Limerick フラット探し

(2002年7月23日作成)


 2002年7月11日(木)から下準備を始め、現地で実際に20日(土)〜21日(日)の2日間、60件以上電話を掛け、街行く人に聞いて回り、合計12時間以上休みなく歩き回り、窓から家の内部を覗いたり実際に10件ほど家の内部に入って見学したりして収集した情報です。急いで作っているので雑ですが、同じように切羽詰った状況でフラット探しをしなくてはならない同志のために、少しでもお役に立てたらと思い情報をまとめてみました。
 自分が見聞きした情報のみで構成されているため、偏った情報になっている恐れがあることを念頭において有効活用していただければ幸いです。
 そして余裕があるのなら、こう言ったお手軽情報を使わずに、自分で0から情報収集をすることをオススメします。私の場合は情報誌「Limerick Post」の存在しか知らずに、土日を含む4日間のB&Bしか予約せずに、後がないガケップチの状態で現地に飛び込んだため、お陰さまで短期集中で良い経験が出来ました。情報収集の手段を考えたり事態の解決に四苦八苦することは恐らく貴重な経験になるでしょうから、こういう機会に独力で足掻いてみるのも良いかもしれません。
 また、現在は学生が帰省している夏季で、普段よりは多くの物件が出ている状態だったということも明記しておきます。



目次
No.1  リムリック大学周辺地図
No.2  エリアの特徴と解説
No.3  フラット探しの手段など
No.4  広告表記
No.5  フラット探しの際の確認事項
No.6  騙されやすい価格表記
No.7  総括とアドバイス






クリックすると地図の拡大図が見られます(※画像が重いので注意!)
※注:★印はバス停



エリアの特徴と解説
No. エリア名 特徴/恐らく偏った解説 価格例
1 Rhebogue Meadows  シェアフラットの先駆け的な住宅地で、古めかしいタイプの家が多い。住人の室によっては綺麗に生活している家もあるのかもしれないが、私が見た3件の家はすべて絶望的に汚かった。
 台所や居間は広いが、各部屋は少々手狭。そのくせ決して安くない。学生お断りの家が多いらしく、全体的に静かなことは静かだが、少々うらびれている感じがする。
 私が見た家は5人で住むタイプの家で大きくないEn-suiteが2部屋、狭いDoubleが1部屋、かなり狭いSingleが2部屋。家には洗濯場(乾燥機なし)がある。
 ULまで歩いて30分程度。SC、バス停が近いのが利点。
Single:
 50〜60e/w
En-suite:
 80e/w
2 Glenbrook  新興住宅街で現在も拡張中。私が見た家は大きなEn-suiteが1部屋、ゆったりとしたDoubleが1部屋、かなり狭いSingleが1部屋の3人で住むタイプの家(恐らく多くの家が同じタイプ)。
 バス・トイレは充分。居間、台所は広く、台所に洗濯機(乾燥機なし)が付いているタイプ。
 ULまで30分程度でSCにも近いのが利点。
Single:
 200〜230e/m
3 DROMORE area  言わずとしれた学生たちの住処。ULが用意した3つ学生村の最も新しい村なので、他の学生村に比べて綺麗で設備も格段に良いらしい。すべての部屋にバス・トイレが付いている(?) 完全に学生専用なだけあって、机や棚などが完備され、使い勝手は良い。しかし安くない。1つのフラットに5〜7人が住むタイプ。Twinもあり、1部屋に2人住むケースもある。ここに住む利点は「大学に近い」ということと現地の学生と密着した生活が出来るということ。アイリッシュの学生と交わりたい、これも経験と思う心の堅強な方にオススメ。
 以前はインターネット常時接続は無料だったが、今年から有料になったらしい。(年130e)
 洗濯機はなく、コインランドリーでの洗濯になる。
Single:
 110e/w
4 Curragh Birin  1997年頃開かれたばかりで閑静な住宅街。学生も多いが静かに暮らしたい人が多く、Professional応募もよく出ている。私が見た家は4人で住むタイプで、En-suiteが2部屋、Singleが2部屋。
 1階にあるSingleしか見ていないが(他の3部屋はバス・トイレと共に2階にある)、大きさはギリギリOKと言ったところだが、台所と居間に挟まれており、庭に面した大きな窓があっても他の住人から丸見えのため住み心地は良くないかも。この部屋には机はなし。台所、居間、共にWoodheavenに比べてかなり狭い。ただ光熱費込で夏は35e/w、9月から45e/wだったので、とにかく安く住みたいならオススメ。
 洗濯部屋はなく、台所に洗濯機(乾燥機なし)が付いているタイプ。バス・トイレは共通スペースに1個。
Single:
 35〜60e/w(夏)
 55〜80e/w(通常)
- Arda na Ghruadan
(Bru na Gruadan)
 2002年末Open予定。期待大。Curragh Birinの南に位置している建設中のエリア。
 既に応募を始めている人もいて、今年度末からの入居を募集している広告を数件見かけた。
5 Plassey Village  ULが用意した3つ学生村の最も古い学生村。狭い、汚い、安くないの3拍子揃っているエリア。勿論綺麗な家もあるが、概ねの話。1つのフラットに4〜5人が住むタイプ。
 Twinもあり、1部屋に2人住むケースもある。ここに住む利点は「大学に近い」ということと現地の学生と密着した生活が出来るということ。アイリッシュの学生と交わりたい、これも経験と思う心の堅強な方にオススメ。完全に学生対象のため確実に部屋に勉強机が付いている。洗濯機はなく、コインランドリーでの洗濯になる。
 またインターネット常時接続可能なのも売りだが95e/wはかなり高い。恐らく少々(徒歩20程度)離れた場所で、同額で快適な環境の家にある倍以上の広さの部屋を借りることが出来る。
 ※以前はインターネット常時接続は無料だったが、今年から有料になったらしい。(年130e)
Single:
 95e/w
6 Plassey Park area
Milford area
 学生の住処もしくは巣窟。Single5〜6部屋があるタイプのフラットが多く、とにかく汚い。そして狭い部屋の割に決して安くない。50〜60e/wが平均相場らしいが、夏場などは学生帰省のため30
40e/w程度に値下げするケースが多いらしい。
 大家が一緒に住む朝(昼)食付きのB&Bタイプの家もあり、少しでも静かに暮らしたいならこちらを選ぶべきだが、このタイプは70〜80e/wとかなり高い。学校へのロケーションは良いが、個人的には薦められない。
Single:
 50〜60e/w
B&B:
 70〜80e/w
7 Whitehorns
Briarfield
 ここの応募も比較的多かった。しかし私が見学の問い合わせを入れた際にすべて売約済みだったので綺麗でお買い得の部屋が多いのかもしれない。家自体は恐らくCurragh Birinと同タイプの家だと思う。 Single:
 200〜300e/m
8 Woodhaven  最近Openしたばかりの新興住宅街。ANNACOTTYエリアと同タイプの家。Curragh Birinよりも全体的に広く、En-suiteが1部屋、大きい部屋が3部屋の計4部屋タイプ。(部屋に適用出来ないほど小さな部屋をSingleとして貸し出している家もあり。またこの他に3部屋タイプもあるらしい) バス・トイレは全部で3つ。共有エリアのメインのバス&トイレが1、2階にそれぞれある。ただしお湯は風呂に入る前にタンクの水を沸かすタイプらしい。
 台所、居間、洗濯場(乾燥機付き)すべてCurragh Birinに比べて1.5〜2倍程度広く、感動モノ。
 ただし通常相場はSingleで300e/m、En-suiteが390e/mと少々高め(らしい)。ここのエリアで安く募集を出していたら、どの部屋も文句なしの合格ラインなのでかなりお買い得。
 4部屋が2階にあり、かなり広いSingle1部屋だけが1階にあるので、居間にTVがある家や住人の質が悪い家では部屋選びの際注意が必要。ULまで徒歩30分程度。SCまで徒歩5分。
Single:
 300e/m
En-suite:
 390e/m
9 ANNACOTTY area  Woodheavenエリアと同タイプの家。綺麗で広いタイプの家だが、学校まではかなり遠い。
 ULまで徒歩40〜50分程度。SCまで徒歩15分。自転車があると便利かも。
Single:
 300e/m
En-suite:
 390e/m
フラット探しの手段など
No. 手段 偏っているかもしれない解説 有効度
1 Parkway Shopping Center  場所は地図1参照。DUNNES STORESがあるショッピングセンター。ここの掲示板は小さく、掲示件数もCastletroy SCの半分以下(30件程度でもフラット情報はほんの数件だった)。
 (月・火9:00-18:30、水・木・金9:00-22:00、土9:00-19:00、日10:00-19:00)
★★★
2 University Court  場所は地図2参照。SUPARがある小さ目のショッピング街。ほんの数件の掲示情報があるケースもある。
3 Castletroy Shopping Center  場所は地図3参照。最近出来たショッピングセンター。SUPERQUINNに大きな掲示板(100件程度)あり。
 このうちフラットメイト募集は10〜15件程度。逆に「フラットを探しています」の募集もあったので、気長に探す余裕がある人は「×月×日からの50e/w程度のフラットを探しています」という募集を貼るのも手かも。
 各人が掲示用紙を店から貰って勝手に貼るタイプなので、更新時期などは不定期。
 掲示用紙の裏に掲載日の判子が押してあるケースもあるので、どの程度売れ残っているのかの参考に。日付が新しければお買い得情報である可能性が高い。しかし私が見た掲示で結構良い物件でも「1ヶ月前に貼ったけど、見に来たのはあなたが初めて」と言われたので、LimerickPostより良い物件が残っている可能性大。
 (月・火・水8:30-20:00、木・金8:30-21:00、土8:30-19:00、日10:00-18:00)
★★★★★
4 その他掲示板  シティセンターにあるスーパーの掲示板や、コミュニティ広場にある掲示板など、すべての掲示板に可能性あり。ただ基本的に家のある場所の近くに掲示されるので、大学近辺で探す場合は上記ショッピングセンターが主流。
5 情報誌
LimerickPost
 毎週木曜日発行のポスト誌。情報は多いが、良い物件は発行当日に売約済みになってしまうケースがほとんどで、逆に土日まで空いているというのは、それなりの物件であると考えて良いかも。検索結果の表示例はこちら
 既に現地にいて、木曜日に見学の予定を入れられるなら有効な手段。
★★★
6 歩いて探す  DROMORE area、Plassey Park area、Whitehorns、Briarfieldなどでは、窓に「Rooms Rent」などの張り紙がしてあることがある。Curragh Birinなどの綺麗で落ち着いたエリアではそういう募集の張り紙は見なかったので、こういうことをしているのは学生相手のヘボいフラットである可能性はある。
 同じエリア内にある家はほぼ同じような造りなので、窓からあらゆる角度で家の中を覗くなどすれば大体の家の構造が分かる。
★★
7 地元民に聞く  これは「歩いて探す」に連動する手段だが、張り紙をして募集している家主に直接聞いてしまうのも手。その際に「静かな家に住みたいのですが」などと細かく要望を言うのも良い。私の場合は最初に聞いた1人の家主が同じエリアに住む「ここら一帯の住宅事情に詳しい」という家主を紹介してくれて、連鎖式にかなり詳しい情報を得ることが出来た。 ★★
8 UL内
Student Service
 私は結局利用せずに終わったが、学生対象の情報は多く持っているらしい。しかしここを利用して探した場合、同居人は全員学生であることは覚悟しなくてはならない。
 係の人に「学部生ではなく院生と一緒に住みたい」「静かに住みたい」などの希望を言えばそれに合った情報をくれるとのこと。また、ここの付近には小さな掲示板があり、かなりお手頃価格のフラットメイトの募集の張り紙も見掛けた。学生相手なだけあって、価格的には魅力的な情報が多いのかも。しかも時期によっては担当者が家主に電話を掛けてくれるので、自分で電話する必要がない。
 (平日9:00〜17:30)
★★★★★
9 知人のツテ  友人からの紹介、他の留学生が帰国するタイミング、友人の友人がアパートを出るタイミングなどを利用して、その後釜に座るのが恐らく最も安全なフラット探しで、恐らく最も基本的な探し方。苦労も外れも少ない。
 事前に同居人の人間性なども確認でき、しかも日本人の使用していた部屋は綺麗ともっぱらの評判!
★★★★★



Castletroy Shopping Center の掲示板



LimerickPost の応募記事例

広告表記
表記 内容
 professional  要するに「社会人」、要するに「騒がしい学生お断り」という意味。
 特記していなくても電話の際に学生かどうか問われることもある。
 ちなみに「日本では社会人ですか今ここに英語を習いに来ています」と言えば大抵快諾してくれる。
 All mod cons.  「All modern conveniences」=最新設備が整っている。
 この場合の設備とは「トースター」「電子レンジ」「アイロン」「洗濯機」などを差す。
 しかし特別この明記がなくても「All mod cons」のケースが多いので、とにかく見学に行くのがベター。
 OFCH  「Oil fired central heating」=石油を燃料とする一括暖房システム
 N/S  「non smoker」=禁煙
 En-suite  バス・トイレ付きの部屋
 SC  「Shopping Center」=スーパーマーケット、ファーストフードなど含むショッピングセンター



フラット探しの際の確認事項
条件 解説 重要度
 家賃  基本。週**ユーロという表記の時もあれば月**ユーロという表記の時もあり、週額を単純に4倍計算して月額にしないこと。詳細は下の表を参照。
 また、光熱費が込みかどうかも確認すること。通常込まれていないので、「冬には家賃が上がる」ということを念頭におくべし。夏季は月平均15ユーロ程度、冬季は暖房の使用状況にもよるが平均25ユーロと考えておくと良いらしい。
 ※英語で(アイルランドで?)光熱費は「ESB and heating expenses」と言う。
★★★
 部屋のタイプ  SingleかDoubleかEn-suiteか、部屋のタイプを確認すること。下手にダブルベッドを選ぶと部屋のスペースが狭いのに家賃が高い、シーツの洗濯がシングルより余計に掛かるということもあるので注意。
 また、同じSingle部屋でも部屋自体の大きさはピンキリ。
★★
 他の住人  これが生活の質を左右するすべてと言えるほど最重要項目!
 まずは学生か、そうでないか。とにかく静かに暮らしたいなら社会人か院生と暮らした方がベターだが、学生エリアの家でも住人さえ落ち着いていれば学校に近くて学生価格の良い家を格安で借りられることが出来る。
 肩書き以前に、必ず見学の際に共に住む相手に会い、出来れば彼らの日常を聞いておくこと。また、「静かな家に暮らしたいと思っている」とハッキリ言っておけば間違いがない。
 また何人住んでいるのかも最初に把握すべき。数が多くなれば多くなるほどトラブルの可能性も高まるのは必須。しかし同時に素晴らしい出会いの確率も高まるので、最終的には運と心構えかもしれない。
★★★★★
 設備  「All mod cons.」とあればまず間違いはないが、明記されていなくても「All mod cons.」である場合がほとんどのため、取り敢えず確認することをオススメする。
 ポイントとしては、洗濯機に乾燥機が付いているか、付いていなければ洗濯物を干すスペースがあるかどうか、日当たりなども確認しておくこと。また、湯の残量を気にしなくて良い電気シャワーなのか、1日の湯の量が決まっているタンク式なのか、聞いておくに越したことはない。
★★★★
 禁煙  煙草が嫌いな方は確認した方が……。自分の部屋に入ってしまえばそれまでだが。
 バス・トイレ
 の数
 何人住んでいて、その人数に耐えうるバス・トイレ数かどうか確認は必要。またバスとトイレが一緒の場合は、誰かがシャワーを浴びている時にトイレが使えないということも念頭に置くべし。
 最新式の電気シャワーの場合は大丈夫だが、古いタイプの家ではタンクに湯を貯めて使う、つまり湯の量が限られているため、シャワーの際にお湯が出ないことがあるので、この点に関しても要確認。寒い冬に湯が出ない、もしくは水圧が低いシャワーを浴びるのは結構な苦行に相当する。一見どうでもない条件だが、風呂文化で育った日本人にはかなり深刻な話。
★★★★
 立地  学校までの距離、シティセンターまでの距離、バス停の位置など要確認。家賃が安くてもバスを使わなければ学校に行けないようだと、結局バス代が加算されることを念頭に置くべき。また自炊するならショッピングセンターの位置にも気を付けたい。食品など重い荷物を持って延々と歩くのは結構大変。日々の生活となれば尚更。雨の多いこの国では自転車も当てには出来ない。 ★★★
 住所  取り敢えず住所を聞いておいて、周りに詳しい人がいるならその住所が安全な場所かどうかも確認した方がより安心。見学をすればおおよその雰囲気は分かるけれど。



騙されやすい価格表示
表記価格 日割り 月額 euro 月額 \
35 euro/w 5 euro/d 153 euro \18,360
45 euro/w 6.4 euro/d 196 euro \23,520
200 euro/m 6.6 euro/d 200 euro \24,000
50 euro/w 7.1 euro/d 218 euro \26,160
230 euro/m 7.5 euro/d 230 euro \27,600
55 euro/w 7.9 euro/d 240 euro \28,800
250 euro/m 8.2 euro/d 250 euro \30,000
60 euro/w 8.6 euro/d 261 euro \31,320
300 euro/m 9.8 euro/d 300 euro \36,000
80 euro/w 11.4 euro/d 349 euro \41,880
89 euro/w 12.7 euro/d 388 euro \46,560
400 euro/m 13.1 euro/d 400 euro \48,000

※注1:換金手数料などを考えて1euro=120円計算。
※注2:日割り、月額表示では1ヶ月=30.5日と計算。




総括とアドバイス
 たまたまなのか国民性なのか、単に応募が少ないからなのか、私が見てきたフラットメイト募集広告は半数以上が大雑把なものでした。この場合の「大雑把」と言うのは、例えばノン・スモーカーの女性しか募集していないのに広告内容には

       Accommodation - Castletroy
       1 person required to share house.
       Tel. 086 *******

としか書かれていないなど、最初から「N/S、only female」と書いておいてくれればそういう家に住みたい人だけが応募してくるだろうし、お互いに手間ひまが省けて良いだろうに、情報の欠落が多い広告がほとんどです。

 私の場合は、当初静かに住みたいので「professional」のみを募集している家だけを探していたのですが、そういう細かい情報がきちんと明記されている良い広告には人が集まるためか、ほとんどが「Already gone.」でした。
 結局、詳細情報の明記されている広告すべてにアタックしてもすべて売約済みになっていたため、仕方なく検索レンジを広げて無条件広告に再チャレンジしたものです。

 しかしこの無条件広告は本当に無条件な訳ではなく、最初の問い合わせの電話で「学生かどうか」「煙草を吸うかどうか」など聞かれるケースも多く、とにかく1度電話を掛けて話を聞いてみるのがベターです。そしてやはり実際に見学した方が絶対に良いでしょう。数多くの物件を見れば見るほど価格の相場や良い家の条件、間取りなどを情報として蓄積することが出来るからです。
 アイルランドの家の作りとして、同じ地区に建ち並ぶ家は同じ構造のものが多いので、慣れてくれば地名を見ただけでどういったタイプの家かが分かるようになり、より効果的に部屋探しが出来ます。

 実際に見学予約を入れようと電話しても留守電になっているケースも多く、最初は(プアな英語力の関係上)躊躇して「後回し……」とかしていましたが、そのうち「そんなことをしていては時間の無駄!」ということで、「まだ部屋が空いていたら折り返し電話を下さい」とのメッセージを入れることで虱潰しに当たって行きました。
 とにかく部屋探しは「片っ端から」という気構えが大事だと思います。掛けた時間ではなく、見た件数がポイントになってくるので、無駄な時間を使わなくて良い方法があればどんどんチャレンジした方が良いでしょう。

 そしてオススメなのは、とにかく希望を言い募ることです。「静かで綺麗な家に住みたい」と主張することで、同じような希望でフラットメイトを探している人から声が掛かるかもしれませんし、現地の人から「ならばこのエリアを当たってみるといい」というアドバイスを貰えることもあります。

 恐らく日本でもそうですが、高ければ良い物件という訳ではなく、質と価格は時として驚くほど比例していません。大雑把なアイリッシュのことですから、綿密な価格調査や競争などを全くしていないのでは……と思える物件も結構ありました。(汚くて狭いのに高いとか、広くて綺麗なのに安いとか)
 安くて良い物件は探せば絶対に見付かると思いますので、特に長期滞在する予定の方は妥協せずに頑張ってみてください。

 追記
 安くて広くて素晴らしい……かのように見えた私のシェアフラットですが、7月25(金)の入居前夜に既に問題が勃発しています。問題というのは「私が選んで良い筈だった部屋が、既に他の人にあてがわれた部屋だった」ということです。代替案で挙げられた部屋は最初に見せられた部屋の半分以下のスペースで同額。結局言った、言わないの言い合いの末、希望の部屋をゲットすることが出来ましたが、「本当にゲットできたのかな……」という疑惑と、同居人とのバッドムードというオマケ付きの状態で入居することになり、ある意味「天国から地獄」の典型的な展開を迎えております。
 他人と暮らすのは心底難しいと思い知ったのでした……。
 こんなトラブルに見舞われるのは珍しいケースだと思いますが、様々な可能性を考慮しつつフラット探しに挑んでください。幸運をお祈りしております。