難い雰囲気になってしまいました……。せっかく30分も早くに出社したというのに、そんな小さな勤勉さのアピールは小旅行を前に吹いて飛んでしまったコトでしょう……。
最終的には無事19時半には会社を脱出することができ、待ち合わせにも余裕をもって間に合いましたが、本日ひとつだけ新たに後悔するようなことを仕出かしてしまいました……。
14時頃、I田さんは他の会社に行くことになり、R社を後にしました。その時のことです。
鞄を手に持ち、さぁ行くぞという段になって、I田さんはふと私を振り返り、半開きの目で一言。
I田 「鷹瀬さん、今日も携帯持ってこなかったの?」
こ……恐い……っ。その妙に達観した目付きが恐いのよ〜……。アタシャこの一瞬で勝負を放棄しました。
鷹瀬 「いいえっっ! 本日は持って参りました! ただいま電源を入れます!」
手を挙げんばかりの良い子のお返事……。バッグから取り出したお休み中のPHSを高々とI田さんの目の前に掲げ、電源を入れて見せちゃったりして……。
小心者の末路はこんなモンです……。
今日は美味しい夕食を食べてちょっぴり幸せ、ルンルンの夢見心地だったというのに、テレホタイムに不愉快な人物からの通算3度目のメールを受け取ってしまい、しかもまたこの内容が、前回、前々回より更に飛躍した期待を裏切らないムカツク内容だったため、一気にブルーになり、更新する気も失せました……。と、同時にキレました。
どうにかしてこのヒトからのメールを着信拒否にしたいのですが、メールでの着信拒否設定は、一度受け取ってから自動削除でゴミ箱に移動するのが関の山ですからねぇ……。その設定は早速しましたが、出来れば「受け取り拒否」という手段を取りたいなぁ。封書なら封を切らずに「受け取り拒否」として送り返すことも出来るのに、電子メールはそれが出来ないのが辛いトコロ。
しかしこれだけネットがはびこるようになってきたのだから、その内プロバイダで「特定個人からのメールを完全にブロック!」とかいうサービスが出て来るかもしれませんね。期待しちゃうな。
ま、でもこの手のメールは初めてなので、正直なトコロ、面白いっちゃあ面白いです。
真っ向からの批判メールは過去に2通ほど貰ったことがありますが、意識的に悪意に満ちたメールというのは、ある意味、扱い易いのです。そういうことをする人間性は疑いますが、ある側面からは理解は出来るし、意図された悪意には改善の余地がある。意識さえ変われば、悪意を意識で引っ込めることが出来るからです。(まぁそんな悠長なことを言っていられないほどの悪意に満ちたメールもあるんでしょうけど、今のところは無関係なので)
今回のような「扱いに困るメール」というのは、無意識(と言うより、本人は善意のつもり)で書かれた勘違いメールなのです。世の中で何が恐いって、勘違いです。無意識と勘違いは無敵の双璧ですから……。
自分が面白いと思ったものは万人が面白いと思っており、自分が面白くないと思ったものは万人も面白くないと思っている。そしてそれを注意してやるのが親切。自分が気に入らないトピックスは、削除するよう指示する。自分が必要と思うトピックスは、設置の要求までする。
こんなメールを貰うとですねぇ……2回は辛うじて我慢できても、3回目くらいでキレちゃうんですね……。人間小さいから。挙げ句、私なんかはまだまだ修行が足りないもので、ついつい口に出して呟いてしまうのです……。
「……っていうか、何様? 俺様?? どちら様??? アナタ様には『読んで下さい』なんて頼んでないから」
こういうヒトというのは、少しでも反対意見を述べようモノなら(いや、述べてませんけどね……関わりたくないし)、「物書きを目指すヒトが批判されたくらいでガタガタ言うのはオカシイ。他人の意見を聞いてこそじゃないか!」というズレた言い分で押し迫る。
──いや、だから。他人の意見を聞くのは大事なことだけど、アナタの意見を聞くのは私にとって別に大事なことじゃないから。大体、「こういう書き方するなんて、センスない……」と思っている人の意見なんか聞いても良いコトないし……。そんなに具体的なビジョンがあるなら、面白いと思うHPを自分で作れば? 自分の意見が私にとって貴重な意見だと勘違いするな。
余りにも自己中心的、余りにも自分本位、余りにも勘違いの度合いが激しいので、いっそ滑稽であり、こりゃ5通を超えたら全文を「むやみやたらな部屋」に企画モノとして公開してしまおうかとさえ思ったほどです。
本日そんな思いを持て余したままネットサーフィンをしていたら、いやはや、清々しいサイトに辿りつきました。
管理人のメールアドレスの下に、こんな一言が……。
「苦情メールはお断り! 日記ネタにしてケチョンケチョンにします」
いや……好きなんですよ。こういうスタンスのハッキリした人って。うっとり。
HPの管理人をしている身としては物凄く共感できる姿勢なのですが、私にはそこまでの意気地がない……。それに迷惑なメールというのは本当に極々僅かで、そんなモノのために躍起になるのも馬鹿らしいと思ってしまうもので。
でもね、たまにそういうことに巻き込まれると、心底頭に来るんですね。そこら辺、まだ根性が座ってないから。
一方、超有名サイトの管理人さんで、どんなメールが来ようと、文章をパクられようと、「うんうん。好きになさい」と鷹揚な態度を崩さない作家さんもいましてね。私はこの方の姿勢にもうっとりしているんですが……。
要するに中途半端がいけないんですね。ベスも言ってたな。「中途半端に苦労した女って醜いでしょ」って。(8月25日参照) うんうん。
何にしても、こういう経験を通して、芸能人や作家というのは、この何千倍もの苛立ちや腹立ちを遣り過ごしているのかもしれないな……とリアルに想像できるようになりました。(そりゃ喜びも一入だとは思いますが) 本当に頭が下がる思いです。
特に芸能人に関しては、今まで気軽に「この人嫌い」などと言っていた人たちに対してさえ、「見えないところで苦労してるんだろうなぁ……」などと暖かい見方になったりして。
──と、言う訳で、こんな体験もたまにはいいかもね。
【追記】
こんなことを書くと、本当に嬉しいメールを下さる方が怯えてしまうと思うのですが、いや、もう本当にお手紙下さる方には感謝しています。ちょっと返事がままならないのは時間がないからなのです。いつもいつも感謝しております。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
「そう言えばSOTECはまだ使ってるの?」──何の前置きもなく、そう問われることがあります。ウチの駄目な子は、ある意味、今際のきわが注目されているマシンです……。
結論から言うと、まだ付き合っています。だって元気とは言い難いケド生きてるし。まだ大丈夫、まだ……そう思いはじめて早1ヶ月が経ちました。
生きているうちに次を探さなくては、と、心の片隅で思いながらも、そんな意志はつい日々の忙しさに紛れてしまいます。「まだ使えるものを捨てるのもね……。まだ持つでしょ」などと自分に言い訳しながら、足元の駄目マシンに「頑張ってちょうだいよ〜」などと労いの言葉を掛けつつ、一見心温まる関係を薄ら寒く続けています。
さて、このような現状を踏まえた上で、本題です。
本日、友人Kちゃんと電話で話した際に、私は今のマイ・マシンの状況がかなり深刻にヤバイということを思い知りました。話の発端は、Kちゃんが先頃買ったマシンが「3ヶ月も経たないうちにクラッシュした事件」から始まったのです。
鷹瀬 「それっていきなり壊れた?」
K 「ほとんどいきなりだね。だってさ、聞いてよ。Word
とか使ってるだけで、いきなり物理エラーとかになるんだよ?! 別に難しい処理走らせたとか、ヤバいコマンド打ったとかでも、何でもなくて。Word
での作業中だよ?!」
鷹瀬 「『物理エラー』ってどんなエラーのこと?」
K 「画面が真っ青になって、Safe モードみたいなギザギザの文字になる……」
鷹瀬 「え? 私のマシン、ほぼ毎日そのエラー起こってるよ。文字を打つだけの通常作業中に……」
K 「ええっ?! それヤバイよ、寿命だよ〜! 私のマシン、この物理エラーが出てから数日後にクラッシュしたんだよ」
鷹瀬 「ええっ?! 物理エラーが頻繁に起こるようになったのって、昨日や今日の話じゃないよ……1ヶ月以上前からだよ……?」
K 「ひえぇぇ〜〜!! ヤバイってば!! ウチのマシンは、その物理エラーが起こって、次に電源が入らなくなったんだ。『おっかしいなぁ……』と思って色々いじってたら、その直ぐ後には入って、一旦良かったって安心してたら、その翌日くらいに完璧にクラッシュしたんだよ」
鷹瀬 「え……私のマシン、1ヶ月以上も前に電源入らなかったことあったよ……。その後も時々あるし……」
K 「買い換えな! その内 BIOS エラーとかも引き起こすよ!!」
鷹瀬 「……『BIOS エラー』ってのはどんなん?」
K 「電源入れて Windows 立ち上げるまでに黒い画面が続くじゃない? あの読み込みの途中で『BIOS
エラー』とかメッセージが出たら、もう末期的」
鷹瀬 「え……それ、3日に1度は起こってるよ……。『ガーッ、ピーッ』って威嚇音も伴って……。なんか文字化けまで同時に起こって、半角カタカナで『ヘヘヘヘヘヘヘヘ』って文字の嵐が流れるの。馬鹿にされてるみたいでさ、ちょっとヤな感じなんだよね」
K 「ひえぇぇぇ!! いっそ、よく動いてるね……っちゅーか、駄目になってからが粘り強いねぇ……」
鷹瀬 「……………………」
K 「早く買い換えな」
鷹瀬 「……うん」
──早く買い換えないと……。
10月に入ってからというもの、現在進行形(本来は完了形だったのに……)のプロジェクトRのトラブルにより、R社へ直向直帰の日々が続いておりました。かれこれ3週間くらいはZ社に顔を出していないんじゃないかな……??
本日久し振りにZ社に立ち寄ったら、「新人歓迎会のお知らせ」という件名のメールが先週末に届いておりました。歓迎会自体は昨日行われたようですが、「ふーん。Z社でも新人歓迎会なんかするんだー」と何の気なしに本文に目を通そうと思ったら、初っ端から驚きの文章が!
「この度入社した8人の新人の歓迎会を行いたいと思います」
Z社って確か40人くらいの会社だったような……。しかも正社員はその内30人くらいだったような……。いきなりそんなヤケクソみたいに増やして大丈夫なのか……? っちゅーか、私が心配するのは筋違いだけど、でも8人ってのは……。
一気に約2割8分増しになったZ社……今後も平穏無事に輝いて行って欲しいと、他人事ながら願わずにはいられません……。
Z社に新しく入った8人の新人の中に、どうやら天然キャラが約1名混入していた模様です。プロジェクトRに関わって以来、めっきりZ社で過ごす時間が減ったもので、新人さんたちとの関わり合いも当然ないに等しい状態なのですが、本日午前中だけZ社に寄ったところ、T橋さんが新人Aさんの魅力を熱く語ってくれました。
ですが、私自身は未だこの目で本人を確認していないので、ご本人とお話してからその天然振りを記録して行こうかと思います。
毎日利用している通勤電車は、出社時間も退社時間も遅いためか、往復共にそれほど混んではいません。比較的余裕のある電車内ですることと言えば、空想妄想の類を除けばただ一つ。視界に入る吊広告すべて、視力の耐えうる限り、片っ端から読みまくることです。
電車の中での暇潰しなど、小難しいより馬鹿馬鹿しい方がいい。つい探してしまうのは、赤い背景に黄色い文字で下らない話題を声高に主張する女性週刊誌関係や、白黒のグレースケールに時折青や赤や黄色を混ぜて地味に社会情勢を訴える「週刊文春」「週刊新潮」「週刊朝日」など一般週刊誌関係、1行コピーが冴え渡る「AERA」、カメラマンが命を張っている「フライデー」、お色気なのか時事ネタなのか、どこに主力を注いでいるのか未だによく分からない「週刊ポスト」などです。
そんな訳で、本日いつものように吊広告に視線を走らせていると、ハッと目が覚め、次いでガックリと肩を落として「ここまで来たか……」と呟いてしまう森首相関係の記事が目に入りました。
一体、どこまで来たのか?
■週刊文春11月2日号トップ記事〜JR吊広告より
読者の皆様ごめんなさい
森政権を痛罵したいのですが、あまりに愚かでタイトルさえ思いつきません。
ところで総理――あなたの娘が拉致されても「第三国発見」で許せますか?
──ここまで来たようです。(赤文字がタイトル部分)
この手口って、1回使ったら5年……いや、10年は使えないであろう「お手上げ状態を、本当にすべて投げ出すことで敢えて主張してみた」という、記者にしてみたら最後の切り札的タイトルでしょうからねぇ……。そんな栄えあるタイトルを、まさに時の人……っちゅーか、時の(一応)シュショーに贈るとは……。贈る文春も凄いけど、本当に凄いのはやはり贈られてしまうフォレスト・シュショーでしょう。
「神の国」から始まって、「大阪はたんつぼ」「沖縄は共産党」「米国はギャング社会」「公教育はできる限り私学」「国体」「教育勅語」「選挙に関心がない奴は寝ていろ」「英霊」「学生は大学入学前に自衛隊に入れ」「Who
are you ?」「拉致打開策・第三国発見」──森の失言だけで本が1冊作れますな。どこのネット版新聞にも「今日の森首相」やら「森首相発言」やらと、特別コーナーが設けられているほどの注目度。
中田英寿の名言集の横に、森喜朗の失言集とか並べて売ったら戦略的には面白そうなんだけどな。片や20代前半のサッカー選手、片や60代前半の一応一国の首相……。「中身刷り間違えました〜」とかいうオチでもない限り、ブルーになる現実……。
恐らく9割以上の国民が、「ありゃ駄目だ」と思っているでしょう。「森首相が日本を良くするだろう」などと考えている国民は、恐らく100人もいないでしょう。「アイツは正真正銘の馬鹿だよ」と断定的に確信している国民は、もしかしたら過半数を超えているかもしれません。
なのに、首相。未だに、首相。なんだかんだ言っている内に、もう首相歴7ヶ月。
──大丈夫か、この国?!
先週末に購入した電子辞書、CASIO の EX-word XD-S2100 にメロメロです。スリムなボディに広辞苑、英和辞典、和英辞典、類語辞典、漢字辞典の5冊が内包されている優れモノ! 会社に辞書を持って行くのはちと重い……と思って、今まではネット環境にいればネット上の簡易解説で、ネット環境にいなければ調べること自体を諦めていたというのに、この小さなアンチクショウが来て以来、私の生活は仄かに薔薇色です。
この電子辞書、そもそもは英語のために購入した筈だったのに、意外にもと言うか、案の定と言うか……使っているのはもっぱら広辞苑です。ちょっと分からない言葉に出会えば、おもむろにバッグからメタリックカラーの小粋な彼を取り出して、ちょちょいと打ち込むことで疑問が解消するのです。こいつぁ便利だ!
ポケベル、PHS、携帯電話、モバイル、デジカメ……最新機器といわれる様々なものが出回っている昨今で、ようやく周囲の流れに逆らうことなく「こいつぁ便利だ!」と皆と一緒になって頷けるものに出会いました……うう……。2重の意味で嬉しい……。
昨日辺りからいきなり寒くなったので、気持ちが冬眠の季節に突入してしまいました……。来月からちゃんと書きますので……。
| 2000年10月の勤務表 |
| 出勤日数 20日(うち休出 0日)/勤務時間
159:35/ |
欠勤日数 0日/ |
有給休暇 1日/ |
| 月残業時間 9:35/ |
日平均残業時間 0:29/ |
今月最高残業時間 2:20/19(木) |
| 【一言】 10日は書類上、有給ということになりましたので、その扱いで記録を……。 |
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