about Ireland

留学準備etc.

(2002年5月12日更新)


 留学は、してしまった人にしてみれば順当な手続きをすべてこなして行っているものですが、する前の人にとっては何をどうするのかの見当さえ付かない手続きが多くあります。こういった手続きは、この情報が氾濫する世の中では調べれば判明するようになっています。ですから私がわざわざここで正規の手続きに関して手順など紹介しなくても、分かり易い解説サイトなどゴロゴロあるのです。
 ──と言うコトで、私は私の記録として、どんなことで戸惑い、どんなスッタモンダを経て解決して行ったのかを克明に記しておきたいと思います。

No. 小見出し一覧 更新日
第1章  査証(VISA)取得 2002/04/15
第2章  1年間の保険探し 2002/04/15
第3章  ネット環境確保のブラグ確認 2002/04/16
第4章  銀行にまつわる手数料 2002/04/17
第5章  残高証明書発行手数料 2002/04/18
第6章  貯金の秘訣 2002/04/19
第7章  海外送金手数料 2002/04/22
第8章  国際電話料金 2002/05/09
第9章  常備薬 2002/05/12
第10章  手作りAV機器ケース 2002/05/13
第11章  最終的な重量 2002/05/15




第1章 査証(VISA)取得
 日本人がアイルランドに渡航する場合、滞在期間・目的の如何にかかわらず、事前の査証(VISA)取得は必要ありません。しかし、特に長期の場合は、アイルランド大使館などにて事前に確認しておくのが望ましい──とのことで、出発が1ヶ月前に迫った本日うららかな13:30、アイルランド大使館に電話をしてみました。すると、電話口からこんなアナウンスが……。
「12:30から14:00までは、業務時間外となります」
 ……………………ふーん。さすがアイルランド大使館。日本にあってもアイルランドの空気が流れているようで……。
 まぁいいさ。そこまで言うならかけ直すよ。そんな思いを抱えつつ、今度は余裕をもって1時間後に再度チャレンジ。すると……。
「12:30から14:00までは、業務時間外となります」
 ………………今、14:30なんですけど……。ちょっとぉ……何その態度……。急いでるのに……。
 少々ムカッとしたものの、まぁそこはそれ、これから付き合う国の香りを嗅いだと思えば……。はは……。
 ──そして更に30分後。
「12:30から14:00までは、業務時間外となります」
 お前ら……もう15:00だぞ……。1日に何時間の昼休みを取れば気が済むんじゃい!

 アイルランド大使館に勤める方は電話に出る気がないようなので、仕方なくインターネットで調べてみると、本筋とはズレた恐ろしい事実が発覚しました。なんと、アイルランド大使館の受付時間は10:00〜16:00、もちろん平日のみ……。たった6時間しか開いていない大使館、しかも昼休みは1時間半……実労働4時間半ってコトなんですか? それとも受付時間が1日4時間半で、裏ではきちんと働いてるんですか??
 「これからアイルランドに1年もいるのに、こんなことくらいでカリカリしてちゃダメダメ」という妖精の囁きが聞こえるような聞こえないような微妙な感じですが、いかんせん、ココ日本ですし。残業してまで仕事をする必要はないけれど、普通のことを普通程度にする必要はあるんじゃないかと……。

 なんだか過労死する人が決して少なくない国で、かと思えばアイルランド大使館のような職場もある訳で……バランス悪いなぁ……。

【後日談】
 結局、もー査証はいらんがな、ということで一件落着しました……いや、させました。
 基本的に、アイルランドでは渡愛して現地で入学許可証などの書類を揃えて、その度毎にエイリアンオフィスなどに出向き、滞在許可を申請するという手順を取ればそれでOKなようです。
 仮に何かの手続きをしていないがために違法滞在扱いになったとしても、最悪日本に強制送還でしょー? ならもーいーよ。帰って来るよー。という気持ちで満ち満ちています……。


第2章 1年間の保険探し
 さて、査証取得はもういい、後回しだってんで、お次は保険です。
 大体1年という長期の保険がどの程度になるのかの見当すら付かなかったのですが、有名所の「AIU海外航空留学専用保険」で約10万2千円もするようで怯みました……。オランダの保険会社を使えば半額以下で同程度の保険をかけられるらしいのですが、すると今度は携行品の補償額が半分以下になってしまいます。どちらかというと、私は自分の身体よりも持参するPCの方が心配なので、携行品の補償額は譲れない……。
 保険料も結構侮れないものです。しかも、この10万2千円の保険を「かけといて良かった〜」と思える事態というのはなかなかの事態なワケで、この保険が活躍してもしなくても、どう転んでも気持ちは少々ブルーです。
 そんなブルーなワタクシが、つらつらと海外旅行保険のサービス内容を流していると、当たり前のようでいて、重い事実につまずいたのであります。
これらのセンターでは当社のご契約者の皆様に対して次のようなサービスを実施しています。

イ.保険内容、保険金支払いの対象となるかどうかのご照会
ロ.保険金請求に関するご照会、保険金請求書類の受付、保険金の支払
ハ.キャッシュレス医療サービスのご案内
ニ.病院・医師の紹介
ホ.自宅への移送
ヘ.遺体の移送
ト.親族の切符、ホテルの手配
チ.その他保険金支払いに関する事項のご照会等

 ……………………そ、そか……何が起こるか分からない海外だものね……。そら死んでしまったら遺体の移送はお願いしたいしな……。

 あらゆる角度でちょっと怯んだ昼下がり……。留学準備はまだまだ続きそうです。

【後日談】
 その後、悩みに悩んで、ヨーロッパへの留学生を対象にした GENERALI保険会社の1年間82,300円コースに決定しました。緊急時の日本語サービス&コレクトコールOKという点や、日本語を話せる医者の紹介という点が良いカナ、と。フランス(パリに日本語サービスセンターがあるので)やイギリスに留学する人にはオススメの保険かもしれません。


第3章 ネット環境確保のブラグ確認
 「査証取得問い合わせ」「海外留学保険申し込み」「VISAカード作成」「シティバンク口座開設」「ワールドキャッシュカード作成」「入学願書作成&送付」「外国送金手続き」「スケジュール調整」「ヨーロッパ旅行計画」「航空券入金手続き」「残高証明書発行」「電源プラグ調査」「モジュラープラグ調査」──現在頭の片隅に在籍中の、解決していない問題のキーワードです……。めんどくちゃいよぅ……。

 本日は願書作成と並行して、「とにかくアイルランドでネット環境だけは死守すること」というテーマの下、足場確認を行ったのですが、基本中の基本、モジュラープラグの形状を調べようとネットで検索すると……世界各国が対応プラグの形状と共に一覧表紹介されている、お役立ちのWebサイトを見付けました。やはりネットは便利です。便利すぎます。
 当然、隣国の「イギリス」はあります。「アメリカ」「カナダ」「オーストラリア」「イタリア」「ドイツ」……日本人が旅行する先や留学する先ですぐに思い浮かぶような国はほぼ網羅されています。どんな日本人が旅行するんだろうと、興味を持ってしまうような国、「ベネズエラ」「ナイジェリア」「アルジェリア」までありました。しかし……しかし……主だった国からそうでない国まで、52ヶ国分紹介されているにも関わらず、悔しいことに「アイランド」まであるにも関わらず……「アイランド」はないのですっ!!
 なんでーっ?! アイスランドよりはアイルランドの方が近いだろー。気持ち的に……。

 なんだかちょっとショック……。

【後日談】
 一応、アイルランドのモジュラープラグ形状は日本と同じ RJ-11 ということで、電話プラグは用意せずに済みました。電圧プラグに関してはヨーロッパでは一般的なBF型ですが、あちらから海外旅行などする場合も考えて、通常のBF型を数個に加え、マルチプラグを1個用意するという体制を取っています。


第4章 銀行にまつわる手数料
 気持ち的に忙しい今日この頃。
 本日東京三菱銀行での口座情報更新をして来たのですが……まぁ……この揺らぎまくっている銀行業界においてトップを誇る銀行だけあって、お高く止まってらっしゃる。行員の態度が、ではありません。利率や手数料等の設定値が、です。
 今、どこの銀行も利率は悪いのは承知していますが、利率0.01%ってなぁ……。100万円を1年間預けて、100円の利子ってコト?! 1年間100万円に手を出さずに耐え難きを耐えた暁に貰える金額で、缶ジュースも買えないって……コレどーよ。しかも、最低でも毎月10万円以上預けているとお得になるという「スーパー普通預金」に至っては、「スーパー」と「普通」という相反する単語が詰め込まれている混乱ぶりからもそのサービス内容がいかに貧弱であるか推して知るべしと言いましょうか……。
行員 「こちらの『スーパー普通預金』にしていただきますと、ATMの時間外手数料が無料、利率が0.03%など、様々な特典がございます」
鷹瀬 「0.01%から0.03%……3倍っつっても、言うなれば誤差ですね」
行員 「……申し訳ございません」
鷹瀬 「あ、いえ。あなたを責めている訳では……。えーと、10万円以上入れておけば、口座維持手数料は無料なんですよね? じゃあ、こちらに切り替えます」
行員 「ありがとうございます。それで、既存のキャッシュカードをスーパー普通預金キャッシュカードへ切り替える場合には、1050円の手数料を申し受けます」
鷹瀬 「………………100万円を3年預けても元が取れないシステムなんですか……」
行員 「……申し訳ございません」
鷹瀬 「あ、いえ。あなたを責めている訳では……」
 ………………この他にも、トラベラーズ・チェックの手数料、換金手数料、すべてが高いです。具体例で言うなら、円をユーロに換金する際、現在1ユーロ=約116円なんですが、1ユーロに対して6円の手数料ですと。利率で0.01%を設定しておきながら、換金手数料が5%ってなぁ……。JTBなどを利用すれば手数料は2円……このお高く止まり様は一体何事?!ってなレベルでしょう。

 今回色々手続きをする際に、どんな場面でも調べれば調べるほど安く上げる道が見付かって、今の時代はぼーっとしているのと、少々面倒でも調べるのとでは、同じサービスを受けているのに支払い金額が全く違ってきてしまうと痛感します。これを今回の留学費用で計算して行くと、様々な場面で多少の努力をして安く上げようと思うと、1年間で軽く50万円は節約できるのです。コレはデカいっす……。
 インターネットという個人が簡単に調べる手段を手に入れたものの、それを駆使し続けなければならないというのは、正直ちょっと大変ですね……。


第5章 残高証明書発行手数料
 様々な角度から調べることによって、「ちょっとした手間やちょっとした情報で、かなり節約できる」という事実をひしひしと目の当たりにする日々を送っていますが、調べるごとに掘り当てる「おお! こんな手段が!」というトレジャー情報に出会う喜びよりも、「あーもー、どーして分かり易く明記しておいてくれないんだよー」という調査疲れに偏りつつあります。マイライン選択のときの混乱を彷彿とする今日この頃……。
 銀行のWebサイトなど、まー、欲しい情報に行き着くのに迷路の如く……役所でたらい回しにされるのと、モニターの前でリンク先にたらい回しされるのと……事務手続きと言うものは、たらい回しされないと出来ないものなのかもしれません。一種の禊なのかも……。

 しかし、どこの銀行のWebサイトも痒いところに手が届かず、サイト作成の在り方を考えさせられました……。膨大な情報を抱え持つWebサイトは、サイト内検索機能をつけておいて欲しいものです。
 今のところ、UFJ銀行が一番分かり易かったかな? 対極にして、シティバンクとか「コンセプトは迷路?」って感じでした。

 とにかく調べれば調べるほどチャリン、チャリンと節約の音が聞こえて来るのが、海外でのライフラインとなる「お金の遣り取り」に関してですが、本当にぼーっとしていたら食い物にされるわー、と思い知る手数料の数々。またこれがどこの銀行もハッキリ書かないんだわ……。
 「手数料無料」と書いておきながら、「当行指定の換算レートが適用されます」と小さな文字で注意書きが添えられており、「? 『当行指定の換算レート』って?」と思って問い合わせてみると、その換算レートが手数料を含んでいるものであったり……。もう本当に勘弁して欲しいです……。
 マイラインの時にも思いましたが、A社料金表は「3分**円」という書き方なのに対し、B社料金表は「10円**分」だったり……。ああいう国民全員に関わるようなシステムの料金表示は、国でフォーマットを指定して欲しいものです。

 さて、話を戻しますが、銀行の利率は0.01%と小数点以下の熾烈な争いを展開しているというのに、手数料の方は反比例するかのように巻き上げられる訳でして。油断も隙もあったもんじゃない緊張の調査は絶えず続ける必要がありそうです。
 今日新たに判明した衝撃の事実は「残高証明書の発行」でした。
 留学などする際、空港の入国審査で、「私はこれだけお金を持っているので、不法労働するつもりはないですよー。本当に勉強しに行くんですってば」という意思表明のために使用される証明書ですが……
銀行で発行……手数料420円、作成期間1〜2週間
郵便局で発行……手数料無料、即日発行

 ………………なんすか、この凄まじい違いは……。手数料取るなら早く作れ、早く作れないなら手数料取るな。と思うのがフツーですよね……。420円っつったら、東京三菱銀行で言うならば「100万円を4年預けて得られる利子分」だぞっ!
 国際送金に関しても、小額の場合は郵便局の方が手数料が安かったり、郵便局もなかなかお役立ちだと気付かされます。下手に民営化してここら辺の手数料が跳ね上がるくらいなら、このまま頑張って欲しいものです……。


第6章 貯金の秘訣
 1年の留学ともなるとそれ相応にお金は掛かります。物価の安い地方を選び、ずっと同じ場所に住みつくならばかなり出費も抑えられますが、私の場合ある程度の期間ごとに転々とする予定で、しかも「このコースに入りたい」という希望があるものですから、金額は「最も安いアイルランドへの留学費用」の1.5倍ほど掛かる見込みです。しかも、せっかくアイルランドまで来たのだから、休みを利用して近隣諸国も見て周りたいと思えば、ここから更に出費がかさみ、手取り年収の半分以上が出て行きそうな予感さえします。1の収入がない上に、0.5の支出……つまり、1.5の支出です。……痛……イタタタ……。

 ──で、まぁ知人友人に「よく貯めたね」と結構言われたので、どうやってお金を貯めたのかという話を書いておきます。

 私は昔からかなりの締まり屋で、しかも旅行などの大金が出て行く趣味もなく、酒も煙草も女もカラオケもやらない質素な(?)性質上、大金を叩く先はPC購入が関の山でした。それこそ小学生の頃から貯金が好き、というかなりカワイゲのない性質を持ち合わせていた上に、とにかく働くことが嫌いなので、社会人になってからは「稼がなくて良いように無駄に使わない」という生き様が顕著になりました。
 貯金が好きというのは、「いつか大きなお金を使う場面でケチケチしたくないから」という理由もありました。なので、大きな買い物をする時には糸目を付けずにドカッと使うこともあります。そして失敗することももちろんあるワケです……。
 今でも時々思い出しては地団太を踏む勢いで悔しがる無駄遣いは、大学1年生のときにクラスメイトのPCオタクに唆されて購入してしまった Power Mac とスキャナとカラープリンタとその他一式約40万円です……。初心者のクセにPCオタクに薦められるままにパワーユーザー並の完全装備を購入してしまい、ほとんど使わないまま3年後に Windows に移行しました……。Mac との思い出は徹夜して臨んだ「まきがめ」(……ゲーム)くらいでしょうか……。高価なゲーム機と成り下がった Mac は、売り飛ばしてから数年間ほど私の悔恨の記憶に塗れて脳の片隅で燦然と輝いていました……。

 話を貯金に戻します。
 貯金は私の趣味のひとつですが、何よりも貯金が好きという訳ではないので、無趣味と言う訳でもありません。幸いにもと言うべきか、調節済みの結果と言うべきか、私の趣味はお金の掛からないことばかりなのです。

 取り敢えず私は、文章を書いていればかなり幸せです。これには並のPCが1台あれば事足ります。
 調査や情報収集が好きです。インターネット環境と図書館と本屋が周囲に整っていれば事足ります。
 散歩が好きです。履き易い靴と道があれば事足ります。
 食べ歩きが好きです。これには少々お金が掛かりますが、先ほど述べた通り情報収集が好きなので、「安くて美味しい店を探す」ことも相俟って、少ないお金で幸せになれます。
 映画を観るのが好きです。これも正攻法で観ていれば少々お金が掛かりますが、私は映画を正規料金(1800円)で観ることは余りありません。実例を挙げれば、2000年に正規料金で観た映画は1本、「シックス・センス」だけでした。他の映画に関しては、金額の高い順に、前売り券(1600円)、チケットショップ(1560円)、ペアチケット(1500円)、金曜サービスデー(1300円)、映画サービスデー(1000円)、水曜レディースデー(1000円)、映画館に特化した割引料金(900円)、試写会……といった手段で観ています。更には、内訳の半分以上が試写会なので、「映画を観るのに4桁の金額を払う」ということにかなり抵抗がある始末です。

 そんなこんなで、趣味に掛かるお金は正直な話、少ないのです。
 支出は何も趣味ばかりが原因ではありません。取り敢えず日本では、生きているだけでお金を使う仕組みになっています。世の中の小さな便利はすべて金で得ることが出来ますが、これは逆に言うと、あらゆる場面の小さな便利を自力解決して行けば、かなりのお金を節約することが出来るということです。
 とにかく定価では買わない。調べずに買わない。無駄なものは買わない。作れるものは作る。代用できるものは代用する。何かに特化したものは買わずに応用の利くものを買う。後に使える情報を調べるのに労力を惜しまない。
 どこの節約 How To 本だ、って感じですが、こんなことはクセになってしまえば大したことではありません。

 例えば、卓上カレンダーごときにお金を払うのが嫌で、毎年 Excel で9cm×9cmのカレンダーを作っていました。机の片隅に置かれた自慢の自作卓上カレンダーを指差して、友人がさも驚いたように言ったものです。
友人 「………………この白黒の卓上カレンダーはもしかして自作……?」
鷹瀬 「うん、そう。卓上カレンダーって高いじゃん?」
友人 「500円くらいのもあるよ」
鷹瀬 「だから、それが高いっつってんの」
友人 「…………え? ナニ、これ。しかも裏紙っ?!」
鷹瀬 「だって裏なんて関係ないし」
友人 「なんか小さな字で色々書き込んでるけど、どうせ自作ならメモ書き出来るようにもっと大きくしたら?」
鷹瀬 「いや、このサイズだとA4判の紙で丁度6ヶ月分作れるんだよ。そーすっと使う紙が2枚でいいじゃん? それにさ、9cm×9cmだとフロッピーディスクのケース使って丁度良い卓上カレンダーになるんだよね」
友人 「…………………………ご立派」
 アレ? なんか引かれた?? 吹き出しと目付きが合ってないんですけど……。
 会社では他の企業から配られた卓上カレンダーをありがたく使わせて頂いておりましたが、今年に入って社員が増えたために、出向社員の私が「欲しいな〜」と言える雰囲気ではなくなっていました。仕方ないので、私は去年のカレンダーの中から、今年の1月と同じ曜日配置の5月を抜き出し、休日などは赤ペンで数字を○で囲うことで、問題なく使用していたのですが……。
社員 「アレ? 鷹瀬さんのカレンダー、休日が変じゃない? ってーか、なんで5月なの? 今1月だよ?」
鷹瀬 「卓上カレンダーがなかったから、去年の5月が丁度いい曜日配置だったもんで……」
社員 「え? 何コレ、去年のカレンダーなのっ?! あ、この赤丸は納期とかじゃなくて、もしかして休日?! 休日自分で作ってんのっ?!?! どわっはっはっ! ねぇちょっと〜××さん、見てよ、鷹瀬さんの卓上カレンダー!! なんかさー、ドラマの『平成夫婦茶碗』だっけ? アレみたいなことやってるよーっ!!」
 ………………ちょっと傷付きました。
 結局、見るに見かねた親切な社員が家に余っている卓上カレンダーを分け与えて下さり、1月下旬からは2002年のカレンダーを使うに至ったのですが、それまでの会社での色々な行動、つまり正式な文書以外は絶対に裏紙で印刷するとか、裏紙を束ねてマイノートを作るだとか、幅2cmのポストイットを5枚に切り分けて使用するだとか、そういうことを毎日の生活の中でごくごく自然にしていたことも相俟って、「もしかして貧乏なの?」と真顔で聞かれることもありました……。

 その後、退職の話から留学の話もセットで明らかになり、「ああ、鷹瀬さんはそのために節約してたんだ」と言われましたが、違います。私のこういう行動は、義務感や必要に迫られてしているというよりも、身に染みついた習慣、そして最近ではどうやら私の心情を一番近い言葉で表すならば「趣味と本能でしている」という傾向が強いように思うのです。

 会社には湯沸しポットがあり、インスタントコーヒー、緑茶、ティーバックが用意されているにも関わらず、缶ジュースを1日に2本も買う人が、私には分からないのです。ほかほか弁当では「おかずのみ」という販売形態も選べるため、家からお米を持ってくれば約150円お得です。220+150=370円、この金額を稼ぐために15分の残業をするくらいなら、会社でお茶を作って、家から米を持って行って15分早く帰りたいのです。

 こんなふうに、全部の行動をいちいち振り返ってみると、平均的な会社員が1ヶ月辺りに垂れ流している無駄金は結構バカになりません。留学資金の話になったときに、「自宅とは言えよく貯めたね……」と驚かれましたが、だってお金の遣い方が全然違うもん、と思いました。
 そして、お金の遣い方が違う、というのは、残業に対する嫌悪感が違う、ということに通ずるものがあるのです。
 私は日常的に、節約行動から得られる「得」を金額換算し、その金額を自分の労働時間に換算しています。「この航空券を使えば5万円安いのか。約1週間分の働きかぁ……」という感じです。
 収入が高くても、それゆえ自由時間がなく、ゴールデンウィークなどのツアー価格高騰時にしか休暇を取れない人。片や、収入が少なくても、自由時間が簡単に作れて、閑散期狙いで同内容の旅行を楽しむ人。具体的比較をすれば、アイルランドへの航空券は同じエコノミーで最安値が約6万円、最高値が約30万円です。これって約1ヶ月分の給料の差なんですよね……。

 もちろん、出費は調整することができますが収入は与えられるものがすべてですので、上記の比較は的を射ていない訳ですが、それでも自分がいくら稼いで、いくら使っているのか、そしてコストパフォーマンスを良くするためにどんな手段があるか、ということに対する意識を高めることは、無駄なエネルギーを節約する大いなる第1歩だと思います。
 これらの省エネ行動は出て行くものを抑えているだけで、得られる結果が目減りする訳ではありません。1000稼いで500使う、というのもまた一興かもしれませんが、一般的な小市民は500稼いで300使う、とかやってる訳です。これを、500稼いで100使う、にすればなかなか良い感じで生きて行けるのではないかと。挙げ句の果てには省資源にも繋がるのではないかと。地球温暖化防止に繋がるのではないかと。長い目で見れば人間的な生活に繋がるのではないかと。
 そんなふうに考える訳です。

 さて、上記のようなことと並行して、インターネット時代に突入したことを切っ掛けに、調べれば調べるほど自分に反応が返ってくるというこの事態に、私は思いの他シアワセを見出しているようです。調べるのにかかる時間は「労力」とも言えますが、こういう知識は2度目の出費がありませんから、初期費用が少々かかってもランニングコストの削減で、結局は元が取れます。
 調べること自体、結構スキ(はぁと)という性質の問題もあるのでしょうが、コンタクトの保存液オプティフリー(450ml)が870円で投売り販売されているのを発見したときの心のトキメキは、好意を寄せる余り笑わない人の笑顔を見たときに匹敵するほど強いものなのです。何かこう身体に良いホルモンが分泌されていそうな……

 1年間の留学にあたって今月8日に購入したノートPC ThinkPad X22-75J ですが、「パソコンなんて待てば待つほど安くなるんだけどなぁ〜早く用意始めないと後々修羅場だしなぁ〜」という踏ん切りつかぬ気持ちのまま結局購入してしまった訳ですが、本日何気な〜く価格COMでその後の価格の動きを確認したら、何と現在では値が再び上昇しており、私の購入金額が底値だったのでありますっ!! うううううううううう嬉しいっ!!!!

 ──と、まぁこんな日常も悪くはないですが、やはり野に咲く花を見て、「あ、綺麗……」とか思う生活をしたい訳で、そういう側面を求めて、ちょっくら外を見てきます。

 そして、もしも留学を考えている方がいらっしゃいましたら、社会人でも交換留学の制度がある市などあるようなので、色々調べてみれば、同じ質の成果を安く得られる可能性は大きいかもしれません。是非。


第7章 海外送金手数料
 あれだけ気を付けようと思って下調べもバッチリだったと言うのに、海外送金で大チョンボしてしまいました……。
 東京三菱を使おうとシティバンクを使おうと、どちらも手数料4000円と同じだったので安心して東京三菱を利用したら……1ユーロにつき取引レートが……東京三菱は+2円、シティバンクは+1円……あぁ……。5000ユーロ送金したら5000円の損ですよ……。
 立ち直るのに時間が掛かりそう……。

 同じ過ちを繰り返す人がいるといけないので、詳細を書いておきます。
 まず基本情報として、海外送金手数料とは、海外の銀行口座にお金を送る際に生じる手数料です。語学学校への直接の事前振込時などに利用しますが、その手数料は大体の銀行で4000円です。細かく言えば、振込先の事前登録をすることで3500円に値引されるケースもあったり、私が調べた中で最も安い海外送金手数料は一定の条件を満たしたシティバンク口座からインターネット手続きによって行う送金で、これは2000円でした。
 たかだか送金するための手数料が4000円ともなれば一見高いように感じます。しかし、例えば1ユーロ≒115円として、5000ユーロ(約57万5千円)送金する場合、海外送金手数料は4000円、換金レートは1ユーロにつき1円──つまり9000円です。
 対してクレジットカード(VISAカード)で支払った場合は、クレジットカードに適用される為替レートはVISAカードの場合は海外送金時に適用されるレートに1.6%加算した金額になり、これが換金手数料に相当するため、1ユーロに対し1.84円(=115円×1.6%)──つまり、5000ユーロ送金すれば9200円の手数料が加算されていることになるのです。しかも、クレジットカードによる支払いは受け手にも手数料が発生するらしく、その受け手が払うべき手数料を請求されるケースもあるので、更に手数料の合計は膨らみます。

 あくまでも1ユーロ≒115円の場合ですが、この場合の損益分岐点は約4762ユーロ(約55万円)ですので、55万円以上の大金を送るならば、海外送金の方がお得なのです。
 しかも、先ほども書いたように一定条件を満たしているシティバンク口座さえ持っていれば、海外送金手数料は2000円です。こうなれば28万円以上送金するだけで海外送金の方がお得になってしまうのです。
 ここで気になるのが「一定条件」という曰くありげな一言ですが、この条件とは「口座残高100万円以上」と「振込先の事前登録」なので、少々厳しいと言えば厳しいのですが……。気を付けなければならないことは、事前登録には1〜2週間かかるので、学校の選定から振込先の確認は出発まで余裕をもっておくことです。私はこれで海外送金手数料2000円の特権を逃しました……。

 そして冒頭にも書きましたが、取引(為替換金)レートというのが曲者です。どこの銀行でも今では海外送金手数料は電信扱いで4000円、というのが主流のようですが、銀行によって取引レートが違うのです。私はこれで痛い目を見ました……。
 取引レートとは、例えば1ユーロの中値が115円でも、円→ユーロ(TTSレート)の場合は116円、ユーロ→円(TTBレート)の場合は114円という非常にずっこいシステムです。まぁ外貨換金手数料のようなものですね。
 この取引レートが1円高いだけで、例えば5000ユーロ送金しただけで5000円手数料を多く取られてしまう、と。そして東京三菱はこの取引レートが+2円、シティバンクは+1円だったと……。
 はぁぁぁぁぁ……。己の調査の甘さに歯噛みした1日でした……。


第8章 国際電話料金
 本当に、油断ならないというか何と言うか……。
 出発まで1週間を切った本日、スーツケースの空港宅配を頼もうと思ってWebサイトをさまよっていると、「国際電話プリペイドカード」なるものが販売されているページに迷い込みました。
 あちらから日本へ電話を掛けることは、1年もいればまず間違いなくあると思うので、もちろん国際電話をよりスムーズに掛ける手立ては準備済みでした。それが慌てて作った「JALマイレージバンク郵貯ワールドキャッシュ」というヤケクソ気味に盛り沢山な World Cash Card に含まれている、「ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC」の国際電話機能です。いつでもどこからでも、決められたアクセス番号を打つことでキャッシュレスで日本に電話が掛けられるお手軽なシステムで、当然この機能を使うつもりでした。

 ──が、ネットサーフ中に見付けたサイトでは力強い文字で「他社の同種カードと比較して大幅にお得です」とあり、そう言えば単にワールドキャッシュカードを作った際にオマケで付いてきた機能について、他社との料金比較など全くしていなかったことに気付きました。
 Ohhh! Nooooo!! 私ともあろうものが、合い見積をしていないなんてっ!! 油断してたっ!!

 早速調べてみると、これが恐ろしいほどの金額の開きがあり、私が使おうとしていた国際電話料金の方が高かったのであります。よ……良かった……気付いて……。
 と、言うコトで、長期で海外に行かれる方のために、料金比較などと共にオススメ国際電話プリペイドカード「MCIエクスチェンジカード」をご紹介します。これよりも安いものもあると思いますが、取り敢えず。

 上記2社の比較表を作った後に、嘘か誠か「GlobalTel」という脅威的な価格のプリペイドカードを見付けましたので追記しておきます……。本当なのかなぁ……桁違いなので信じられない……。

Ireland → Japan ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC MCIエクスチェンジカード GlobalTel
1分間 5分間 1分間 1分間
一般
   ※注1
通常料金
8-19時
310円 1190円 一律料金
約120円
※注2
約28円
※注3
割引料金
19-23時
240円 960円
特別割引料金
23-8時
230円 870円
ファミリー
プラス
通常料金
8-19時
269円 1035円
特別割引料金
19-8時
172円 652円

             ※注1:「一般」と「ファミリープラス」の違いは、登録手続きを取るだけで切り替えられるようです。
             ※注2:「約120円」と言うのは、カードの種類(金額)によっては119円に割り引かれることもあるからです。
             ※注3:こちらの「約」はUSドル払いのため。1ドル=130円換算しています。正確な料金は1分0.21ドル。


 MCIエクスチェンジカードの方はプリペイドカードなので、1000円・3000円・5000円単位で販売しており、使い切らなかった場合は端数の損が出て来るでしょうが、これだけ価格が違うととにかくギリギリまではMCIエクスチェンジカードを使い、残り1ヶ月くらいになった頃に最後の1枚を使い切ったタイミングでケーブル・アンド・ワイヤレスIDCに切り換えるのがベストでしょう。
 インターネットで申し込めば更に1割引だし……はぁ……気付いて良かったよ本当に。

【追記】
 ………………GlobalTelねぇ……余りに安いと逆に不安になるという人間心理が働いて困っていますが……。しかしGlobalTelも自信満々な宣伝文句を謳っているんですよね。「日本上陸前、日本の国際電話各社の料金を調査し、日本で最も安い料金に設定しました」だって。そこまで言われると……。
 MCIはどうやら音質・繋がり易さ共に抜群という保証付きなようですが、別に相手の声が雑音まみれだろうと話の要点が解かればいいし、繋がり難かろうと時間に追われた生活はしていない筈なので何度も掛ければ良いし、どう考えても120円と28円の差額には適わないよなぁ……。チャレンジしてみようかなぁ……。

【渡愛後の追記】
 結局GlobalTelに申し込みました。そして実際に既に2度ほど使っていますが、まったく問題なく使用できています。システムも簡単だし、これはお勧め! どこの国でも安いので、アイルランドに限らず国際電話を利用する方は是非ご検討あれ!


第9章 常備薬
 長期旅行などでもそうでしょうが、留学ガイドや旅行ガイドに必ず掲載されている「持ち物リスト」の中には、比較的深刻な扱いで「常備薬」の項目が必ずあると言っても過言ではありません。
 確かに、服や大抵の持ち物は多少合わなくてもどうにかなりますが、事が薬の場合には多少神経質になるのは当然でしょう。ただでさえ薬が必要とされる場面はピンチな場面の訳ですから……。
 薬を現地調達をするには、「症状を正確に伝えられるか」という語学面での問題に加え、体質的にガンジョウなガイジン(※カタカナに含みあり)が使用している薬が繊細な日本人には効き過ぎるというケースもあるようで、こんなトコロで文字通りの身体を張った冒険はしたくないものです。

 上記のようなどこか他人事のマニュアルに加え、出発直前に会った友人たちが面白いほど口を揃えて「薬はちゃんと持っていた方が良いよ」と言うので、これは真面目に聞かねば……と思い改まり、本日持参する常備薬の見直しに勤しみました。

 常備薬……と言っても、常日頃から滅多に薬を飲まない生活を送っているため、何を持って行くべきか非常に困ってしまいます。基本的に残業などせずにとっとと帰って来てしまう、ストレスになりそうな付き合いはオールぶっち、体力的に辛くなれば寝てしまうという、小学生も真っ青の無理のない生活をしているため、体力はないので丈夫ではないけれど健康、という微妙な体調を醸し出しているのですが、そういう状態に加えて更に「無理にでも体調を整えて出勤する」というタイプでもないため、熱が出れば休み、腹を下しては休み、病気は寝て治しているので、薬を飲むことは滅多にありません。(…………字面にすると酷ぇ……)
 風邪も熱も下痢も、大抵1、2日寝ていれば治る仕組みになっているようで、それを過ぎても症状が良くならなかった場合のみ薬に頼るか、病院に行くという感じで生きてきたもので、今更連れて行く薬を選べと言われても……困っちゃうのです。

 そんな私が「それでも一番使う可能性が高い薬」として選んだのが、腹痛・下痢に効く胃腸薬「正露丸」です。アイルランドでお腹を壊すほど食べ物を口にするか疑問ですが、それとは別に、正露丸はイメージ的に薬の中の薬!という堂々たる存在感があります。そう、存在感が……と言うより、あの強烈な臭いはどうにかならんのでしょうか……。
 荷物の準備をするために、10日前頃から部屋にたった15粒の正露丸を3重の袋に入れて置いておいたら……もう部屋中、正露丸の臭いで満ち満ちていますよ……。袋の中の正露丸をウッカリ触ろうものなら、もう右手の人差し指1日中正露丸臭いという威力……。

 こんな脅威の臭気爆弾をスーツケースに入れようものなら、持ち物すべてに正露丸の臭いが染み付いてしまいそうで不安です……。と言うか、既に前回のたった10日間程度の旅行の際にその問題にぶち当たっています。
 最低線、私自身は良いのです。あの強烈な臭いも別に嫌いではないですし。それどころか、1年前に1週間お世話になった家での食事が余りにも口に合わず、最終的には台所の臭いを嗅ぐだけで吐き気がするほどになったとき、この正露丸の強烈な臭いは臭覚を馬鹿にするのに非常に役立ちましたし。自室に戻ってスーツケースの救急セットを開いて正露丸の臭いをくンかくンか嗅いですべてを水に流していたあの日……懐かしいなぁ〜……じゃなくって!

 そう、私自身は良い。また、相手が日本人でも良い。この臭いに対する好悪感情は別にして、日本人であれば「ああ、正露丸の臭いだ」と理由が判明し、迷惑は迷惑でも多少心の通じる迷惑で済むのではないかと思うので。しかし、この臭いを抱えたまま、外人の家にお世話になる、もしくは外人と共に暮らす、というのはどうなんだろう……と不安になります。数年前、ニンニク料理を食べた帰り道、地下鉄電車の中で外人から物凄い勢いで喚き立てられた心の傷が癒えておらず、少々ナーバスになっております……。

 さて。このように、まだ「臭覚を麻痺させる」という特殊な用法以外に海外で使ったことがない正露丸……持って行くべきか、捨て置くべきか……。

 私のどうでもいい荷造りの悩みはまだまだ続くようです……。

【追記】
 結局、正露丸15粒と葛根湯10袋を持って行くことにしました。


第10章 手作りAV機器ケース
 今回の旅に持って行く主な重い奴らと言いますと、ノートPC(ThinkPad X22-75J)、デジカメ(FinePix 4500)、6年ほど前に購入したCDプレイヤーの御三家です。あとはこれらの製品を動かすためのACアダプターや変換器、充電器などで、彼ら御一行様の輸送にはほとほと気を使います。
 ノートPCなど、壊れてしまえばただの重しですからね……。しかし、だからと言ってその投資額を考えると、旅先でヒステリーを起こして捨て去る訳にもいかないわけで。

 今回の荷詰を行っている間に、便利と引き換えに支払う代償は「……体力?」という戸惑いがちな回答を導き出している今日この頃。「本当は『お金』って答えるべきなんだろうなぁ……」という冷静な意見が頭の片隅で木霊しつつも、重くなったスーツケースを持ち上げてはハァハァ言っている自分に、「くっそう、ダンベル体操サボるんじゃなかった……」と歯噛みしている時点で、もう私の生息地域はどう足掻いても「貧乏」なんだなと実感しました。
 ただでさえ年収の半分以上のお金が軽く出て行くことが確実な今回の留学で、もう無駄なお金は1銭たりとも使いたくないのです……っ(涙)

 さて、デリケートなAV御三家御一行を無傷で目的地まで運ばなくてはならない、というのが目下の目標であり、ノートPCとデジカメだけは機内に持ち込むつもりですが、それでも緩衝材で包む必要があるだろうということで、携帯ケースの必要性を無視できなくなりました。適当に服など柔らかい物で包んでその場凌ぎ的に断行しようかとも考えましたが、アイルランドに着いた後も転々とする予定なので、この際しっかりとしたケースを購入せねばとPCショップを彷徨ったところ、たかだかどーでもないフニャフニャのケースが1個800〜1500円もすることに衝撃を覚え、何も買わずに帰って来てしまいました。
 またこのAV機器専用ケースのシリーズ名も振るっています。その名も「可!保護」!! 商品は買いはしないがセンスは買った!

 コホン。さて、話を戻しますが。
 どこをどう探そうと、もう商品として販売しているものは最低でも3個で3000円以上はしてしまう、ということで、もう作ろうかと。だってあんなケース、布切って周囲をザクザク縫って取り出し口をマジックテープにすれば10分で出来るじゃん!みたいな。
 ──と、言うことで今度はあのスポンジのような布探しを始めたのですが……見付かりませんでした。くぅ……。

 気を落としつつも帰り道、確か家の納戸の中に梱包材プチプチが大量にあった気がする……ってことで、急遽プチプチでAV機器携帯ケースを作成することに。もともと工作の類は好きなので、もう作り始めたら楽しくなっちゃって堪らん状態です。プチプチは基本的に潰れたら最後、使いものにならなくなってしまうので、念には念を入れて3重にし、AV機器がスムーズに入るように工夫を凝らし、開閉が何度でも出来るようにビニールテープを付け、ケーブルポートが剥き出しになっているところにはクッションを作り……。

 ああもう御託はたくさんでぃ!
 見てやって下さい! 作成時間30分! 貧乏パワーが炸裂したお手製AV機器携帯ケースを!!!


ノートPCは本体部とFD&CD−ROM&DVDドライブに別れるため、
PC用のケースは2つ作成しています。





 ……………………よく年賀状に子供の写真をデカデカと載せてしまう……なんと言うかその……まぁ……ある意味……ほ……微笑ましい年賀状を見かけますが……、そしてそういう年賀状を手にした時に私が抱いてしまう感情というヤツがある訳ですが、今回は逆の立場に立ってみることで、今後届く子供の写真入りの年賀状を優しい目で見ることが出来そうです。ええ。本当に。


第11章 最終的な重量
 出発を明日に控え、取り敢えず本日中にスーツケースだけを先に空港に送らなければなりません。
 選びに選んで、詰めに詰めて……結果21kg……。明日利用する英国航空(BA)は重量制限23kgまでなのでギリギリ……。これにバックパックでPC他AV機器を機内持ち込み……。スーツケースとバックパックを合計すると28kgくらいありそうで、荷物を預けてある今はいいのですが、アイルランド到着後、荷物が出てきてからがある意味勝負です……。
 この荷物セットを持って移動かぁ……。やはり鍛えておけば良かった……。

 とにもかくにも、明日旅立ちます。